取材ノートから:東京で2週間の研修を終え… /山形(毎日新聞)
> 県内で右往左往している車がいれば、それはきっと私です。
県外から来た人は、なぜか必ずそう言うんだよね。社交辞令なんですかね。
県民だから贔屓目に見ているのかもしれないけど、山形県内の道路って、一部を除けばめちゃくちゃわかりやすいです。少なくとも仙台や東京(他に長期間滞在したことのある大都市が無いけど)よりはわかりやすい。
七日町なんかの街中では一方通行が多いけど、それを除けば中途半端に広い道路が多いので、困ったらとりあえず路肩に停めることもできる。そのくせ、路上駐車が大迷惑というような場所も少ないしね。それこそ七日町のタクシーくらいかなあ。やけに方向案内の青い看板が頻繁にあるので、地名に慣れればこっちのもんだと思う。
田舎に出れば出たで、何しろ高い建物が少ないので一瞬戸惑うが、東西南北がわかれば後はどうにでもなる。というか、よくわからず元の道に復帰していることもしばしばだ。
そして、何より山形県のよいところだと思うのは、右往左往している車がいて、聞いたら丁寧に案内する風土があるというところだね。最初はかなりビビる人が多いけど、シカトする人はまずいないと思う。もっとも、道案内に多分に方言が含まれるので、県外の人が理解できるかは、賭けの部分が強くなっちゃうけどね。
ん。いささか褒めすぎたかな。