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山形県が新たな「合併推進構想案」を発表

村山地域は3つの市に- 県が合併「推進構想」案(山形新聞)
県構想案合併パターン、各一つに(朝日新聞)

3ヶ月前に書いた「合併組み合わせ素案を見ておもったこと」から引き続き、県は市町村合併の「集大成(朝日新聞より)」として上みたいな案をまとめたそうです。ちなみに、朝日新聞によると、この後関係市町村と意見交換して年度内に完成させて、合併を促進させるとのこと。おお、お役所主導だぜ。
山形新聞に載ってた構想案の図

朝日の記事を見ると、思いっきりネガティブな思考で突き進んだフシが見えて、あるいはわざとそういう論調にしたのかもしれないけど面白い。

> (以前頓挫した山形・上山・中山・山辺という)同じ枠組みでの合併は困難との見方も踏まえた
> 「米沢を中心にという表現で他自治体を刺激しない方がいい」と踏み込んだ意見が出された。

笑える。興譲館思想ですか。総じて、相変わらず地図帳の上で考えたような気配がしなくもない。
山形新聞が伝える山形市周辺の合併に関するくだりは秀逸なギャグだ。
> 人口が約40万人と東北第2の都市になり、東北地方全体の発展をリードする
人口でリードできたらいわきが既に福島をリードしてるはずなんですが。あっはっは。


未だにわからんのが、「置賜は一つ」という思想。

・山形新聞
> 各市町が深い相互依存関係にあり、各首長とも将来的には「置賜は1つ」との認識を
> 基本的に共有しているなどの理由から、8市町全体での合併への取り組みを目指すとした。

・朝日新聞
> 置賜地方は住民の生活圏としてまとまっていると分析。
> さらに多くの首長が将来は一つとなるべきだという認識をもっている、としている。

はあそうなんですか。相互依存関係ですか、生活圏が同じですか、偉い人たちが同じ認識ですか。「合併しないと財政ヤバいです」と開き直ってくれたほうがはるか考える余地があっていい。「置賜は一つ」という根拠ゼロのスローガンや、すごい肩書きの人たちの空気で進められるのは厄介このうえない。そうして誕生する新市は、面積ではなんと神奈川県よりも広くなるが、人口は現在の山形市以下。どうなっちゃうんだろうね、それはそれで楽しみ。

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2006年01月25日 14:02に投稿されたエントリーのページです。

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