高畠町のデマンド交通システム、10月からの運行延期へ(山形新聞)
不振の町営バスに代わって、
> 形態は複数の利用者宅を1軒ずつ回ってそれぞれの目的地に送迎する乗り合い型タクシー。
を導入する計画が、委託予定だった町内のタクシー会社3社が、「本業の売り上げ悪化を懸念」したことで、協議が難航しているそうだ。
これはまたなんとも言えないニュース。そもそも農村部の公営バスが不振なのは大いに理解できる。しかも、バスの利用者が廃止後の足としてタクシーを使うかと言えば、財布の負担が段違いなので、乗合型タクシーの導入というのもなんとなくわかる。
が、仮にこれが「効率よく予約が入り」配車と送迎を行ったら、タクシー会社はやってられないよな。おそらく「本業の売り上げ悪化を懸念」というのは、人手が足りなくなるということではなくて、お客が食われるということだろう。そこまでの需要があるかどうかが非常に悩むところであるけれど。ここまで書いておいて、実は高畠の町営バスに乗ったことがないのだが、10人乗りのジャンボタクシーでどうにかなる乗客数なんだろうか。足りないような気もするし、中型で事が足りるような気がしなくもない。とは言え、全国各地の例を見ても、それなりに利用者は維持されるようだし、町の負担も減るのであれば、なんとか早期に協議がまとまってほしいものである。記事読む限り、減るとも思えないんだけどね。