「蝉しぐれ」公開追い風 鶴岡の市民ガイド大忙し(河北新報)
「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」に続き、今年も藤沢周平原作の映画「蝉しぐれ」が公開されて、元庄内人としては嬉しい限り。庄内でも、また藤沢周平ブームがおきて、観光面でも根強い支えになっているとのことで、これも嬉しい限り。昨日、思い切り仕事をサボって「蝉しぐれ」を見てきたが、やはりいい。
映画についてあれこれ語るのもいいのだけど、例によってロケ地の話。文四郎の家などが並ぶ普請組屋敷のセットについては、以前ここでも書いたが羽黒町にある。もっとも、前のサイトの話なので、今はその時のエントリーも残ってないし、羽黒町も鶴岡市になっちゃったけど。
このサイト的に取り上げるべきは、峰々でも庄内浜でもなく、あの道かと思う。オープニングタイトルの背景として、また父・助左衛門の亡骸を運んでいるとふくがやってきて助ける場面として、観た人にはきっと「ああ、あの坂ね」と思うであろうあの場所だ。
あそこなんですが、羽黒町どころか庄内でもなく、置賜・川西町だそうです。
川西町観光協会<ダリヤリズム> 「蝉しぐれ」隠れロケ地
監督の日記(2004年4月23日参照)にも
> 私たちは二人が極秘に見つけた坂道へ行った。そして私は、感動した。
> これはまさに、蝉しぐれの矢場の坂である。私は心の中で、泣きたいくらいに嬉しかった。
とあるけど、すばらしい山形のロケ地に乾杯。そして見つけたスタッフに乾杯。
と、無理やりこのサイトっぽくまとめてみる。