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こんな街(置賜) アーカイブ

2004年10月04日

La Festa Mille Miglia 2004 が山形を通過していた

日本で唯一のクラシックカーラリーとして、その筋では有名なLa Festa Mille Miglia 2004が、今日実は県内を通過していたらしい。知らなかった。って、そんな話ばっかりだよな。

クラシックカーが5日間かけて、東京の明治神宮から南東北を抜け、横浜元町まで戻る1,000マイル(1,600km)のレース。優雅なクラシックカーが、秋の山形路を駆けていたかと思うと、仕事していたことが悔やまれるくらいだ。

HPによれば、今日の昼前に宮城蔵王町から県内入りし、上山~高畠~小野川温泉を約2時間余りで抜けて、大峠を越えて福島に去っていったらしい。沿道で目撃した人は、貴重な体験をしたと思っていいんではないだろうか。

明日は、朝早くに会津を発ち、福島県内を南下し、栃木県の茂木町に至るとか。興味のある人は、通過時間を参考に追いかけてみては。

2004年10月11日

R13南陽バイパスのコスモス

南陽市のR13南陽バイパスでは、道路東側でコスモスが可憐に花開いています。

県内ではここ以外でも、沿道の花壇にコスモスに植えている場所が多いので(R7,R112,R113など)、各地で秋風になびくコスモスを見ることができるのではないでしょうか。

001.jpg
(10/11撮影)

002.jpg
(10/11撮影)

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●場所
・R13南陽バイパス
住所:南陽市椚塚(撮影地)
交通:米沢南陽道路南陽高畠ICからR13で約1~3km

2004年10月20日

「十三峠」活用へ調査開始・旧越後米沢街道

「十三峠」活用へ調査開始・旧越後米沢街道(山形新聞)

江戸時代に整備された旧街道を調査し、関連する歴史や史跡、文化を再発見しようという試み。うん、なかなか面白そうだ。惜しいのは、どこを通っているのか頭の中で地図が描けなかったということ。

記事の中で、「旧道を素材に地域づくりを進める県の「アルカディア街道復興計画」の一環として、」とあるけど、このアルカディアって単語はいつまで使うつもりなんだ。恥ずかしい。

2004年10月21日

「スウィングガールズ」ロケ地探しの反省会

サイト移転早々に私を台風の渦の中に巻き込みやがった(映画のせいかよ)映画「スウィングガールズ」についての大反省会だ。いや、正しくは「ロケ地探し」の反省会だ。間違っても「ロケ地巡り」とは言いがたい。

そもそも間違ってはいけないのは、ロケ地探しやロケ地巡りに意味などない。意味があったとしても、当人の中で僅かながらに幸福感が増す程度ではなかろうか。韓国まで飛んでいって、その金に見合うだけど価値があるのかというとはなはだ怪しい。投じた金額を勝手に等価で満足感に変えているだけ違うんかと。そう思う。映画の作り手にとっては、ロケ地というのはあくまでロケ地であって、高畠高校もフィルムに収まった瞬間からそこは山河高校なのである。寸分たがわず存在していても、高畠高校と山河高校は違うものなのですよ。スクリーンに映し出されるもの以上のことは、映画にとって「そこにないもの」と同然と言っても過言ではないのではないだろうか。

ゆえに、私が「必要以上のネタバレ」と書き、あたかも鬼の首を取ったかのように並べたあんなことやそんなことも、映画にしてみれば「で?」で終わる。あの交差点に行って例え「故郷の空」が聞こえなくても、作中で5人が裏拍のコツを掴む過程は揺がない。

それはそれとして、私が想像していた以上のアクセスがあったのもまた事実(今年5月の「一日で米沢十湯回れるか」の頃の数倍)。改めて映画の素晴らしさと関心の高さに驚かされました。私も、上の二段に書いた前提があるにせよ、映画のよさ+高畠高校の校舎がなくなってしまうという現実がなければ、ここまで頑張らなかった気がする。

さて、前置きが長すぎたところで反省会だ。まず、ぶっちゃけた話、「最初ぜんぜんロケ地がわかってなかった」という事実が今なら指摘できる。公開最初の週の段階で乗り気になっていたが、リストアップしたものは、今となっては赤面ものだ。何が「西置賜は疎くて」だ、丸々疎いの間違いだろう。村山の人間が背伸びしすぎた感がある。

日々のデキゴト:ロケ地巡りへの道のりでは、ロケ地探しの方法として「先に見て回った人達から情報を得る」「情報や推測を組み立てて、独力で探す」とあるが、私の取った方法は「(少ない)経験とヤマカンで、独力で探す」だ。逝ってよし。上のblogにあるように準備していけば、もっとスマートにできたのかもしれない。これは大いに反省だ。「いつだって出たとこ勝負」というサイトだが、無鉄砲ではしょうがないということを思い知らされた。

次なる反省点は、堂々とアップしたものの場所の間違いが多すぎるというところか。記憶が確かなだけで、梨郷の線路際で2ヶ所、畔藤バイパス、そして勧進代のインサートシーンも違うので恥ずかしいことこの上ない。わざわざ、こんな予備写真まで撮って間違えてどうする。しかも、取り直しなどで何度も行った場所もある。重ね重ね自分の記憶力が弱いという事実が突きつけられた感じ。

とまあ、振り返ると恥ずかしいことばかり(特に場所の間違いは、「今日のスウィングガールズ」掲示板でようやく知ることができたわけだし)。あえて誉めるとすれば、スタートダッシュだけやけによかったということと、地図の出来栄えがそこそこというところか。個人的には、本家のロケマップにはいい勝負ができた気がする。

ついでなので、メールでいくつか貰った質問など。
Q.1:結局マツタケ山はどこなのでしょう。ほぼ特定されているみたいなのですが。
A.1:守山とか行きたくないし、熊が出たら嫌だし。今のところ諦めかけてます。「今日のスウィングガールズ」の方を参考にどうぞ。

Q.2:撮影は一人ですか。
A.2:こんなのにカミさん連れていかれないだろ。

Q.3:googleで検索されないんですが。
A.3:知らないよ、そんなこと。

Q.4:リンクしていいですか。
A.4:どうぞ、ご自由に。

Q.5:一番オススメのロケ地はどこですか。
A.5:一番好きなシーンというのはありますが(それは恐らく誰にでも)、一番オススメのロケ地というのはありません。

この他あんな文句とかこんな注文とかありましたら、メールなりコメントなりでどうぞ。

2004年10月22日

やまがた景観知事賞に酒田の山居倉庫周辺

やまがた景観知事賞に酒田の山居倉庫周辺(山形新聞)

知らぬ間に「やまがた景観デザイン賞」がなくなり、山形経済同友会が「次代につなぐやまがた景観賞」というのを新たに始めていたらしい。タイトルにもあるように、最高の賞にあたる県知事賞には、酒田の「山居倉庫・夢の倶楽と屋形船と希望ホールの船場町通り」というあのあたりが選ばれた。うん、悪くない。

そのほか、
・山形経済同友会大賞:「出羽の古道・六十里越街道(西川町~櫛引町)」
・同:「庄内海岸砂防林(遊佐町~鶴岡市)」
・同:「交流プラザ蔵楽(南陽市)」
・山形経済同友会奨励賞:「玉簾の滝(八幡町)」
・同:「野々村ため池(真室川町)」
・同:「水郷の情景―旧最上橋と最上川河岸(大江町)」
・同:「羽州街道『楢下宿』―『新橋』『覗橋』」(上山市)」
が選ばれた。

今後、ネタが尽きた時に参考にさせてもらおうか。既に取り上げた(と言っても旧サイト時代に)ことのある場所も数ヶ所あるけど。

2004年11月19日

米沢の「鷹山公生誕祭」、景気低迷で来年から中止

雑記帳:山形の「鷹山公生誕祭」来年から中止 景気低迷で(毎日新聞)

米沢の三大祭の一つ、「鷹山公生誕祭」がなくなってしまうらしい。まあ、「米沢上杉まつり」とかぶると言えば、かぶらないわけではないな。もう一つが何か思い浮かばなくて牛肉まつりなのかと思ってたら、「上杉雪灯篭まつり」なのね。何はなくとも鷹山公、そんな街にしか見えないぞ、米沢。

確かに開催に必要な資金が足りなかったり、祭りへの観光客の足が遠のいているのであれば、やむないかなという気はする。だけど、これによってさらに街の活気が失われてしまっては意味がない。鷹山公は「質素倹約」で鳴らした人だけど、同時に「産業再生」も果たした人であることは県民にも知られていないのではないだろうか。

2004年11月22日

太陽館

山形新幹線の高畠駅は、温泉県・山形の中でもちょっと珍しい、駅の中に温泉があることで有名だ。ある程度よりも上の年代の方には、糠野目駅と言ったほうがいいかもしれない。

そんな高畠駅を東側から入ると、改札の右側に「ゆ」の暖簾を発見。不思議な感覚だ。やや小ぶりな印象はあるものの、冬に「列車を待つ間に一っ風呂」ということもできそうだ。浴室にはスピーカーもあり、たぶん列車が来る時には放送があるのだと思われます。


(11/22撮影)

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●場所
・太陽館
住所:東置賜郡高畠町山崎
交通:米沢南陽道路南陽高畠ICから約5km
料金:大人300円、中学生以下100円
営業時間:7時~22時(毎月第2月曜は休み)

2004年11月23日

飯豊温泉

県南西部小国町の山深くにあり、根強い人気を誇る飯豊温泉。飯豊町ではなく小国町にあるというのが実にややこしい。
歴史は古く、優に800年を超えるとも言われています。もっとも源泉に近い飯豊山荘のほか、飯豊梅花皮荘などでも入浴することができる。飯豊山荘は冬期閉鎖ということなので、飯豊梅花皮荘に行ってきました。

雪深い飯豊山麓にあってか、飯豊梅花皮荘は重厚な作りになっている。宿泊用の建物とは別棟になる感じで、大浴場があった。新しい建物なので、増築したのかもしれない。「源泉かけ流し」という張り紙の脱衣場を抜けると、窓の向こうに飯豊の山々が見えた。天井が高いので、なおのこと気持ちがよい。


飯豊温泉に向かう途中(11/23撮影)


飯豊梅花皮荘の入口を正面から(11/23)


浴室からはこのような感じの景色が望めます(この写真は外からの撮影)(11/23)

施設の運営管理を行っているおぐに白い森株式会社

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●場所
・飯豊梅花皮荘
住所:西置賜郡小国町大字小玉川
交通:小国町市街地から約25km
料金:大人500円、子供300円(入浴のみの場合の料金)
営業時間:10時~19時(入浴のみの場合の時間)

2004年12月14日

米沢南陽道路でクレジットカードが使えるようになるらしい

「らしい」と書いたのは、新聞などを見る限り記事になっていないから。
又聞きの情報なので、あくまで「らしい」ということで。

新たに使えるようになるのは、クレジットカードの他、ETCカード(ただしETCレーン設置ではないので、一旦停止してETCカードで払うということ)、別納制度のカード。
「今さらですか?」という感じもするが、これで利用者は増えるのかな。確かに中田交差点から高畠にかけての13号線は決して広くないので、別納制度を使っている大型車が米沢南陽道路にまわってくれると、13号線利用者にとっても好都合かも。
回数券の廃止に向けての布石じゃないよな、とも邪推できる。全国的に見ても回数券の廃止の流れはあるし。

いつにも増して未確認情報なのですいません。

2005年01月08日

高畠高校の屋上を撮影せよ!(その1)

と、いきなり違法行為すれすれの発言ですが、映画「スウィングガールズ」に出てくるシーンの追っかけの話です。
通常、「いつまでも、Keep on going, Gilrs!」の方でうだうだと書くのだけど、輪をかけてアホなことやりますので、こっちに書きます。

さて本題。映画を見た方にとっては屋上での「イン・ザ・ムード」と言えば分かるだろうか。雪の積もった高畠高校本校舎の屋上で演奏するという、なんとも幻想的な場面がある。
しかも、早ければこの秋にも取り壊されてしまうので、雪に覆われた校舎というのは、残り数ヶ月しか見ることができないのである。これまで、高畠高校の外側の写真というのは、それなりに外から撮影してきたけど、現役の校舎内はさすがに無理。じゃあその境界線上にある(本当か?アウトじゃないか?)屋上というのはどうだろう。確かに屋上によじ登って撮影するのは、ご法度。ならば、理論上可能な「高畠高校の敷地外から、風景の一部として高校の屋上が入っちゃいましたよ的な写真」ならどうだろう。よし、それだ。

まずは、位置を確認しなければならない。マピオンの地図を見てもらうが、十字を落としているのが、その屋上になる。ここの北西側に小澤先生(竹中直人)がいて、南東側に17人がいる形だ。つまり、
・高畠高校の北西もしくは南東にあり、かつそう遠くない場所であり、
・かつ高畠高校の本校舎(3階建て)屋上よりも高い場所
を探せばいいわけだ。3階建ての屋上より高い場所?高畠に4階建てなんてあったっけ?

とりあえず、高畠高校の前まで行ってみる。小雪が舞っているが時折日差しも見えるという、この時期にしては上々の天気だ。まずは南東方向から高畠高校を捉える。左奥にあるいびつな突起が本校舎だ。ここから十数m空中浮遊すれば、竹中直人と高畠の街並みが映るあの場面を拝むことができる。無理だ。

南東側から見た高畠高校
(01/08撮影)

そのままの位置で、180度振り返ってみる。

切なそうに振り返る
(01/08撮影)

すると、やや左に振れるが、小高い丘を発見。これなら登れそうだし、ぎりぎり校舎よりも高そうだ。さっそく行ってみる。

行ってびっくり。高畠町の斎場の裏山だよ。げんなりするが、これもネタのため。一通り謝ってから登る。まだそれほど積もっていないので、その気になれば案外簡単に頂上までたどり着く。山肌は針葉樹ばかりで、しかも結構な密度で植わっており、さらにご丁寧にある程度の枝打ちまで行われているので、木登りもできやしない。もはやそびえ立つ壁状態だ。幹と枝で、視界が完全に遮られている。

わかる?
(01/08撮影)

ものすごく分かりづらいが、いちおう校舎らしきものは見える。高さも屋上とほぼ同じなので、頃合いといったところか。欲を言えば、もう少し高いほうが屋上の床も見えてよかったね。というか木がなければいちばんよかったよね、という豪快な結論だ。

これじゃ映画のシーンを連想することはできない。三流のカメラマンが週刊誌に持ち込む写真以下の出来栄えだ。

(その2)では、北西側から捉えることのできる唯一の場所、山形第一信用組合に突撃だ。だ、というかその予定。指揮棒を振る小澤先生の後ろに見えた、こげ茶色の建物といえばわかるだろうか。4階建てのこの建物、できれば屋上から、ダメなら4階から撮影させてくれないかな。そもそも入れてくれるのかな。

2005年01月11日

ロウ人形喫茶「つづらぬき」を探せ!(その1)

昨日(01/10)遅く、映画「スウィングガールズ」の公式掲示板に「つづらぬき」という喫茶店の話が出た。

ここで映画のパンフレットをお持ちの方は、竹中直人のプロフィールが載っているページを見ていただきたい。略歴などの下に、一風変わったコメントが載っている。かいつまんで書くと、
・夏の撮影中、夕立で撮影がストップした
・監督と一緒に近くの喫茶店へ逃げ込んだ
・蔦のからまる小さなお店で、名前は「つづらぬき」
・なんかおかしな雰囲気が漂ったと思ったら、マスターも客もみんなロウ人形
というもの。

どこまでネタなのかわからない。さすが竹中直人だ。しかし、「ロケ地のすぐそばにあった」と書かれては、調べないわけにはいかない。ここで少しこの話について整理してみる。検証しなければならないのは次の点だ。
(1)どこのロケ地の近くなのか
(2)はたしてこのお店はロウ人形の飾ってある店なのか、本当に喫茶店なのか
(3)はたしてこの話は本当の話なのか
である。考えたくないので、(3)は見なかったことにしよう。なお、Google等での検索は既に行い、箸にも棒にもかからなかったのは言うまでもない。

(1)どこのロケ地の近くなのか
ということだが、竹中直人が夏に撮影を行った場所は、小澤先生の家の玄関先をカウントしても8ヶ所。そのうち屋外、しかも夕立で土煙が上がるのは高畠高校しか考えられない。

(2)はたしてこのお店はロウ人形の飾ってある店なのか、本当に喫茶店なのか
もはや、こればかりは実際に見てみないとわからない。ということで、書き込みを見た数十分後には車のエンジンをかけていた。おいおい、23時半だぞ。R13はスケートリンク状態。いつもより余計に時間をかけて高畠まで。電話帳をひっくり返してもやはり見つからない。念のためR399で高校のグラウンド横まで行ってみたが手がかりすらない。ひっそりとしたグラウンドを横目に、ロウ人形を考えたら急に怖くなった。

さて、手ぶらで帰るわけにもいかないので、聞き込み開始だ。既に深夜2時近いので、開いている店といったらコンビニくらいだけどしょうがない。突然調べたくなったんだもの。2件でさりげなく聞いてみたが、二言目に「ロウ人形」とか口から出るので、さりげなくも何もない。コンビニ強盗と間違われてもおかしくない不審者っぷりだ。

けっきょく手がかりなしだったのだが、あえてヒントをもらったとすれば、中央通りの「昭和ミニ資料館」なら、そういう怪しげな雰囲気の場所もあるかもしれないということ。Web見る限り、該当する店なんてないんですけど。

困った。完全に行き詰まった。まず、喫茶店らしからぬ「つづらぬき」という名前が怪しい。竹中直人のコメントというのも怪しさ充分だ。
ここで(3)を考えてしまうと、この眠くてしょうがなかった今日一日が報われなくなってしまうので、しばらく探してみて後日改めて報告したいと思います。

結論としては、「見つかってねえよ」。

2005年01月14日

米沢南陽道路でクレジットカードが使えるようになったらしい

米沢南陽道路でクレジットカードが使えるようになるらしい
というのを以前書いたが、半月ほど遅れて現地確認をしてきたので書いておくことにする。

下の写真を見てもらうとわかるように、現金投入口の下、回数券差込口の右のあたりに、微妙な存在感で一つ口が増えていた。相変わらず全体を見るとごちゃごちゃしていて、初めて通る人は9割方パニックになると思われる作りだけど。まあ、これも自動支払機の宿命だし、支払手段が多いのだからしょうがないのか。

さて、今回の目玉はなんと言ってもカード(クレジットカード・別納カード・ETCカード)による支払ができるようになったということ(ハイカは既に対応済)。これで、手間こそ違えど他の有料道路と大差ないサービスになる。もっとも、ETC車載器による通信での支払(要するにノンストップ通行)はできないので、他のカードの場合と同様に、一旦車載器からカードを抜き、支払機に差し込んで通過するというもの。まあ、ETC利用者の場合、ハイカなんて使わないだろうから、「他の高速→ETC、米南→小銭」だったのが、「両方ETC」っていう風にできるので、そこはメリットがあるのかな。

あと、前にも書いたけど、トラックなどの大型商用車が、別納カードを使って利用する機会が高まれば、R13が安全になっていいと思った。回数券も廃止になっちゃうしね。

カードの差込口
(01/14撮影)

ロウ人形喫茶「つづらぬき」を探せ!(その2)

ロウ人形喫茶「つづらぬき」を探せ!(その1)」の続編を早々とお送りしたい。というのも、結論がわかっていて、無駄に遠回りするようなやり方は、時間とお金がもったいないからね。「最初っからここに来ればよかったんじゃね?」っていう台詞は喋る気ないので、早速に核心を突くつもりで高畠へ。

やってきました高畠町観光協会。街のことなら観光協会、ロケ地にちなんだものとなればなおさらここは本命だ。どきどきしながら扉を開ける。

応対してくださった方に、とりあえず「つづらぬき」という店の単語だけ話すと、いきなり独り言で「聞いたことないな」。パンフレットを広げて説明を始めたら、職員総出(と言っても4人)で方々探し始めてくれた。あれ?すぐに見つかる予定だったんですけど。

住所録や電話番号簿をひっくり返しても出てこない。インターネットで探しても出てこない。そりゃそうだ、ネットでなら私だって血を吐くほど(うそ)探したよ。話の前提であった、高畠町内というのもとりあえず外し、置賜各地の観光協会に電話してもらう有様。もっとも、大前提として「このお店の話は作り話ではない」というのがあるのだけど。

30分ほどあちこち探してもらったが、結局見つからずじまい。「よく喋りますね」と言われる私も、さすがにこの世にあるのかどうかわからないお店を探してもらっている手前、借りてきた猫のように座ってました。職員の方に「公式掲示板は、関係者の方もご覧になっているそうですから、あそこに書けば、どこからか情報が入ってくるかもしれませんよ」とアドバイスを受けたのだけど、言い出すに言い出せませんでした。

高畠町観光協会のみなさん、お手数をおかけしました。

結論としては、「見つかってねえよ」。いや、参ったな。

2005年03月15日

長井市観光協会、役員54人全員が辞任へ

役員54人全員辞任へ 長井市観光協会(読売新聞)

なんだ、その子供みたいな反抗の仕方は。というような展開だが。
先週、長井市の改革案に対して「とても納得できない」と、協会三役が今月末の任期切れを持って辞任するという話があったが、やけに拡大しているようだ。そのときの報道によれば、市の示したという改革案は、
(1)経理事務を長井市商工会議所に委託する
(2)事務局の場所をフラワー長井線長井駅から商工会議所に移す
(3)協会専従職員を3人から2人に減らす
というもの。ただし、専従職員は昨年9月から既に2名になっており、欠員状態になっているという。

さて、これってそんなに協会のやってきたことを否定するような動きだったんだろうか。

少しばかり「観光協会を商工会議所が吸収する」ようにも見えるが、いくらか折り合いをつけることも可能だったのではないかな。観光閑散期に減員されたとはいえ、春からあやめ祭りなど長井を訪れる人が増えるのだから、増員されないことへの反発は強いと思う。しかし、長井市全体の行財政改革の中で、ここだけ何も手付かずというのは、逆に説明できないんじゃないの?人手が足りないなら、まして自ら「ボランティアでやってきた」と言うのなら、(まあ専従スタッフもボランティアでとは言わないけど)自前で人を募ったほうが自由が利くし、必ずしもここまですることかという気がする。もっとも、全国どこでもそうだけど、観光協会っていうのはお金がないというのはわかるけどね。経理事務も同様なわけで、これなんか逆に専従職員の手が減っていいんじゃないかと思うのだが。むしろ、商工会議所側が「まじっすか」って言ってくるならわかる。

さて、問題は事務局を現在の長井駅からタスパークに持っていくことだが、これは少し考えないといけないんではなかろうか。長井を訪れる人の中で山形鉄道を使う人が減っているのは確かだが、「観光協会の窓口は駅にありそうだ」というのは他地域から来る多くの人の共通認識だ。いわんや、この時期に移転して、観光客が「観光情報を得にタスパークへ」となるか疑問。せめて窓口だけでも駅に残してはどうかなと思うんだけど。

2005年04月03日

西吾妻スカイバレーの除雪作業、始まる

西吾妻スカイバレー:除雪作業、始まる /山形(毎日新聞)

県内各所の県境峠越えの中でも急勾配と急カーブの続く西吾妻スカイバレー。ここの除雪は大変だろうなあ。ふと思ったんだが、やっぱり福島県側は福島県が除雪してるのかな。
なお、開通はゴールデンウィーク頃になってしまうとのこと。

2005年04月05日

東北中央道 栗子トンネルの一部を着工へ

栗子トンネル一部に着工へ 道路公団(朝日新聞)
東北中央道:栗子トンネルの避難坑、今年度中に着工 /山形(毎日新聞)

東北中央道のうち福島と米沢を結ぶ区間の最大の山場である、栗子峠越えのトンネル工事(ただし避難坑の工事)が始まった。

「避難坑って何よ?」ということで調べたところ、国土交通省中部地方整備局の「道に関するQ&A」にイラスト入りの解説が。なるほど。長大トンネルの場合、こうした避難経路の確保に加えて、先にそういうのを掘ることによって、トンネル本体の工事をスムーズにするってわけか。

それにしても、避難坑を先に掘りきってから本体を掘るなんてことはしないと思うけど、この避難坑に4年弱もかけると、本体が貫通するのっていつになるんだい?

2005年04月27日

ようやく春、西吾妻スカイバレーが開通

ようやく春、西吾妻スカイバレーが開通(山形新聞)

西吾妻スカイバレーの除雪作業、始まる」から3週間あまり、ようやく西吾妻スカイバレーが開通です。大峠道路のおかげですっかり陰が薄い山岳ルートだけど、春から夏にかけて、人出があるんだろうな。

昼は眺望を楽しむ人たちで。夜は峠を攻める人たちで。

> 今年は雪が多く、路肩で雪崩が発生している個所もあり、一部片側交互通行になっている。
これはすごいなと思ったけど。逆に言えば、暖かくなるこの先しばらくは、注意が必要ってことだよな。同じく、雪が溶けて夜間に凍る恐れがあるのでこちらも注意だ。おかげで、来月15日までは夜間通行止めとのこと。大峠道路をご利用ください。

2005年07月02日

米沢-喜多方を結ぶバス「レインボーライナー」号が今日から運行開始

レインボーライナー:ルートバス、米沢駅と喜多方結ぶ--きょうから運行開始 /山形(毎日新聞)

7月から11月中旬までの土日祝日と8月の繁忙期に1日2往復するらしい。記事によれば「広域観光の促進を図るのが狙い」とあるが、米沢と会津ですか...。
南東北、もっと言えば会津や置賜から1時間圏内程度の人間なら、行程も組みやすくなって観光の幅も広がるような気がするが、どうしても置賜と会津って「県境は接しているけれど」程度の感覚だなあ。距離は近いけれど観光ルートとして確立されてない気がする。

でも、見てみたらバスでも1時間ちょっとなんだね。おまけに、米沢側なら小野川温泉、喜多方側は喜多の郷や熱塩加納の熱塩温泉なんかも経由するみたい。1時間ちょっと距離に観光ポイントや宿泊ポイントがあると、案外好評かもしれないね。置賜にしてみれば、これまで東京からの人を呼ぶのに「米沢・山形」っていう観光ルートのほかに、「米沢・会津」っていうのも加わる利点がある。だって、真夏の山形の観光スポットって何よ?花笠祭り?紅花畑?それともクソ暑い中、山寺の階段を登れってか?
また、会津にしてみても、これまで磐越西線・磐越道のように、新潟あるいは郡山からの観光ルートしかなかったため、(JR東日本のSLにしても)割と「通過される」ことが多かったように思える。米沢というわりと中途半端な距離の観光地とつながったことで、これは結構選択肢が広がったんじゃないかな。

会津バス
山形県観光物産協会 福島県あいづデスティネーションキャンペーン連携企画
喜多方市 まるごと体験喜多方

2005年07月10日

園児の絵と全国各地の地方私鉄の色鉛筆画 フラワー長井線がギャラリーに

列車がみんなのギャラリー 映画で利用増のフラワー長井線(読売新聞)

いや、ほらサイト的に取り上げない訳にはいかないじゃない。
それにしても
> 全国各地を回り、ローカル線を色鉛筆で描いている
という、この会社員の方の趣味の有意義なこと!

園児のクレヨン画50点と、この会社員の方の色鉛筆画15点は、18日まで車内に展示されるとのこと。んと、1編成だけなのかな。だとしたらちょっと運任せになってしまうしもったいないような。園児の作品にしたって、いずれは手元に置いておきたいだろうし、色鉛筆画も借りてきているわけだからいつまでもというわけにはいかないだろうけど、18日までっていうのも短い気がする。定期的に、も少し大掛かりに飾るというのもアリなんじゃないかな。沿線は2市2町あるわけだし、車内広告のスペースだって余っていたような気がするし

2005年07月13日

置賜の「幹線道路脇にある墓地」について-毎日新聞の記事から

取材ノートから:米沢に赴任した時から気になっている… /山形(毎日新聞)

タイトルで「新聞記事から」と書いた割には、確固たる答えを持ち合わせているわけではない。
今までまったく気がつかなかったけれど、そういえば記事にあるような
> 幹線道路のすぐ際に立地している墓地が多いことだ。
という風景かもしれない。そんなに多いかな、という気もするけど。

というわけで、どなたかご存知の方は教えてください。

2005年07月26日

高畠町のデマンド交通システム、10月からの運行延期へ

高畠町のデマンド交通システム、10月からの運行延期へ(山形新聞)

不振の町営バスに代わって、
> 形態は複数の利用者宅を1軒ずつ回ってそれぞれの目的地に送迎する乗り合い型タクシー。
を導入する計画が、委託予定だった町内のタクシー会社3社が、「本業の売り上げ悪化を懸念」したことで、協議が難航しているそうだ。

これはまたなんとも言えないニュース。そもそも農村部の公営バスが不振なのは大いに理解できる。しかも、バスの利用者が廃止後の足としてタクシーを使うかと言えば、財布の負担が段違いなので、乗合型タクシーの導入というのもなんとなくわかる。

が、仮にこれが「効率よく予約が入り」配車と送迎を行ったら、タクシー会社はやってられないよな。おそらく「本業の売り上げ悪化を懸念」というのは、人手が足りなくなるということではなくて、お客が食われるということだろう。そこまでの需要があるかどうかが非常に悩むところであるけれど。ここまで書いておいて、実は高畠の町営バスに乗ったことがないのだが、10人乗りのジャンボタクシーでどうにかなる乗客数なんだろうか。足りないような気もするし、中型で事が足りるような気がしなくもない。とは言え、全国各地の例を見ても、それなりに利用者は維持されるようだし、町の負担も減るのであれば、なんとか早期に協議がまとまってほしいものである。記事読む限り、減るとも思えないんだけどね。

2005年08月01日

高畠町のデマンド交通システム、運行方式を町が再検討

運行方式を町が再検討・高畠のデマンド交通システム(山形新聞)

先日の「高畠町のデマンド交通システム、10月からの運行延期へ」の続報。

> 席上、会社側からは「利用者の各家を探しながら送迎する現行のシステムでは
> われわれの負担が大きく、降車場所を複数の公共施設などに限定してほしい」
> 「車両保険を町で負担してほしい」などの要望が出された。
おいおい。前段は明らかにタクシー会社寄りに立ってしまうんだけど。例えば、同じ集落内であっても利用者がバラバラにいて、それぞれの家を回って拾うというのは、同乗者にとってもこそばゆいものがありそうだ。ある程度のポイントを作って(停留所の量産みたいな)、回るというほうがお互いにいいような気がするんだけどなあ。

2005年09月28日

「広河原温泉」に宿泊施設が完成 10月8日オープン

飯豊・中津川の有志結束、「秘湯中の秘湯」10月オープン(山形新聞)

以前ここで、大蔵村の石抱温泉と並んで秘湯中の秘湯と紹介した、広河原温泉が、どうやらその地位から陥落しそうです。それでも秘湯に違いないけどね。

米沢市街から約1時間かけて行き、最寄の集落から狭小な道を延々30分ほど進んで着くという、その筋の人なら泣いて喜ぶ場所。でも、宿泊施設ができるっていうことは、当然水や電気も引いてくるはずだし、アクセス道路も多少手を加えるだろうから、様変わりするだろうね。以前は、助手席のカミさんが一言も喋らないという悪路だったんですぜ。

ちなみに、記事によると、「男湯と女湯、さらに間欠泉のある混浴を整備した」とのことなので、今までの間欠泉の風呂は、活かされるみたいだね。ちくしょう、残念至極。これも地域活性のためにはしょうがないのかな。

===(追記・11/10)===
TBいただいた「秘湯・広河原温泉「湯ノ沢間欠泉 湯の華」宿泊記」を見て、ほっと一安心。見る限り、間欠泉はかつての面影そのままだし、山小屋みたいな建物もしっかりとしたものができているみたい。これはかなり気合を入れてますね。

ちょっと「ちくしょう、残念至極。」と結論付けるには早すぎたみたい。上のレポートによればあいにく今年の営業は今日(11/10)で終わりみたいだけど、再開される頃には新緑が待っているし、秋の紅葉(個人的にはこの季節だね)も楽しめそう。それでもやっぱりにぎわってほしいようなほしくないような複雑な気分だけど、来年以降が楽しみだ。

2005年10月12日

蝉しぐれのあんな道

「蝉しぐれ」公開追い風 鶴岡の市民ガイド大忙し(河北新報)

たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」に続き、今年も藤沢周平原作の映画「蝉しぐれ」が公開されて、元庄内人としては嬉しい限り。庄内でも、また藤沢周平ブームがおきて、観光面でも根強い支えになっているとのことで、これも嬉しい限り。昨日、思い切り仕事をサボって「蝉しぐれ」を見てきたが、やはりいい。

映画についてあれこれ語るのもいいのだけど、例によってロケ地の話。文四郎の家などが並ぶ普請組屋敷のセットについては、以前ここでも書いたが羽黒町にある。もっとも、前のサイトの話なので、今はその時のエントリーも残ってないし、羽黒町も鶴岡市になっちゃったけど。

このサイト的に取り上げるべきは、峰々でも庄内浜でもなく、あの道かと思う。オープニングタイトルの背景として、また父・助左衛門の亡骸を運んでいるとふくがやってきて助ける場面として、観た人にはきっと「ああ、あの坂ね」と思うであろうあの場所だ。

あそこなんですが、羽黒町どころか庄内でもなく、置賜・川西町だそうです。
川西町観光協会<ダリヤリズム> 「蝉しぐれ」隠れロケ地

監督の日記(2004年4月23日参照)にも
> 私たちは二人が極秘に見つけた坂道へ行った。そして私は、感動した。
> これはまさに、蝉しぐれの矢場の坂である。私は心の中で、泣きたいくらいに嬉しかった。
とあるけど、すばらしい山形のロケ地に乾杯。そして見つけたスタッフに乾杯。
と、無理やりこのサイトっぽくまとめてみる。

2005年11月05日

13号線にコンビニ空白地帯が発生

さあ困った。とはいえ、私の「困った」なんてたかだか知れてるけど。
13号線を山形市から上り方面に、つまり米沢市方面に車を走らせていると、上山市と南陽市のちょうど境のあたりで左手にコンビニがあったのを覚えている人はいるだろうか。ほんの数週間前まであった、この「ファミリーマート上山金神林店」が廃業したことで、これは重大な影響を及ぼすのである。

ちなみに、場所があまり思い出せない人のために今現在の写真。更地の写真見せてどうするんだっていう突っ込みはあるが。

上山市方向からコンビニのあった側へ(11/03撮影・上山市方向からコンビニのあった側へ)

逆にコンビニ跡地から13号線上山方面へ(11/03撮影・逆にコンビニ跡地から13号線上山方面へ)

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蝉しぐれのあんな道(その2)

以前、「蝉しぐれのあんな道」というエントリーを書いたが、その中のリンク先である川西町観光協会さんの方で、
> 興味のある方はぜひ探してみてください。
とあったので、探してきた。以下、自分で探したい人は自重したほうがいいかもしれない。

続きを読む "蝉しぐれのあんな道(その2)" »

2005年11月10日

スカイバレーで積雪、冬季通行止めに突入

スカイバレーが積雪で通行止め(朝日新聞)

ここ数日いきなり寒くなったなとは思っていたけど、こういう話を耳にすると、急に冬が近く感じられるね。というわけで、さっそくなのだけど、スカイバレーの米沢側に行ってみた。

米沢市街から、県道2号線をひたすらに南下、一刀彫りの笹野を抜けてどんどん山を目指すと、白布温泉に至る。それにしても白布温泉街の坂は「冬になったらどうなるんだろう」というのを考えると怖すぎて仕方ない。新高湯温泉に向かう道を左に見送ると、かつて有料道路だったスカイバレーに突入する。さあどこまで行かれるんだろう、とカーブを曲がった瞬間、こんな光景が目に入る。

どう見ても通行止め(11/10撮影)

どう見ても通行止めだ。あまりに急すぎて、しかもあまりに普通にゲートで閉ざされているので拍子抜けだ。あたりまえだけど、積雪があったのは山頂付近だもの、こんな場所では冬季通行止めの感傷すら味わえない。もっとも、これより先で通行止めしてもなんの意味もないんだけどね。
春の開通は例年どおりならゴールデンウィークの前後。また半年あまり道路は眠りにつくのでありました。

2005年11月21日

今日の高畠高校旧校舎

2chの方にも書いたけど、もうこんなところまで取り壊しが進んでいました。

11月21日の高畠高校旧校舎(11/21撮影)

世の中は何が常なる飛鳥川。

2005年11月27日

劇団こまつ座「小林一茶」公演がピンチ 川西フレンドリープラザに緊急要請

「小林一茶」公演ピンチ川西で来月3、4日(朝日新聞)

川西フレンドリープラザの催しだからって取り上げるのは、いかにも不公平というか、とにかくいかにもなんですが、紹介しておきます。

早い話が、井上ひさし作、劇団こまつ座の「小林一茶」が全国25箇所を回って、この井上ひさしの地元・川西のフレンドリープラザで千秋楽だというにもかかわらず、2日間の残席が300枚という状況。あせったこまつ座が「なんとか」とプラザ側に要請がきたという。そもそも井上ひさしってあまり好きじゃないんですが、確かにけっこうショッキングな話だね。だからってホール側にそんなこと頼む劇団も劇団だと思うんですけど。

あれ?ピンチをどうにか救おうとエントリーを書き始めたのに、こき下ろす内容になってきたので、このへんでやめときます。

2006年01月10日

小国のR113で雪崩が発生 40分間通行止め

小国の国道で雪崩40分間通行止め(読売新聞)
大雪:除雪中の事故、相次ぐ 長井などで8人死傷--交通に乱れも /山形(毎日新聞)

怖いね。国道113号線を幅12m×長さ15mの範囲を深さ50cmで埋め尽くす雪崩が襲ったということ。これ、場所がどこだかわからないけど、車が走っていたらと思うと怖いね。そして、時間を見ると午前2時過ぎということで、これもまた不幸中の幸い。
唯一被害を受けた人にとっては時間も仇だったかもね。2時とあっては気が付くのも遅れたかもしれないけど。

それにしても、最近は道の上からいろんなものが落ちてきますね。

2006年02月02日

「合併推進構想案」に対する自治体首長の反応

県の合併案に県内市町村長12人が「賛成」(山形新聞)

以前の「山形県が新たな「合併推進構想案」を発表」で取上げた県の合併構想案に対する各自治体のエラい人たちの反応。意外や意外、1/3以上の人が「賛成」って答えて、反対したのはわずかに2人。ふぅん。もう少し細かく見てみよう。

山形新聞に載ってた回答一覧表

【東南村山(山形市・天童市・上山市・山辺町・中山町)】
旧構想の2市2町のうち、上山・山辺・中山が賛成する。おっと、まるで前回の合併構想の破綻の原因が山形市にあるみたいじゃないか。いやその通りなんだけど。かたや山形市は、あのてんやわんやを思い出してか二の足を踏むらしく、市川市長の回答は「現時点で判断がつかない」。たぶんあなたはどの段階でもそう答えると思う。
6年前、合併協を円満に離脱したのに今回の案でまたここに組み込まれた天童市。財政状況も悪くないし、人口も県内では珍しく増加基調があるので、はたしてこの構想に対してはいかに?と思ったらやっぱり「現時点では判断がつかない」そうだろうな。でも本心ではどうなんだろうな。また住民アンケートやっても同じだと思うんだけど。

【西村山(寒河江市・大江町・西川町・朝日町)】
寒河江・西川・朝日の合併協が空中分解した禍根でもあるんだろうか。寒河江の誠六市長は、県内の市長の中でただ一人反対に回った。記事にある反対意見の「合併協議会解散の原因究明が先決」って佐藤市長なのかなあ。むしろ、西川・朝日が「現時点では」にしたのが何やら気になる。根っこではやっぱり危機感を持っているんだろうか。
となると、もう一つの反対意見「人口10万人規模を目指す構想を」は、残りの反対首長である上田大江町長なのかな。確かに1市3町での人口は約7万人。西村山郡の残り河北町を入れても9万人程度だから、それは無理難題かもしれないよ。やっぱり東南村山ともくっついて、夢の新鶴岡市-新山形市-仙台市と列島横断3市構想か。それも爆笑ものだな。

【西北村山(村山市・東根市・尾花沢市・大石田町・河北町)】
土田東根市長が県に寄るかと思いきや、彼を含めて全員が「現時点では」を選んだ。そうだろうなあ。「土田市長は村山市が嫌いというより村山市長が嫌い」なんて話もあったけど、佐藤市長に代わってどうなることやら。もっとも以前の市民アンケートでは、相手として天童市が圧倒的な人気だったんだよね。
新市名まで選んでおいてひっくり返った尾花沢・大石田はトラウマでもあるんだろうか。はたまた、3市2町で合併すると重心は否応なく南に移動するからそれも嫌っているのかな。
同じ西村山郡でも寒河江市なんかと一緒じゃなかったという点で河北町はほっとしているんじゃなかろうか。つながりとしては天童や東根の方が深いしね。ただこの組み合わせとなると即答は...っていうところか。

【置賜(全3市5町)】
ここの温度差がいちばん面白い。賛成と答えたのが、相変わらず空気が読めない目黒長井市長と、かつて川西・南陽に合併話を持ちかけた飯豊町長。目黒のおっさんは、空気も読まずに話に入っていくのが大好きだなあ。
この2市町との合併話が頓挫した川西町と南陽市はともに「現時点では」。特に南陽市は未だに40年近く前の合併で発生した市内分裂のショックを引きずっているのかな。どうも乗り気じゃないみたい。川西もかつてあった米沢との合併話が暗礁に乗り上げ、米沢・長井の組み合わせも白紙になった経緯があるだけに慎重なのかな。
それに加えて、合併問題で常に我が道を行くのが小国・白鷹・高畠だ。2年ほど前に「特例法期限内は合併せず」と相次いで表明していたけど、そのときも「時期尚早」っていう意見もちらほらあったので、わかんないね。
そして大御所の米沢市だ。やっぱり三十郎は日和るなあ。おわり。

【最上(全1市4町3村)】
泥舟新庄市がいくら諸手を上げて「賛成」ってやってもね、っていう最上。消去法としてこの組み合わせしかないよね、っていう感じ。結局「賛成」としたのは新庄のほか、南西最上(って言うのか?)の舟形・戸沢・鮭川・大蔵のみ。奇しくも3年前に8市町村でアンケートを行った際に合併推進派が反対派を上回った市町村と同じだ。
逆にいえば、その頃と情勢が変わっていないっていうことなのかもね。

【南庄内(鶴岡市・三川町)】
三川町が賛成(鶴岡市はアンケートせず)。そりゃそうだな。

【おまけ】
遊佐町が賛成。そりゃそうだな。県もなぜかこれだけは慮ってくれたのが不思議だ。

2006年04月04日

米沢と福島県北塩原村を結ぶ西吾妻スカイバレーの除雪がスタート

除雪:雪噴き上げ開始--米沢・西吾妻スカイバレー /山形(毎日新聞)

写真は?写真は?
というのはさておき、なんか去年も書いた気がするけど、西吾妻スカイバレーの除雪開始の記事。山の方にも春が来たっていう感じだろうか。実際のところ、白布温泉あたりはもうかなり春らしいんですけどね。

> 観光客らがマイカーなどでよく利用する。
あ、これは嘘だろ。「よく」の部分が。わらい。

2006年04月11日

ヒートアップの予感漂う高畠町長選挙

激戦 高畠町  現職と前県議 陣営活発(朝日新聞)

今日11日は県内で3つの町長選挙の告示がある。このうち、高畠町長選挙は告示前からかなりヒートアップしているようで、記事の中にもある「カネ」の話にはかなりドキっとさせられる。「西の福岡、東の山形」みたいな話にならなければいいんだけど。ほら、高畠町内っていちおう13号線がかすってるし。

> 「『1期だけでは気の毒』という空気が流れる土地柄」
> と指摘する自民党支持のお年寄りもいる。
ああ、これよくわかるなあ。しかし、その土地柄ゆえに山形の政治家はぱっとしないんだろうなあ。

(追記)
高畠町長選挙の結果については、「高畠町長選挙、寒河江前県議が渡部町長を破って当選」で。

2006年04月18日

高畠町長選挙、寒河江前県議が渡部町長を破って当選

高畠町長に寒河江氏・2016票差、現職渡部氏を破る(山形新聞)

先週、ちょこっと「ヒートアップの予感漂う高畠町長選挙」というのを書いたら、昨日くらいからちらほらこの辺のキーワードで来る人が増えたので、結果を転載。

> 【開票結果】(選管最終)
> 寒河江 信 無新 9,240 当
> 渡部  章 無現 7,224

これをどう判断すればいいのか悩むね。山新を見ると、旧来の田舎町にありがちな町民の利権総結託のようにも読んで取れるけど、「とりあえずもう一期」にならなかったというのも興味深い。

このへんについては朝日新聞が「寒河江氏が初当選 高畠町長選」でかなりヒートアップした口調で書いているので、興味のある方はぜひ。

選挙期間中に一回も高畠に行かなかったので、いまいち空気が掴めないので、あまり迂闊な発言はしないようにします。

2006年04月27日

西吾妻スカイバレーが開通、県内山岳道のトップ切り

西吾妻スカイバレーが開通、県内山岳道のトップ切り(山形新聞)

おお、ゴールデンウィーク前に開通にこぎつけましたか。これで米沢の「上杉まつり」にどっと会津から観光客が訪れるね。ってそんなわけねえだろ。大峠道路使って来るに決まってるだろ。
開通はしたものの、今日も朝はみぞれだったそうな。雪崩の恐れがあるため一部で片側交互通行だったり、凍結の恐れがあるので夜間通行止めだったりするので、通行される方はしばらくは慎重にね。
まあ、あの急勾配と急カーブだと嫌でも慎重になるけど。

明日28日は鳥海ブルーライン・蔵王エコーラインも開通するそうです。

2006年05月11日

東北中央道の南陽高畠~山形上山、今年度から事業に着手

東北中央道の南陽高畠-山形上山、本年度に事業着手(山形新聞)

昨年度末まで眠ったままだった東北中央道の南陽高畠~山形上山。3月末に2018年度(平成30年)開通という、思っていたよりも早めのスケジュールが示されていた中で、ようやく動きを見せ始めた。
と言っても、実際に道路建設に関わる調査というよりは、路線の調査という性格のものかな。白竜湖のあたりは電柱が浮き上がるくらいの軟弱な地盤。選考して土質の調査にあたり、ことによっては工法の変更や路線の変更もあるのかな。
南陽高畠から山形上山が「本当に作るんだ」というのがはっきりして、少しほっとしている。山形上山から東根までは、平成5年に施行命令が出て平成14年に開通しているし、施行命令から約10年っていうのが少し前までの「通例」だったから、妥当なスタート時期なのかな。これによって、福島県境から新庄までの高規格道路に、ほぼめどが立ったような気がする。(米沢~米沢北が動いているって聞いたことないけど)

2006年05月15日

旧街道の新緑満喫 二井宿峠古道ハイク 山形・高畠

旧街道の新緑満喫 二井宿峠古道ハイク 山形・高畠(河北新報)

ぐぐっていたら、今回の企画の後援をしている「とうほく街道会議」というのを見つけた。へええ、なかなか面白いね。そして、いつも不思議に思うのは、こういうのってけっこう人が集まるんですよね。自分だったら絶対行かないけど、こういうの。

2006年05月17日

山形・宮城県境の観光はレンタカーで 南陽市・高畠町らがPR

県境観光、レンタカーで 宮城・山形の推進協がPR(河北新報)

2006年06月09日

米沢繊維協同組合連合会が米沢織を使ったクールビズシャツを開発

米織で涼しい夏~米沢の織元がクールビズシャツ開発(山形新聞)

2007年01月05日

山形鉄道が長井線にちなんで「日本一なが~い卓上カレンダー」を作製

長井線の卓上カレンダー・山形鉄道が発売(山形新聞)

> フラワー長井線を運行する山形鉄道は、
> 「ながい」にちなみオリジナルの「日本一なが~い卓上カレンダー」を作った。
> 5日に長井駅で発売する縦8.3センチ、横212センチ。
> 1枚では印刷できず、4分割で印刷し張り合わせた。
> 折り畳んだ状態で下にはさみ状のクリップを付ければ、横長の卓上カレンダーとして使用できる。

なんと伸ばした状態だと縦横比が1:25.5という超アンバランスな卓上カレンダー。普通は12枚なり6枚になっている卓上カレンダーを横長に連続印刷して数珠繋ぎにしただけなのだけど、売れるのかな。しかも折って使うんじゃ一見して普通の卓上カレンダーと変わらない予感。
横212センチを折るなっていうのも無理な話なのだけど。

> 「長井線グッズ」と呼べる商品では、
> オリジナルカラーのけん玉、オリジナルキャラクターのキーホルダーに続く第3弾。
> 1000部を印刷し、長井駅で1冊 500円で販売するが、売れ行きを見て増刷も検討する。
> 特別列車の車内でイベントを行ったりした際の景品などにも使う予定という。

さあ、売れ行きやいかに。

2007年01月07日

朝日新聞はいったい何をやりたいのか

米福圏 高速道着々吉か凶か(朝日新聞)

という、東北中央道の福島~米沢のお話。ここでもたびたび書いてきた置賜地方vs福島の「ストロー効果」についてだ。上の記事では、山形と福島の県境を挟んでの二つの都市圏の攻防(それも嫌な響きだな)を吉凶両面から描いている。置賜も内部で温度差があるけれど、記事にもあるように危機感はそれなりにあると思う。ところがこれと前後して書かれた同じ朝日新聞の記事を見ると、
小国町、境界なき「小さい国」(朝日新聞)
変わる山形 消える県境(朝日新聞)

と、同じ県境を挟んだ山形-新潟、山形-宮城の話のはずなのに、こちらは県境解体論だ。
> もう山形も「県」にこだわらなくていい。佐賀が山形の明日を教えてくれた気がした。
と、なかなか恐ろしいことを書いている。確かに、情報化社会(これまたもはやレトロな単語だ)になって、それこそ町や県を越えて自宅と世界が直結する時代になっているし、県境を越えた交通の発達、人や物のやりとりも活発になっている。県という枠組みは見直されるべき時代になっているのかもしれない(小国の話なんかまさにそれだね)。けれども、はたしてそうして山形が都会(っていうほど都会じゃないんだけどさ)に食われていったときに、都会とつながっていない人たちはどうなっちゃうんだろうか。TXが開業した後のつくば市それと周辺の土浦あるいは県都水戸市を見ていると、けっこう面白い。

最後に一言感情論を。自分も山ほど仙台で買い物しておいてこんなこと言えた義理じゃないけれど、「山形の人が山形で稼いだ金を他県で使う」というのは、やっぱり面白くない。ゆえに、この朝日新聞の記事は、(話の展開やテーマとしては面白いけれども)いい気分にならないね。

2007年02月06日

JR米沢駅の南側を東西に結ぶ市道が完成

米沢駅の東西最短ルート開通-住民らが渡り初めし祝う(山形新聞)

> 開通したのは、米沢駅東側の羽陽産業跡地脇から
> 西側のホテル東横イン脇までを結ぶ302メートル区間。
> このうちJR奥羽本線などに架かる93メートル区間は、
> 既存の「片子踏切」をまたぐ形で、鋼鉄製の陸橋を整備した。
>
> 片側1車線ずつの車道と、南側に幅3メートルの歩道を設け、
> 凍結防止のためロードヒーティング方式の融雪装置を敷設した。

米沢駅の周辺は、線路を跨いで車で移動するのが本当に困難な場所のひとつだ。他の県内主要駅も似たり寄ったりだけど、米沢のこれはけっこう効果があるんじゃないだろうか。駅東側の大通りは、あれだけ広い上にR13に接続すると言うのに、本当に駅前までしか行かれないから使えないことこの上ない。これによって、R13から市内中心部に向かう交通のうち、しょっちゅう混んでいたR121ルートの混雑が緩和される可能性は大だと思う。

個人的には、西口のヨークベニマルの下からR13の方に抜けていく東西の道路をなんとかしてほしいところ。この道路ができても、西口からR13に出るのにあの道を使う車はまだ残るんじゃないかな。あのとんでもなく細い道を平気でスピード出して車が通り抜けるのを見るたびどうにかならないものかと思う。もっとも、自分もその通過交通の中の一台なのだけれど。

さて、これで駅東側の活性化についてはどうだ?と問われると、さすがにこればかりは予測がつかない。記事で安部三十郎が
> 「市中心部から八幡原中核工業団地やオフィス・アルカディアへのアクセス道が完成し、
> 市民生活はさらに向上した」
と言うが、むしろそんな車はここを通らないだろう。大型車だったら従来どおり、駅南側のR121を通って万世町の南側からアクセスするか、北側の県道を通っていくだろうし、だいいちそんな車は八幡原と市内中心部を移動したりしないしな。むしろ駅西側の主要施設へのアクセスが向上することによって、住宅の展開が多少広がるかどうかっていうところじゃないか。R13バイパス周辺あるいはその東側が今の状態である限り、あのあたりは「寂しい駅前」のままだと思う。

2007年02月21日

パブリック・コメント×2 新直轄の管理費割合と山形の中心市街地再生

官公庁の政策や法令改正に対して、事前に要望を伝えられるように(建前上は、官公庁が事前に広く意見を聴取するために)最近増えてきているパブリック・コメントが2つあったので、ここで紹介。まずは国土交通省の道路局が出した
高速自動車国道法施行令の一部を改正する政令案に関するパブリックコメントの募集について(国土交通省・道路局)

かいつまんで書くと、いわゆる「新直轄」で整備が進められている高速自動車国道の開通後の管理費etcを誰が負担するかということについて定めるというもの。

え?何をいまさらと思ったので関係法令を再チェックしてみる。まず新直轄がいわゆる「高速道路」と違う点は、「国と都道府県が費用負担して作る」のうち、国等が作る根拠となっているのが、高速自動車国道法の第6条、
> 高速自動車国道の新設、改築、維持、修繕、(中略)その他の管理は、国土交通大臣が行う。
だ。(法体系上は、むしろ高速道路会社の建設する方がイレギュラーな扱い。道路整備特別措置法の第3条で、この「定めにかかわらず」という規定で(はしょって書くけど)高速道路会社に権限が与えられているわけで)

で、この費用の負担について書かれているのが今回のパブリック・コメントにある高速自動車国道法施行令。この第11条で、
> 高速自動車国道の新設又は改築に要する費用についての国の負担割合は、4分の3(道の区域内にあつては、10分の8.5)とする。
とあって、なぜかここで費用負担を行う対象に、法と施行令に食い違いが出ていたのだ。つまり、法で定められている国の行う範囲を大雑把に書くと「新設+改築+管理」なのだが、施行令で定められている費用負担の割合を行う範囲は「新築+改築」までだったのだ。
今回、この施行令を改正して、費用負担を行う範囲を法に合わせて管理(維持・修繕等もあるけど、大雑把にひとくくりにしちゃいます)まで広げようというもの。そして、それについての意見を求めると言うもの。

いやあ、むしろ今まで棚上げになっていたことを知らずに驚いた。
てっきり整備のスキームを作ったときに、管理についても含めて1:3という比率を決めたものだとばかり思いこんでいた。妙に勘ぐってしまうのは、もしかして地方は自らの管理負担を新直轄が導入された当時に考えていなかったのではないだろうか(もっとも、これは直轄国道の例を考えると、さすがにそのような甘い考えは無かったと思うが)。あるいは、マジックとも言うべき地方交付税の重点配布が管理のお金については切り離されちゃうのかな。ちょっとドキドキするなあ。

もう一つのパブリック・コメントは、山形県の
「山形県中心市街地再生まちづくり基本方針(案)」パブリックコメントの実施について(山形県)
なんだけど、正直言ってあまり中身が無いというかなんというか。

既に中心市街地の空洞化なんて言わずと知れた事実だし、住宅の郊外化に続いて大規模店舗の郊外進出が続いているのもまた事実。その一方で、例えば山形市を見ても七日町や本町でマンションが建つという新たな流れもある。(例:山形市中心部相次ぐマンション建設 活性化へ住民ニーズ模索(河北新報))
かたや、山形→仙台の流れに加えて、将来は米沢→福島という流れも見えてくるだろうから、これまでの「市内中心部に住む人」→「郊外の大型店」というお金の流れ、商店の空洞化に加えて、「県内に住む人」→「県外の大都市」という流れもできあがるだろうね。

今回の案にある
> ◎これまでの実践の芽を伸ばし、商店街全体として独自の強みや競争力を発揮しうる、
> 戦略的な取組みへの発展化を促進
> ◎消費者・生活者を起点とした取組みへの発展化を促進
というのが絵に描いた餅にならなきゃいいなと思うけど、読んでいて残念なのは、餅の絵にすらなっていないような気がするんだよね。あくまで「方向を示すもの」っていうのはわかっているんだけど。

2007年02月26日

フラワー長井線に高校名入り新駅名標

フラワー長井線に高校名入り新駅名標、4駅を掛け替え(山形新聞)

昨年10月に、山形鉄道が日本鉄道賞の特別賞、長井工高生徒会が東北運輸局長賞をそれぞれ受賞したのを受け、国土交通省の佐伯洋東北運輸局長が視察に訪れた際に、
> 「高校生がこれだけ貢献してくれたのだから、駅名標に高校名を入れては」と提案。
したことから今回の掛け替えの運びに。

> 山形鉄道は「これを機に、高校生の皆さんにもっと『マイレール意識』を高めてもらえたらうれしい」
> と期待している。
ってあるけど、これはけっこう地味ながら、そしてけっこう安価なものながら、意外に効果があるかもしれないと思った。

2007年03月06日

県内に新たに2つの道の駅が追加「尾花沢」「白鷹ヤナ公園」

県内に道の駅2カ所仲間入り(山形新聞)
「道の駅」の第23回登録について(国土交通省・道路局)

山形県内に2つの「道の駅」が新しく誕生します。もっともそのうち一つは既存の施設を活用したものなのだけど。

以前、「尾花沢新庄道路に、道の駅併設のPA設置へ」で書いていた尾花沢新庄道路のPAと併設の道の駅が、今年7月にオープンし、名称は道の駅「尾花沢」。愛称は「花笠の里ねまる」だそうです。
今にして思えば、前のエントリーで「ここかな?」と書いたマピオンの地図がほぼドンピシャだったことに驚く。
「尾花沢」を冠するには少し外れているような気がしなくもないけれど、記事にあるように
> スイカや尾花沢牛、そばといった地元特産品を活用した物産販売、銀山温泉などの
> 観光情報発信の新しい拠点となる。
ということを期待。

もう一つは白鷹町のR287にある「あゆ茶屋」を追加登録する道の駅「白鷹ヤナ公園」。既存の「あゆ茶屋」に加えて、物産交流施設を建設したもの。道路情報などを提供する施設は大型連休前に24時間提供できるものになるとか。R287としては「河北」「おおえ」に続いて3つ目ですか。

多くの人に積極的に利用されるとともに、行政や地元が積極的に情報や物産を発信できる場になることを切に願います。

山形新聞から

山形鉄道フラワー長井線の新駅、「四季の郷」に決定

駅名は「四季の郷」に-フラワー長井線、鮎貝地区の新駅(山形新聞)

え、これどこからこんな名前が出てきたの?と思ったら、
白鷹ニュータウン「四季の郷」
これか。

さすがに「鮎貝八幡宮」じゃちょっと離れてるし流行らないだろうし、町が出しているのに「白鷹自動車学校前」というのもおかしいしね。
しかし、このニュータウンの地区計画見て思うんだが、「沿道業務地区」多すぎないか?

2007年04月28日

山形県警がゴールデンウィーク中の渋滞予測地図を始めて作成

GW期間中の渋滞予測地図-県警が初めて作成、HP掲載(山形新聞)

いよいよ始まった大型連休、今年は1,2日を休めば9連休というのもあって、移動の長距離化+スケジュールの長期化もしてるのかな。

さて、山新にも出ているように、山形県警が始めて県内の交通渋滞予測マップ(山形県警・PDFファイル)というものを作った。

県内で特に渋滞が予測されているのは次の4ヶ所。
・R13 上山市中山~南陽市川樋の北行き(ピーク10km)
・R13 山形市飯田~上山市金瓶の南行き(ピーク4km)
・R7 遊佐町吹浦~菅里間の南行き
・山形道西川ICの本線料金所

山新にある
> 国道の3地点についてはいずれも、4車線から2車線に車線が変わる地点。
> 合流の際に車の速度が落ちることで車の流れが悪くなるという。
というのは、ちょっと疑問符の残る説明だけど、長距離移動はもとより県内移動でも渋滞する時間帯を外すなどして、あわてない運転を心がけるとしますか。

2007年05月25日

新潟山形南部連絡道路・日沿道の期成同盟会

早期完成へ自治体が連携 新潟山形南部連絡道路(山形新聞)
日沿道県境区間の早期着工を 期成同盟会が建設促進大会(山形新聞)

ぜったい、行政のエネルギーのかけ方が間違っている気がする。

2007年06月11日

「バードの道」は今~山形新聞で連載

「バードの道」は今<1> 出発から大里峠(山形新聞)
「バードの道」は今<2> 萱野峠(山形新聞)

あとでまとめ読みの予定。

山形新聞から

2007年07月04日

長井市の最上川にかかる長井大橋の上流側に新橋「さくら大橋」が供用開始

さくら大橋:供用開始、長井市伊佐沢地区と市街地結ぶ /山形(毎日新聞)

ああ、ついに長井大橋の上流に新しい橋ができあがってしまったか。新しい橋ができて住民の利便性が向上すること、とりわけ小学生にとって安全な通学路が確保されたことは喜ばしいのだけれど、長井大橋の無骨な作りもちょっと好みだっただけに、少し残念な気持ちもある。

2007年12月11日

米沢南陽道路・米沢北ICにETCレーン設置 20日13時から

米沢南陽道路でETC 20日から利用可能に(山形新聞)

画像がねえよ、山新。

何はともあれNEXCO東日本の管理する県内の料金所の中で、唯一ETCレーンが無かった米沢南陽道路の米沢北料金所に設置されることになった。
山新の見出しがちょっと気になるのは、まるで「これまでETCカードの利用ができなかった」ように見えるけど、決してそんなこと無いのは「米沢南陽道路でクレジットカードが使えるようになったらしい」で書いているとおり。もう3年近く前のことなんだなあ。

記事によれば、
> ETCレーンは上下線各1レーンで、それぞれ進行方向に向かって左側となる。
とのことで、特に速度がついたまま料金所に突っ込んでくる上り方向(南陽高畠→米沢北方向)は注意が必要かも。「ノンストップ」をいいことにこれまでよりスピードを上げてあのS字カーブに突っ込む車が増えそうなのと、そんな車がETCをつけていないため速度を落とす一般車両に突っ込むケースが増えそうな予感。あとは、米沢北から南陽高畠に向かう車の場合、ETCレーンを抜けた後の合流も注意ですね。

そうそう。記事では
> 一般有料道路扱いとなるため、ETC利用による割引料金などは設定されない。
ってあるけど、そもそも米南は一般有料道路。「扱い」だとなんだか不当な扱いを受けているみたい。この割引料金というのは、いわゆるETCの通勤割引や深夜割引のこと。マイレージはこれまで通り適用されるのでご安心を。ついでに書くと、一般レーンでも従来のようにETCカードを差し込む形で利用はできるそうなので、ETCレーンが何らかの理由(故障とか事故とか?)で使えないときも、ETCカードを持っていればキャッシュレスで利用は可能だし、前述のマイレージもきちんと加算されるとのこと。

2008年02月08日

飯豊町のデマンド交通システム、原油高で新年度から値上げへ

飯豊デマンド交通値上げへ 原油高で新年度から(山形新聞)

> 町営バスに代わる公共交通機関として、デマンド交通システムを導入している飯豊町は7日までに、
> 原油価格高騰のあおりで燃料費がかさむことや新路線設置による経費増から、
> 新年度をめどに利用料金を値上げする方針を固め、調整に入った。

と、世の中を騒がせている原油の高騰がこんなところにも余波。
でもなんとなく一段落しそうなので、4月から値上げしても話の整合性があわなくなるんじゃないかと思っていたら、

> 「原油価格の下落や大幅な利用増があれば、『値下げ』もあり得る」としている。
だって。

新しい料金は、原稿料金からプラス100円。はたしてこれで業績圧迫は緩和されるのか、はたまたこれが利用者を減らしていっそう悪化する原因となるんだろうか。
意外だなと思ったのは、既に2年ほど経過しているこの飯豊のデマンドシステム、
> 本年度の1日平均利用人数は85人に上り、
> 運行開始当初と比べて約20人増えるなど、町民の足として定着してきた。
と、なかなかの実績を積み上げてきていること。
これまで、このブログでは高畠のを少し取り上げた程度(しかもかなり否定的に)だったけど、このシステムは中規模の農村地域では有効なのかもしれないなと思い始めてきた。

2008年04月25日

山岳観光道路3路線、大型連休前に一斉に開通

残雪縫いのんびりドライブ 県内3山岳観光道が開通(山形新聞)

春の開通は何かとアクシデントがつきものだけど、今年は3路線とも滞りなく開通できたようでなにより。
なお、各道路とも5月中ごろ(路線によって異なる)まで夜間は通行止めになるのでご注意。

2008年04月26日

米沢警察署管内で交通死亡事故ゼロ1年を達成

「死亡事故ゼロ」1年を達成 米沢署管内全体(山形新聞)

米沢市とお隣の川西町を管轄する県警米沢警察署管内での交通事故による死者が、この1年間ゼロだったとのこと。意外といっては不謹慎だが、米沢市内に限って言えば14ヶ月以上も交通死亡事故が発生していないとのこと。全県的にも交通事故による死者の数は減っているけれども、これはいい話。

これから先も、「天地人」効果で観光客の増加が見込まれるだけに、このまま住みやすい街、走りやすい街を目指していってほしいものです。そういう意味では、記事の末尾にあった
> 一方、同署管内のことしの交通事故発生件数は24日現在で278件で、けが人が349人。
> それぞれ前年同期を25件、21人上回っており、
> 同署は関係団体とともに発生総数の減少に向けてさらに啓発に努めることにしている。
という数字がやはり気になるところ。

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