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6月1日施行予定の道路交通法施行令改正に関するパブリックコメントが受付開始

「道路交通法施行令の一部を改正する政令案」に対する意見の募集について(電子政府・意見募集中案件詳細)

急に降って湧いたような話だけれど、警察庁では道路交通法施行令(道路交通法ではなく政令のほうの)の改正を予定しており、しかも6月1日施行を予定しているので、4月5日までパブリックコメントを募集して公布、施行と持っていきたいらしい。

さて、個人的なことながら今日はちょっと時間が無いので、いわゆる普通の生活をする上で関わってきそうな改正案のポイントを列挙。もし、気になる人は上のリンク先から飛んでいって詳細を見てほしいし、もし物申したい人がいれば、メールでも可だそうなので意見を寄せてみてください。パブリックコメントなんて向こうが「こんなのやってもどうせ何も来ないしな」なんて微かにも思い始めた日から転落の一途を辿るから。

今回の改正の山場は大きく分けて4つ
(1) 自転車利用者への配慮を厚くすること
これまで、交通弱者と言えばもっぱら歩行者が相手だったけれど、じゃあ自転車は車やバイクに立ち向かえるかといったら、結局99%生身の状態なのでやっぱりなんとかしなきゃいけない、というもの。かいつまみすぎだな。具体的な変更点として
 ・これまで1.5m以上でしか認められていなかった車両通行帯を1.0m以上でも設置できるようにした
 ・(改正道路交通法では、児童が運転する自転車は歩道を通行できることから)交差点の歩行者用信号機で、「歩行者・自転車専用」の補助標識が無くとも、人形の(いわゆる歩行者用)信号機によって通行ができるようになる
 ・原則として自転車は歩道を走行できなかったが、13歳未満の児童幼児、70歳以上の高齢者などは、歩道を自転車で通行できるようになる
そもそも、実態の自転車の通行はどうなのよ、というのはあるけど。

(2) 後部座席のシートベルト義務化
と、書くと微妙に違うのだけれど、いちばん厳しくなった部分についてだけ書いても、「高速自動車国道等を走る際に、助手席以外の席の者にシートベルトを着けさせなかったら」、1点減点(つまり、運転手や助手席のシートベルトと同じ)というもの。一般道はどうなるかというのは、もう少し先のことになりそう。

(3) 高齢運転者などの標示を義務付け
これも、初心者マークの標示に合わせる形で、1点4,000円になる。

(4) その他
めんどうだからその他。

ということで、まあ後部シートベルトはおおよそ予想されていた程度のレベルだけれど、個人的にはこの歩道と自転車の話はもう少し詳しく書いてみたいところ。また時間があったら加筆するかもしれません。

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2008年03月09日 19:29に投稿されたエントリーのページです。

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