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「山形のみちの通信簿」を読んでみる

かなり今さらだが、今月頭に公表された通称「山形の道の通信簿」を読んでみる。
山形河川国道事務所の記者発表が「やまがたのみちの通信簿ができました。」とご丁寧にも、タイトルに「。」をつけるのがほほえましい。

要するに何なのかというと、山形県内の道路行政が「昨年度、こういうのをやろうとしてこうなりました。古今年度はこういうのをやるつもりです」という、結果報告&目標報告なわけだ。実物は、PDFファイルで「山形のみちの平成16年度達成度報告書・平成17年度業績計画書」から見られるが、なかなか腐心した様子がうかがえる内容になっている。

手のひらを返すような言い方が、目標を達成したかどうかというのは、突き詰めてしまえば国交省内部での予算消化ができたかどうかのようなものなので、こちらとしては達成度についてはあまりピンとこない。
何ができたのかという報告の方が具体的なのですよ。

例えば、自動車専用道路分担率が、目標値2.9%に対して、3.0%という結果だったと言われても、素直に「よくやった」と言えるかな?そもそもなぜ自動車専用道路負担率が高いほうがいいのか、という意義が説明から伝わりにくい。おまけに2.9%という目標値がどこから出たのかわからないからもどかしい。2.9%の目標をクリアすると、利用者にとってどうなるの?その設定根拠は何なの?と、いじめだしたらキリがない。

せっかくいい出来栄えの報告書になっているんだから、数字遊びだけで終わったらもったいないよね。これはこれで見ていて面白いけどさ。

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2005年08月15日 11:46に投稿されたエントリーのページです。

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