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山形ニュース アーカイブ

2004年12月10日

昨冬にくらべ大幅増~公務員に冬のボーナス

昨冬にくらべ大幅増~公務員に冬のボーナス(山形新聞)

というわけで、道路にも地域の話題にも関係ないのだけど、いつもネタ元や問い合わせ先として活用させてもらっている知り合いの県職員にたかってみた。記事によれば昨冬比13.66%増だもんな、と思いきや、あっさり蹴られた。このご時世、どこも財布の紐は固いね。

13.66%増とは言うものの、単純には比べられないらしい。というのも、昨年は人事院勧告による給与減の調整を冬のボーナスで一括して行ったため、実際の支給額は減額分×8か月分が引かれたものになっていたというもの。また、夏冬のボーナスの配分比を変えたこともあり、一見して冬が増額になっているが、トータルで見るとそうではないらしい。

とはいえ、地方公務員平均が64.9万円(平均年齢35.7歳)というのも、山形県職員(教職員なども含めるため単純比較は難しい)平均が95.2万円(同43.1歳)というのも、普通に考えて恵まれているよな。人数だけ考えれば県内最大の企業と言えなくもないし、そう考えれば1%程度納得できるのだけど。いや、それ以前にその人数もどうにかしろよ。

2005年01月07日

山形県知事選挙告示される 三つ巴の戦いは23日投開票

県知事選、三つどもえの戦い確定(山形新聞)

まったく触れないわけにいかないので書いておく。
思うに今回の選挙には三つくらい意味があるのではないですか。まず、3期12年にわたる高橋県政の是非を問うということと、普段何気なく暮らしている県民が今一度考えねばならなくなったということ。これは、一日の大半を仙台市で過ごしているお父さんも、買物の大半を仙台市で行っているお姉さんもだ。
また、「県知事とは何か」というのが問われている選挙でもあるような気がするのですね。県知事は誰かが言っていましたが一国一城の主です。しかも県民が直接選ぶ主です。どこぞのアホ県議が「首相は国会議員が選ぶのだから、県知事だって県議の意見がどうこう」などと言ったそうだが、とりあえず中学校の公民からやり直してください。県議と県知事のねじれ現象は珍しいことではない。そうしたときに、告示前に県選出の国会議員や各自治体の首長、県議市議などが流れを作ってしまっているのはどういうことなんだろうか。99万有権者のうち、わずか0.1%程度の人間の支持表明によって、やれ県議vs国会議員だの衆院選の代理戦争だの、12年前の報復だのというのは、どうでもいいこと。99万有権者が己の意思と判断によって、今後4年間が決まることを願う。
で、最後に、三者三様の出馬表明の仕方なんですが、もうちょっとまともな立候補理由で立つ人はいないのでしょうか。これはもう次の選挙に向けての県民の宿題だと思う。

2005年01月18日

山新、総務省令を超えて民放株を保有

山形新聞社:総務省令超えの民放株を保有(毎日新聞)

山新が、総務省令で定められている上限を超えて、県内マスメディアの株を保有していたことが発覚。
内訳は、
・エフエム山形:11.2%
・TUY(テレビユー山形):12.50%
・YBC(山形放送):15.43%
・YTS(山形テレビ):26.82%
だって。

今さら山新服部天皇伝説には驚きもしないけど。

2005年01月24日

県知事に新人・斎藤弘氏 4500票差で高橋氏を破る

県知事に新人・斎藤氏-4500票差、高橋氏破る(山形新聞)

面白かったのは新聞の方の見出し。「『加藤の乱』、地方では成功」だもの。よほど今回の結果が面白くなかったのかな。

さて、前ふりだけやっておしまいは嫌なので、軽くまとめる。
私の予想としては、高橋30万票、斎藤25万票、本田2万票(投票率58%)程度で現職が逃げ切ると思っていたので意外と言えば意外。これを対等に見ての価値判断か、現職への不信任と見るかは微妙なところ。いずれにせよ結果として県民は斎藤氏を県知事として迎えることになる。まさに茨の4年間だ。

選挙結果の数字は、後だしじゃんけんで批評できるので楽だ。差は5,000票足らずということで、「どこで差が出たか」というのはどう語っても説得力がないよね。

とりわけ山形市で1.6万票の差がついたということで、やれ「1区現象」だと言うけれど(そもそも山形1区は自民議席だし)、それは単純にはあてはまらないだろう。有効票のうち斎藤氏の占める割合は53.9%と高すぎるわけではない。また都市部vs郡部という構図もはっきりとは出てこない。確かに市部に関して言えば斎藤19.6万票に対して高橋17.7万票と1.9万票がついているが、市部の1/3の有権者を占める山形市の差を引くと、ほぼ差はない。郡部は逆に斎藤7.9万票に比べ高橋9.4万票と一転して現職優勢になる。しかし、山形県の場合、都市部vs郡部というより4地域ごとでの差を見なければならないのではないだろうか。

【村山】
大票田山形市を制したほか、隣接する天童市や上山市、東村山郡で接戦をものにしたのが大きいだろう。2.5万票の差で斎藤が貯金を作ることに。北村山や西村山は高橋優勢と伝えられていたが、総じて接戦となり尾花沢市や朝日町では斎藤氏がリード。土田市長のお膝元東根市で斎藤がダブルスコアで圧勝したことや、「コンテツ」神話が残る寒河江市や西川町で高橋が上回ったのは、流石といったところか。衆院1区に限ると2.3万票の大差で斎藤。

【置賜】
米沢市で、得票率の差がわずか0.4%となる接戦を演じたほか、傾向もへったくれもない混戦模様。残りの市町村を見ると斎藤1市2町に対し高橋1市3町と地図の上ではほぼ互角。結局、0.4万票の差で高橋が制することに。なお、置賜+西北村山という衆院2区で見ても高橋が0.2万票優勢。

【最上】
自民分裂のもととなった岸参院議員や近岡元衆院議員の地盤とあって、全域で高橋が優勢。とりわけ岸が町長を務めた金山町では、斎藤665票に高橋4,335票と圧倒的な差を見せつける。新庄市でもダブルスコアになり、結局最上では斎藤1.5万票に対し高橋が3.3万票というワンサイドゲームになった。

【庄内】
懐刀の県議や首長全員が高橋支持に回るなど、加藤神話にも陰りが見えたかと思いきや、鶴岡や東西田川では威力を発揮。庄内南部では斎藤4.5万票に対し高橋3.5万票と意地を見せた。しかし、酒田・飽海ではやはり現職有利の流れは変えられず、全ての市町で伸びを欠き、高橋の3.4万票にあと一歩届かない2.5万票まで。庄内全域では1,000票あまりの僅差で斎藤が抜け出した。

結局のところ、こうしてみても
・村山:斎藤>>高橋
・置賜・庄内:斎藤=高橋
・最上:斎藤<<<高橋
ということで、村山と最上の差(得票数の差であって、得票率の差なら越えられない壁がある)を打ち消しあっての僅差になってしまったわけか。こうしてみると(もっともそう取られかねない書き方をした私も悪いけど)、全体としてやっぱり議員さんとかそういう人の影響力が強く出る傾向は変わってないのかもしれないね。とりわけ自民層に関して言えば、バッヂ連中が分裂したこともあって、全体でどうこうよりも地域によって(庄内南部や最上)色が出たようにも見える。冒頭にも書いたように、現職が敗れたことや1区で斎藤氏が圧勝したこと→現職離れ&既存の組織離れ(ここまではおそらく正しい)→自民党離れとはならない。そもそも自民・民主ともに分裂や迷走をしてたのだから、「高橋知事が1区で鹿野を推していたから自民層の動きが鈍った」という毎日新聞の書き方は、正しくないと思われる。結果として、不戦敗を避けて結局敗れた近藤洋介と、勝ちに行って勝ってしまった加藤紘一の差だけがはっきり見えた感じだろうか。

なお、47歳という年齢は決して若すぎるわけではないということと、多選高齢は決して弊害だけではないということと、選んでしまった以上、選んだ県民も責任をもっていかないといけないことは、最後に書き添えておきたい。

なお、米沢市が5回連続で県知事選挙の市町村別投票率ワーストワンを達成。全県唯一の50%割れだそうです。あれかな、「まずは置賜で一番」っていう米沢の人の悪い癖かな。おっと、また怒られるな。
なお、全体として男性の方が女性より投票に行く傾向が強いようです。女性の方が投票率が高いのは、金山・最上・鮭川・温海だけ。最上って異色だなあ。

2005年02月18日

うま味香り歯ごたえよし 山形初の地鶏が誕生

うま味香り歯ごたえよし 山形初の地鶏が誕生(河北新報・認証あり)

これまで牛はだいぶ有名、庄内豚はそこそこ有名という本県だったが、ついに鶏でもブランド化に乗り出したらしい。酉年だけにね。

本県が新たに作出した地鶏の名称について(県・プレスリリース)
本県が新たに作出した地鶏の名称について(県・プレスリリースdoc版)

既に昨年の春には誕生していたらしいのだが、県内の養鶏場などで飼育が軌道に乗り、晴れて全国デビューとなったわけだ。それにしても、県のプレスリリースに
「県産農産物の統一キャッチフレーズ「おいしい山形」とシンボルマーク「ペロリン」を活用したPR活動を行い」
ってあるけど、この標語とマークってそんなに効果があるのかな。
とりあえず、これを食べに鶴岡まで行くのは考えてしまうので、他にも使っている焼き鳥屋さんがあったら、積極的にPRしてください。ていうか、私だと違いが分からない予感もするんだけど。

項目別にブログ紹介-山形の会社がポータルサイト開設

項目別にブログ紹介-山形の会社がポータルサイト開設(山形新聞)

こういう記事を大の苦手としている山形新聞だが、やっぱりこういう記事を書くのは苦手みたい。記事中の
> ブログは、急速に普及が進んでいるが、
> 複数サイトをテーマでくくり、整理した形で紹介するのは、全国的にも珍しいという。
ここだけ抜き出すと、珍しくもなんともない。単に、それを地域というくくりでblogを集め、さらにテーマによって細分化している例が少ないというそれだけのこと。

ちなみに、くだんのポータルサイト「ヤマガタン」がこちら。私にしてみればひどいネーミングセンスだ。「あんな道、こんな街」よりひどい。
ヤマガタン
ステップアップコミュニケーションズ(運営母体)
セイ・シバタ(↑の社長の個人サイト)

試しに使ってみたというか、あちこち踏んでみたのだけど、激しく使いづらい。なんでこんなに使いづらいのかと思ったら、もともとloblog.net系の会社がやっているのですね。これは、しかし...使いづらい。というか、単に寄せ集めただけのような気がしてならない。

例えば、私もよく使う次世代検索サービス News&Blog Searchを例にしてみると、山形について書かれているblogを探す時は、「山形」と打って検索すれば一通りひっかかる。もちろん、山形県とは縁もゆかりも無いけど、苗字が山形という人の話もひっかかる。興味ないモンテディオの話もひっかかる。ついでに言うと、この検索サービスに登録されていないblogも山ほどある。しかしながら、必ずしも山形と関係のない人が、全国ニュースで取り上げられた山形の話題をピックアップすることもあるし、山形を訪れた際の感想を書くこともある。これはこれで新鮮。
しかし、ヤマガタンは登録制で、予め「山形」という領域でくくられたblogだけが対象になってくる。それは時に、「必要な情報を必要な範囲から抜き出す」という点では有利だが、それが裏目に出ることの方が多すぎやしないか?まず、保有する情報量が少なすぎる感が否めない。ついで、他県の人間や横断的に活動する人間のblogに載る情報が反映されないこと。そして、例えば映画でカテゴライズされたblogに、方言の話を書いたとき、それはあくまで映画のblogの中のエントリーとして扱われてしまう。
それら全て使う人次第と言えばその通りだし、使い方によっては有用な情報源になるとは思うのだけど、いかんせん食指が動くようなシステムに感じない。残念。

2005年03月16日

蔵王で遭難の韓国人一行、捜索費用の支払い拒む

蔵王で遭難の韓国人一行、捜索費用の支払い拒む(山形新聞)
山形・蔵王で一時不明の韓国人5人 捜索費支払い拒否(河北新報)
蔵王温泉スキー場の遭難:捜査費だれが 実名報道巡り、日韓の認識に差 /山形(毎日新聞)

アホか。

支払拒否の理由として、向こうの言い分としては、
・捜索依頼してない(山形新聞より)
・マスコミに名前を出された(山形新聞より)
・自力で下山したのになぜ支払わないといけないのか(産経新聞より)
とのこと。

ちなみに、かかった費用というのは決して警察や救急の出動費ではなくて、あくまで民間人が(今回の場合、山形市の山岳遭難対策委員会)出動した際の人件費。今回の場合11万円だそうな。

県によれば、「韓国では事故・事件の際は実名を伏せる暗黙の了解がある」「スキー場側が捜索費を出す場合がある」とのことで、「文化、国民性の違いが出た」とかよくわからんまとめ方をしている。
郷に入りては郷に従えという話を持ち出すまでもなく、同じツアーに来ていた3人に対してホテル側などが費用が必要であることを通訳を通じて説明、事前に了承を得ていたというから、単にゴネているようにしか見えない。これも文化、国民性の違いなのですか?

挙句、「独島(竹島)問題の最中に日本を旅行していることを、韓国の周囲の人に知られたくなかった」ということで、名誉棄損による損害賠償請求も示唆しているとのこと。トンチンカンなことを言うだけ言って、既に韓国に帰ってしまっているそうですよ。

外国人の誘致に一所懸命な今、ホテル側が肩代わりしてでも収束を狙う動きがあるそうな。おかしな前例を作るような恥の上塗りだけは止めてほしいものです。
と同時に、外国人を誘致するということは、こういう違った文化や考え方を持っている人が県内に大量に入ってくるということ。ソフトだけでなくハードの整備も必要だということと、「山形では山形のルールがある」ということを断固たる決意で示さねばならない。

2005年04月07日

「山形統計ランキング2005」が発表される

山形県民は家族思い? 同居人数、共働き世帯が全国一(山形新聞)
山形統計ランキング集(県総合政策室統計企画課)

毎年毎年見るたびに、「なんでこんなものまとめているんだ」という思いが1/3と、「なんでこんな微妙な項目で1位になっているんだ」という思いが1/3と、「なんかトリビア」な思いが1/3の、『山形統計ランキング』の2005年度版が発表された。


相変わらずの傾向として、「昔ながらの家族携帯」という一語に尽きる。1世帯平均人数1位(山形3.25人/平均2.67人 以下同様)もそうだし、65歳以上の親族のいる世帯割合1位(49.75%/32.16%)、共働き世帯割合1位(42.92%/28.09%)あたりを見てもそう。

さらにその傾向に拍車をかけたのが、少子高齢化だ。生産年齢人口割合は45位(61.6%/66.9%)、老年人口指数は4位(39.9/28.5)と高位につける。それでも、必ずしも老人の一人暮らしに繋がらないところが山形らしさと言えばそうなのかもしれないけどね。ちなみに、不思議なことに、合計特殊出生率は全国6位(1.49/1.29)らしいですよ。人口自然増加率は43位(-0.12%/0.13%)なのにね。

笑うに笑えないのが、経済面でのランキング。1人あたり県民所得39位(244.6万円/297.1万円)はギリギリ許せるとして、県内総生産額・県民総所得[名目・実質]・県民所得の前年度比伸び率が45~46位は泣けてくるね。もっとも、天候不順とかで農業が大打撃を受けた年は、必然的にそうなってしまうと思うけどさ。サービス産業などの第3次産業への就業者割合は全国46位(54.1%/64.3%)だそうだ。むしろ半分以上いたことに驚いた。ちなみに、東京を100とした時の消費者物価指数は全国12位(93.7/90.8)みたいです。へえ、田舎は物価が安いというわけではないのか。県民所得を考えると、どう考えても分が悪いな。

着工新設持ち家住宅の床面積という実にわかりにくい部門で1位(171.8平米/135.8平米)なのを全面に押し出すのは、持ち家住宅の延べ面積で4位(163.7平米/122.7平米)なんだからだと思う。この部門では、今や富山県が強いもの。山形も、あっちこっちのニュータウンが一段落したらどうなるんだろう。ちなみに、住宅の敷地面積は2位(419平米/122.7平米)だとか。まあ田舎の農家集落だと1000平米以上なんてざらだけどな。

おっと忘れてた。「あんな道、こんな街」的なランキングにも触れておく。
・1平米あたりの道路実延長で46位(1.67km/3.14km)
・主要道路実延長における舗装率で45位(91.5%/96.2%)
いや、道路があればいいってもんじゃないし、これらの数字から「まだまだだな」なんて道路族みたいな結論を出すつもりはなけどさ。

最後に、わけのわからないぶっちぎり方で、全国のトップランクにある部門を紹介しておこう。
・人口10万人あたりの理容・美容所数で2位(438.1ヶ所/273.6ヶ所)
・人口100万人あたりの公民館数で3位(486.5ヶ所/140.8ヶ所)
・可住地100万平方キロあたりの一般病院数47位(1.9/6.7)
 でも一般病院の100病床あたり看護師・准看護師数は1位(57.2人/50.1人)
・出産数10万あたりの妊娠・分娩及び産じょくによる死亡率2位(18.5/7.6)
・人口10万人あたりの消防ポンプ車数1位(223.7台/74.4台)

【後日談】
山銀においてあるフリーぺーパーの中で、この統計についてもう少しまともに取り上げている記事があったので、読むとよりいっそう楽しめそうな気がします。(04/10)

2005年06月02日

噂の山形ローカル飲料「パインサイダー」が全国区に

噂の山形ローカル飲料「パインサイダー」が全国区に(Exciteニュース)
昔懐かしく新しい。“パインサイダー”が新登場!!「復刻堂 パインサイダー」(ダイドードリンコ)

「ああ、あれね」
そういや、確かに東京では見かけなかったなと思い出した。なんで山形が日本における中心地なのかは小学生の自由研究に委ねたいが、千葉の「Maxコーヒー」みたいなものなんだろうか。全国的にメガヒット、などという心配は毛頭抱く気はないが、さっぱり売れず「やっぱ山形か」みたいな寒いオチだけは回避してほしいな。

ちなみに、これって先週の月曜から全国で販売されているらしいんだけど、まだ見たことないな。個人的には山形でも「みるるん」を淘汰するくらいに売れて欲しいんだけど、やっぱりYTSには勝てないのかな。

2005年07月01日

はたして山形県民はサクランボを山ほど食べるのか

サクランボ:給食メニューに--山形の大郷小 /山形(毎日新聞)

憶測の話をします。

「山形県の人は、サクランボの産地だから山ほどサクランボを食べる」と思っている人が全国に大勢いると聞きます(既にここで脳内ソース)。
が、ぜったいそんなことはない。するってえと何か、静岡の人は毎食後にお茶を飲むのか?飲みそうだな。鳥取県の人は21世紀になっても二十世紀梨なのか?それ全然関係ないな。

要するに、世間がイメージするほど、サクランボが食卓に並ぶ頻度の差はないです。そもそも、農家直売のサクランボも、市内のヤマザワに並ぶサクランボも、東京のスーパーのサクランボもそうそう値段は変わりません。あっても1kgあたり1000円くらいでしょ?
以前の職場の人から「送って」って頼まれるけど、はっきり言ってこっちで買って送っても、関東で店頭のを買っても、下手をすると、山形での価格+宅配便の費用>関東での価格 ってことになる。
そんなもんです。
あえて地元の利点を上げるとすれば、雨や雹に当たって傷がついたり(今年は雹の影響がすごく大きい)、形が双子になってしまったりした規格外品が安く手に入るくらいだろうか。というか、ほとんどの県民はそんなのを親戚筋や隣近所からもらって食べてると思う。

しかも、サクランボってあんまり量が食べられないんですよ。5人家族とかだったら、1kgもあれば充分だと思うけど、ミカンなんか1kg(10個くらい)でちょうどくらいでしょ。しかもミカンを手が黄色くなるまで食べる人は聞いたことあるけど、サクランボをそんなになるまで食べる人って聞いたことない。おまけに、kgあたりの単価はミカンの倍くらいだから、家計にも優しくない。夕張の人は毎日夕張メロン、っていうのと同じくらいおかしな認識なんです。

2005年07月02日

談合事件の影響で入札不成立の工事、「分割発注」で急場しのぎ

分割発注で“緊急避難” 談合事件の影響で入札不成立の工事(読売新聞)

公共工事において、規模が大きくなればなるほど大企業の存在は必要不可欠になってくる。それは発注する金額が大きくなるからというのもそうだし、工期的な問題や技術的な問題も含めてそうなってくる。今回世の中を賑わせた橋梁談合の余波が思わぬ形で落っこちてきた。

記事にあるように、入札予定の2社のうち1社が指名停止になり、入札そのものが成立しなくなってしまったのだ。規模の大きな工事ではそれだけ参加資格も厳しくなるので、大手がごっそり抜けてしまった今回の指名停止では、まだまだ似たような事例が出てくると思う。


じゃあここで、記事にあるように分割発注して入札すればいいじゃん?そうすれば入札参加の企業も増えて競争が増すじゃん?地元の企業も入りやすいじゃん?という話が出てくる。

ところがここの落とし穴もいくつかある。記事にあるような連携ミスもそうだし、一連の工程の中で修正点が出てきたとき、1次工程の企業がやるのか、2次工程の企業がやるのかというのもそう。また、業務を分割することで発注コストが増えるという危険性も孕んでいる。

また、上に書いたけど技術力の問題もある。大規模公共工事では、言ってはなんだけど全国規模の会社と地元企業とでは、超えられない経験値の壁があるんですよ。似たような例が、昨年置賜地方であった測量業者・設計業者の談合事件。置賜の20以上の業者が、今回と同じ独禁法3条違反で排除勧告を食らった。官公庁は県内他地域の業者を選定して対処したのだけど、相当苦労したみたい。受注者も発注者も。

別に談合のとばっちりがあるからといって、談合そのものをやむなしってするつもりはないし、談合は悪いこと。でも、そっちにばかり目が行って、こういうことがあまり知られないのは、ちょっと考えちゃうね。

2005年07月04日

浴衣姿、げたで道に迷い20km 肘折温泉の宿泊客

浴衣姿、げた、道に迷い20キロ-肘折温泉の宿泊客(山形新聞)

2日の20時頃、肘折温泉の旅館から「土産品を買いに出掛けた」→「道に迷ってしまい」→「一晩中歩き続け」て翌日8時頃20km離れた戸沢村高屋で発見
地理がわかる人なら「はぁ?」っぷりが伝わると思うのだが、いまいちわからない人のためにマピオンの地図。(中央一番下が肘折温泉、左上に高屋)

明らかに途中で「おかしい」と思いそうな展開だが、記事によれば
> 途中には民家などもあるが駆け込んだりはしなかった。
そうで、本人も
> 「歩いていれば戻れると思った。こんなに大ごとになるとは。」
とのこと。何事も無くてよかったよかった、という話だが、それにしてはちょっと人騒がせな迷子だな。たぶん2ヶ月前だったら死んでたぞこの人。

2005年07月19日

山形の魅力HPで発信 通販と体験観光をセット 流通研

山形の魅力HPで発信 通販と体験観光をセット 流通研(河北新報)

ぐぐってみたら、なんのことはない楽天市場内のサイトに飛んだ。
【楽天市場】まるごと山形:山形の特産品とリアルな情報を全国にお届けします!”まるごと山形”

なんかすっげぇ萎えた。

2005年07月26日

「西の福岡、東の山形」

山形路:西の福岡、東の山形 /山形(毎日新聞)

> 事件担当の記者をしていたころ、「西の福岡、東の山形」という言葉を耳にしました。
> 福岡、山形両県警とも刑事警察、とりわけ権力犯罪を主に扱う捜査2課が強い県警とされ、
> 全国警察の手本とされた時期があったのです。

へー。

> 昭和50年代に国道13号沿いの主要首長を毎年のように汚職事件で次々に逮捕していったことが
> 「東の--」という言葉につながったようです。

不謹慎ながら、ワラタ。

2005年08月19日

山形女が秋田から喧嘩を売られた件について

北斗星(秋田魁新報)

秋田県民に喧嘩を売られたと言うよりも、雑誌の記事に喧嘩を売られただけなのだけど、なにやら気分が悪い。記事いわく「日本海側の県は、1県おきに美人が多くなっている」ということで、例として「秋田は美人が多いが両隣の青森と山形は少なく」とある。ばーか。しかもよくよく読んだら、”検証”したというのが、いまや「負け犬~」で名高い酒井順子さん。

結果はと言うと、
> 統計学的に正しいかどうか、本人も断りを入れているほど「怪しい」調査だが、
> 結果は秋田が断トツ
ばーか。これって、何やら結論ありきの調査じゃない?

別に、山形の女性が秋田の女性と比べてどうこうっていうのはない。秋田ブランドはもはや全国区で定着しているし、定着するにはそれなりのクオリティがあるからだもの。でも、そもそも美人の定義なんてあやふやもいいところだし、イメージが強烈に影響するだけに、「怪しい」なんていうレベルじゃない。やれやれだ。
> 美人県・秋田が存在するからこそ隣県の青森、山形はくすんで見え、
ってあるけど、秋田=美人県というイメージがあるから、その反動であたかもくすんでいるかのように見えてしまう、いやむしろ見てしまう部分が大きいんじゃないの?

そもそも、山形の女性は昔から「気立てよし」で知られた存在。「嫁は山形からもらえ」なんて言ってた秋田の男の人が、「鼻が高い」だの「秋田美人は全国に通じる」なんて言うのは、ちゃんちゃらおかしいにもほどがあるんじゃない?

2005年08月29日

山形県の大学進学率は、東北6県でトップらしい

大学進学率過去最高に 県が学校調査(岩手日報)

岩手日報の記事をたまたま目にして驚いたのは、山形県の大学進学率。東北6県のうち、岩手がもっとも低く、34.4%。その他の県が37.0%~38.5%に固まっているのに、山形は一つ抜け出して40.1%だとか。これはけっこう驚きだ。まわりを見渡してもそんな気配はないんだが。

そんなインテリ県でもないような気がするんだけどね。え、全国平均は47.3%ですか。どうせ三大都市圏が数字を引っ張り上げてるんだろうけど。

人気なき戦い 汚職事件でトリプル選の村山市

人気なき戦い 汚職事件でトリプル選の村山市(河北新報)

記事の見出しに思わず笑ってしまった。村山市民にしてみれば、まったく笑えない事態だけど。それにしても2区も不可解な区割りだけど、3区も相当無理がある区割りだよなあ。

2005年09月08日

「秋田人に問う」をあえて、山形人にも問う

秋田人に問う/あゆかわのぼるさん(朝日新聞)

お隣秋田県の記事なんですが、これは山形にも言えることだと思う。山形に、豊かな観光資源、人的資源、天然資源があるかどうかは別として、ハードに対する意識に比べてソフトに対する意識が少しばかり弱いんじゃないかな。あくまで主観ですよ。あえて、客観っぽい話をするとすれば、山形空港の凋落っぷりと言えばいいかな。新幹線に取られたんじゃなくって、仙台空港に取られたというのが哀しすぎることこの上ない。

こんなblogを書いている柄(仕事柄、とも言う)、この記事にあるような大会にもたまに行くけど、そのたびに首長さんとか地元の商工会のなんとかさんの意識に驚かされる。ハードが整備されれば街が豊かになるという恒等式は存在しないのに、ハードの後進県だからか、先進県のまやかし(単に整備された頃の景気だと思うんだが)にやられてしまっている。

何度も書いている「スポイト効果」にしても、どうにも理解しているセンセイが少ないようで。今必死に建設が進められている東北中央道の福島から米沢にかけての区間の決起大会でも、山形県側のソフトの充実に触れた人は米沢の安部市長一人しかいなかったぞ。米沢の安部市長は、市長として正直イマイチだと思うのだけど、この点に関してのみ私は評価するんです。米沢と福島が車で30分強で結ばれると言うのは、「米沢の商圏に福島が入る」のではなく、「福島の商圏に米沢が入る」ことなのだから、危機感なしの人から先にやられていくと思うよ。

これに関して、今回の総選挙の候補者の主張を見ても、やっぱりイマイチなんですよねえ。

2005年10月18日

合併組み合わせ素案を見ておもったこと

県審議会が合併組み合わせ素案提示・村山、置賜は3パターン(山形新聞)

ちょっと前だけど、県による合併案の記事。早い話が、市町村のケツを叩くために県が勝手に考えましたよという案。どうも地図上だけで考えたような気がしなくもない。置賜の2マル案なんて、大丈夫なのかこれ?って思う。村山も東南・北・西の各郡がベースか。ふーん。

と、ここで、山形市などの東南村山から、寒河江などの西村山まで広域合併したら面白いなとふと思ってしまった。だって、山形市から西川町まで合併したら、仙台市→新・山形市→新・鶴岡市って、東北地方を3市で横断できるようになるんだよ。うわあ、我ながらくだらなすぎる。ごめん。

2005年11月08日

~~、○個分in山形

酒消費量県庁舎6.41杯分(朝日新聞)

> 04年度の県内の酒類消費量は8万7,041キロリットルで、
> 県庁舎を升に見立てて換算すると6.41杯分となった。

アホか。県庁舎○杯分って言われても、ピンとこない県民は山ほどいるぞと。しかもキロリットルという単位が中途半端すぎる。1キロリットルって書くより、1立方メートルのほうがなんとなくしっくりくるんだけどなあ。計算すると、県庁舎って約1万3,580キロリットルなのね。ぜんぜんピンとこないけど。

ちなみに、世間一般で言う○杯分といえば、東京ドーム。これは1杯が124万立方メートルなので、言い換えれば、県内の酒類消費量は「0.07杯分」。これじゃますますわからないか!

東京ドームと言えば、広さの単位でも使われるけど、あれも想像しにくい。山形県民的にはやっぱり「霞城公園○個分」とかなのかなあ。と思って調べると、霞城公園の広さは、東京ドームの7.68個分もあるのか。ふうん。もともと江戸時代の山形城って江戸城よりも広かったらしいからね。東京ドーム10個分!とか言われても、霞城公園1.3個分って言い直されると、とたんに狭く感じちゃう気がする。不思議だなあ。

2005年11月30日

山形・軽乗用車からドライバー盗んだ男再逮捕

24時:山形・軽乗用車からドライバー盗んだ男再逮捕 /山形(毎日新聞)

見出しを読んで、「車から運転手を盗んだ?」と思ったのは俺だけですか、そうですか。

2006年01月20日

「山形のブランドイメージについての調査」が出た

山形のブランドイメージは…食べ物、自然風景・県民調査(山形新聞)

これはこれで面白い。県民が選んだ「県外に薦めたいもの」、言うなれば県民がよそ様に胸を張って紹介できるもののランキング。食べ物を見ると、庄内の1位に米、2位にだだちゃ豆が入っていたりするのは、やっぱり地域性が出るんですね。

ちなみに、県外にお勧めの観光地(3つまで複数回答可)では、「蔵王温泉」「出羽三山」が45%、「山寺」が40%で意外にも「銀山温泉」が34%なんだってさ。80%の率を占めたりする観光地がないというのは、それだけ多数の見所があるって考えていいんじゃないだろうか。田麦俣集落とか、肘折温泉、赤芝峡みたくマニアックなものがランクインしていたら、それはそれで面白いけど。

ここで気をつけなければいけないのは、あくまで山形県民がチョイスした「お薦め」ということ。県外の人の事前の期待度とか、実際に見たり体験したりした後の満足度とか、そういう実際のお客さんとの温度を考えなきゃいけないし、埋めていかなきゃいけないんだけどさ。

2006年01月25日

山形県が新たな「合併推進構想案」を発表

村山地域は3つの市に- 県が合併「推進構想」案(山形新聞)
県構想案合併パターン、各一つに(朝日新聞)

3ヶ月前に書いた「合併組み合わせ素案を見ておもったこと」から引き続き、県は市町村合併の「集大成(朝日新聞より)」として上みたいな案をまとめたそうです。ちなみに、朝日新聞によると、この後関係市町村と意見交換して年度内に完成させて、合併を促進させるとのこと。おお、お役所主導だぜ。
山形新聞に載ってた構想案の図

朝日の記事を見ると、思いっきりネガティブな思考で突き進んだフシが見えて、あるいはわざとそういう論調にしたのかもしれないけど面白い。

> (以前頓挫した山形・上山・中山・山辺という)同じ枠組みでの合併は困難との見方も踏まえた
> 「米沢を中心にという表現で他自治体を刺激しない方がいい」と踏み込んだ意見が出された。

笑える。興譲館思想ですか。総じて、相変わらず地図帳の上で考えたような気配がしなくもない。
山形新聞が伝える山形市周辺の合併に関するくだりは秀逸なギャグだ。
> 人口が約40万人と東北第2の都市になり、東北地方全体の発展をリードする
人口でリードできたらいわきが既に福島をリードしてるはずなんですが。あっはっは。


未だにわからんのが、「置賜は一つ」という思想。

・山形新聞
> 各市町が深い相互依存関係にあり、各首長とも将来的には「置賜は1つ」との認識を
> 基本的に共有しているなどの理由から、8市町全体での合併への取り組みを目指すとした。

・朝日新聞
> 置賜地方は住民の生活圏としてまとまっていると分析。
> さらに多くの首長が将来は一つとなるべきだという認識をもっている、としている。

はあそうなんですか。相互依存関係ですか、生活圏が同じですか、偉い人たちが同じ認識ですか。「合併しないと財政ヤバいです」と開き直ってくれたほうがはるか考える余地があっていい。「置賜は一つ」という根拠ゼロのスローガンや、すごい肩書きの人たちの空気で進められるのは厄介このうえない。そうして誕生する新市は、面積ではなんと神奈川県よりも広くなるが、人口は現在の山形市以下。どうなっちゃうんだろうね、それはそれで楽しみ。

2006年02月02日

「合併推進構想案」に対する自治体首長の反応

県の合併案に県内市町村長12人が「賛成」(山形新聞)

以前の「山形県が新たな「合併推進構想案」を発表」で取上げた県の合併構想案に対する各自治体のエラい人たちの反応。意外や意外、1/3以上の人が「賛成」って答えて、反対したのはわずかに2人。ふぅん。もう少し細かく見てみよう。

山形新聞に載ってた回答一覧表

【東南村山(山形市・天童市・上山市・山辺町・中山町)】
旧構想の2市2町のうち、上山・山辺・中山が賛成する。おっと、まるで前回の合併構想の破綻の原因が山形市にあるみたいじゃないか。いやその通りなんだけど。かたや山形市は、あのてんやわんやを思い出してか二の足を踏むらしく、市川市長の回答は「現時点で判断がつかない」。たぶんあなたはどの段階でもそう答えると思う。
6年前、合併協を円満に離脱したのに今回の案でまたここに組み込まれた天童市。財政状況も悪くないし、人口も県内では珍しく増加基調があるので、はたしてこの構想に対してはいかに?と思ったらやっぱり「現時点では判断がつかない」そうだろうな。でも本心ではどうなんだろうな。また住民アンケートやっても同じだと思うんだけど。

【西村山(寒河江市・大江町・西川町・朝日町)】
寒河江・西川・朝日の合併協が空中分解した禍根でもあるんだろうか。寒河江の誠六市長は、県内の市長の中でただ一人反対に回った。記事にある反対意見の「合併協議会解散の原因究明が先決」って佐藤市長なのかなあ。むしろ、西川・朝日が「現時点では」にしたのが何やら気になる。根っこではやっぱり危機感を持っているんだろうか。
となると、もう一つの反対意見「人口10万人規模を目指す構想を」は、残りの反対首長である上田大江町長なのかな。確かに1市3町での人口は約7万人。西村山郡の残り河北町を入れても9万人程度だから、それは無理難題かもしれないよ。やっぱり東南村山ともくっついて、夢の新鶴岡市-新山形市-仙台市と列島横断3市構想か。それも爆笑ものだな。

【西北村山(村山市・東根市・尾花沢市・大石田町・河北町)】
土田東根市長が県に寄るかと思いきや、彼を含めて全員が「現時点では」を選んだ。そうだろうなあ。「土田市長は村山市が嫌いというより村山市長が嫌い」なんて話もあったけど、佐藤市長に代わってどうなることやら。もっとも以前の市民アンケートでは、相手として天童市が圧倒的な人気だったんだよね。
新市名まで選んでおいてひっくり返った尾花沢・大石田はトラウマでもあるんだろうか。はたまた、3市2町で合併すると重心は否応なく南に移動するからそれも嫌っているのかな。
同じ西村山郡でも寒河江市なんかと一緒じゃなかったという点で河北町はほっとしているんじゃなかろうか。つながりとしては天童や東根の方が深いしね。ただこの組み合わせとなると即答は...っていうところか。

【置賜(全3市5町)】
ここの温度差がいちばん面白い。賛成と答えたのが、相変わらず空気が読めない目黒長井市長と、かつて川西・南陽に合併話を持ちかけた飯豊町長。目黒のおっさんは、空気も読まずに話に入っていくのが大好きだなあ。
この2市町との合併話が頓挫した川西町と南陽市はともに「現時点では」。特に南陽市は未だに40年近く前の合併で発生した市内分裂のショックを引きずっているのかな。どうも乗り気じゃないみたい。川西もかつてあった米沢との合併話が暗礁に乗り上げ、米沢・長井の組み合わせも白紙になった経緯があるだけに慎重なのかな。
それに加えて、合併問題で常に我が道を行くのが小国・白鷹・高畠だ。2年ほど前に「特例法期限内は合併せず」と相次いで表明していたけど、そのときも「時期尚早」っていう意見もちらほらあったので、わかんないね。
そして大御所の米沢市だ。やっぱり三十郎は日和るなあ。おわり。

【最上(全1市4町3村)】
泥舟新庄市がいくら諸手を上げて「賛成」ってやってもね、っていう最上。消去法としてこの組み合わせしかないよね、っていう感じ。結局「賛成」としたのは新庄のほか、南西最上(って言うのか?)の舟形・戸沢・鮭川・大蔵のみ。奇しくも3年前に8市町村でアンケートを行った際に合併推進派が反対派を上回った市町村と同じだ。
逆にいえば、その頃と情勢が変わっていないっていうことなのかもね。

【南庄内(鶴岡市・三川町)】
三川町が賛成(鶴岡市はアンケートせず)。そりゃそうだな。

【おまけ】
遊佐町が賛成。そりゃそうだな。県もなぜかこれだけは慮ってくれたのが不思議だ。

2006年02月23日

中山町の県野球場、命名権販売へ

県野球場に命名権設定へ-県がスポンサー募る(山形新聞)
名付け親になって 県野球場 命名権売って維持費(読売新聞)
宮城に続け!県野球場「命名権」売ります(朝日新聞)

ついに山形でも施設のネーミングライツの販売が始まった。と書いておいてなんだが、命名権にわざわざ括弧書きでネーミングライツって書く必要はないだろ、こら。

お隣宮城の場合、県営宮城球場→フルキャストスタジアム宮城(2億円/年)、仙台スタジアム→ユアテックスタジアム仙台(7千万円/年)だって。それを上回る効果があるのかな。ちなみに、県野球場のお値段はというと、
> 県は、年間1,000万円以上での販売を希望している。(読売新聞)
安っ。いや、知名度からすればむしろこれでも高いくらいなのか??

ちなみに県内企業が応札することを勝手に考えて予想

本命:ヤマコー(山新でもいいや)
対抗:ヤマザワ
注意:山銀
大穴:でん六

まあ、誰がどう見ても、大穴が言いたいだけのエントリーなんだが。

(補記)
3月24日現在の途中経過は→「中山町の県野球場、命名権応募いまだゼロ」で。

2006年03月30日

県外からの観光客による「山形のここがいい・悪い」県が調査

県外からのお客さんの「山形のここがいいね」・県が調査(山形新聞)

山新の書き方が悪いんだけど、山形県のどういう点がよかったのかわかりづらいぞ。そもそも、魅力的な点よりも満足できた点のほうが大事だと思うしさ。

それより興味を引いたのは、記事にあった
> 不満を感じた内容では、観光地までのアクセスの悪さが各地で挙げられ、
> ほかに「案内標識が分かりづらい」「イメージとギャップがあった」
> 「食事に満足できない」などの声もあった。

平成15年頃だったと思うけど、県外から訪れる観光客の交通手段の比率は、車(バス等含む)が電車よりも多いというのがあった。意外だなと思ったのだけど、なるほど確かに観光目的だと(特に周遊するような観光目的だと)新幹線というのは実に「駅から先」が不便でしょうがない。むしろ時間はかかるのだけど自家用車の方が足回りが利くし、バスツアーのほうが確実にあちこち回れる。

それゆえに、この「観光地までのアクセスの悪さ」という指摘をした人たちが、「新幹線を降りてからの二次交通の悪さ」を指摘したのか、「新幹線を諦めたのだけどやっぱり車で行っても観光地までの道が悪い」なのか、「そもそも山形まで行くアクセスが悪い」なのかというのが気になる。

あとは、「案内標識が分かりづらい」というのも、隣県の観光地に比べれば充分優秀なほうだと思うし、「イメージとギャップがあった」「食事に満足できない」というのも、県民にしてみればむしろどれほど過剰な期待をしてきたのか問いたい、問い詰めたい(ry

2006年04月06日

05年度の県内新車登録台数、乗用車は過去10年で最少

乗用車、過去10年で最少-05年度の県内新車登録台数(山形新聞)

普通車が伸びなかったのは、新車があまり投入されなかったことと、所得が改善しなかったということ。小型車は軽自動車へのシフトが原因ではないか、ということ。
そりゃあまあ、買い控えるわな。

2006年04月17日

山形県観光物産協会のホームページ「やまがたへの旅」がリニューアル

山形県観光情報HP「やまがたへの旅」 リニューアル(産経新聞)
やまがたへの旅(山形県観光物産協会)

記事によると、
> 県観光振興課では「簡素で見やすいHPになったと思う。
> 個人の旅行客がプランを作る際の参考にしていただければ」と期待を寄せている。
そうです。

さっそく見てみたのだけど、うんまあ、簡素で見やすくはなったね。
何かがものたりないような気がするんだけど、それは住んでいるから「知ってるよ、そんなこと」って思ってしまうからかな。

2006年04月19日

親に反抗してよい6割 うそ、無断外泊OK4割

親に反抗してよい6割 うそ、無断外泊OK4割(読売新聞)

嘘だけはつくな!嘘はチームをダメにするんだ!

と、未だカーリングブームが終わらない私ですが何か。

そんなことはどうでもよく、これは結構意外というか、ショックというか。そもそも親に反抗しない子供のほうがむしろ後が怖いぞ。というか、親に反抗していいと思っているなら、正々堂々と反抗して、親を論破して外泊しろと。がんばれ高校生。

むしろ注目すべきは親のほうの回答で、
> 「家庭の教育力が低下している」との回答は64・5%に上った。
> その理由を複数回答で聞いたところ、
> 52・8%が「過保護、甘やかしすぎる親の増加」、
> 40・6%が「しつけや教育に無関心な親の増加」と答えた。
おお、よくわかってるじゃないか。高校生の回答率が93%なのに、親の回収率がその半分っていう時点で、「しつけや教育に無関心な親の増加」な気がしなくもない。

2006年04月27日

季節の祭り一冊に 「山形イベント情報」創刊

季節の祭り一冊に 「山形イベント情報」創刊(河北新報)

> 山形県内の官民組織「やまがた観光キャンペーン推進協議会」は、
> 季節ごとの祭りやイベント情報を集めた情報誌「山形イベント情報」を創刊した。
> 観光情報フリーペーパーの発行業者と提携し、
> 春の話題を集めた創刊号を1万部作製、
> 県内外の観光施設やJR駅などで配布している。

県外で配ってください。お願いですから。

2007年05月16日

山形県の人口が120万人割れ目前、既に「達成」!?

県人口:120万人割れ目前、戦後最低を更新 今月すでに“達成”!? /山形(毎日新聞)

2007年05月28日

山形県の人口、120万人割れ目前

県人口、120万人割れ目前-減少傾向は加速(山形新聞)

お、これはいいグラフ。
これを見ると本当にヤバいんだなと危機感が募る。けども、「120万人のうちの1人」って考えてしまうと、一瞬にして危機感が吹っ飛んでしまうからよくないな。

山形新聞より

2007年06月26日

山形県の人口、ついに120万人を割り込む

県人口120万人の大台割る-戦後初、減少も加速(山形新聞)
県人口初の120万割れ(読売新聞)
県人口120万人割れ(朝日新聞)

> 斎藤知事は記者団に対し「国立社会保障・人口問題研究所では、
> 2030年までに県人口が100万人を割り込むと推計しており、
> 120万人割れは象徴的ではあるが想定内。政策面では織り込み済みだ」と述べ、
> 冷静に受け止める考えを強調した。
> 25日の県議会一般質問で人口減少について問われた斎藤知事は、
> 「人口減少への対応を県政運営の最重要課題とし、
> 『減少そのものの抑制』と『減少に適応する地域社会の形成』の両面作戦で、
> 総力を挙げて取り組みたい」と述べた。
(読売新聞)

しかし、この知事のやろうとしていることって、少ないパイの中での寄せ集めでとりあえず体裁を整えることなんだが。

山形新聞から

2007年07月04日

「イモニレンジャー」が山形市役所を表敬訪問、市川昭男市長も「イモニシチョー!」とノリノリ

「大鍋宣隊」市長とポーズ(読売新聞)
山形市長に決めポーズ披露 「日本一の芋煮会」新ヒーロー(山形新聞)

先月、リナワールドで誕生した「イモニレンジャー」なのだけど、あまりにベタベタだった上に、なぜか4人しかいないのでここでは放置していたのだけど、
> 山形市の「日本一の芋煮会フェスティバル」の活性化、話題性アップを担う
> 新ヒーロー「大鍋宣隊イモニレンジャー」が3日、山形市役所を訪れ、
> 市川昭男市長に決意の決めポーズを披露した。(山形新聞)

読売新聞から

山形新聞から

市長が披露してるじゃねーか!

> 市役所を訪れたヒーローたちが、市川市長の前で「決め」のポーズをとると、
> 市川市長も「イモニ市長!」と叫んでヒーロー顔負けのアクションを披露。
> 周囲の爆笑を呼んでいた。(読売新聞)

> 4人が決めポーズを披露すると、市川市長も「イモニシチョー」とポーズを決めてのりのりの様子。
> 「コスチュームを着らんなねがな」と話し、
> 脇で見ていた池野勇男副市長を見つけて「一緒に入らないか」(山形新聞)

爆笑だ。

2007年10月05日

山形移住を情報誌で勧誘 首都圏の「団塊」狙う

山形移住を情報誌で勧誘 首都圏の「団塊」狙う(河北新報)

こう言っちゃなんだが、これ以上山形に年寄りを増やしてどうするんだ?

2008年02月26日

上山明新館高校の馬術部が休部へ

上山明新館高 馬術部が休部へ(山形新聞)

あ、なんかこれはショックだ。
かみのやま競馬場が無くなった時にこうなることは予感していたけれど。
廃部ではなく休部というところに、浅はかながらも期待したいところ。

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