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あんな道(その他の道) アーカイブ

2004年10月04日

La Festa Mille Miglia 2004 が山形を通過していた

日本で唯一のクラシックカーラリーとして、その筋では有名なLa Festa Mille Miglia 2004が、今日実は県内を通過していたらしい。知らなかった。って、そんな話ばっかりだよな。

クラシックカーが5日間かけて、東京の明治神宮から南東北を抜け、横浜元町まで戻る1,000マイル(1,600km)のレース。優雅なクラシックカーが、秋の山形路を駆けていたかと思うと、仕事していたことが悔やまれるくらいだ。

HPによれば、今日の昼前に宮城蔵王町から県内入りし、上山~高畠~小野川温泉を約2時間余りで抜けて、大峠を越えて福島に去っていったらしい。沿道で目撃した人は、貴重な体験をしたと思っていいんではないだろうか。

明日は、朝早くに会津を発ち、福島県内を南下し、栃木県の茂木町に至るとか。興味のある人は、通過時間を参考に追いかけてみては。

2004年10月06日

道路案内標識にもの申す!

と、息巻いたタイトルだけど、私が誰かに文句を言う訳ではないです。

いきなり話の腰が砕けたわけだけど、国土交通省の「わかりやすい道路案内標識に関する検討会」というところで、利用者である私たちから「こんな案内標識がわかりにくい!」とか「こういうデザインの方が見やすい!」とかいう声を集めているそうです。

とりあえず、私も送ってみた。どうなるのかわからないけど。

それにしても、10月1日~7日は「全国道路標識週間」 なんだって。へー。

2004年10月11日

道路上の「落し物」について

対向車のガラス突き破り、少年重傷 山形の国道(毎日新聞)

痛ましい事件がおきてしまいました。
安全運転で快適なドライブを楽しんでいたら、対向車線から飛び石が飛んできた。考えただけでも背筋が寒くなる話だが、重さ約2kgというからなお恐ろしい。15cm×20cmというから、恐らくはダンプが積んでいたものが落ち、それが飛ばされたのだろう。

こういった場合、道路管理者と国家賠償法の話がよく出てくる。長くなるので自分で調べてほしいのだが(おい)、こういった跳ね石ではよほどのことが無い限り、責任は加害者である「落とし主」にあることが多い。前方を走っていた車が飛ばしたならいざ知らず(それでも大変だぞ)、すれ違った車のナンバーや特徴なんて覚えていられるだろうか。結局のところ、加害者を見つけることができず被害を受けた側が悔し涙を流すということが多いような気がする。
なんともやるせない話であると同時に、明日はわが身という可能性もある。
トラックの運転手さん(いや、それ以外の車にも可能性はある)、どうか積荷の落下には気をつけてください。

そういえば思ったんだけど、2kgの石が対向からそんな勢いで飛んできたということは、恐らく落とした車(アスファルトの轍の剥がれかもしれないが)と跳ねた車は別っぽいな。そういった場合、責任はどっちにあるんだ?教えて保険屋さん。

2004年10月12日

そういえば連休中に

FM山形のパーソナリティも言っていたのだけど、連休中あちらこちらでごついバイクに乗ったライダーたちを見かけた。そんな集団で走っているのは暴走族くらいだぞ、というくらいの大所帯で行き交う様は、なにやらアメリカっぽい。驚いたのは県外ナンバーの多さと、それに負けず劣らず多い県内のナンバー。おいおい、お前らいつもはどこを走っているんだ。

誰か、この週末何があったのか教えてもらえませんか。

2004年10月20日

「十三峠」活用へ調査開始・旧越後米沢街道

「十三峠」活用へ調査開始・旧越後米沢街道(山形新聞)

江戸時代に整備された旧街道を調査し、関連する歴史や史跡、文化を再発見しようという試み。うん、なかなか面白そうだ。惜しいのは、どこを通っているのか頭の中で地図が描けなかったということ。

記事の中で、「旧道を素材に地域づくりを進める県の「アルカディア街道復興計画」の一環として、」とあるけど、このアルカディアって単語はいつまで使うつもりなんだ。恥ずかしい。

2004年11月08日

運転中の「携帯」使用で40人検挙 道交法改正初日

運転中「携帯」40人検挙 道交法改正初日(朝日新聞)

道交法改正にあわせて一斉取り締まりするところがセコいけど、まあちょっとたって忘れた頃にやられるよりは、最初から叩かれた方がいいのかな。記事によれば、40人のうち6人が改正を知らなかったらしい。ちょっと待てよ、そのうち数人は「知らなかったって言えばどうにかなるかな」と思ってたんじゃないか。

電話を受けた人が23人、かけた人が9人、メールの受信で7人、そしてゲームで1人。かかってくると思わず「出なきゃ」ってなる心理はよくわかる。まして幹線道路を走っていて、しばらく信号も駐車スペースもない時や、どうしても出ないとならない電話ならなおのこと。かけている側からすれば「なんで出ないんだろう」って思ってしまうのが、携帯しているがゆえのジレンマかもしれない。着信してもぐっとこらえて、安全な場所に停めてから掛けなおすゆとりと、かけた側も「運転中で出られませんで...」と言われた時に許せるゆとりが求められているんだろうね。
っていうか、運転中にゲームなんかしている強者はなんなんだ。着信やメール受信と同じ処罰なのか。こっちの方がはるかに悪質かつ危険なような気がするんだが。

2004年11月29日

緊急非常灯消し忘れのバス、「緊急事態」とパトカー10台出動 鶴岡

バスジャック?パトカー10台出動 鶴岡(朝日新聞)

久しぶりに取り上げた話題がこんなのですいません。

> 後部に緊急非常表示が点灯している観光バスが同市内を走っていると110番通報があった。
似たようなもので、タクシーや一部の現金輸送車なんかにもこういった緊急用のランプがついているそうです。
ただ、幸か不幸か実際に点灯している場面に出くわしたことがないし、映像を見たことがない。いろいろな方面の話や記事から察するに「一目でおかしいと気付く」らしいので、見かけた人は冷静に110番通報をお願いします。中には、方向幕に「緊急事態発生」と出てくるバスもあるそうな。それはそれで何かネタのようにも見えるのだけど。

2004年12月02日

運転中の携帯、1カ月で県内摘発は206人

運転中の携帯、1カ月で県内摘発は206人(山形新聞)

摘発者206人という数字が、多いか少ないかは難しいところ。多いと見た人にとっては「自分も捕まるかもしれない」という風になるだろうけど、「たった206人」と思った人には効果がないよな。

大半が30歳台以下、受け電話というのも「やはり」と言った感じか。使用理由のレアケースにある「同乗者の携帯電話の画像を見た」という同乗者はいつまでも恨まれそう。「預金残高の確認」をしていた人は、まさかその預金が反則金で減るとは思ってなかったろうな。

> 地域別では村山76人、庄内74人、置賜51人と続き、最上は5人と極端に少なかった。
それはあれですか、最上の警察が甘いのか、ドライバーが優秀なのか。

2004年12月16日

暖冬で外出者増&漫然運転 2週間で死亡事故10件 県警が警鐘

2週間で交通死亡事故10件 県警が警鐘「外出者多く、漫然運転も」 /山形(毎日新聞)

例年なら雪が積もってもおかしくないこの時期。11月下旬から12月上旬にかけて、昨年を上回るペースで死亡事故が発生しているという。暖冬の影響で、この時期になっても歩行者が減らず、運転する側も温暖な気候で緩みがちということらしい。

確かに記事を見ると、事故といっても昨年と傾向が異なっているのは読み取れる。冬の事故は怖い、というのは誰もが知っていることだけれど、暖かい冬は暖かい冬で怖い事故を連れてくるらしい。

2004年12月17日

市町村別の飲酒運転摘発、ワースト1は山辺・優秀なのは三川

市町村別の飲酒運転摘発、ワースト1は山辺(山形新聞)
今年1月から10月末までに、飲酒運転で摘発された人数をもとに、「免許持ち1万人あたりの摘発者数」をランキング形式で発表した。それによると、ワースト3は
・42位:山形市(20.5人)
・43位:真室川町(21.8人)
・44位:山辺町(20.5人)
だって。ちなみに県平均は14.84人。多いのか少ないのかわからないけど。

逆に優秀なのは
・1位:三川町(3.9人)
・2位:温海町(5.1人)
・3位:鮭川村(8.8人)
記事に一覧表が載っているけど、これは結構面白い。傾向が見えそうでさっぱり見えないのがいい。昨年ワースト1だった中山町がワースト4位に改善した代わりに、ワースト2だった山辺町が逆転。村山のあたりは飲酒運転の恐ろしさが浸透していないのかな。代行業がいちばん多そうな気がするけどなあ。真室川が悪いというのも不思議。新庄(12.4人)や金山(11.9人)は平均以下なんだけど。

逆に庄内南部は優秀ですね。櫛引がなぜか19.8人というのを除けば、三川・温海の他にも鶴岡(9.6人)、朝日村(11.0人)など。理由?飲酒運転に対する意識の問題なのか、飲んだ人間に対する周りの環境の違いなのか、わからないけど。温海町で飲酒運転したら、摘発される前に海に飛び込みそうな気がするなあ。

なお、記事によれば、摘発者の4割が20代で、また4割の人が週末に捕まっていて、サービス業の人が1/3強を占めていたそうです。何か忘年会の話の種に使えそうです。当然、飲んだ後は運転しないように。

2005年03月09日

第28回 東北地方道路写真コンテスト

第28回 東北地方道路写真コンテスト

東北六県と仙台市、国土交通省、日本道路公団で構成される東北地方道路広報連絡会議による「東北地方道路写真コンテスト」が今年も開催されます。「東北の道路」という超アバウトなテーマのもと、小中学生・高校生・一般の3部門に分かれて募集されます。

デジカメでも参加可能ということで、けっこうハードルは低めかも。「道」っていうと、風景写真の中に溶け込む生活道路や農道のイメージだけど、「道路」ってなると人工物っぽくって意識しすぎちゃうかもしれないね。

応募を考えている人は、上のリンク先からどうぞ。4月1日から募集開始で、5月31日まで。なお、一般の部で最優秀作品賞に選ばれると、賞状・楯のほか賞金10万円がもらえます。これが10万円分のハイカだったりするとかなりシュールなのですが。

2005年03月29日

山形中心街の“南の玄関”開通-市道美畑天童線

山形中心街の“南の玄関”開通-市道美畑天童線(山形新聞)

今日の山新の夕刊にもあったけど、市内の道路が細くて一方通行が多いのは、やはり「攻め込まれにくい城下町」という街づくりに原因があるそうな。そんな数百年昔の話を持ち出して、都市計画の言い訳をされても困るのだけど、仕方ないと言えば仕方ない。戦争で極端な被害を受けなかったことも、他の大都市とは違うしね。

さて、そんなことより、キャピタルインの前のクランクを解消したほうがいいような気がするのだが。

2005年04月05日

ナンバープレートを盗んだ疑いで2人を逮捕 新庄署

ナンバープレートを盗んだ疑い(朝日新聞)

大規模窃盗団→偽造ナンバーで大跋扈
そんなイメージで記事を読んだら、

> 乗っていた外車が大分ナンバーで「地元ナンバーに換えたかった」と話し、
> 盗んだものをつけていたという。

山形ナンバー・庄内ナンバーにそんな魅力を感じないんですが。

2005年04月21日

「東北「道の駅」スタンプラリー2005」が23日からスタート

「東北「道の駅」スタンプラリー2005」を開催します(東北道の駅)

東北6県で115ヶ所もある道の駅。いったい誰が完走するんだと思ったら、前回は同僚が見事に達成してしまった。どんな職場なんだか。私は「やまがた温泉ラリー44」のレベルでお手上げだ。

なお、全部回らなくても、一定の条件を満たせば抽選で各賞がもらえるとのこと。それでも、努力賞にしたって、最低20ヶ所回らないといけないのか...。がんばれ、超がんばれ。

2005年04月22日

出羽三山と道路

かつて、今は亡きうちのじい様に「出羽三山って何?」と聞いたら「羽黒山・双葉山・前田山」と答えて、学校で大恥をかいた記憶があるが、言うまでも無く「月山・羽黒山・湯殿山」のことである。

という前フリはさておき、同僚から小粋なクイズを出されたのでメモがてら書いておく。

月山道路・羽黒山道路・湯殿山道路という、出羽三山の名前を冠した道路の中で、
Q1:有料道路でないのはどれ?
Q2:冬期間閉鎖されるのはどれ?
Q3:国道と接続していないのはどれ?

というもの。ぶっちゃけ、1つ間違えた。

A1:月山道路(そもそも湯殿山道路は、「湯殿山有料道路」が正式名称)
A2:湯殿山道路(11月~4月は通行止め)
A3:羽黒山道路(月山道路・湯殿山道路は、R112に接続。月山道路自体がR112自専道の通称だし)

2005年04月29日

鳥海山にも春到来、ブルーラインが開通

鳥海山にも春到来、ブルーラインが開通(山形新聞)

昨年も思ったんだけど、ここ数日この関係のネタばかり。(笑

それにしても、あちこちの開通式の様子をテレビで見ると、なんか似たような人が先頭にいるような気がしてならない。

2005年05月01日

六十里越街道復興の今後の計画まとまる

六十里越街道復興の今後の計画まとまる(山形新聞)

なにやら先日から西川町の志津温泉が熱いですよ。
志津温泉の景観整備のほか、遊歩道の整備も行うそうです。歩いてる人なんていたっけか。山菜を摘む地元の人しか見たことないような気がするけど。
ひなびた温泉地なので、やり方しだいによっては化けるような気がしなくもないです。

2005年05月19日

「やまがた夏のエコスタイル・キャンペーン」推進委、「ノーマイカー通勤日」を提唱

MOTTAINAI・やまがた:「ノーマイカー通勤日を」--夏のエコ推進委 /山形(毎日新聞)

試しに、去年の取組み内容を見てみた。
平成16年度 やまがた夏のエコスタイル・キャンペーン(山形県)

> 1 重点取組み項目
> (1)執務室、会議室の冷房温度を28℃に設定
> (2)ノーネクタイなど暑さをしのぎやすい服装の奨励

うわあ、ノーネクタイ→過ごしやすい→冷房の設定温度を下げずに済む→省エネルギー
という小学生が絶対思いつかないような回りくどい考え方に乾杯だ
尾花沢の雪冷房システムぐらい豪快な解決策を入れてみてはどうだろう。まずは率先して松山の県庁から。県庁の裏手の駐車場を少し潰してさ。ノーマイカー通勤の促進にもなるし、冷房も押さえられるし。

って書いたところで、県庁裏手の駐車場は慢性的なスペース不足なことを思い出した。雪の塊なんか置いた日には県民から怒号の嵐だ。むしろ、あの駐車場問題を解決するために、こんなマイカー通勤抑制の案を出したんじゃないかという気すらするね。

それはそれとして、ノーマイカー通勤というのは割と賛成。とはいえ、代わりに何で通うのよ?というのはあるので、例えば期間中バスの本数を増やすよう要請するとか、シフトしやすい環境作りも提言してくれると嬉しいな。

2005年05月20日

交通安全で異世代交流 金山町で寿大学開講

交通安全で異世代交流 金山町で寿大学開講(朝日新聞)

そうそう、じい様ばあ様って昔からその地域を見ているから、どこが危ないとかをよく知っているんだよね。子や孫にそういうのが伝わるのはいいことだよね。

と思ったら、全然違うじゃないか!
「高齢者が次の世代を担う若者に、文化や(ryを伝承する」みたいな意味で「寿大学」かと思ったら、高齢者が受講するのか。それにしても、「ちょっと一杯が・・・・・・ドカーンの巻き」これは見てみたいかも。
いずれにせよ、高齢者が巻き込まれる事故の比率は依然として高い数字で推移しているので、「ちょっと一杯が」に関らず、こういう催しが広まって、事故が減ったらいいと思った。

県道路公社ほか3公社の理事長に初の民間人

地方3公社の新理事長に初の民間人(読売新聞)
県土木部所管3公社の理事長に尾原氏(男山酒造社長)(山形新聞)

今年の1月をもって統合された(実質はまるっきり統合という風には至っていないらしいが)土地開発公社、住宅供給公社、道路公社のトップに男山酒造の尾原儀助社長が就任とのこと。なんか出羽桜酒造の社長もこういうことやってなかったっけ?

ここ十年くらいの間に、公共事業が減り、住宅市場も一段落し、西吾妻や鳥海といった有料道路も償還を迎え、規模の縮小と効率化が求められている折、単にトップが変わるだけではなくて、新しい役割を担っていって欲しいものです。いや、いらないって思ったら無くしちゃってもいいと思うけどさ。

それにしても、道路公社のHPを見て驚いたのは、霞城セントラルの中にある駐車場って、道路公社がやっているんだね。おまけに道路公社が管理しているからなのか「路線名:市道城南50号線」ってなってる。なんか、無理矢理というか不思議な感じがするね。

2005年05月25日

女性はね連絡先告げ立ち去る→電話したら別人

道交法違反:該当者に電話すると別人・・・ 女性はね連絡先告げ立ち去る/山形(毎日新聞)

こんなこともあるもんなんだ。
右足の骨が折れていて気付かなかったこの人もすごいけど、はねた側の男性が故意に偽りの連絡先を教えていたのだとしたら、とんだ頭の回転だ。気が動転して違う連絡先を教えたのかもしれないが、警察を呼ばずに去ったあたりに、「もしや?」という気がしなくもない。とはいえ、私も似たような状況で二度ほど車にぶつけられたことがあるけど、あまりに何もなさそうな場合、呼ばないこともあるけどね。特にぶつけられた側が大丈夫な場合。

ところが、こういう状況になった場合、被害者としては泣きそうな話になる。どうしたらいいだろうか。
幸いにも高校の同期に警察官がいるので聞いてみた。経理の担当だけど。

自分がぶつけられた場合、相手の連絡先を聞くのはもちろんのこと、「車のナンバープレートを控えることが大切」だという。極端な話、今回のように違う連絡先を教えられることもあるし、免許証とかを見せられても、名前や住所などの情報が多すぎて、覚えきれない場合もある。あ、メモ帳とか常に携帯しているひとなら問題ないのだろうけど。その点、ナンバープレートは10程度の文字しかないし、きょうび携帯電話のカメラで簡単に控えられる。ユニークな情報だし、警察の手にかかれば一発で相手がわかる。「プレートを偽造していたらお手上げじゃないか?」と言ったら、「それはそれで、その件でも捕まえるよ」とのこと。やるな、経理担当。

2005年06月07日

ガードレール金属片問題 県内では89枚に

新たに52カ所、総数89枚に-ガードレール金属片問題(山形新聞)

私が体調を崩している間に、全国各地でとんでもない騒ぎになったガードレールの金属片問題。「誰が?」「何のために?」などと全国紙でも大騒ぎしている中、非常に無粋な扱いをするが、人為的にどうこうというものではなく、車などが衝突した際に剥離したものだと思う。朝日新聞は、天声人語欄まで使って「地域によって見つかる個数がバラバラなのはなぜか?」などとアホを晒しているが、都市部と地方とではガードレールの延長が段違いということと、道路構造(とりわけ車線数・中央分離帯・路肩の長さが影響すると思う。後述するけど)、交通量を鑑みれば、差が出てくるのは当然だと思う。

さて、「車などが衝突した際に剥離したものだと思う」と書いたが、理由は以下のとおり。

・そもそも人為的にあの数を全国で設置するには、地下組織でもない限り無理。
・ガードレールは、進行方向の手前が上になるように(つまり、車道側から見ると左が上になるように)重なっているから、金属片が結合部に入るには、車の進行方向の逆から差し込まないとダメ。(ボルトに挟まるんだったら、進行方向からでも可能だが)
・ひっかかって剥離すると、あのような三角形の剥がれ方をする。(試しに、ヨーグルトとかを買ってきて、正規の開け口以外のところから強引に開けようとしてみてほしい。しかも開け損ねてほしい。きっと、先がとがった三角形の剥がれ方をするから)
もちろん、人為的にされたものや、車の衝突以外でできたものもあると思うが、そうそう無いんじゃないかな。

テレビや新聞の報道を見る限り、道路に対して垂直あるいは進行方向の逆に飛び出している形が多かったように思える。反対方向からガードレールに突っ込んで行った車(接触の度合は軽いものだと思う。擦った、ひっかけた程度。)のボディの一部が、ガードレールの隙間にひっかかり剥離したものと考えるのが妥当じゃなかろうか。

そう考えると、反対方向からの車がつっこんでくる危険の高い道路、すなわち中央分離帯が無かったり、車線数が少なかったり、あるいは路肩が非常に少なかったりする道路ほど、発見される数が多くなっているんじゃないだろうか。いまのところ高速道路での発見が非常に少ないのは、(もちろん人為的ないたずらが原因だとしたら、高速道路に入れないからというのもありうるけど)構造上そうした事故がめったに起こらないからだと思う。

とりあえず、発生原因について考えてみた。これと道路の瑕疵に関するお話はまた別の機会にでも。

2005年06月21日

ガードレールの金属片 大半が車体の一部 県警調べ

ガードレール金属片:大半、車の一部--県警の調べで分かる /山形(毎日新聞)

ああ、やっぱりか。そんな感じだけど。
先日、ガードレールの状況が地域によって違うのだから、地域によって見つかる数が違って当然、というようなことを書いたけど、よくよく考えたらそれもおかしい。ガードレールというものは、車道の外を「ガード」する「レール」なのだから、保守点検はこまめにやってしかるべきだ。なのに、ぼこぼこと「謎の金属片」が見つかってくるのは、「ちゃんと見て回っているの?」という話にもなる。

> 県警交通指導課課は「ガードレールへの接触など軽微な自損事故の場合、
> 多くは警察署への届け出がないのが実情」とした上で、
> 「数年にわたって蓄積されたものが見落とされ続け、一度に発見されたのでは」と推測している。
淡々と言ってるけど、「見落とされ続け」ってかなりカッコ悪いですよ。

それにしても、さすが全国ネットのマスコミはもうこの話題に触れなくなったね。

2005年07月04日

山刀伐峠など芭蕉ゆかりの地を視察-尾花沢・奥の細道サミット

芭蕉ゆかりの地を視察-尾花沢・奥の細道サミット(山形新聞)

山形で芭蕉と言えば、山寺や最上川が有名だけど、山刀伐峠も外せない。山刀伐峠は前の二ヶ所に比べて地味だしマニアックなのだけど、観光地化されていないし、当時を偲ぶことができる。

実は昨年訪れた時のエントリーが残っていないので、写真なんかをもとに再度書こうかと思ったけど、写真も残ってないじゃないか _| ̄|○

2005年07月13日

置賜の「幹線道路脇にある墓地」について-毎日新聞の記事から

取材ノートから:米沢に赴任した時から気になっている… /山形(毎日新聞)

タイトルで「新聞記事から」と書いた割には、確固たる答えを持ち合わせているわけではない。
今までまったく気がつかなかったけれど、そういえば記事にあるような
> 幹線道路のすぐ際に立地している墓地が多いことだ。
という風景かもしれない。そんなに多いかな、という気もするけど。

というわけで、どなたかご存知の方は教えてください。

2005年08月15日

「山形のみちの通信簿」を読んでみる

かなり今さらだが、今月頭に公表された通称「山形の道の通信簿」を読んでみる。
山形河川国道事務所の記者発表が「やまがたのみちの通信簿ができました。」とご丁寧にも、タイトルに「。」をつけるのがほほえましい。

要するに何なのかというと、山形県内の道路行政が「昨年度、こういうのをやろうとしてこうなりました。古今年度はこういうのをやるつもりです」という、結果報告&目標報告なわけだ。実物は、PDFファイルで「山形のみちの平成16年度達成度報告書・平成17年度業績計画書」から見られるが、なかなか腐心した様子がうかがえる内容になっている。

手のひらを返すような言い方が、目標を達成したかどうかというのは、突き詰めてしまえば国交省内部での予算消化ができたかどうかのようなものなので、こちらとしては達成度についてはあまりピンとこない。
何ができたのかという報告の方が具体的なのですよ。

例えば、自動車専用道路分担率が、目標値2.9%に対して、3.0%という結果だったと言われても、素直に「よくやった」と言えるかな?そもそもなぜ自動車専用道路負担率が高いほうがいいのか、という意義が説明から伝わりにくい。おまけに2.9%という目標値がどこから出たのかわからないからもどかしい。2.9%の目標をクリアすると、利用者にとってどうなるの?その設定根拠は何なの?と、いじめだしたらキリがない。

せっかくいい出来栄えの報告書になっているんだから、数字遊びだけで終わったらもったいないよね。これはこれで見ていて面白いけどさ。

2005年09月18日

側溝のふたに電気融雪装置・山辺の企業が販売開始

側溝のふたに電気融雪装置-アオヤギ(山辺)が販売開始(山形新聞)

きたこれ。
どうしても後回しになりがちな路肩や歩道にとって、いい話かもしれない。ただこれ、私が今必死になって持ち上げようとしたんだけど、導入コストは?維持コストは?となったときに、他のとどう比べていいのかさっぱりわからないので、中途半端な状態で締めくくりたいと思います。
でもなんとなく役立ちそうな気がする。ときに、これを通すと側溝の蓋が一続きになって持ち上げられなくなるなんてことはないよね?

2005年09月28日

酒田署、「コメンタリードライビング」普及へCD製作

「コメンタリードライビング」普及へCD製作・酒田署(山形新聞)
酒田署が交通安全CD制作(読売新聞)

以前「酒田署提唱のコメンタリードライビング、ガソリンスタンドなどが支援」でちょっと触れた、酒田警察署のコメンタリードライビングですが、どうやら音楽による普及活動を始めたようです。

まず、タイトルからして際立っている。「カモンくんの交通安全マーチ~コメンタリーでほのぼの家族~」。そもそも、カモン君が山形県警のマスコットキャラクターだと知っている人が何人いるんだろうか。そもそも俺だって今調べて知ったんですよ。歌詞を載せると少しヤバそうな気がするので、気になる人は上のリンク先からたどってください。そして、さらに気になった人は酒田署か県警本部で売っているというCDをぜひ買ってください。目指せミリオン!と思ったら限定100枚生産か!こりゃ入手困難だな!と。

2005年11月26日

ジャングル・ジャングルへの市道で落石 復旧めど立たず

東根の市道で落石-通行止め、復旧めど立たず(山形新聞)
東根の市道で岩石8個落下(読売新聞)

大きさが3~5mということで、かなり大きい岩が上から落ちてきたようだ。というか、読売新聞のサイトに載っている写真を見ると、人や車が通っていなかったのが不幸中の幸いだと素で思った。
新聞にも載っていたけど、スキー場や桜の越冬への影響も心配ですね。でも、別にここ数日すごい雨が降ったとか、雪解けだとか、地震もなかっただけに、一歩間違えれば大惨事になりかねない状況が続いてたということのほうが、心配になってきちゃうんだけど。

大字観音寺ってどこだよ、と思ったら、48号線からジャングル・ジャングルに向かって登っていくあの道だったのね。

2005年11月27日

七日町通りの冬の風物詩「光のプロムナード」始まる

恒例の「光のプロムナード」点灯式~山形市中心街(山形新聞)
街路樹に10万個の輝き 山形で光のプロムナード(読売新聞)
冬の街彩る電球10万個 山形で点灯式(河北新報)

七日町通りはいろんな道路行政上いろんな種類の道路が入り混じっているし、カテゴリは「その他」に!

それはともかくとして、今年も七日町通りがイルミネーションで彩られる時期になりました。あのへんのお店たちが「さあクリスマス商戦、歳末商戦だ」と気合いを入れる頃っていうことだね。もっとも、ちょっと前からあの通りの店舗たちも元気がなくなってきているから、そろそろこのイルミネーションたちに負けないように華やいでほしいなと、めったにあの通りで買い物をしない一市民がのたまってみます。

なお、検索していてぶちあたったのが、この七日町商店街のホームページの管理人、シモダ氏のダイアリー。24日の日記「シーラカンス」を読むとかなりウケる。あー、こりゃダメだね、っていう感じで。大笑いというより、失笑気味で。

2005年11月28日

国土交通省「手づくり郷土賞」に上山の武家屋敷通り整備事業など

「手づくり郷土賞」に東北地方から6件選定!(国土交通省東北地方整備局・記者発表)

ここのところローカルニュースでもやたら上山の武家屋敷通りの話題が取り上げられているけど、いい追い風になるんじゃないですかね。記者発表の中の「概要」欄でも、「統一感が乏しく歴史資源が十分に活かされていない状況にありました」と辛辣に指摘されているけど、まさにその通りだね。

同じ山形近郊の温泉地でも、たぶん上山って天童や蔵王に比べて知名度が低いはず。「古窯に来よう」とか言ってる場合ではなく、上山の街全体でこうやって街そのものを作っていかないと「また来よう」っていう場所にはならないんじゃないかな。

2005年11月30日

ジャングル・ジャングル、今シーズンの営業を見送り 市道落石事故で

スキー場「J×J」、今季の営業見送り・東根落石事故で(山形新聞)

つい先日の「ジャングル・ジャングルへの市道で落石 復旧めど立たず」の続報。あーあ、冬にアクセスできないスキー場なんて(月山の例とかは除くけど)意味がないよね。そりゃ営業見送りも仕方ない。
とはいえ、これによるダメージはかなり大きいですよ。記事によれば、今年は3億円の売上を計画していたということで、まずこれがパー。正社員を他の場所に振るというのはつらいけど、パートさんら80人の雇用もパー。どうすんだ地元のおじちゃんおばちゃん。何より、今シーズン遠のいた足が来年以降どうなるかというのも未知数なのが怖いね。

これがスキーシーズン中の落石でなくてよかったと見るべきか、夏ならばこんなことにならなかったと見るべきか。いやはや、とんだ災難になってしまったようです。

2005年12月01日

山形市の「路上禁煙マナーストリート」を拡大

山形の「路上禁煙マナーストリート」を拡大(山形新聞)

すでに一定の効果をあげているというこの「路上禁煙マナーストリート」。自分は喫煙者ではないので、わからないのだけど、抑制効果って本当にあるのかな。

もっとも、なんか地図を見ていると歯抜けなような気がしてならない。山銀本店前で止めずに、文翔館まで延ばせばいいのに。なんで市役所の灰皿を撤去しておいて周辺はこの指定から外すのさ。と思ったら、商店街が中心になってやっている試みなのか。ああ、確かにそういうのに噛んでいくっていうのは、残念ながら山形市にはないよね。

2005年12月07日

県内の交通事故死者、昨年に並ぶ 県外者在住者の割合が激増

県外者犠牲異常ペース-県内の交通事故死者、昨年同数に(山形新聞)

なんと県内での交通事故死者数(77人)のうち、県外者が18人という数字も驚くが、その数が昨年の6倍っていうのがすごいね。一回で多数の死者が出た事故があった記憶も少ない(よく考えたら大勢の犠牲者が出た今年の事故って、県外者が多いけど)ので、それだけ県外者を巻き込んだ事故が続いたということだと思う。

しかも、またどうで仙台市民が多いのだろうと思ったらそうでもないようだし、隣県(秋田・宮城・福島・新潟)の割合も半分ちょいくらいなのね。

県警交通企画課によると、
> 「急激に交流人口が増えたわけではなく、県外者の犠牲が多い原因は現段階では不明。
> 年末は何かと慌ただしい上、路面が凍結して危険性が増すため、一層の注意を呼び掛けていく」
> と話している。
とのこと。

県外の人にとって運転しやすい道であってほしいものです。もっともそれは、誰にとってもそうあるべきなのだけど。

2005年12月21日

高齢者運転ご用心-朝日新聞

ニュース追跡 高齢者運転ご用心(朝日新聞)

うお、朝日新聞のURLの数字記号部分の表記が変わりやがった!
というのはさておき、県内で高齢ドライバーによる死亡事故件数が15%というから、これはやはり問題だ。よく考えたら、県の老齢者人口比(但し、免許が取得できる年齢も加味して考えないとね。)から考えると、驚くほど高いかと問われると、どうだろうね。

あ、でも記事としてはよくできてますよ。問題は、これをじい様ばあ様が最後まで読んでくれるかだが。

2006年01月05日

県内新車登録台数、5年連続で前年割れ

5年連続で前年割れ-05年県内新車登録台数(山形新聞)

いや、もうこれ以上増えなくていいんじゃないの?
原因として、原油高や嗜好傾向の変化が上がっているけど、さすがにもうこれ以上県内で新車登録が飛躍的に増えないような気がする。最近はそう簡単に乗り換えない傾向がある上に、一時期の軽ブームも一段落したみたいだし、何より上顧客の筆頭格だった高校卒業生も右肩下がりだ。いや、後段は冗談だけど。
それでも、車関係の仕事の人って景気がよさそうに見えるんだよなあ、なんでだろ。

2005年の県内、交通事故死者数は5人増の82人 件数・負傷者は過去最悪

交通死者5人増 昨年の県内(読売新聞)

おやおや。なんとなくそんな気はしていたんだけどやっぱりか。
特筆すべきは、件数や死者数もそうだけど、死者数の半数近くが65歳以上の高齢者だということと、意外にも携帯電話使用中に発生した死亡事故がなかったことかな。

この狭い山形県内、約1時間に1件の交通事故が発生し、約45分に1人が負傷しているという現実。単純に負傷者が全員県民だとすると、県民100人に1人が昨年交通事故で負傷していたことになる。それは多いのか少ないのか。そして、その数は減らせることを忘れちゃいけない。

2006年01月06日

それじゃあ、この記録的豪雪にどう対応して走ればいい?

記録的大雪への対応状況について~大雪に伴う雪害への注意と安全走行のお願い~(国土交通省東北地方整備局・記者発表)

今さら言うまでもなく、今年の冬は雪が多い。なんでも雪が無いのは仙台とその半径数kmくらいだそうですよ。と、仙台の社員から言われたんだが、さすがにそれは嘘だろうな。

国土交通省の記者発表によると、この冬に発生した雪による交通障害(11回)のうち、5回がスリップしたりして立ち往生した車が原因だそうだ。おのれ、「雪がヤバいんです、多いんです」「うちら、もうこんなに除雪がんばってます」の次の項目にこれを持ってくるとは、なんたる三段落ちだ。
しかも、どうせこの冬もっとも雪害が深刻な秋田で起きているのかと思ったら、5件のうち2件は山形県じゃないか。なんてこったい!

さて、じゃあ私たち一般ドライバーはどうすればいいのか。

> 道路利用者においては、今後の大雪に伴う雪害情報等を事前に確認のうえ、
> 安全走行に対する一層のご協力をお願いします。

> 国道利用者は路面状況等を事前に把握を行い、
> 滑り止め装着による安全走行にご協力をお願いします。

おいおい。こんな時期に滑り止めを装着しないで走る車なんて自転車と乳母車くらいだよ。しかも装着していても、「滑る時は滑る」。これ鉄則。でも、そんなことは国土交通省の人もわかっているんですよね。ありきたりだけど、事前に天気予報や交通情報を把握すること。スピードを出さないように心がけること。万が一滑っても焦らないこと。無理と無茶はしないこと。そんなことを一つ一つ守っていくしかないんですよね。やっぱり自然には勝てません。

2006年01月11日

国土交通省が踏切交通実態総点検を実施へ

踏切交通実態総点検および踏切対策の推進について(国土交通省道路局・記者発表)

基本的に大都市近郊の踏切を想定しているような話だけど、いちおう取り上げてみる。何しろ山形は、日本で初めて「新幹線の踏切」を持った県ですから。県内を走る「つばさ」を新幹線と呼んでよいのかどうかは別として、今でも稀に踏切事故のニュースを見るから、できればまだまだ考えてほしいなと思います。南陽のあたりとか大石田のあたりだと、遮断機すらない踏切があったりするからね。

国土交通省、市町村道の除雪費用の支援を検討

今冬の豪雪に係る、市町村道への除雪費支援の検討に必要な調査の実施について(国土交通省道路局・記者発表)

この冬は各市町村の除雪費用が破綻寸前だとか。というより既に破綻しているところも多い。山形市では、12月のうちに当初予算を使い切ったというからビビる。そもそも暖冬っていう予想だったこともあるのかな。それにしても天気を相手にする予算っていうのがどうなっているのか、それはそれで興味あり。

おっと、脱線した。
今回の記者発表まで知らなかったのは、国道・県道・市町村道の除雪予算の色分けのこと。
直轄国道および都道府県管理道路(補助国道と都道府県道)は、雪寒地域道路事業費によって除雪を行い、しかも雪寒法によって2/3の費用負担あるいは費用補助がある。ところが、市町村道は、原則として普通交付税と特別交付税によってまかなうこととされ、どうしてもヤバい時に、国土交通省が1/2を補助するということになっているそうだ。これは交付税削減と絡まってくると、やけに深刻な話になってくるんじゃないか。ちょっと詳しく調べてみたいたいところ。ちなみに、これについては上のリンク先だとわからないことだらけなので、以下も参照。

平成16年度豪雪に伴う幹線市町村道除雪費補助の臨時特例措置等について(国土交通省道路局・記者発表)

2006年01月12日

雪を道路に投げるのはマナー違反

取材ノートから:12月からの豪雪で、米沢市でも除雪した… /山形(毎日新聞)

ああいるいる、自分の家の前の雪を道路に捨てるドあほう。そもそも道路というのは雪を溶かすための場所じゃない。まして、大規模に排雪する場所を「雪捨て場」と呼ぶくらいなので、これはもうゴミを道路に捨てていると同じと言っても過言じゃない。
彼らの論理としてはこうだ。どうせすぐ溶ける、道路面は既に圧雪なので大して変わらない、他に雪を移動する場所がない、危ないのは運転者の腕もある、いやもう、お前らの家が雪で潰れてしまえと思う。

私も、みんなが我慢してるから我慢して、なんてことは言わないが、自分の論理で他人に迷惑をかけるなと。他人の「一瞬のヒヤリ」「税金による道路の除排雪」と、自分の「雪捨てのめんどくささ」「周辺環境の悪さ」を天秤にかけるなタコ。

2006年01月13日

JAF大忙しの年末年始

バッテリートラブルがトップ~年末年始のJAFロードサービス救援件数は6万件超~(JAF・JAFニュース)

JAFが発表した年末年始の出動件数などの状況によると、意外なことに今回の年末年始は、出動件数が1/7ほど減少したらしい。その理由として、「全国的な雪に見舞われた前年同期に比べ、北日本や日本海側など一部の地域を除き、比較的安定した天候だった」というのは、なんか意外な感じがする。地域別に見ても、北海道が5%増だったほかは全て減少。東北地方全体でも-14%ということだから不思議だ。
なお、トップ4は「バッテリーが上がった(全体の33%)」「キー閉じ込み(同13%)」「落輪(同9%)」「パンク(同9%)」だそうな。ちなみに、パンク以外は全て経験済みの自分。

と、思ったらこんな記事も。大雪の影響 各方面に(コミュニティ新聞酒田版)によると、12月に庄内地方であったJAFの呼び出しは、前年同月比で40%増だったそうな。やっぱり地域によるんだね。しかしまあ40%増とは極端な。
さらに、出動要請の理由も庄内らしい。トップ3は「吹きだまりに突っ込んだ」「脱輪した」「農道から田んぼに転落した」。これで1/3を占めるらしい。ちなみに、これも全て経験済みの自分。あ、吹だまりに突っ込んだのは近くにいた人の助けで脱出したか。

2006年01月15日

ジャングルジャングルへの道

黒伏高原スノーパーク・ジャングルジャングルへの道を行けるところまで行こうとしたんだけど、やっぱりこの看板のところでやめました。
黄色い大きな東根市の看板の横に、雪の塊に隠れてしまいそうなジャングルジャングルの看板。
営業再開のメドはたっていません、という文章を見たら、興味本位で来た自分が恥ずかしくなった。

2006年01月18日

そんなこと言われても困る標識・冬ver

以前お遊びでお送りした「そんなこと言われても困る標識・夏ver」が(カミさんに)大好評だったので、懲りもせず冬verをお送りします。

番外:凍結注意&スリップ注意

番外:凍結注意、スリップ注意(西置賜郡白鷹町・R348)
「冬だから凍るのは当たり前」「スリップするのも当たり前」というのもあるし、まあ対応できなくもないし、というのもあるけど、今回は個人的には番外扱い。普通はこれが冬の「○○注意」の一般的な標識かもしれないけどさ。むしろ雪国の人間を自称するなら「滑ってからが腕の見せ所」くらいのことは言ってほしい。自分、絶対見せられませんけど。

第3位:荒天時波しぶき注意

第3位:荒天時波しぶき注意(鶴岡市温海地区・R7)
ヤバいヤバい。もう冬の庄内の風物詩。他県どころか内陸の人もこれを甘く見ている人がいるけど、温海以南の7号線や由良温泉の県道を冬に走る場合、波しぶきは避けて通れない。当然、防波堤みたいなものが海側に連なっているけど、そんなのお構いなしに乗り越えてくる。こっちも油断しているし、波なんて前触れもへったくれもないから、不意打ちもいいところだ。放水車の一撃を食らったデモ隊の気分になれる。デモ隊に参加したこと無いけど。
何が怖いかと言ったら、車が波をかぶることより、波をかぶって動揺した運転手がハンドルを切ったりすると大惨事。カウンターのように襲い掛かってくるので、「注意」と書かれてももはやどうしようもない代物。そのくせ破壊力は右ストレートだからやっかいだ。

第2位:地吹雪注意
第2位:地吹雪注意(米沢市・米沢南陽道路)
庄内もそうだけど、米沢盆地も地吹雪の多発地帯として名高い。雪のない地方の人には、この地吹雪と吹雪の違いを説明するだけで一苦労だ。とりあえず前が見えなくなることに関して言えばほとんど同じなのだけど、簡単に説明するためにはこうだ「吹雪は天気予報を見ればなんとなくわかるけど、地吹雪はできない」。厳密にはこの説明も大嘘なのだけど、関東の人にはこの程度で充分だ。

この「注意」の看板の厄介なところは、ともすれば一旦地吹雪になると「地吹雪注意」の看板が見えなくなるという点だ。「ちくしょう地吹雪かよ!」と叫んだ横で「地吹雪注意」と書かれてもどうしょうもない。そもそも「注意」と言われても、何をどう注意しろと言うんだろうか。そして、往々にしてあざ笑うかのように「地吹雪注意」の遥か手前で地吹雪が始まるという、まこと管理者泣かせの自然現象だ。

第1位:なだれ注意

第1位:なだれ注意(西置賜郡白鷹町・R348)
どう考えても不動の第1位はこれ。その恐ろしさは、疾きこと雪崩の如く徐なること雪崩の如く(ry、とにかく最強なのです。破壊力もさることながら、事前の予測が不可能かつ回避もほぼ不可能というからたちが悪い。何せ、雪崩は始まる瞬間までほとんどわからない。というか車に乗ってると始まっても多分わからない。のほほんと天気予報で「明日は雪崩にご注意ください」と言われても、むしろ何に注意すりゃいいんですかっていう話。たぶん、この標識を立てた人も「いやぁ、ぜってぇこれ注意しようがないよな」とか思ったに違いない。

2006年03月07日

写真を撮るパーキング「とるぱ」の募集がスタート

写真を撮るパーキング「とるぱ」を募集します(国土交通省東北地方整備局・記者発表)
東北とるぱ!

「写真を撮るパーキング」→「とるぱ」
いいねえ、こういうセンス。国交省っぽくって。(誉めてねえし

国土交通省が、道路沿線のおすすめ撮影スポット・およびそこにいくための安全なパーキングの情報をまとめるというもの。なるほど。おすすめ撮影スポットってだいたい既に駐車場があったりするんだけどさ。むしろ、おすすめ撮影スポットなんだけど、駐車場が整備されていなくて困ってる場所、なんてのを募集したほうがいいんじゃないのかね。

ホームページでは、東北地方の「とるぱ」を広く募集するとともに、集まった「とるぱ」を公開するという。ホームページにあるような、地域の活性化だとか、渋滞・迷惑駐車・交通事故の減少につながるかどうかは未知数だけど、それまで知らなかったビューポイントを知ることができそうな気がします。

もともとは九州の整備局が始めたんだけど、それが全国に展開されたっていう感じみたいですね。
九州とるぱ
すごいな。駐車場って、てっきり国道とかの脇にある駐車スペースだったり、景勝地に整備された駐車場のことを指しているのかと思ったら、神社の駐車場っていうのもある。移動手段を車に絞った、観光地リストみたいな感じになっていくのかな。

で、改めて、東北とるぱのホームページ見たけど、まだまだできたばかりでちょっとコメントに困る。「とるぱ」もほぼゼロだしね。というかゼロだしね。
我こそはと思う人は、「よい撮影スポット」「よい駐車場」であれば、被写体が自然でも文化的景観でも、都市景観でもなんでもOK(人物除く)だそうなのでぜひ。よし、「山形の情報だけやたら多いんですけど」っていうくらいに埋めてやれ。

2006年03月08日

第29回 東北地方道路写真コンテスト

2006年 心に残しておきたい「道」の写真を募集!(国土交通省東北地方整備局・記者発表)
東北地方道路写真コンテスト(国土交通省東北地方整備局)
第29回 東北地方道路写真コンテスト(国土交通省東北地方整備局)

東北六県と仙台市、国土交通省、東日本高速道路東北支社で構成される東北地方道路広報連絡会議による「東北地方道路写真コンテスト」が今年も開催されます。「東北の道路」という超アバウトなテーマのもと、小中学生・高校生・一般の3部門に分かれて募集されます。

デジカメでも参加可能ということで、けっこうハードルは低めかも。「道」っていうと、風景写真の中に溶け込む生活道路や農道のイメージだけど、「道路」ってなると人工物っぽくって意識しすぎちゃうかもしれないね。

応募を考えている人は、上のリンク先からどうぞ。4月3日から募集開始で、5月31日まで。なお、一般の部で最優秀作品賞に選ばれると、賞状・楯のほか賞金10万円がもらえます。


と、去年の「第28回 東北地方道路写真コンテスト」丸写しで書いてみる。

2006年03月24日

冬の終わり~県・国土交通省が「道路雪害対策本部・支部」を解散

【防災情報】 山形河川国道事務所 雪害情報 (第2報) (終報)(国土交通省山形河川国道事務所・記者発表)

R13の栗子峠なんかでも、走っていて道路脇の斜面程度にしか雪が残っていないのだけど、県内の道路関係機関も上のリンク先にあるように県の「道路雪害対策本部」および国土交通省の「支部」が解散になりました。さて、今年は峠を攻める予定もないので、冬タイヤ脱がないとだな。面倒なので履き潰そうと思ってたけど、カミさんと要相談かな。

2006年04月20日

県内で右往左往している車がいれば、それはきっと私です

取材ノートから:東京で2週間の研修を終え… /山形(毎日新聞)

> 県内で右往左往している車がいれば、それはきっと私です。

県外から来た人は、なぜか必ずそう言うんだよね。社交辞令なんですかね。
県民だから贔屓目に見ているのかもしれないけど、山形県内の道路って、一部を除けばめちゃくちゃわかりやすいです。少なくとも仙台や東京(他に長期間滞在したことのある大都市が無いけど)よりはわかりやすい。
七日町なんかの街中では一方通行が多いけど、それを除けば中途半端に広い道路が多いので、困ったらとりあえず路肩に停めることもできる。そのくせ、路上駐車が大迷惑というような場所も少ないしね。それこそ七日町のタクシーくらいかなあ。やけに方向案内の青い看板が頻繁にあるので、地名に慣れればこっちのもんだと思う。
田舎に出れば出たで、何しろ高い建物が少ないので一瞬戸惑うが、東西南北がわかれば後はどうにでもなる。というか、よくわからず元の道に復帰していることもしばしばだ。
そして、何より山形県のよいところだと思うのは、右往左往している車がいて、聞いたら丁寧に案内する風土があるというところだね。最初はかなりビビる人が多いけど、シカトする人はまずいないと思う。もっとも、道案内に多分に方言が含まれるので、県外の人が理解できるかは、賭けの部分が強くなっちゃうけどね。

ん。いささか褒めすぎたかな。

2006年04月27日

JAFがゴールデンウィークにありがちなトラブルを公表

お出かけ前にお車の点検を!!~2006年ゴールデンウィーク~(JAF)

ゴールデンウィークだもの、っていうんで遠出する人も多いと思うのだけど、どうやら我が家はそんな予定はなさそうですよ!

そんな生活感溢れる前フリはどうでもいいとして、困ったときにしか使わない(むしろ、それでいい)JAFが、この大型連休を前に去年のゴールデンウィークのトラブルデータをもとに、注意点をまとめている。
早い話が、「ゴールデンウィークの運転で陥りやすい罠」というわけだ。かなり大げさだけど。

一般道と、高速道路でのトラブルの上位は、それぞれ以下の通り。
○一般道
 ・1位:バッテリーあがり(30.77%)
 ・2位:キー閉じこみ(19.91%)
○高速道路
 ・1位:タイヤのトラブル(26.34%)
 ・2位:燃料切れ(10.42%)

一般道はちょっとした不注意によるものが、高速道路は事前のケアが欠けていたものが多いのかな。JAFによると、高速道路の「タイヤトラブル」には、
> 異物を踏んで発生する「パンク」のほか、
> 空気圧が適正でないためにタイヤが破裂する「バースト」なども目立っていました。
とのこと。
少し早めの給油と、スタンドでのタイヤ・エンジンルームの点検をセットでやっておきたいところですね。

ちなみに、高速道路の燃料切れで陥りやすいのは、「サービスエリアに行ってみたらガソリンスタンドが閉まっていた」という落とし穴。
山形県内の高速道路で言うと、県内唯一のSAである寒河江SAは、営業時間が7時から20時。このほか、東北地方のSAで見ても、東北道花輪SA(上)や秋田道錦秋湖SA(上下)が8時から20時、東北道津軽SAが7時から19時だったりするので、要注意なのです。真っ暗になったSAでぽつーんとするのは、想像以上に切なくなることは、さすがの私でも容易に思い浮かぶぞ。
皆さん、安全運転で。

県内の交差点に所在地をわかりやすくする標識設置

交差点所在地をわかりやすく ~標識を設置します~(国土交通省・山形河川国道事務所)
交差点所在地をわかりやすく ~標識を設置します~(国土交通省・酒田河川国道事務所)

おお、これはぜひやってほしい。できれば県外の人がわかりやすいようなそういうやつね。それこそ、県庁の前のR286交差点に「県庁前」とかから始めてもいいから。難しいんだけどね、この「観光立県山形の支援等を目的に、来訪者等が現在どこにいるのかという現在位置の認識を容易にするための、交差点の所在地等を示す標識の設置」っていうのは。
県内の約210の交差点に今年度中に設置するらしいんだけど、ネットでのパブリックコメントを募集するらしいので、名称とかについてがしがしコメントをお寄せくださいな。

ていうか、「今回整備する標識のイメージ」の例がR13の「尾花沢市下新田」かよ!ピンとこないことこの上ないね!

ちなみに、私が激しく希望するのは、上山市のR13のエコーライン分岐の交差点を「でん六前」にすること。「エコーライン入口」とか「上山市蔵王の森」「上山市金谷」じゃおもしろくないし。

(補記)
28日付読売新聞(電子版)にも「国道と県道交差 210か所に地名標識」で載ってた。

2006年04月28日

「駐車監視員制度」のガイドラインが発表

6月スタートの「駐車監視員制度」、山形署がガイドライン(山形新聞)

ちょっとでも目を離したら駐車禁止になる
と、噂と前評判が先行している「駐車監視員制度」。山形警察署が「ガイドライン」ということで、重点路線と最重点路線を発表した。

ということは、ここに停めると危ない、もとい、ここが路上駐車のひどいところだと警察も認識しているポイントっていうことだね。最重点路線では5時から22時まで、重点路線は7時から20時までが巡回時間だとか。うわ、5時から22時って巡回するほうも大変だな。

ガイドライン図

2006年05月11日

山形市役所、「ノーマイカーデー」を今回から職員に推奨

MOTTAINAI・やまがた:「ノーマイカーデー」、今回から職員に推奨/山形(毎日新聞)

一見して、いい話だけど、よく見たら
> 今回初めて、月1回以上、通勤時に自家用車を使わないノーマイカーデーを
> 各職員が設けることを推奨する。

月1回かよ。この最低ラインでいくと、6~9月で4日のみ。微妙だ。何事も小さな努力の積み重ね、っていうのはよくわかるんだけど、積むものが小さすぎやしませんか。そもそも市役所なんてそれなりに交通の便もいいのだから、週1回とか、しかも推奨じゃなくて半義務っぽくできないかなあ。

と、市職員でもないから言ってみる。

去年も似たような話を取り上げていたな。「「やまがた夏のエコスタイル・キャンペーン」推進委、「ノーマイカー通勤日」を提唱

2006年05月15日

旧街道の新緑満喫 二井宿峠古道ハイク 山形・高畠

旧街道の新緑満喫 二井宿峠古道ハイク 山形・高畠(河北新報)

ぐぐっていたら、今回の企画の後援をしている「とうほく街道会議」というのを見つけた。へええ、なかなか面白いね。そして、いつも不思議に思うのは、こういうのってけっこう人が集まるんですよね。自分だったら絶対行かないけど、こういうの。

2006年05月17日

山形・宮城県境の観光はレンタカーで 南陽市・高畠町らがPR

県境観光、レンタカーで 宮城・山形の推進協がPR(河北新報)

2006年05月26日

バイオディーゼル燃料使用のバス、軽油引取税が壁 県に減免要請

地球に優しい廃油再生燃料 BDF 軽油引取税 壁に バスに試験導入の山形市 知事に減免要望(読売新聞)

2006年05月29日

駐車監視員の研修会が開かれる

違法駐車想定し研修 駐車監視員制度(朝日新聞)
放置車両の民間監視員の講習会開く(YTS)

幼稚園児を対象にした交通安全教室 クイズで楽しく交通ルール

交通安全教室:園児ら、クイズで楽しく交通ルール学ぶ--山形/山形(毎日新聞)

増加に歯止め 暴走族の取り締まり訓練

増加に歯止め 暴走族の取り締まり訓練(YTS)

違法駐車の取り締まり強化、ドライバーに必要なのは判断基準

違法駐車の取り締まり強化、ドライバーに必要なのは判断基準(Auto Gallary Net)

2006年06月07日

101件の「東北とるぱ」が掲載 山形は東北最多の36件

101件の「東北とるぱ」をホームページに掲載しました(国土交通省・東北地方整備局)
東北とるぱ!(東北とるぱ!)

101件のうち、山形が36件もあるなんて予想以上だ。
なんか思っていたよりも、しょぼいというか、お手軽な写真でも載ってしまうんですね。
カレンダーに使えたりとかデスクトップにしたくなるような写真がないなあ。

2006年06月09日

後部席のシートベルト、付けないと致死率4倍

後部席のシートベルト、付けないと致死率4倍(読売新聞)

JAF「道路の満足度と今後のあり方に関するアンケート」 山形県民が求めるものとは?

6割の人が道路の改良を希望、4割が生活道路を最優先に(JAF)

1万人を超える人から回答があったというこのアンケート。ちょっと詳しく見ていく時間がないんだけど...。
まずプレスリリースで最初にあがっているのが、道路改良の必要性だ。アンケートでは道路改良の必要性について、6割前後が「必要」と答えているとし、特に幹線道路については7割近くが「必要」と回答しているという。なるほど。さらに、優先度については「身近な生活道路」を上げた人がもっとも多く、約4割。なるほど。

次いで、各道路に望むことで最も多かった事項は、というと
・高速道路→利用料金の値下げ(63.3%)
・地域間幹線道路→車道幅の拡幅・車線数増加(48.1%)
・市街地幹線道路→車道幅の拡幅・車線数増加(45.4%)
・生活道路→歩道や自転車通行帯、路側帯の設置や拡幅・車道との分離(46.5%)

なんか面白くない結果だな。

ちなみに、逆を見ていこうとすると、まず改良の必要性が最も少なかったのが高速道路で51%。それでも半数以上が改良の必要性を感じているのか。これは意外だ。何をどうやって改良するのかあまりよくわかんないな。路面の補修っていうレベルの話じゃないだろ、これ。

おっと、最後に都道府県別の「すすめて欲しい施策」というのがあったので山形verを書いておこう。
・高速道路→新たな道路の建設・延伸(57.1%)
・地域間幹線道路→車道幅の拡幅・車線数増加(57.8%)
・市街地幹線道路→車道幅の拡幅・車線数増加(63.9%)
・生活道路→歩道や自転車通行帯、路側帯の設置や拡幅・車道との分離(53.6%)

あら?高速道路について全国と違ったね。全国では21.4%の人しか答えなかった建設・延伸が、山形では過半数となって1位に出現した。ちなみに、全国的に見てもこの項目がトップになったのは、和歌山(料金値下げと同率で53.4%)・鳥取(63.9%)・島根(57.7%)・宮崎(62.9%)の計5県だけ。まだまだ山形の声というのは、「造れ」っていう要望っていうことなのかな。ちなみに県内分の料金値下げは54.8%でした。こっちもぜひ、ということで。建設と値下げは二律背反とは言い切れないでしょ?

2006年06月20日

2005年度版「山形の道の通信簿」まとまる 12項目で目標達成

05年度県内道路整備、12項目で目標達成~検討会で報告(山形新聞)

メモ。

2006年06月23日

チャイルドシートの使用率、24.5%で全国最下位

チャイルドシート使用率 県内24.5% 全国最下位(読売新聞)

すげえ、さすがにチャイルドシートといえども全国最下位となると、驚く。
全国平均が49.4%なので、半分っていうのはさすがにまずいよね。なんでだろう?って理由を考えると、記事では県警交通企画課の話として
> 「使用義務化以降に生まれた子どもの親の中には、制度を知らない人も多く、
> これが使用率の低下につながっているのでは」と分析する。
なるほど。全国平均を大きく下回っている理由はよくわからないんだけど、安全のためにもやっぱりつけるべきだと思いますよ。後部座席にも推奨されている世の中だしね。

2006年06月26日

雨の日の事故は降り始めに多い 兵庫県警の調査

昨年の降雨時人身事故 降り始め1時間内4割 県警分析(神戸新聞)

まったく別の県の話だけど、梅雨まっさかりなこの時期、山形でもまったく参考にならない話じゃないだろうからピックアップしてみる。この調査によると、降雨時の事故の発生件数のうち、降り始めから1時間以内に起きたものが40%を占め、2時間までで60%になるという。「兵庫の雨が長く降らない」っていうことだとこれはあてはまらないのだけど、さすがにそれを言い出したらねえ。

さらに、「弱い雨」が降っていると、1時間あたりの事故発生件数が、一般道で非降雨時に比べ2倍、高速道路だと3倍になっているという。なるほどね。記事はこんな風にまとめています。ご参考にまで。

> 雨の降り始めには、路面の油や土砂などの微粒子が雨と混じり、すべりやすい膜が形成されるため、
> ブレーキをかけたときにスリップ現象が発生しがち。速度を落とし、
> 車間距離を長めにとることなどが注意点という。

2006年06月30日

国土交通省・東北地方整備局が2006年度版「5年で見えるみちづくり」を公表

2006年度版「5年で見えるみちづくり」策定(国土交通省・東北地方整備局記者発表)
東北の5年で見えるみちづくり(国土交通省・東北地方整備局道路部)
77区間整備を明示 東北整備局管内06-10年度(河北新報)
上山バイパス、09年度全線開通-東北整備局が道路事業目標(山形新聞)

いやあ、特に目新しい感じのものはなかった気がする。R13上山バイパスにしろ、R113赤湯バイパスにしろ、なんとなくそんなもんか、っていう感じだし。できればこういうのを県もやってくれないかなあ。既にやっていたらごめんなさい。

2007年01月05日

06年の県内交通事故件数は5年ぶり8,000件台、死者数は49年ぶり50人台

06年の交通事故発生は8859件-5年ぶりに8000件台(山形新聞)
2006年の交通事故死者、51年ぶりに6千人台前半(読売新聞)
昨年・東北交通事故死者 48年ぶり500人台に減(河北新報)

昨年(2006年)の交通事故の関係の話題の一つは、なんといっても交通事故による死者数が51年ぶりに6,000人台の前半(6,352人)になったことだろう(飲酒運転の話とかはひとまず置いておく)。
東北6県に限って見ても、死者は600人を切った(527人)。これは48年ぶり。
さらに山形県に目を移すと、鳥取、島根といった死者数下位の常連県に続いて全国3位というすばらしさ。死者57人と、60人を割ったのは49年ぶりだそうな。

しかし一方で事故件数を見ると、全国的、そして山形県も減少に転じた(全国は2年連続で減少)が、死者数が平成8年に1万人を割ってから猛烈に減少していった(10年間で2/3以下)のに対して、事故件数そのものはようやくピークを越えたかどうかといった状況だ。

この捉え方は恐らく2つあって、「事故が起きても致死率が下がった」というのと「大事故が減って小規模な事故が増えた」というもの。
前者は警察さんがよく言う話であるのだけど、例えば「シートベルトの装着率の上昇、啓蒙活動によって死亡事故が減っている」というものだったり、「救命救急の向上によって助かる命が増えた」というもの。なるほど。シートベルトの話は嘘くさいと思うけど、これは確かに一理あると思う。

しかし、後者のような部分もかなりあるのではないかと考えている。例えば県内の昨年の交通事故死者を見ても、65歳以上の高齢者の割合は依然として4割を超えているなど、高齢者が事故に関係する割合は非常に高い。こう書くと失礼にあたるかもしれないが、間違いなく「事故に遭いやすい」人が今後も増えていくのだ。さらに書くと、こうした高齢者は事故の当事者にもなりやすいのではないかと思う。それは反応速度の低下とかまあもろもろあるだろうが、素人の推測でも、飛ばしたがりの若者と同じくらい高齢者の運転は怖いものがある。九州管区警察局がまとめた交通事故発生状況によれば、事故の第一当事者となる高齢者はやはり増加傾向のようだ。「事故に遭いやすい」「事故を起こしやすい」人たちが増えていく以上、事故件数の減少はかなり難しいのではなかろうか。

そして、いちばん嫌なのが、この昨今の「交通事故の死者数が減った」というのを世の中の人が「事故が減った」と勘違いすることだ。車を運転する以上事故の危険は常に隣り合わせだし、いつ自分がその身になるかわからないことを肝に銘じておかないとまずいよね。

2007年01月17日

朝日町のR287にある明鏡橋が、選奨土木遺産に認定される

明鏡橋(旧橋)がH18選奨土木遺産に認定されました(山形県・道路課)

朝日町のR287旧道の名狭窄ポイントであり、名ビューポイントでもあった明鏡橋が、財団法人土木協会(すごいところなのかどうかは知らない)から「土木学会選奨土木遺産」に認定されました。

平成18年度選奨土木遺産(財団法人土木協会)

ここは私も好きな場所なので、どんな賞なのかあまりよくわかっていなのだけれど、嬉しいですね。山村風景を抱きながらとうとうと流れる最上川。その風景を邪魔することなく見事に溶け込む美しい橋です。今年で竣工70周年だったんですね。

2007年01月24日

1月に入って死亡事故が急増 山形県警が街頭指導の強化など緊急作戦

死亡事故ゼロへ緊急作戦、街頭指導を強化・県警(山形新聞)

ここのところ交通事故、特に死亡事故のニュースが多いなと思ったら、山形県警がきょうから金曜日まで「交通死亡事故抑止緊急3日間作戦」というのを行うそうです。いつも思うけど、こういうのって「呼びかけを行う」という警察官の実際の行動よりも、「警察でこういうことをやります」っていう周知・報道のほうが「事故が多いんだな」っていう警戒心を呼ぶ気がするんだよね。皮肉なことに。

記事によれば、1月に激増した死亡事故を詳しく見ると、やはり高齢者による事故が多く、しかも、

> 道路凍結によるスリップ事故など「冬型」の事故よりも、
> 昼すぎから夕方にかけて、ドライバーが歩行者に気付かずにはねるなどの
> 「秋型」の事故が目立つのが特徴。

という、半ば納得で半ば意外な事実。そういえば、秋と冬とでは雪や凍結がある分だけ冬の方が危ないイメージがあるけれど、逆にそれによってスピードは落ちるし注意もするから、案外一概には言えないのかもしれない。

> 同課は「高齢者は暗くなる前に用事を済ませ、
> ドライバーは夕暮れ時には危険を感じたらすぐに停止できる安全な速度での運転を
> 心掛けることなどが大切。雪がないからといって油断しないでほしい」と強調している。
とのこと。

2007年02月06日

JR米沢駅の南側を東西に結ぶ市道が完成

米沢駅の東西最短ルート開通-住民らが渡り初めし祝う(山形新聞)

> 開通したのは、米沢駅東側の羽陽産業跡地脇から
> 西側のホテル東横イン脇までを結ぶ302メートル区間。
> このうちJR奥羽本線などに架かる93メートル区間は、
> 既存の「片子踏切」をまたぐ形で、鋼鉄製の陸橋を整備した。
>
> 片側1車線ずつの車道と、南側に幅3メートルの歩道を設け、
> 凍結防止のためロードヒーティング方式の融雪装置を敷設した。

米沢駅の周辺は、線路を跨いで車で移動するのが本当に困難な場所のひとつだ。他の県内主要駅も似たり寄ったりだけど、米沢のこれはけっこう効果があるんじゃないだろうか。駅東側の大通りは、あれだけ広い上にR13に接続すると言うのに、本当に駅前までしか行かれないから使えないことこの上ない。これによって、R13から市内中心部に向かう交通のうち、しょっちゅう混んでいたR121ルートの混雑が緩和される可能性は大だと思う。

個人的には、西口のヨークベニマルの下からR13の方に抜けていく東西の道路をなんとかしてほしいところ。この道路ができても、西口からR13に出るのにあの道を使う車はまだ残るんじゃないかな。あのとんでもなく細い道を平気でスピード出して車が通り抜けるのを見るたびどうにかならないものかと思う。もっとも、自分もその通過交通の中の一台なのだけれど。

さて、これで駅東側の活性化についてはどうだ?と問われると、さすがにこればかりは予測がつかない。記事で安部三十郎が
> 「市中心部から八幡原中核工業団地やオフィス・アルカディアへのアクセス道が完成し、
> 市民生活はさらに向上した」
と言うが、むしろそんな車はここを通らないだろう。大型車だったら従来どおり、駅南側のR121を通って万世町の南側からアクセスするか、北側の県道を通っていくだろうし、だいいちそんな車は八幡原と市内中心部を移動したりしないしな。むしろ駅西側の主要施設へのアクセスが向上することによって、住宅の展開が多少広がるかどうかっていうところじゃないか。R13バイパス周辺あるいはその東側が今の状態である限り、あのあたりは「寂しい駅前」のままだと思う。

2007年02月21日

山形県の「道路の走りやすさマップ(冬みち版)」が完成

山形県の「道路の走りやすさマップ(冬みち版)」が完成しました。~冬みちの「走りやすさ」を色で表現~(国土交通省・山形河川国道事務所)

>  ユーザーの視点に立って、現地の道路事情に詳しくない観光ドライバーへの情報提供を行うとともに、
> 道路網の整備状況を把握し、それを分析評価することで、整備計画への活用を図ることを目的として、
> 道路の走りやすさ(道路構造)をランク別に色分けしたものが「走りやすさマップ」です。
>  昨年9月に山形県版(通常期)の走りやすさマップ(お試し版)」を作成・配布し、
> アンケート調査を実施した結果、多くの方々から「良い取り組みである」との評価を頂きましたが、
> 東北地方においては冬期間の走りやすさも重要であると考え、
> 今回山形県版の「冬みち版」を作成しました。

ごもっとも。

> ●「走りやすさマップ【山形県版】」はこちらで無料入手できます!
> ・道の駅(山形県内の全箇所)
> ・山形県庁、山形県内の全市町村役場等
> ・山形河川国道事務所、酒田河川国道事務所
> ・山形県内の高速道路休憩所(サービスエリア等)
> などで入手できます。

え。Webでは無いんですね。OTZ

===追記===
冬みち版走りやすさマップ・県渋滞対策協が作成(山形新聞)

2007年05月08日

前方不注意防止のため、助手席荷物にシートベルト

助手席荷物にシートベルト-米沢地区安協が呼び掛け(山形新聞)

最初にこの記事のタイトルだけを読んだとき、てっきり「助手席の荷物にシートベルトをしておけば、万が一事故に遭ったときにも物が飛び散らなくて怪我しないですむ」っていう意味かと思ったけど違った。

荷物をかごに入れてシートベルトで守れば、運転中に動くこともなくなり、
> 「荷物をボックスに入れてしまえば、動く心配もなく、運転に集中できる」
という。なるほど、これは確かに言える。記事の
> 急カーブや急ブレーキをかけた際、
> ドライバーが助手席に置いた買い物かごなどの荷物を手で制止することに気を取られ、
> 追突事故を引き起こすケースも少なくないとされている。
というのは少しオーバーな気もするけれど、余計なことに気を取られないようにすることは、事故防止もさることながらストレスの少ない運転にも結びつくしね。

助手席に人が乗るときに外して、また荷物を置くときに持ってくるというのがちょっと面倒かなあというのが難点か。それは面倒くさがりすぎだろうと言われると辛いけどね。

2007年05月12日

交通安全県民運動がスタート

飲酒運転絶対しない-交通安全県民運動がスタート(山形新聞)
春の交通安全運動:「注意んガム」で安全運転訴え /山形(毎日新聞)

> 約380人の参加者を前に、斎藤知事と安田貴彦県警察本部長が
> 「暖冬だった影響で、今年は前年を上回るペースで死亡事故が発生している。
> 死者の6割がお年寄りで、子どもたちと高齢者の安全をしっかり確保しよう」と呼び掛けた。

そう言われてみれば、前に「道路上での暖冬悲喜こもごも」なんてのを書いたのを思い出した。

> 今回は▽飲酒運転の根絶▽自転車の安全利用の推進
> ▽交通マナーアップによる交差点・道路横断時の交通事故防止
> ▽後部座席を含むシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底-
> が運動の重点項目。期間中、県警は飲酒運転の取り締まりに力を入れる。

ということだそうなので、ドライバーの皆さんは気をつけて。
いや、運動期間中だけの問題じゃないけど。

2007年05月15日

「1月生まれは凍結路面に注意」 ドライバー誕生月の事故傾向を酒田署が分析、冊子に

ドライバー誕生月で事故傾向-酒田署が分析、冊子に(山形新聞)

> 酒田警察署(島津光男署長)は、2006年中に管内で発生した
> 人身事故の発生原因や時間帯などの特徴を、
> ドライバーの誕生月ごとにまとめた冊子「みんなのための交通事故防止」を初めて作った。

まさか警察がこんな星占いみたいなことをやるとは思わなかった。
曜日ごとや時間帯ごと、原因などを集計して傾向をまとめたということで、主なものは
> ▽1月生まれは凍結路面で事故発生率が高い
> ▽2月生まれは市道、町道での事故が多い
> ▽8月生まれは土、日曜日に事故を起こしている-などと記している。
とのこと。本当なのかこれは。

> 同署交通課の高橋和幸交通規制係長は
> 「事故を起こさなかった人は『事故は人ごと』と思いがち。
> 冊子の分析結果で得られた特徴は偶然かもしれないが、
> 各家庭などで話題にしてもらい、一人一人のドライバーが安全運転を心掛ける
> 一助になれば」と話す。
どう見ても偶然とは思うのだけど、それの前段部分は確かにうなずける。これを信じて市道や町道を避けたり注意して走行する2月生まれがいるとは思えないし、逆に8月生まれが平日の凍結路面で事故を起こさないとも思えないけれど、誕生月に着目したことで一つの話題にはあるわな。それを警察がお金使ってやるのはどうなのかなあという疑問はやっぱり残ってしまうけれど。

2007年05月28日

自動車教習所に大型免許取得希望者が殺到

大型免許取得希望者が殺到-県内で新制度控え駆け込み(山形新聞)

> 6月2日からの中型自動車免許を加えた新免許制度導入を前に、
> 県内の自動車教習所で、大型免許の取得希望者が殺到している。
> 導入前までに取得した大型免許ならば、新設される中型免許の一部を兼ねるためで、
> 受講生が例年の数倍に膨れ上がり、
> 入校を断る学校も出るほどの“駆け込み需要”が起きている。

なるほど、これまで普通(車両総重量8t未満)・大型(8t以上)の二種類だったものを細分化して、中間部分に中型(5t~11t)っていうのを設定するというわけか。
それで、なんで駆け込み需要が起きるのかというと、山新の記事ではいまいちわかりにくい。ちなみに、別にこれまで普通免許で乗れていた車両総重量5t~8tの車(つまり新たに中型区分になるもの)に乗れなくなるわけではない(この範囲は旧普通免許でも乗れる)。一つは今のうちに大型免許を取ると、改正後の中型も乗れる、というのは小学生でもわかることで、別にこれは「手間が増えない」程度にしか思えない。ところがこれにはからくりがあって、免許取得にかかる試験が変わるというわけ。

これまで大型の試験に使われていた車というのは、実は改正後は中型車の区分になってしまう。ということは、極端な話、今「大型」として取得するときに乗っている車は来月は「中型」になっているのだ。こりゃ不思議。ということは、改正後に「大型」を取ろうとすると、今の「大型」よりもさらに大きな車で免許を取らねばならない。
さらに、改正後の試験では、中型および大型にも路上試験が加わる。単に区分が増えるというだけなら、今のうちに大型を取っておけば将来中型・大型を取るよりも手間がかからない、という意味にもなるけれど、大型の免許を取るのがより難しくなるというのが実際のところ。

> しかし、“特需”に沸いた学校に、6月以降の中型、大型の申込者はほとんどない。
> ある学校の担当者は
> 「この駆け込みで新制度後の大型免許取得は当分ないと業界はみている」と話す。
> 別の学校関係者は「改正でできる中型免許は旅館の送迎用のマイクロバスくらいで、
> あまり需要がないのでは」と懸念している。
どうなることやら。

余談だけど、いわゆる道路交通法の「中型自動車」と、高速道路の車種区分でいう「中型車」を比べてみたけど、やっぱり一致しないようだ。高速道路の車種区分は、基本的に改正前の道路交通法に準拠しているので、これはそのうち変わっていくかもしれないね。

2007年06月11日

街並みから探る、羽州街道の魅力-交流会金山大会

街並みから探る、羽州街道の魅力-交流会金山大会(山形新聞)

> 金山型住宅などが並ぶ美しい街並みを見てもらおうと「町なか散歩」を企画。
> 参加者は「町並み案内人」のガイドを受けながら町中心部を流れる大堰(おおぜき)や、
> 大正時代の旧金山郵便局を修復再生した「交流サロンぽすと」などを巡った。
> 福島県桑折町から来た渋谷浩一さん(46)は
> 「金山には郷愁を誘われる素晴らしい街並みがある。ぜひまちづくりの参考にしたい」
> と話していた。

金山は良いよね。このブログでも金山町はイチオシです。

「バードの道」は今~山形新聞で連載

「バードの道」は今<1> 出発から大里峠(山形新聞)
「バードの道」は今<2> 萱野峠(山形新聞)

あとでまとめ読みの予定。

山形新聞から

2007年06月19日

東北で無車検摘発が急増 山形も4年間で2倍に

事故起こせば賠償困難 無車検摘発が急増 東北(河北新報)

> 東北で車検を通さない車を運転し、摘発されるドライバーが増えている。
> 目立つのが、生活苦で費用を出し惜しみするケースだ。
> 車検と同時に義務付けられる自動車損害賠償責任(自賠責)保険に加入しないため、
> 事故の被害者は泣き寝入りを余儀なくされることも少なくない。

なんてこったい。そんな車が、
> 警察庁によると、東北の過去5年間の無車検車の摘発件数は表の通り。
> 6県とも増加し、06年と02年の比較では青森が約3倍、山形が約2倍に上った。
と倍に増加しているそうだ。
車検を受けていない車=危ない車、という単純な発想もあるけれど、
(もっとも、最近では必ずしも「車検を受けている=安全な車」とは言えない場合もあるが)
車検を受けていない車=車検と同時に加入・更新する自賠責がない車
というのもある。これは気がつかなかった。

そもそも、車検を受けていない理由なんていうのは、記事にあるように費用が出せないというもの。
東北地方で生きていくには、車は必需品。
それこそ現代の携帯電話のようなものだ。維持費が違いすぎる気もするけれど。
されども、一歩間違えればいとも簡単に他人の命を奪うことのできる代物だけに、
> 「車検を受けず、自賠責に入らないなんて、車を持つ資格がない」
という言葉を重く受け止めて、ドライバーとして果たすべき責任は果たさなければならない。

2007年08月29日

県警「ハイビームの活用を」と訴え 夜間死亡事故急増を受け

車のライト上向き活用を呼びかけ(読売新聞)

> 県警は、夜間車を運転する際、車のヘッドライトを上向きにする「ハイビーム」を
> 積極的に活用するよう呼びかけ始めた。
> 今年県内で起きた歩行者や自転車の死亡事故の大半で、
> はねた車が事故時にライトを下向きにする「ロービーム」で走っていたといい、
> 県警交通企画課は「対向車や前方の車がない時はハイビームで走るのが原則。
> 状況に合わせ、こまめにライトを切り替えてほしい」と話している。

ってあるけど、ハイビームって対向車の眩光を考えるとどうしても躊躇しちゃうもの。
記事によれば、ロービームだと40mほどまでしか光が届かないが、
ハイビームだと100m先まで届くとのこと。

> 同課は「時速60キロで走行中の車が急ブレーキをかけても、
> 停止するには乾いた路面でも33メートル必要」と指摘。
> 「ロービームだと、急ブレーキをかけても間に合わない恐れがある」とする。
確かに、交通量の少ない田舎道=田舎なので「いないだろう」という油断=田舎なので暗い
というのもあって、確かに田舎ほど危ない気がする。
だって、時速60kmなんて、......ねぇ。

自分もなかなか使うのをためらうハイビーム。
事故を起こしてからでは遅いのだから、積極的に使ってみることにするか。

ちなみに、読売の記事にハイビームとロービームの見え方の違いがあったので紹介。
読売新聞より

読売新聞より

記事の説明書きをそのまま引用すると、
> (上)がハイビームを使用した場合で、(下)がロービーム。
> 黒服の人までは40メートル、白服の人までは80メートル離れている。
なるほど。

2007年09月27日

高校生が「ドライバー目線」を体験 危険な自転車運転を肌で知る

危険な運転やめて!! 「ドライバー目線」を体験 高校生が車運転し肌で知る(荘内日報)

> 運転免許を持っていない高校生たちから自動車を運転してもらい、
> ドライバーの目線を知ることで自転車の安全運転につなげようという講習会
なかなか考え付かないような講習会を行うね、しかし。
確かに自分も車を運転し始めるようになってから、路肩をはみ出して走ったり急に飛び出してくる自転車・原付の恐ろしさを知ったけど、これはなかなかのショック療法。

> 引き続き高校生たちは同学園指導員とともに自動車に乗り、
> 実際にハンドルをにぎって教習コースを周回。
> 自転車に乗った別の指導員が急に飛び出し運行を妨げると、中には急ブレーキを掛ける場面も。
> 自動車から降りた生徒は「危険な運転はもうしない」など口々に話していた。
効果てきめんのようだけど、写真を見ると指導員の人がラフな格好をいていて、「これって教官ブレーキが間に合わなかったら大変だなあ」と少し不安になった。

荘内日報より

2007年10月16日

伸び悩む高齢者の免許返納 不便な交通網など背景に

伸び悩む高齢者の免許返納 県内、不便な交通網など背景に(山形新聞)

> 高齢者ドライバーの事故防止を目的に、全国の警察は体の衰えを自覚したお年寄りに
> 運転免許の返納を勧めているが、本県の返納数は伸び悩んでいる。

車に乗らなくなった人が返納せずに自動失効する例もかなりあるんじゃないかと思ったけど、
けっこう平気でお年寄りが運転しているのを見かけるので、やっぱり自分で運転する機会が多くてなかなか手放せないんだろうな。

> 本県は地域によって公共交通網の利便性に差があり、
> 特に郊外に住む人たちは、車がなければ買い物や病院に行けないなどの状況下にある。
> 本県の返納数が伸びないのはこうした地域的な特性が大きな要因になっている、
> と同課は分析している。
そうそう。郊外型のSCがぼこぼこできるに従って、田舎ならではの「車社会」になってきているんですよ。
近所のなんとか商店に行くのとはわけが違うからね。
これを補うためにバスなんかを導入しようとすると、なまじ商圏が広いだけに苦労するだろうな。

2007年12月04日

交通事故の怖さ伝える 山形市内で写真展

交通事故の怖さ伝える 山形で写真展(山形新聞)

こういうのってたまに見かけるけど、中には生々しいのもあってけっこうビビるんだよね。
高速道路のSAで見かけた日には、その先の運転は若葉マークものになることも。

で、この写真展、何が問題かと言ったら、場所が成安の「いきいきの郷」ということ。
おいおい、対象者はお年寄りばっかりなような気がするんですけど。

2008年01月08日

死亡事故ゼロの願い込め 村山地区安協が玉こん配る

死亡事故ゼロの願い込め 村山地区安協が玉こん配る(山形新聞)

なんで玉こんにゃくなのか疑問だったが、
> 会場では、同協会女性部が「死亡ゼロ」の願いを込め、
> 出席者に脂肪ゼロの玉こんにゃくを振る舞った。

ああ、そういうことね。

2008年01月23日

道路特定財源に関する議論についてのあれこれ

通常国会が始まって、鳩が「ガソリン国会」と鳴けば、フフン♪が「言葉が躍るだけでは何も変わらない」と一蹴したところ。
さて、民主党が「ガソリン国会」と勝手に位置づけた今国会で、平成20年度予算よりも盛り上がっているのがこの道路特定財源の問題だ。おおもとの税率を定めた個別の法律の議論もさることながら、今年の3月末および4月末(自動車重量税等)までとなっている「暫定」税率の扱いが議論の焦点だ。「地方の道路整備のためには暫定税率の継続が不可欠」と、またしても「暫定」の延長を目指す与党や地方の首長らに対し、「一般家計の負担を軽くする」として暫定税率の廃止と道路特定財源の一般財源化を主張する野党との衝突が早くも始まったことになる。まさか平成20年度予算よりも盛り上がるとは思いもよらなかった。昨今の原油高を背景に民主党が青写真のまま煽ったというのもあるけれど、これは結構意外な展開。

さて、ここはタイトルどおりのブログなので、いわゆる道路特定財源以外の租税特別措置法関係の話はおいておく。まず「暫定税率延長派」の主張である「地方の道路整備のためには暫定税率の継続が不可欠」だが、山形県でも昨今の各都道府県の流れに乗って土木部がそろばんを弾いた。他県の状況を載せた河北の記事と合わせて並べてみる。
道路事業費減少は318億円 県が暫定税率廃止の影響公表(山形新聞)
暫定税率廃止 県内で116億円の歳入減(読売新聞)
暫定税率:「廃止なら予算60%減」 道路事業、県が試算 /山形(毎日新聞)
東北各県、道路予算減少で影響甚大 暫定税率廃止問題(河北新報)

道路特定財源の話をするのに非常に悩ましいのは、いわゆる「道路整備に必要な財源は、道路を利用する車や車が使う燃料から税金を取ります」という一見シンプルな目的に相反して、税目が多かったり、地方税以外にも国から紐付きで地方に配布されたりなどお金の流れがまことにややこしいこと。詳しくは、国交省道路局のサイトを見てほしいのだが、普通に考えて一般国民にわかってほしいとは思えない書き方なので、がっかりしながら読んでほしいところ。

さて、山形県の土木部が作った資料を元に考えてみるとこうなる。県の土木部が作ったので、若干あちらに傾いた書き方なのが難だけど、そこは仕方ないか。今回、仮に暫定税率が廃止された場合、山形県内で道路関係事業に投じられている525億円のうち約60%にあたる318億円分が投資不可能になるという。
その根拠の前に、暫定税率が廃止されると、どのような歳入・事業に影響を及ぼすか書いてみる。まず県や市が徴収する道路関係地方税の暫定分が廃止されることによる減収・・・(1)、国が徴収した道路特定財源の地方配分の減収・・・(2)、国が道路特定財源を用いて行う地方の補助事業の減・・・(3)などが考えられる。また、仮に代替財源が確保されない場合、道路関係以外への支出から一般財源を充当することも予想され、間接的な事業削減も含めれば「ほかに市町村や国の事業も休止すると予想され、県内全体の道路事業費は500億円以上減るのでは」(読売新聞)といわれている。
この道路整備費60%カットによって、
> 高村土木部長はこの試算を踏まえ、
> 「財源不足により高速道路整備は10年程度遅れるほか、交付金事業(約100カ所)は休止、
> 除雪や除草などの維持管理はサービス水準を3割程度下げざるをえない」とし、
> 「このような状況は今の県民だけでなく、次の世代への影響も懸念される」との考えを示した。
(山形新聞)という影響が考えられている。そう、いわゆる道路特定財源は「道路を新しく造るための予算」だと思われがちだが、道路の維持管理や修繕、改良といった事業にも使われており、新たに造らなくとも道路がそこにある以上ゼロにはできない予算なわけ。
にも関わらず、全国で一番この余波を受ける北海道の地元紙、北海道新聞が社説で
> ただ、ガソリン価格の高騰が生活を直撃しているいま
> 「道路をつくるため」という理由だけで維持を求めても、国民の支持は得られるだろうか。
書いているのはいささかミスリードを誘いかねない。


ここで民主党が昨年12月に公表した「2008年度の税制改革大綱」を見ると、次のようにある。
> ○自動車関係諸税の内、特定財源に係わるものについて、
>  地方分を含めて全て一般財源化する。
> ○また暫定税率も、地方分を含めて全て廃止する。
>  暫定税率廃止後においても、地方における道路整備事業の水準は、
>  従来水準を維持できるよう、確保する。
すなわち、まず暫定税率分については全て廃止・・・(1)し、引き続き徴収する本則分についても目的を道路に特定するのではなく一般財源として扱う・・・(2)というものだ。また、当然これでは歳入が減るだけなので、道路整備事業の水準を従来のまま維持できるよう確保するという。どうやって?これについてはその後にこう書かれている。
> 個別補助金を原則廃止した上で創設する「一括交付金」を、
> 過疎等条件不利地域のある地域に重点的に配分するなど
> 特に地方の財源に配慮する財政調整として活用し、
> 地方が道路整備事業の水準を主体的に判断できる財政的基盤の構築を進める。
と、道路特定財源以外にもある個別の紐付き補助金を廃止した後に創設する「一括交付金」を地方に配分することによって、地方が柔軟に事業に使える(道路整備に使ってもよし、そのほかに使ってもよし)お金を渡すというものだ。

ここでぜひとも民主党にクリアしてほしい2つの大きな壁がある。一つは、代替財源として掲げた「一括交付金」とやらで、実質減収となる暫定税率分2兆9千億円(「道路特定財源とは?」から暫定税率相当分を割戻しで概算した数字)を補うことを補うことができるのか、というもの。もう一つは、実質として地方の中央依存度を上げることなるこの政策が、民主党の政策の一貫性に疑問を呼びかねないということだ。前半は言わずもがな。普通に考えて、まずどこの財布に入るかは別にして税収が減るのだから、支出を減らすか他の収入源を見出さなくてはならない。これが単なる絵空事で終わらないことを明確に示す必要がある。そして、仮に「一括交付金」とやらで地方に回る分を補填したことを想像してみよう。一見して、減収分に相当する額が「何に使ってもいいですよ」という補助金でやってくるのだから好都合のように見える。でもそもそも考えてみると、いわゆる道路特定財源のうち、約40%は地方税だ。暫定税率分だけ見ても約8千億円をパチンと消した挙句、それについて政府から補助金で充当するというのは、いくらそれが自由に使えるものであるとはいえ、自治体の自主財源を減らしていることには間違いないのだから、声高に叫ぶ「地方分権」に相反するのではないのかな?

ここで民主党つながりで脱線。先日、この「代替財源は?」の中で、鳩が「国の直轄事業として行う公共事業の地方負担分を国に戻せば、その分をまわせる」と語っていた
そもそも、これはあまり知られていないことだけど、国の行う道路事業(というか公共事業)は全て国のお金でやっているわけではない。いわゆる国の直轄区間と県が行う区間で比率は異なるけれど、新設や改築(R13上山BPなど)は、県が1/3を負担し(県管理区間では1/2を負担)、普段の維持修繕にいたっては県が45%(県管理区間では100%)を負担している。(道路法第50条第1項,第2項)
これを国の負担に戻せば、これまで県負担分に充ててきた金額が浮くので、代替財源を確保できるという話がある。なるほど。日本全国で見ればそれに近いことはできる。ここでも二つ問題があって、脱線話題なので軽く触れるけど、都市部と地方部では金額にばらつきが出るのは誰でも予想できるので、儲かる自治体と損する自治体が発生することから「代替案」となりうるか、というもの。また、結局財源不足を地方の財布から国の財布に移しただけなので、国の財源不足をどうにかしなきゃいけなくなる単なる自転車操業にすぎないということ。

言っておくけど、別に民主党の案を潰したいとか暫定税率は意地でも守るべきとは思っていない。あえて言うとすれば「道路特定財源=無駄な道路を造るための聖域」というアホな既成概念をどうにかしなきゃとは思っているけど。
むしろ、民主党の言うように国直轄事業の地方負担分の是正はすべきだと思うし、暫定税率の議論は必要だと思っている。だが、「国民の生活が一番」などという(ある意味当たり前のことだが)甘言のもと、「ガソリン税が下がれば家計の負担が軽くなる」という税の目的という本質を蔑ろにした議論はいかがなものか。道路特定財源の使い道を考え「必要な事業とそれにあてる予算」という考えをするべきなのに、特措法の時間切れと参議院の過半数を盾にして金額の切った貼ったで政争の具にするのは、思わず脱力せざるを得ない。

2008年01月31日

交通事故死者の高齢者比率が56.6%と過去5年間で最高に

交通事故死者数:高齢者が56.6%の43人 1、2月は8割も--07年 /山形(毎日新聞)

以前に「高齢者割合、最悪ペース 県内の交通事故死者」を書いたが、
交通事故死者に占める高齢者の割合は、12月の時点より若干下がって56.6%に。
それでも過去5年間で最多ということになり、死者総数(76人)の半数以上が高齢者(43人)という異常事態に。

この43人のうち歩行中に事故にあったケースが半数近くの19人。記事では、
> 19人は、いずれも夜光反射材を着けていなかった。
と書いているけど、別に反射材着けて歩いている人のほうが珍しいくらいだし、
これは高齢者の責めに帰することはできないでしょ。

記事では県警交通企画課のコメントとして、
> 高齢者には夜光反射材の着用を、運転手にはヘッドライトを上向きにする
> 「ハイビーム」の活用を呼び掛けている。
と言っているけど、やはり街灯などが少ない場所では積極的にハイビーム(うちのカミさんは「アップライト」って言うけど)を使うようにして、
早期に相手を発見すること、そしてそういう場所ではスピードを出さないこと、
という当たり前のことをしていくしかないんだろうね。

ちなみに、山形県警の交通企画課は、ホームページに動画まで乗っけて
高齢者の事故防止とハイビームの使用を呼びかけている。
これってけっこう珍しいことだと思うので、リンクしてみる。

高齢者交通事故防止
ハイビームの積極的活用

2008年02月08日

飯豊町のデマンド交通システム、原油高で新年度から値上げへ

飯豊デマンド交通値上げへ 原油高で新年度から(山形新聞)

> 町営バスに代わる公共交通機関として、デマンド交通システムを導入している飯豊町は7日までに、
> 原油価格高騰のあおりで燃料費がかさむことや新路線設置による経費増から、
> 新年度をめどに利用料金を値上げする方針を固め、調整に入った。

と、世の中を騒がせている原油の高騰がこんなところにも余波。
でもなんとなく一段落しそうなので、4月から値上げしても話の整合性があわなくなるんじゃないかと思っていたら、

> 「原油価格の下落や大幅な利用増があれば、『値下げ』もあり得る」としている。
だって。

新しい料金は、原稿料金からプラス100円。はたしてこれで業績圧迫は緩和されるのか、はたまたこれが利用者を減らしていっそう悪化する原因となるんだろうか。
意外だなと思ったのは、既に2年ほど経過しているこの飯豊のデマンドシステム、
> 本年度の1日平均利用人数は85人に上り、
> 運行開始当初と比べて約20人増えるなど、町民の足として定着してきた。
と、なかなかの実績を積み上げてきていること。
これまで、このブログでは高畠のを少し取り上げた程度(しかもかなり否定的に)だったけど、このシステムは中規模の農村地域では有効なのかもしれないなと思い始めてきた。

2008年02月18日

菅直人の行き当たりばったりと、山形の首長のこんなのばっかり

どうも「ガソリン国会」の熱は小康状態を保っているようで、これは与党に有利なのか野党に有利なのか。
そもそも、「原油の高騰が家計を圧迫している」として槍玉に上がった暫定税率の問題、「ガソリンが25円安くなる」という言葉で短期決戦を図った(ように見えた)野党だけど、参院選勝利のベースとなった地方の首長から「道路特定財源のカットは死活問題」と反撃を食らい暗雲が立ち込める。結局、いつの間にか税制の面で言えば一般財源化の問題だったり地方分権だったりに移り、道路特定財源という目的税の使い道の点では「道路の中期計画」だったり、果てはレクリエーションへの使用問題だったりと拡散してしまった感じ。おっと、誤解のないように書いておくと、道路特定財源を職員の余暇に使うのを見逃せって言っているわけじゃない。数万円を論じるあまり数億円の論議が流れるのは(流れるんだよこれが。マスコミが食いつきやすいんだもん)逆におかしいことを招くと思うだけ。
野党にとっていちばん誤算だったのが、論点が拡散したことよりも地方の首長から思いのほか反発が強かったことよりも、ガソリン価格が小康状態になってしまったことというのが、いっとう情けないことだけど。石油情報センターの価格情報によれば、レギュラーガソリンの1リットルあたりの価格は、昨年の12月10日がピークで155円50銭。第169回国会が召集された1月3週には153円台に。そして2月13日に発表された同12日現在の平均価格は152円30銭。12月1日に石油元売各社がいっせいに値上げした前のレベルまでは下がっていないものの、実はピーク時から8週連続で下落している。3月末までの約6週間で風を呼び込めるのはどちらだろうか。

さてその頃、かつてお遍路姿で四国を回った菅直人は車で東九州へ。
「今日は車で来ました」 民主・菅氏が宮崎・延岡市入り(朝日新聞)
大分空港~延岡3時間、視察の菅氏「幹線道路がないのは実感」(読売新聞)
車で縦断 道路事情見えた!? 民主・菅氏、宮崎県内を視察(西日本新聞)
菅氏が宮崎の道路視察「この遅れは異常」(ニッカンスポーツ)

> 出迎えた首藤市長に開口一番「今日は車で来ましたので」とアピールした。
> 延岡市を先日視察に訪れた民主党の若手国会議員はJRで現地入りし、
> 首藤市長から「車で来ないで、高速道路のない不便さがわかるか」などと
> 批判を受けた経緯があるからだ。(朝日新聞)
おお、なんという軽薄さ。カイワレを食べた頃から一歩も進歩が見られない。

まあそれでも
> 大分空港から延岡市の視察先まで車で約3時間もかかり
> 「東九州に幹線道路がないというのは実感できた」という感想も漏らした。(読売新聞)
という一定の理解を得られたことはやはり百聞は一見に、ということか。

というよりも、これまでこの人はこの地域に思いをめぐらせたことが果たしてあったのかと素で思ってしまう。羽田から大分空港までかかった時間のさらに倍をかけて隣県に行くというこの状況を。かねてから,
地方のことを考えるのに日本地図を見るだけで考える人は嫌いだ、と何度か書いているけど、この人は地図すらも見たことが無いんじゃないかな。見たことがあるとすれば衆議院の選挙区割表程度か。

実は、
> 19日には東国原英夫宮崎県知事らと都内で公開討論が予定されており、
> 菅氏は「現場を見ておくのは重要だ。討論会が実り多いものにできる」と述べた。(ニッカンスポーツ)
この最後の文を読むまでは、このエントリーも別の〆め方になるはずだった。一桁国道に並行する高速道路の整備率が50%未満なのは、この東九州道(R10・一桁じゃないけど上位10番なので)と山陰道(R9)、そして日沿道(R7)だ、という話の展開で、「ならば日沿道にも菅直人を」という内容に持っていくつもりだったけどご破算に。なんだ。この1泊2日の行程も話題づくりの討論会のための付け焼刃でしか無いのか。大方、20日の新聞には
> 東国原知事に開口一番「昨日、一昨日と車で行ってきました」とアピールした。
って載るんだろうな。やれやれがっかりだ。

しかも嫌らしいのは、道路特定財源にしろ中期計画にしろ高速道路を造るための予算だというような世論誘導だ。地方の首長の中には当然「高速道路が来れば我が町は栄える」というお花畑な人もいるだろうが、実際はそうではなく、地方道整備はもちろん歩行者の安全確保や雪道の安全確保など生活交通の維持保全に大きな貢献をしていることはあまり世で取り上げられない。これはいかんともしがたいもの。

とりわけ、中期計画を見れば一目瞭然なのだが、中期計画65兆円(国交省素案ベース)のうち、高速道路など基幹ネットワークに費やされるのは24兆円。これに対し、渋滞対策や開かずの踏み切り対策、生活基幹道路ネットワークの形成など地域交通に充てられるのが33兆円(うち13兆円は両者に重複)と、実は長距離交通網の形成よりも生活交通の充実に結びつく金額の方が大きいのだ。既に高速道路が通っているような自治体ですら暫定税率撤廃に反対するのは、こういうわけ。こちらの使い道の議論(ちょっと地方分権の話は置いておいて)もそこそこに、やれ地方の高速道路がどうこうだの、需要予測がどうこうだの、というのはいかがなものか。こと、これの先鋒となっているのが、1泊2日でわかった気になって延岡を後にする東京18区選出のお方なのだから片腹痛い。渋滞対策箇所の約1割を占め、開かずの踏み切りの13%を抱える東京のお方は、そちらの議論をする意思と覚悟はおありなのだろうか。

さて、最後にそんな週末に山形で行われたこんなお話。
道路特定財源:確保求めて県大会 知事ら800人出席 /山形(毎日新聞)

> 斎藤弘知事、市町村長、県議など約800人が出席し、
> 揮発油(ガソリン)税の暫定税率維持や、年度内の関連法案成立を求める緊急決議を採択した。
>
> 県や県議会など地方6団体で組織する県自治体代表者会議主催。
> 国会議員では、自民党の遠藤武彦衆院議員が出席し、
> 自民、公明党の他の4議員は秘書などが代理出席、民主党の2議員は欠席した。

相変わらずこちらもこちらで前時代的なことをやっている。
やっぱりお遍路さんを庄内に連れてくるべきだったかもしれない。

2008年02月20日

やっぱり宮崎しか見なかった菅直人

この前、「菅直人の行き当たりばったりと、山形の首長のこんなのばっかり」を書いたけど、予定通り19日に討論会が行われた模様。なにしろ注目は宮崎県の東国原知事。ちくしょう、観光客だけじゃなくて波に乗りたがりの民主党まで呼び込むとは、と多くの地方自治体が思ったに違いない。

そんな場外乱闘は
東知事、民主党にムカッ!…道路特定財源公開討論会で(スポーツ報知)
東国原知事、民主党の時間変更に不満爆発…「カチンときた」(サンケイスポーツ)
をごらんあれ。
> さらに菅氏らが17から18日にかけ、車で宮崎などを視察したことには「感謝している」とした上で、
> 「今度は突然、日曜に車で来て『一緒に視察しましょう』なんて無理がある」。
に笑った。国会議員が国会優先なのはわかるけど、自分たちが流れを作れると思っているのが面白いなあ。もっとも、小沢さんは国会議員だけど大阪の選挙応援を優先して叩かれていたっけか。

さて、菅さん叩きはこの辺にして、産経が討論会と共同記者会見の様子をアップしているのでまずはその一覧をリンク。
【道路討論1】麻生全国知事会長「暫定税率維持を」
【道路討論2】菅氏「一緒に改革を」
【道路討論3】東国原知事「道路特定財源の確保を」
【道路討論4】逢坂氏「道路特定財源見直しは必須の課題」
【道路討論5】菅氏「道路は平等性が担保されていない」
【道路討論6】東国原知事「一般財源化した分を地方にくれるのか」
【道路討論7】麻生知事会長「一般財源化は方向としては正しい」
【道路討論8】東国原知事「地方に道路をつくってくれる根拠が見当たらない」
【道路討論9】東国原知事「道路の決め方を明確化してほしい」
【道路討論10】東国原知事「国交省から財務省に移すだけではないか」
【道路討論11】菅氏「道路ができれば活性化するというのはちょっと違う」
【道路討論12】麻生知事「腰を据えた本質的な議論をやってもらいたい」
【道路討論13】東国原知事「暫定税率を廃止されると予算が組みづらくなる」
【道路討論14】共同記者会見その1、東国原知事「民主党さんに対する印象は変わっておりません」
【道路討論15完】共同記者会見その2、東国原知事「道路を必要な、本当に真に必要な道路を本当に作っていただきたい」

前回、
> 大方、20日の新聞には
> > 東国原知事に開口一番「昨日、一昨日と車で行ってきました」とアピールした。
> って載るんだろうな。
なんて書いたけど、菅直人は
> 実は昨日と一昨日、宮崎県におじゃまをいたしまして、
> 大分空港から車でずっと南下して、延岡さらに宮崎、
> 翌日には東国原知事の生まれ故郷であります都城を通って、鹿児島に抜けて戻って参りました。
と期待を裏切らない出だしだったのでまずは及第点。

今回の議論の発端から発展までを見ている人はお気づきの通り、ガソリン高騰-ガソリン税の暫定税率-道路特定財源-中期計画(あるいは枝分かれして道路特定財源-地方財政)という極めてミクロからマクロな方向に向いている。「国民の生活が」「ガソリンがリッター25円安くなる」で始まった話が、いつの間にか「10年間で59兆円」という庶民の財布と縁遠い金額になって、きっといちばん困っているのは民主党。

昨日の討論会は、相手にするのが知事とあって、どうしても議論の中心が上に書いたものの右へ右へ寄ってしまうのは間違いない。民主党としては、どれだけ無傷にやり過ごし、地方の不満をなだめられるかにかかっていた。当然、見ていくポイントとしては「民主党がどれだけ主張できるか」ではなく「民主党がどれだけ知事の主張を取り込みいなしていけるか」のはずだった。

トップバッターの麻生福岡県知事は極めてスマートに地方の道路事情を説いた。生活道路にしろ産業基盤のための道路にしろ、地方のインフラは道路にかかっているというもの、また単に暫定税率を廃止するだけでは収入に欠損が生じることを述べる。上に書いたポイントでいくと「暫定税率-特定財源-地方財政」というラインだ。知事の意見表明としてはいたってシンプル。
〆めでは、この時期に問題提起をした民主党に対してチクリと一撃。
> それからこの問題は維持しておって、大きな、いろんな課題が提起されています。
> これは本格的にちゃんと腰を据えて議論して、整合的な対策を作る。
> そういう方向でやっていくべきですね。今われわれは予算審議をやっていますけど、
> 本当にこの予算を審議してどうなるのか。4月からいったいどうなるのか。
> 大混乱に陥ってしまうのではないかということでございます。

ところが、ここで菅直人がいきなり舵を切り誤る。先に書いた宮崎道中記を語った後に、
> 私も、地方にとって道路の必要性の高いところもまだまだあると。
> 問題はその必要性、その重要性、その優先度を、誰が、どういう基準で決めるかにある。
> つまり、これまで例えば宮崎が、東側が遅れていたのが、
> 公平公正なルールに基づいて、こうこうこういう理由で遅れたんですという、
> 私、説明があるかと思って、さっそく国土交通省を呼びました。
> しかし、残念ながら国土交通省というのは、遅れた理由についての一切説明はありませんでした。
と、「道路整備がなされなかった(偏っていた)のは国交省の恣意的判断のせいだ」という割と国政レベルの話をされてしまい、さっそく議論が噛みあわない。「知事が陳情に行く国交省を俺は呼びつけてやったぜ」「あいつら何の説明もしない悪者だぜ」と言われても困る。というか、暫定税率や特定財源をすっ飛ばして「中期計画」の話から入ってどうする。片やミクロからマクロ、片やマクロからミクロなのでこれはすれ違いが生じる。
しかも何をドジ踏んだのか、道路特定財源では完全に脱線となる高速道路の話にまで踏み込んだ。菅氏本人も
> 少なくとも道路公団、今で言う株式会社の費用は、これは税金は入っていません。
> 少なくとも、仕組みとしては減ることにはなっていません。
と認めているが、そもそもいわゆる税金で作っていると整備が遅くなるからという理由で誕生したのが有料道路制度であるし日本道路公団だったのだから、道路特定財源やその一般化あるいは税源委譲の議論では完全に勇み足だ。しかもそれに続けて、
> しかし、そういうものが無駄なかたちで使われていれば、
> 本当に必要なところに使われてないことになる。
> (中略)せっかく巨額の金を使って作った道路が、高い料金のために使われないのは
> 二重の損じゃないですか。そういう仕組みをどうやって変えるかという議論が
> やっと今始まったんです。
という、なんで宮崎から東国原知事が来たのかわからない展開に。「やっと今始まったんです」じゃなくて、「今この場でそんな議論を始めるなよ」という感じもしなくはない。道路特定財源が有意義に使われているかどうかに、(恐らくさらし者としてうってつけだったんだろうけど)アクアも本四を持ってくるのは、論理のすり替え以外にほかならない。これは非常に残念だ。

3番目に出てきた東国原知事は、最初こそ民主党への攻撃や高速道路の整備状況を語るなど、ややグダグダ感が否めないが、(思っていたよりも)ヤバい宮崎県の懐事情やインフラ整備が与える効果をとつとつと積み重ね、最後には交通基盤の整備について
> これをまず国の責任を持って平等にやってほしいんです。
> そこから地方間競争を、さあスタートと言ってほしい。
> その整備を最低でも平均ぐらいにはしてほしいというのが私の主張でございます。
と述べて〆た。これはいわゆる地方の首長の主張(シャレではなく)としておよそ一般的な意見ではなかろうか。これを「財源の委譲」「責任と権限の委譲」の三位一体に持っていくのは簡単だ。ただそこで議論を拡散させてはこの討論会を開いた意味が無い。

ところが、その次に出てきた逢坂議員は元ニセコ町長だけあって、議論をうまく持っていく。
> しかし、道路整備は性質が悪いモノで、個別の道路事業をとりあげて、
> この道路いりますか、いりませんか、この整備必要ですか、不要ですかといわれると、
> どれもこれもみんな必要なんです。
> 今よりも状況が改善されるということになれば、その説明は不用で、言えないのが現実です。
> (中略)全国の首長が「道路特定財源維持」という気持ちは十二分に理解できるが、
> もう一歩ひいた総合的な視点で、国民の生活の豊かさを考えてみるべきだ。
これは至極ごもっとも。地方の首長は「民主党の意見や対案には具体性が無い」と言うが、地方の首長が言う「道路特定財源は必要だ」にも、「絶対に必要だ」という部分がいかほどかという具体性が(維持修繕の予算は固定費用だけど)欠如しているのをさりげなく指摘している。
さらに、
> 私が思うのは今、私たちに必要なのはその整備の進め方や決定の仕方、
> それらを検討してこれまでの50数年よりも効率よく、
> 効果的に道路整備を進める方策に転換することが重要です。
> いままでのやり方を踏襲するだけではだめで、すなわち単なる財源の温存だけでは、
> 全国の首長が道路が必要といっているものは達成できないことを理解してほしいんです。
> 国民のみなさんから信頼を得て道路整備の王道を歩むためにも、
> 道路特定財源の見直しは必須の課題になっていると思います」
と上手く〆たつもりになっているが、これは道路特定財源=ハイスペックな道路の整備というイメージ戦略に乗ったもの。ここが少しばかり残念だ。自ら
> 私がかつてすんでいたニセコには高速道路はない。
> 町長時代に陳情したが、残念ながら実現していない
と言っているが、ではそういう自治体には道路特定財源は配布されていないのか?否。ニセコでは道路特定財源を陳情にだけ使っていたのか?否。国会で議論すべき道路(いわゆる国土開発幹線道路など)と生活道路を切り離して取り上げているのに、自分があたかも地方自治体の長として語っているかのような話の展開は、はたして理解されているだろうか。非常に惜しいなあと残念でならない。

さて4人話が出揃ったところでフリー討論に。ここでのポイントは「暫定税率分をどう扱うか、廃止するならその代替財源は?」「本則部分についての扱いはどうか、一般財源化するのであれば地方配分の額は?」というもの。当然、地方の長は、「地方財政を支えている収入がどうなるか」がメインになるので、ここをどう説得できるかだ。

(一般財源化後の配分について)
> 東国原:おそらく民主党は一括交付金として配ることを話していたが、
>  交付金になったら、地方分権もクソもない。
>  交付金は県とか市町村が国に申請し、頭を下げてもらいにいかないといけない。
> 逢坂:それは違います。
>  それについてはいわゆる今、国でやっているまちづくり交付金とかとは
>  まったく性質が違うモノで、純然たる一般財源として渡したいと思っている。
>  特に、国でいう道路整備臨時交付金の形、一般的な補助金はすべて廃止しようというのが
>  民主党の考え方です。それから、今の道路関係譲与税は今と同じ形で渡して、
>  使途だけは決めないとする。心配には及びません
> 麻生:理解できないのは18兆円の補助金を交付金にかえる過程で6兆円の節約をしろという。
>  そういう計算式。6兆円はどうやってやるのか。それで現実的に可能なのか。
>  現に18兆円の補助金のうち70%は義務的にどうしても使わないといけない社会保障関係です。
>  これは削れない、年々増やさざる得ない実態がある。
>  その実態を考えずに、ただ交付金にかえる。きれいなところだけ。
>  6兆円は一体でどうするのか。そこについて合理的な根拠がないことを懸念しています。
> 逢坂:道路特定財源の話からずれているが、麻生知事の今の指摘は、
>  私、実は19兆円のひも付き補助金廃止法案の策定に関わっているが、
>  およそ15兆が義務的経費だということは理解しています。
>  実は、一括交付金の総額はだいたい今の額よりも若干減る程度です。
>  そこから6兆出すということは私ども言っていません。
>  たぶんコミュニケーション不足なので、これは楽屋で詳しくお話しをした方がいい。
>  ここで話しても出発点の情報認識が違うので。
ああああ、麻生惜しい。
さて、この後、一般財源化に関して受益者負担の点から両知事と逢坂氏が熱く議論。これはけっこう面白い。時間をかけて行うべきだなあ。と思ったら、ここで菅直人。

> 菅:あの、先ほど申し上げたつもりですが、少し関連して逆に申し上げると、
>  高速道路部分は二重取りされていますね。通行料とガソリン代を二重取りされている。
>  プール化されているから、どちらからというと、収益性の高いところで稼いだものを
>  収益性の低いところの高速道路をつくってきた。
誰かこいつを吉祥寺に叩き返せよ。なんで税制の受益者負担の議論で有料道路制度が絡んで来るんだよ。

> 菅:ただですね、そのことと一般財源のときの財政配分をどうするかということ、
> それはいくらでも考えられるので、ある種の逆比例とか、
>  所得に対するある種の逆比例的なやり方とかありますから、
>  逆にいうと、一般財源でなければそういう公平な、あるいは過去にさかのぼる
>  公平な配分ができないということではないと思っています。
>  そこで逆に私の方から1つだけお二人にお聞きしたいのは、まさに決定システムですね。
>  宮崎県の東九州道路が遅れた。私から見ても、なんでこんなに遅れたかと思う。
>  問題は決定システムがまさに不透明でブラックボックスなんです。
>  それによって、いわゆる族議員的な力が左右する、あるいは自分のところだけ、
>  例えばアクアラインのような大間違いの計画でやっても誰一人責任をとらないで、
>  借金をどんどんつけ回していく。
>  こういうシステムを生んでいる背景が道路特定財源という制度そのものに入っている。
>  それについてどうお考えかですか。決定システムがおかしいんじゃないですか。
前半部分は支離滅裂だし、なんで道路特定財源の一般財源化、配分の話から道路族議員の利権誘導の問題に発展するんだろう。この人は結局国会議員なんだなあと思う。聞かれた両知事は話の腰を折られて可愛そうだ。と思ったら、さすが東国原知事。
> 東国原:その前に、ちょっとあの、(会場の民主党席から「答え避けてる」の声)
>  えっ、なんすか。あの、その菅さんの司会進行で進められると困るんですけども。
「答え避けてる」も何も、話を強引に展開したのは菅さんだろうに。

ダメな上司の責任は部下が取る。逢坂議員はかなり株が上がったよ今回。
> 逢坂:今回、暫定税率の延長をしたからといって仕組みが変わるとは思えない。
>  東国原知事は今、『今度はわれわれの番だと思ったのに』とおっしゃったが、
>  この道路中期計画の中に『今度はわれわれの番だ』という風に分かることが
>  書いてあるんでしょうかね。何も書いていないんですよ。
>  (中略)私はこの業界に長くいるので、何度もこれまで煮え湯を飲まされてきたので、
>  ぜひそのところは一緒に共闘組んでやらないと、本当に宮崎に道路できません。
と、ここで
> 東国原:民主党に誘われているんですか
> 逢坂:いやいや
というコントにつながるわけだけど、国政の議論のためには地方の追い風が必要だということが逢坂さんはよくわかっている。ゆえに、引っ張り込み方も上手い。東国原知事がそこで「道路建設の優先順位がわからない」と議論に乗ってくると、菅氏もさっそく食いつく。にしても結論が合わない合わない。というより合うわけがない。
> 東国原:だから新たな基準は国交省に求めていきたいと思うが、
>  そのためにも道路特定財源というのは確保しなければいけないだろうという話です。
> 菅:私はそこの考え方はまったく逆側なんです。
>  つまり、最初に確保されてしまうと、国会ですら総額については、もう議論しないで結構ですと。
>  聞いたんです国交省に。
>  (中略)ですから、私は基準を国土交通省にだけ作らせるのはだめだと。
>  逆にいうと、お金を先に渡して、あとは基準をもうちょっとしっかりしてください、
>  といって、この50年間か失敗してきたわけですよ。
>  逆にいえば、宮崎県の東の通りができなかったことを徹底的に、
>  その根拠を調べることによって不公平なことがなかったかどうかが明らかになってくると思います。
>  私は明らかに恣意的な判断がされてきた、その背景に一般財源じゃなくて特定財源
>  というものがあることをいっている。そこは考え方がかなり違いますね。
考え方が違うのは、知事たちが道路特定財源や道路整備が明日どうなるかを気にしているのに対して、菅氏が道路特定財源を使ってきた国交省らを糾弾したいという違いから来ているのかな、と考えてしまう。一人予算委員会なのでさすがに浮いてきている。
> 菅:つまりは、国土交通省がどのくらいの力を持っているか、
>  麻生さんはご存じなんじゃないかと思う。
>  それを壊さない限りは結局は自分たちが持ったところに対して、陳情合戦をされるわけでしょ。
>  (中略)そういう意味ではまさに決め方そのものを変えなければならないというところで、
>  私は皆さんとも意見一致すると思うんです。いかがですか
> 東国原:ですから、決め方を明確化してほしいというのは私も同じ立場なんです。
>  で、その決め方を示してほしいと。同時にそれが一般財源化ではないんですね。私の中で。
>  安定した財源を確保した中で決め方を示してくれと、
>  私は与党さん、あるいは政府には言いたいですね
> 菅:安定するということは逆に言うともう、総額が決ってますから、
>  つまりは減らされることがないから、平気で無駄遣いするというのが、
>  私の少なくとも20数年の国会議員としての経験です
> 東国原:経験を言われるとちょっと困るんですが、私もね。
と、「与党さん、あるいは政府には言いたいですね」という完璧に民主党スルー宣言をこれまた完全にスルーする菅氏。ハイレベルすぎる。やはり、「国交省が悪だ」「地方はこうしなきゃダメだ」というのを地方の知事相手に説くというのは、単なる「民主党の講演会」でしかない。
しまいには、逢坂氏もこれ見よがしに「ある省庁の予算の積算書」とやらを持ってくるが、
> 東国原:どこの省庁のですか
> 逢坂:まあ、ある省庁とだけ言っておきますが(中略)これ一般会計なんですよ。
>  特別会計になるとさらに遠いんですよ。だから本当に必要な道路を安いコストで
>  できるかどうかっていうのは、特別会計じゃチェックすらできないんですよ
> 東国原:いや、今日は道路の話ですから、その、どこの省庁のです?
> 逢坂:いえいえ、ですから道路特別会計というものだと、チェックが国民からさらに遠くなるんです。
>  それを少しでもわれわれの手元に引き寄せて、見える形にして、
>  本当に宮崎に必要な道路や私の地元の函館に必要な道路を作りたいんですよ。私も
と、微妙に議論のすり替えを見破られていささか迷走気味。

ここで、菅氏が道路整備による地域社会の発展というテーマに話を振ると、ストロー効果や緊急医療の問題に話が広がる。地方は緊急医療における道路整備の重要性や、道路以外にも波及しうる財源であることを語り、民主党側は一般財源化すれば道路だけではなく病院や教育といったインフラの形での整備も可能と応酬する。ありがちな展開ではあるが、非常に噛みあってて面白い。
と、ここで菅直人が、
> 菅:そろそろ時間が10分を切ったところですので、どうでしょう、
>  最後に2分間ずつ、それぞれのまだ、言い足りなかったところをお話しいただければ
>  と思うんですが、順番は同じでいいですか、麻生さんから
となぜか仕切る。

> 麻生:秋の間にですね、やはり、予算編成、どういう点が問題があるということで、
>  政府与党はもっと真剣な議論をしてですね、そして整合した、合意されたような、
>  基本的には問題点は合意された形で提出すべきですね。それができていない。
>  提出された後にこういうことになって、われわれの方は地方の方でですね、
>  予算編成をしようがないという状態なんですね。だからわれわれですね、とにかくですね、
>  とにかく暫定税率は維持してくれと、そうでないとどうしょうもなくなるぞ、
>  ということでいるわけですね。
と、今回余波をおもいっきり食った地方の長らしいご意見。議論が年度末まで収束しなかった場合、民主党は自民党の責任に押し付けられるだろうけど、知事はそうもいかないわな。
> 菅:しかし、私たちの立場から言えば、何十年ぶりかに初めてやってきた議論のチャンスなんです。
>  昨年の参院選の与野党の逆転がなければ、こういう議論はほとんどされないで、
>  3日とか4日の国会審議でするすると通っていたんです。
>  まさに政府が出している案はですよ、1年ではありません。半年でもありません。
>  10年間この制度をそのままやりますという案、まさにそういう決意を持って出してきた案なんです。
>  ですから私たちとしては10年間、59兆(円)、このままのやり方を続けるのか、
>  それとも根本から変えるのか、私は国民に信を問うだけの意味のある議論だと、
>  このように思っています

議論は結局互いに平行線のまま。記者会見での麻生知事と菅氏の発言がそれを物語っている。
> 麻生:第1の点はですね。民主党さんはもう少しですね、言葉はですね、
> 立派な言葉を使っておられるが具体的にはどうするのか。
>  どういう制度的な制度改革をやろうとしているのかという代案をですね、
>  示してもらいたいという感をますます強くいたしました。
>  2番目の点はですね、私がさっき申し上げたのは、ともかくわれわれの立場は
>  暫定税率はまず維持しといて、いろいろな問題提起されていますから、
>  それはご指摘の問題を含んでいるから、
>  ちゃんと検討すればいいということ言っているんですけども。
>  その際にはわれわれですね、知事会としてちゃんと地方の意見という形で
>  まとめて提起するということを考えます
> 菅:対案という意味なんですが、きちんとした対案を出しているつもりです。
>  まずは暫定税率が切れる。切れていいと。それから特定財源、道路特定財源を廃止する。
>  そして財政配分について、いろいろご意見はありますが、
>  わが党としては地方の減収にならないようなかたちで対応すると。
>  きちんと基本的な案を出している。
>  (中略)問題は、今よく対案といわれるのは、この自民党政府が出したですね、
>  国土交通省が出した道路の中期計画的なものを出さないか、ということを言うんですよ。
>  しかし私たちはこの土俵そのものがおかしい。
>  こういうとらえ方そのものがおかしいということを言っているわけですから。
>  その土俵の中でですね。ですから、私は宮崎の道路は個人的に必要だと思いますが。
>  そういうものをこういう形で国土交通省が恣意的に決めている、
>  そのこと自体を壊すことが最大の対案です。民主党が対案を持っていないんじゃないです。
>  一番大きな対案を出していると、そう理解してください
東国原知事が「とにかく道路を造ってほしい」という陳情型になっていたのも残念だったけど、それをいなしつつ、地方の窮状を汲むような姿勢が感じられなかった永田町の菅さんにも残念な討論会だと思った。

2008年02月27日

県道路整備促進協議会の道路特定財源維持緊急アピール冊子、顔写真はいらないだろ

首長、顔写真でアピール 道路財源の堅持 山形県協議会(河北新報)

> 山形県と市町村などで構成する県道路整備促進協議会(会長・富塚陽一鶴岡市長)は
> 道路特定財源の暫定税率を堅持しようと、
> 全35市町村長の一言を集めた緊急アピールパンフレットを作製した。
> 国への要望活動などで活用する。
> A4判、4ページ。各首長の顔写真と一言、関連写真を掲載している。

いや、首長の顔写真と一言なんていらないだろ。常識的に考えて。

と思ったら、一言というのはこういうものらしい。
> 渡部秀勝戸沢村長は雪道でトラックが横転した写真を使い、
> 「暫定税率がなくなると、安全で安心な道路整備、道路除雪が大きく後退します」
> と不安を強調した。
> 横戸長兵衛上山市長は小学生の列とダンプカーが擦れ違う写真とともに、
> 「ダンプが子どもたちの通学路を通らざるを得ない道路状況を、
> このまま見過ごしていいのでしょうか」と呼び掛ける。

なるほど。実際の現場の写真を入れるのは、35市町村それぞれに訴えどころが異なってくるので、あたかも電報の定型文のような「とにかく維持を訴える文章」よりもモノが見える効果はあるかもしれない。
ただ、それだったら、単に35市町村ずらっと並べるのではなく、使い方の分野(整備にしても高規格道路なのか生活道路なのか、雪道の維持保全に関することか、歩道や狭小部の改良なのか)ごとで見せてみたりするのも一つの手だったんじゃなかろうか、なんて考えてしまう。

2008年03月09日

6月1日施行予定の道路交通法施行令改正に関するパブリックコメントが受付開始

「道路交通法施行令の一部を改正する政令案」に対する意見の募集について(電子政府・意見募集中案件詳細)

急に降って湧いたような話だけれど、警察庁では道路交通法施行令(道路交通法ではなく政令のほうの)の改正を予定しており、しかも6月1日施行を予定しているので、4月5日までパブリックコメントを募集して公布、施行と持っていきたいらしい。

さて、個人的なことながら今日はちょっと時間が無いので、いわゆる普通の生活をする上で関わってきそうな改正案のポイントを列挙。もし、気になる人は上のリンク先から飛んでいって詳細を見てほしいし、もし物申したい人がいれば、メールでも可だそうなので意見を寄せてみてください。パブリックコメントなんて向こうが「こんなのやってもどうせ何も来ないしな」なんて微かにも思い始めた日から転落の一途を辿るから。

今回の改正の山場は大きく分けて4つ
(1) 自転車利用者への配慮を厚くすること
これまで、交通弱者と言えばもっぱら歩行者が相手だったけれど、じゃあ自転車は車やバイクに立ち向かえるかといったら、結局99%生身の状態なのでやっぱりなんとかしなきゃいけない、というもの。かいつまみすぎだな。具体的な変更点として
 ・これまで1.5m以上でしか認められていなかった車両通行帯を1.0m以上でも設置できるようにした
 ・(改正道路交通法では、児童が運転する自転車は歩道を通行できることから)交差点の歩行者用信号機で、「歩行者・自転車専用」の補助標識が無くとも、人形の(いわゆる歩行者用)信号機によって通行ができるようになる
 ・原則として自転車は歩道を走行できなかったが、13歳未満の児童幼児、70歳以上の高齢者などは、歩道を自転車で通行できるようになる
そもそも、実態の自転車の通行はどうなのよ、というのはあるけど。

(2) 後部座席のシートベルト義務化
と、書くと微妙に違うのだけれど、いちばん厳しくなった部分についてだけ書いても、「高速自動車国道等を走る際に、助手席以外の席の者にシートベルトを着けさせなかったら」、1点減点(つまり、運転手や助手席のシートベルトと同じ)というもの。一般道はどうなるかというのは、もう少し先のことになりそう。

(3) 高齢運転者などの標示を義務付け
これも、初心者マークの標示に合わせる形で、1点4,000円になる。

(4) その他
めんどうだからその他。

ということで、まあ後部シートベルトはおおよそ予想されていた程度のレベルだけれど、個人的にはこの歩道と自転車の話はもう少し詳しく書いてみたいところ。また時間があったら加筆するかもしれません。

2008年04月26日

米沢警察署管内で交通死亡事故ゼロ1年を達成

「死亡事故ゼロ」1年を達成 米沢署管内全体(山形新聞)

米沢市とお隣の川西町を管轄する県警米沢警察署管内での交通事故による死者が、この1年間ゼロだったとのこと。意外といっては不謹慎だが、米沢市内に限って言えば14ヶ月以上も交通死亡事故が発生していないとのこと。全県的にも交通事故による死者の数は減っているけれども、これはいい話。

これから先も、「天地人」効果で観光客の増加が見込まれるだけに、このまま住みやすい街、走りやすい街を目指していってほしいものです。そういう意味では、記事の末尾にあった
> 一方、同署管内のことしの交通事故発生件数は24日現在で278件で、けが人が349人。
> それぞれ前年同期を25件、21人上回っており、
> 同署は関係団体とともに発生総数の減少に向けてさらに啓発に努めることにしている。
という数字がやはり気になるところ。

2008年04月28日

改正道路交通法・改正道路交通法施行令は予定通り6月1日に施行

前回、パブリックコメントの際に「6月1日施行予定の道路交通法施行令改正に関するパブリックコメントが受付開始」というのを書いた道路交通法施行令の改正だけど、このところこのキーワードでたどりつく人が多いので再度取り上げる。

もともと、再びアクセスが多くなった理由は、この施行令の改正が正式に6月1日施行となることが決まったから。先週22日に閣議決定され、25日の官報で公布されているが、内容に関してはほぼ(というのは、前回のから見比べていないので)変化ない。

わざわざ検索で調べてくる人の注目点は、おそらく今回の改正で加わる「後部座席のシートベルト義務化」についてだろう。もっと正確に言えば「これまで運転席以外の席でシートベルトが義務化されていたのは助手席だけだったけど、これが『運転席以外』に広がった」というもの。
今回の政令改正に合わせて、未施行だった道路交通法の改正も行われるので、セットでの施行となる。

その内容をおさらい。まずは道路交通法から。
・改正道路交通法第71条の3第2項→「ドライバーは、シートベルトを着用しない者を運転席以外の席に乗車させて運転してはならない」(これまで、「運転席の横」だったものが「運転席以外」に)
 なお、そもそもシートベルトの設置が義務ではない車や、幼児、疾病者はただし書き等で外されている。
・同条第3項→削除(後部座席についてはこの項で努力義務とされていたけど、第2項で義務化されたため削除)

続いて施行令
・改正道路交通法施行令第26条の3の2第2項各号→(シートベルトの着用義務が免除される例外規定だが、もともと助手席だけだった義務が後部座席にも広がったため文言修正)
・改正道路交通法施行令第26条の3の2第2項第1号→定員を超える人数を載せた場合には、後部座席であってもシートベルトの着用義務から外すというもの(追加)
・別表第2(いわゆる違反点数の表)108→後部座席の者にシートベルトを着用させずに運転した場合の減点(1点)は、高速自動車国道
等におけるものに限ることに。

ちなみに、ここで面白いのは、施行令第26条の3の2第2項には、シートベルを着用しなくてもよい「やむを得ない理由」が列挙されているけど、「著しく座高が高いか又は低いこと、著しく肥満していることその他の身体の状態により適切に座席ベルトを装着させることができない者を自動車の運転者席の横の乗車装置に乗車させるとき」というのがあって、少し笑った。

さて、ここで気になってくるのは減点対象となる「高速自動車国道等におけるもの」の解釈だ。さて、これはどうやって取り締まるんだろう。
まず定義だが、道路交通法および道路交通法施行令では、高速自動車国道等というのは「高速自動車国道又は自動車専用道路」となっている。なるほど。ではどこからが高速自動車国道なのか、となるとこれが非常にやっかいだ。本来の定義的には、高速自動車国道として告示されている区域(高速自動車国道法)から、ということになるが、その区分けは別にアスファルトに線が引いてあるわけでもない。実際には下道からインターチェンジに入っていく道路の途中、あるいは下道から分岐したその瞬間に立っている青地に白で車が書かれているあの標識から、と考えるしかないだろう。これも実はインターによってまちまちなので、どこからシートベルトを気にすればよいのか、となるとけっこう難しいところ。

もっとも、早い話が減点1を気にするくらいなら最初からシートベルトをつけておけ、とこういう話ですね。

2008年07月07日

ガソリンは適時給油を ガス欠でJAF呼ぶ車が増加

県内、ガス欠車両増えてます JAF山形支部、適時給油呼び掛け(山形新聞)

そりゃあガス欠ギリギリまで走る人は増えるだろうなとは思っていたけれど、まさか本当に増えるとは。
とはいえ、パーセンテージにすると7~8%程度の上昇なので、そこまで増えたともいえないかな。

全国有数の世帯あたり自動車台数を誇る山形だもの、原油高に振り回されるのはよくわかる。だけど、こういう方法ではなくて、車の利用を減らしてみたり燃費のいい運転を心がけるほうが、はるかにガソリンの消費を抑えられるし、環境への付加も小さくなると思うんだが。

あと、
> 県警によると、高速道路や自動車専用道路で燃料切れした場合は2点減点、
> 普通車の場合9000円、大型車なら1万2000円の反則金も科される。
これは知らんかった。

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