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こんな街(最上) アーカイブ

2004年10月22日

やまがた景観知事賞に酒田の山居倉庫周辺

やまがた景観知事賞に酒田の山居倉庫周辺(山形新聞)

知らぬ間に「やまがた景観デザイン賞」がなくなり、山形経済同友会が「次代につなぐやまがた景観賞」というのを新たに始めていたらしい。タイトルにもあるように、最高の賞にあたる県知事賞には、酒田の「山居倉庫・夢の倶楽と屋形船と希望ホールの船場町通り」というあのあたりが選ばれた。うん、悪くない。

そのほか、
・山形経済同友会大賞:「出羽の古道・六十里越街道(西川町~櫛引町)」
・同:「庄内海岸砂防林(遊佐町~鶴岡市)」
・同:「交流プラザ蔵楽(南陽市)」
・山形経済同友会奨励賞:「玉簾の滝(八幡町)」
・同:「野々村ため池(真室川町)」
・同:「水郷の情景―旧最上橋と最上川河岸(大江町)」
・同:「羽州街道『楢下宿』―『新橋』『覗橋』」(上山市)」
が選ばれた。

今後、ネタが尽きた時に参考にさせてもらおうか。既に取り上げた(と言っても旧サイト時代に)ことのある場所も数ヶ所あるけど。

2004年11月12日

戸沢村の古口大橋、自転車・歩行者用の橋が完成

住民の願い、古口大橋自歩道橋が完成~戸沢(山形新聞)

よかったよかった、いい話だ。
古口大橋自体、決して広い橋ではない。何度か通過したことがあるけど、対向車とのすれ違いや、原付を追い越す時などで危ない思いをしたこともあった。ちょうどR47の別ルートとして使えるので、交通量もかなりのものだ。ましてや児童の通学路とあっては、対策の必要性はなおさらだね。完成は非常に喜ばしい話だ。

しかし、要望から着手まで10年近くもかかり、完成まで15年の歳月を要したことはどうだろう。当時、ひやりとしながら渡った小学生は、そろそろ自分の子どもが通学に利用するような状況だろう。総工費10.6億円を投資する費用対効果を考えれば、後回しになっていたのかもしれないけれど、後手に回ってしまっていた印象は拭いきれない。

2005年02月18日

国土交通省が、R47通行止めの状況をWebで報告

平成17年2月1日 大雪による国道47号全面通行止め状況(国交省山形河川国道事務所)

1月31日から2月1日にかけて、県内は大雪に見舞われた。戸沢村古口で、昭和55年に観測を開始して以来最大となる日降雪深110cmを記録するほどの降雪だった。このうち、最上と庄内を結ぶ生命線であるR47が約16時間にわたって、全面通行止めになった。
このたび国土交通省山形河川国道事務所が、通行止めの状況などについて、Web上で報告を行った。

国交省の奮闘っぷりは上のWebを見てください。確かにすごい雪だったようです。立ち往生する大型車もあちこちにいたようです。国交省の皆さん、お疲れさまでした。

って、なるわけないだろ。


復旧して間もない2月3日の山形新聞にこんな記事が載った。「国交省新庄出張所が除雪業者に適切指示せず-国道通行止め」
その記事によれば、
> 国道を管理している国土交通省新庄国道維持出張所(石川栄一所長)が、
> 除雪委託業者に適切な指示を出していなかったことが分かった。
> 業者は警察などからの指摘で初めて出動しており、
> 同出張所の対応の甘さを露呈した形となった。
> 通常、路面の積雪が5-10センチになると、同出張所が戸沢村にある除雪ステーションに
> 除雪命令を出し、ステーションに待機している業者が作業を開始する。
>
> 出張所の職員は、大きな事故などがない限り、夜間対応やパトロールを行うことはないという。
> 31日は大雪警報が出され、激しい降雪があったが、すぐ集まって対応策を講じず、
> 石川所長が同午後10時ごろ、ステーションに常駐する業者に
> 「早めに除雪してほしい」と連絡しただけで、明確な出動時間やパトロールの指示を出さなかった。

あのなあ。

ちなみに、冒頭でリンクした先の報告によれば、
> 記録的な降雪により、一般国道47号(新庄市~酒田市間)においては、
> 夜間除雪作業を実施したにもかかわらず、降雪量が記録的であったことから
> 大型車の通行不能車による交通障害が断続的に発生し、(以下略)
と。間違ってはいないだろうけど(記録的降雪だったようだし、遅れてでも作業はしたんだろうし)、全部が全部天気のせいにするのは、いかがなものだろうね。

報告の最後に
> なお、長時間にわたった全面通行止めの詳細な状況については、
> 改善すべき点も含めて、検証してまいります。
とあるので、検証をぜひお願いします。

2005年02月26日

新庄古口道路、環境影響評価書がまとまる

国道47号新庄古口道路の着工準備が完了(山形新聞)
一般国道47号新庄古口道路~環境影響評価書の縦覧について~(国土交通省山形河川国道事務所)
新庄古口道路(国土交通所山形河川国道事務所)

というわけで、これに基づき新庄古口道路は測量や用地買収、工事に入っていくことになる。環境アセスメントの手続きって思っていたよりも複雑、かつ長期にわたるものなんだな。しかし、一度破壊された生態系や自然、景観を取り戻すには、もっと複雑だし時間のかかるもの。

なお、環境アセスメントって何?環境影響評価書って何?という人は以下を参考に。
環境アセスメントガイド(環境影響評価情報支援ネットワーク)

2005年03月23日

尾花沢新庄道路に、道の駅併設のPA設置へ

道の駅とPA併設へ-尾花沢新庄道の芦沢休憩施設(山形新聞)

毒沢~野黒沢間の尾花沢新庄道路は、現在のR13の北東側を走るそうなので、両方から入れる施設を作るとなると、芦沢の誇線橋あたりから福原の郵便局あたりまでの間かな。
マピオン地図

尾花沢新庄道路のルートと、R13の位置関係から勝手に想像する話なのだけど、東北中央道ルートの中で、初めて本格化したPA施設の話だし、よいことなのではなかろうか。危惧すべき点もいくつかありそうだ。尾花沢市はもう少し他にすることがあるんじゃないかとふと思うのが一つ。また、芦沢周辺のR13の狭い対面通行から道の駅へのアクセス道路をどうやって作るのか、完成後、車の流れはどうなるのか。特に、北行きの車が道の駅に入るために右折する際に渋滞が発生するんじゃないかと、行政も当然念頭においているであろう心配をしてみる。ただでさえR13はひっきりなしだもの、右折車が連なったら渋滞は必至。路肩を通るスペースもないもんね。

両施設は06年度中に完成予定とのこと。おっと、野黒沢までの開通に間に合うかもしれないね。

2005年04月05日

ナンバープレートを盗んだ疑いで2人を逮捕 新庄署

ナンバープレートを盗んだ疑い(朝日新聞)

大規模窃盗団→偽造ナンバーで大跋扈
そんなイメージで記事を読んだら、

> 乗っていた外車が大分ナンバーで「地元ナンバーに換えたかった」と話し、
> 盗んだものをつけていたという。

山形ナンバー・庄内ナンバーにそんな魅力を感じないんですが。

2005年05月20日

交通安全で異世代交流 金山町で寿大学開講

交通安全で異世代交流 金山町で寿大学開講(朝日新聞)

そうそう、じい様ばあ様って昔からその地域を見ているから、どこが危ないとかをよく知っているんだよね。子や孫にそういうのが伝わるのはいいことだよね。

と思ったら、全然違うじゃないか!
「高齢者が次の世代を担う若者に、文化や(ryを伝承する」みたいな意味で「寿大学」かと思ったら、高齢者が受講するのか。それにしても、「ちょっと一杯が・・・・・・ドカーンの巻き」これは見てみたいかも。
いずれにせよ、高齢者が巻き込まれる事故の比率は依然として高い数字で推移しているので、「ちょっと一杯が」に関らず、こういう催しが広まって、事故が減ったらいいと思った。

2005年05月31日

R13・R112の4ヶ所に「デンジャーゾーン」設定へ 名称・色を公募

国道4カ所の事故多発地区をカラー舗装-名称や色を公募(山形新聞)
「デンジャーゾーン舗装(仮称)」の試行実施について(国土交通省・山形河川国道事務所)

以前、「事故多発地帯をカラー舗装 ~ 「デンジャー・ゾーン」を設定へ」というエントリーでも取り上げた「デンジャーゾーン」がついに動き始めましたよ。これで、どんな名称が飛び出してくるかが非常に楽しみだね。「魔の~」とか「死の~」とかいかめしいのがついたらどうしようなどと、無駄に心配してしまうぞ。

そういや、雪はどうするんだという心配を前にしたが、R13やR112ならしっかり除雪するだろうから問題ないな。むしろ、毎年カラー舗装する必要がありそうな気がする。それ以前に、雪道全てが「デンジャーゾーン」なわけだが。

山新の記事や国交省のページを見てもいまいち場所がわからない人にためにリンク。ていうか、半角カナなんて使うなよ、国交省!
・R13新庄市山屋:山形クボタの交差点
・R112西川町海味:JAさがえ西村山西川支所附近
・R112鶴岡市宝田:このへん
・R112鶴岡市大字茅原草見鶴:このへん

2005年07月04日

山刀伐峠など芭蕉ゆかりの地を視察-尾花沢・奥の細道サミット

芭蕉ゆかりの地を視察-尾花沢・奥の細道サミット(山形新聞)

山形で芭蕉と言えば、山寺や最上川が有名だけど、山刀伐峠も外せない。山刀伐峠は前の二ヶ所に比べて地味だしマニアックなのだけど、観光地化されていないし、当時を偲ぶことができる。

実は昨年訪れた時のエントリーが残っていないので、写真なんかをもとに再度書こうかと思ったけど、写真も残ってないじゃないか _| ̄|○

浴衣姿、げたで道に迷い20km 肘折温泉の宿泊客

浴衣姿、げた、道に迷い20キロ-肘折温泉の宿泊客(山形新聞)

2日の20時頃、肘折温泉の旅館から「土産品を買いに出掛けた」→「道に迷ってしまい」→「一晩中歩き続け」て翌日8時頃20km離れた戸沢村高屋で発見
地理がわかる人なら「はぁ?」っぷりが伝わると思うのだが、いまいちわからない人のためにマピオンの地図。(中央一番下が肘折温泉、左上に高屋)

明らかに途中で「おかしい」と思いそうな展開だが、記事によれば
> 途中には民家などもあるが駆け込んだりはしなかった。
そうで、本人も
> 「歩いていれば戻れると思った。こんなに大ごとになるとは。」
とのこと。何事も無くてよかったよかった、という話だが、それにしてはちょっと人騒がせな迷子だな。たぶん2ヶ月前だったら死んでたぞこの人。

2005年07月24日

名称決定、「デンジャーゾーン」 8月上旬までに舗装も終了

危険な道路色分け(朝日新聞)

以前、書いた「R13・R112の4ヶ所に「デンジャーゾーン」設定へ 名称・色を公募」の続報だ。

前回書いたときは、ゾーンの名称を公募することや、路面の舗装色についても意見を募集するということになっていたが、大方の予想通り、「デンジャーゾーン」に決定した。色もベンガラとはオーソドックスだな。
あまりに普通の結果なんですけど、本当に応募があったのかね。とにかく8月上旬までには、4ヶ所とも舗装が終わるとのこと。効果はあるんだろうか。

2005年08月01日

国道13号・新庄北道路4.7キロが着工

国道13号・新庄北道路4.7キロが着工(山形新聞)

イメージとしては、尾花沢新庄道路が新庄IC(R47新庄南バイパスとの交点)から新庄市街の西端を北に伸びていく感じだろうか。
というか、新聞の地図を見る限り、R47は頭上を通過してしまうようだし、R458もスルーするようなので、極端なことを言ってしまえば、新庄市街からこの道路にアクセスするのが厳しい気がする。しかも終点の場所がまた微妙すぎる。ここからR13に戻る手間を考えると、新庄ICからR13を我慢して北上しても変わらないんじゃないかな。

この新庄北道路は、尾花沢新庄道路と同じでいわゆる「高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路」というやつ。ゆくゆくは東北中央道の一部としてネットワークを作るから、新庄北道路の北端が微妙すぎる位置にあっても、ネットワーク完成時を考えればしょうがないのかな。とはいえ、新庄北IC(かってに命名)から先は、主寝坂道路までの区間が予定路線になっているから、はっきり言ってめどがたっていない状況なんだよね。大丈夫かな。新庄北道路が概成するころにはそこらへんの見通しも立つようになっているのかな。そのころ、その道路が必要かどうかはわからないけどね。

2005年11月01日

新主寝坂トンネルで防災訓練

国道13号の新主寝坂トンネルで訓練(読売新聞)

5日に部分開通予定の国道13号線・主寝坂道路での防災訓練。
> トンネル内で中央線を越えて対向の乗用車と正面衝突した想定で実施された。
新道路も対面通行は変わらないとのことで、これは充分に想定される事故。トンネル内って思っている以上にスピードが出やすいし、まず何より事故がおきなければいいなと思います。

5日はちょっと行ってみようかな。カミさん次第だけど。

2005年11月05日

主寝坂(しゅねざか)道路を通ってみよう

火曜日のエントリー「新主寝坂トンネルで防災訓練」に書いたように、主寝坂道路開通の今日、早速行ってきました。ええ、風呂も散策も行けなかったけどさ。
ちなみに山形新聞の記事はこちら→「国道13号の金山町中田-真室川町及位間が一部開通

その前に、ここでもう一度主寝坂道路についておさらい。
国道13号 東北中央自動車道 主寝坂道路/東北の5年で見えるみちづくり(国交省東北地方整備局・道路部)
主寝坂道路(国交省東北地方整備局・山形河川国道事務所)

さて、早速だけど今日行ってきた現地の写真を交えて、主寝坂道路を紹介することにする。

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2006年01月09日

舟形若あゆ温泉

舟形町の若あゆ温泉です。清流センターの名が示す通り、舟形の売りはきれいな川とそこの鮎。なるほどね、っていう温泉の名前だ。
しかも建物はかなり新しい。へえ。源泉のナトリウム成分が強すぎて加水してるっていうからすごいね。そもそもこんな山奥だけど太古は海で、その塩分だからっていうからロマンの世界。

ちなみに、露天風呂からの眺望はこの時間なので撮れませんでした。駐車場の大きな鮎の像も光量不足でダメでした。あはは。なので写真は浴室の入口にあった「太古の塩」で。

【メモ】
・名前:舟形若あゆ温泉(舟形若あゆ温泉清流センター)

・時間:6:30(冬は8:30)~21:30(冬は20:30、受付は30分前まで)
・料金:大人350円、子ども170円(朝8:00までに入ると大人250円、子ども120円)
・定休:第2,4水曜
・泉質:ナトリウム-塩化物強塩温泉
・交通:東北中央道東根ICからR287→R13、舟形町内で(なので尾花沢新庄道路に入ったらNG)右に折れて県道56号線に入り、しばらく行くと看板あり。約40分。

(ダンナ)

2006年02月02日

「合併推進構想案」に対する自治体首長の反応

県の合併案に県内市町村長12人が「賛成」(山形新聞)

以前の「山形県が新たな「合併推進構想案」を発表」で取上げた県の合併構想案に対する各自治体のエラい人たちの反応。意外や意外、1/3以上の人が「賛成」って答えて、反対したのはわずかに2人。ふぅん。もう少し細かく見てみよう。

山形新聞に載ってた回答一覧表

【東南村山(山形市・天童市・上山市・山辺町・中山町)】
旧構想の2市2町のうち、上山・山辺・中山が賛成する。おっと、まるで前回の合併構想の破綻の原因が山形市にあるみたいじゃないか。いやその通りなんだけど。かたや山形市は、あのてんやわんやを思い出してか二の足を踏むらしく、市川市長の回答は「現時点で判断がつかない」。たぶんあなたはどの段階でもそう答えると思う。
6年前、合併協を円満に離脱したのに今回の案でまたここに組み込まれた天童市。財政状況も悪くないし、人口も県内では珍しく増加基調があるので、はたしてこの構想に対してはいかに?と思ったらやっぱり「現時点では判断がつかない」そうだろうな。でも本心ではどうなんだろうな。また住民アンケートやっても同じだと思うんだけど。

【西村山(寒河江市・大江町・西川町・朝日町)】
寒河江・西川・朝日の合併協が空中分解した禍根でもあるんだろうか。寒河江の誠六市長は、県内の市長の中でただ一人反対に回った。記事にある反対意見の「合併協議会解散の原因究明が先決」って佐藤市長なのかなあ。むしろ、西川・朝日が「現時点では」にしたのが何やら気になる。根っこではやっぱり危機感を持っているんだろうか。
となると、もう一つの反対意見「人口10万人規模を目指す構想を」は、残りの反対首長である上田大江町長なのかな。確かに1市3町での人口は約7万人。西村山郡の残り河北町を入れても9万人程度だから、それは無理難題かもしれないよ。やっぱり東南村山ともくっついて、夢の新鶴岡市-新山形市-仙台市と列島横断3市構想か。それも爆笑ものだな。

【西北村山(村山市・東根市・尾花沢市・大石田町・河北町)】
土田東根市長が県に寄るかと思いきや、彼を含めて全員が「現時点では」を選んだ。そうだろうなあ。「土田市長は村山市が嫌いというより村山市長が嫌い」なんて話もあったけど、佐藤市長に代わってどうなることやら。もっとも以前の市民アンケートでは、相手として天童市が圧倒的な人気だったんだよね。
新市名まで選んでおいてひっくり返った尾花沢・大石田はトラウマでもあるんだろうか。はたまた、3市2町で合併すると重心は否応なく南に移動するからそれも嫌っているのかな。
同じ西村山郡でも寒河江市なんかと一緒じゃなかったという点で河北町はほっとしているんじゃなかろうか。つながりとしては天童や東根の方が深いしね。ただこの組み合わせとなると即答は...っていうところか。

【置賜(全3市5町)】
ここの温度差がいちばん面白い。賛成と答えたのが、相変わらず空気が読めない目黒長井市長と、かつて川西・南陽に合併話を持ちかけた飯豊町長。目黒のおっさんは、空気も読まずに話に入っていくのが大好きだなあ。
この2市町との合併話が頓挫した川西町と南陽市はともに「現時点では」。特に南陽市は未だに40年近く前の合併で発生した市内分裂のショックを引きずっているのかな。どうも乗り気じゃないみたい。川西もかつてあった米沢との合併話が暗礁に乗り上げ、米沢・長井の組み合わせも白紙になった経緯があるだけに慎重なのかな。
それに加えて、合併問題で常に我が道を行くのが小国・白鷹・高畠だ。2年ほど前に「特例法期限内は合併せず」と相次いで表明していたけど、そのときも「時期尚早」っていう意見もちらほらあったので、わかんないね。
そして大御所の米沢市だ。やっぱり三十郎は日和るなあ。おわり。

【最上(全1市4町3村)】
泥舟新庄市がいくら諸手を上げて「賛成」ってやってもね、っていう最上。消去法としてこの組み合わせしかないよね、っていう感じ。結局「賛成」としたのは新庄のほか、南西最上(って言うのか?)の舟形・戸沢・鮭川・大蔵のみ。奇しくも3年前に8市町村でアンケートを行った際に合併推進派が反対派を上回った市町村と同じだ。
逆にいえば、その頃と情勢が変わっていないっていうことなのかもね。

【南庄内(鶴岡市・三川町)】
三川町が賛成(鶴岡市はアンケートせず)。そりゃそうだな。

【おまけ】
遊佐町が賛成。そりゃそうだな。県もなぜかこれだけは慮ってくれたのが不思議だ。

2006年04月05日

大蔵村など全国7町村による「最も美しい村」連合、本格的に始動へ

山形・大蔵など「最も美しい村」連合 ロゴ商標登録へ(河北新報)

へええ、面白そうだ。
とはいうものの、実際に何をするのかよくわからんのですけどね。

> 市町村合併が推進されるなか、
> 小さくても輝くオンリーワンの誇りをもち、失ったら二度と取り戻せない
> 日本の農山村の景観・文化を守り育てる活動を進めてまいります。
うん、その心意気やよし。大蔵村は自然環境の面でもばっちりだしね。そして、山形県内で、明治以降一度たりとも合併を行っていないのがこの大蔵村。

ちなみに個人による「サポーター会員」も募集しているそうですよ。
詳しくは、NPO法人 「日本で最も美しい村」連合まで。

2006年05月08日

テレビ東京系「田舎に泊まろう!」(TUY放送)で貫地谷しほりが金山町を来訪

カミさんが気を利かせて録画していてくれたのだけど、6日にテレビユー山形(TUY)で放送された「田舎に泊まろう!」に、映画「スウィングガールズ」に出ていた貫地谷しほりが出演していたという。「スウィングガールズ」と言えば、かつて「いつまでも、Keep on going, Girls」なんていうのを作っていたのだけれど、もう昔の出来事みたいだね。数えてみたらもう公開から1年半以上も経過していたというのにびっくり。

さて、録画されていたのを見る。貫地谷と言えば、「いつキー」の「作業日誌」で、置賜方言について
> 良江を演じた貫地谷しほり、東京出身とは思えないほどに会得していた気がする。
> (略)彼女ももっと注目されてもいいだろうけどなあ。
と書いて(2004年9月22日)、カミさんから冷笑を食らったのだが、そんなこともあって「久しぶりに山形の方言を聞きたい」というのを聞くと、かなり嬉しい。上にも書いたけど、1年半以上前の映画、ロケからは丸2年が経過しているんだよ?

ロケ冒頭、番組恒例の郵便番号渡しのところで「山形駅東口の階段だべ」って気付くあたり、既に「いつキー」の発想を抜け出せていない。別に間違っていてもいいよもう。
しかも、訪れるのが金山町というのが渋い。番組スタッフはよくわかっている。同じ最上でも舟形でもなく真室川でもなく金山というのが渋い。今知ったんだけど、建築とかインテリアに興味があるんですか、じゃあなおさらうってつけだ。

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2007年01月07日

県立新庄病院を発着する路線バス、一部を市営バスに転換

追跡やまがた:新庄の市営バス運行 交通弱者の視点で 学生や高齢者の足確保 /山形(毎日新聞)

これまで山交バスが運行してきた、新庄の県立新庄病院を発着する4路線の一部を新庄市が市営バスとして再スタートするというもの。

これはけっこう県内あちこちで出てくる話でなんだけど、両者の話もよくわかる。公共交通としての役割と、いち企業としての論理に挟まれる山交バス。かたや、公共サービスの維持と、昨今の「無駄な行政の削減」の狭間で揺れる新庄市。
結果として、記事にある

> 市は「高齢者も運転免許を所持する人が増えている。
> バスの利用者がさらに減り、学生が大半を占めるような状況になれば、
> スクールバスに切り替えることも検討する」と、状況次第では運行見直しを図る方針だ。
> 将来的には県立新庄病院を起点とする2路線が廃止される可能性もある。
>
> スクールバスへの切り替え方針は、今後さらに増加する高齢者に、
> 「通院する時には自分で車を運転しろということか」と受け止められる恐れもある。
> 市には今後、交通弱者の視点に立ったバス運営が求められる。

に帰着するのかもしれない。本来ならば、公共交通としての足は(それこそ営利ベースに乗らないところこそ)自治体などが担うべきなのだけど、どうも昨今はそれがなかなか許されない情勢(世論しかり台所事情しかり)にある。おまけに火の車の新庄市だ。これはなかなか辛いニュースだなと思う。

2007年02月21日

パブリック・コメント×2 新直轄の管理費割合と山形の中心市街地再生

官公庁の政策や法令改正に対して、事前に要望を伝えられるように(建前上は、官公庁が事前に広く意見を聴取するために)最近増えてきているパブリック・コメントが2つあったので、ここで紹介。まずは国土交通省の道路局が出した
高速自動車国道法施行令の一部を改正する政令案に関するパブリックコメントの募集について(国土交通省・道路局)

かいつまんで書くと、いわゆる「新直轄」で整備が進められている高速自動車国道の開通後の管理費etcを誰が負担するかということについて定めるというもの。

え?何をいまさらと思ったので関係法令を再チェックしてみる。まず新直轄がいわゆる「高速道路」と違う点は、「国と都道府県が費用負担して作る」のうち、国等が作る根拠となっているのが、高速自動車国道法の第6条、
> 高速自動車国道の新設、改築、維持、修繕、(中略)その他の管理は、国土交通大臣が行う。
だ。(法体系上は、むしろ高速道路会社の建設する方がイレギュラーな扱い。道路整備特別措置法の第3条で、この「定めにかかわらず」という規定で(はしょって書くけど)高速道路会社に権限が与えられているわけで)

で、この費用の負担について書かれているのが今回のパブリック・コメントにある高速自動車国道法施行令。この第11条で、
> 高速自動車国道の新設又は改築に要する費用についての国の負担割合は、4分の3(道の区域内にあつては、10分の8.5)とする。
とあって、なぜかここで費用負担を行う対象に、法と施行令に食い違いが出ていたのだ。つまり、法で定められている国の行う範囲を大雑把に書くと「新設+改築+管理」なのだが、施行令で定められている費用負担の割合を行う範囲は「新築+改築」までだったのだ。
今回、この施行令を改正して、費用負担を行う範囲を法に合わせて管理(維持・修繕等もあるけど、大雑把にひとくくりにしちゃいます)まで広げようというもの。そして、それについての意見を求めると言うもの。

いやあ、むしろ今まで棚上げになっていたことを知らずに驚いた。
てっきり整備のスキームを作ったときに、管理についても含めて1:3という比率を決めたものだとばかり思いこんでいた。妙に勘ぐってしまうのは、もしかして地方は自らの管理負担を新直轄が導入された当時に考えていなかったのではないだろうか(もっとも、これは直轄国道の例を考えると、さすがにそのような甘い考えは無かったと思うが)。あるいは、マジックとも言うべき地方交付税の重点配布が管理のお金については切り離されちゃうのかな。ちょっとドキドキするなあ。

もう一つのパブリック・コメントは、山形県の
「山形県中心市街地再生まちづくり基本方針(案)」パブリックコメントの実施について(山形県)
なんだけど、正直言ってあまり中身が無いというかなんというか。

既に中心市街地の空洞化なんて言わずと知れた事実だし、住宅の郊外化に続いて大規模店舗の郊外進出が続いているのもまた事実。その一方で、例えば山形市を見ても七日町や本町でマンションが建つという新たな流れもある。(例:山形市中心部相次ぐマンション建設 活性化へ住民ニーズ模索(河北新報))
かたや、山形→仙台の流れに加えて、将来は米沢→福島という流れも見えてくるだろうから、これまでの「市内中心部に住む人」→「郊外の大型店」というお金の流れ、商店の空洞化に加えて、「県内に住む人」→「県外の大都市」という流れもできあがるだろうね。

今回の案にある
> ◎これまでの実践の芽を伸ばし、商店街全体として独自の強みや競争力を発揮しうる、
> 戦略的な取組みへの発展化を促進
> ◎消費者・生活者を起点とした取組みへの発展化を促進
というのが絵に描いた餅にならなきゃいいなと思うけど、読んでいて残念なのは、餅の絵にすらなっていないような気がするんだよね。あくまで「方向を示すもの」っていうのはわかっているんだけど。

2007年04月20日

無理に追い越そうとして対向車線の路上駐車に突っ込み大破

対向車線の路上駐車に突っ込む(Response)

な、なんじゃこりゃ。
確かに田舎道だと追い越しは日常の光景だけど、田舎道ほど視認性が悪い。
だから、追い越しというのは、(その前に、追い越し禁止区間で追い越しかけてくるアホはどうしようもないと思うけれども)本当に最終手段なんだなと思った。

何が嫌かって、こういうのって、追い越された側は本来悪くないはずなのだけども、ものすごく後味が悪いうえに、人によっては「俺のせいか」みたく抱え込んじゃいそうな気がするんだよね。

2007年04月28日

山形県警がゴールデンウィーク中の渋滞予測地図を始めて作成

GW期間中の渋滞予測地図-県警が初めて作成、HP掲載(山形新聞)

いよいよ始まった大型連休、今年は1,2日を休めば9連休というのもあって、移動の長距離化+スケジュールの長期化もしてるのかな。

さて、山新にも出ているように、山形県警が始めて県内の交通渋滞予測マップ(山形県警・PDFファイル)というものを作った。

県内で特に渋滞が予測されているのは次の4ヶ所。
・R13 上山市中山~南陽市川樋の北行き(ピーク10km)
・R13 山形市飯田~上山市金瓶の南行き(ピーク4km)
・R7 遊佐町吹浦~菅里間の南行き
・山形道西川ICの本線料金所

山新にある
> 国道の3地点についてはいずれも、4車線から2車線に車線が変わる地点。
> 合流の際に車の速度が落ちることで車の流れが悪くなるという。
というのは、ちょっと疑問符の残る説明だけど、長距離移動はもとより県内移動でも渋滞する時間帯を外すなどして、あわてない運転を心がけるとしますか。

2007年05月10日

案内標識を回転式に-新庄まつりの山車、頭上悠々と

案内標識を回転式に-新庄まつりの山車、頭上悠々と(山形新聞)
標識 回ります(朝日新聞)
新庄まつり:山車のスムーズな運行に一役 支柱回転式の案内標識を2基設置 /山形(毎日新聞)
山車との接触防止 山形県最上総合支庁、回転式標識を設置(河北新報)

「標識が回転する」というのを聞いて、まず思いついたのは、案内標識の板の部分が前後方向に回転するというもの。山車が当たっても勢いのまま押される格好で回るのかと思った。そんな訳ないな。突風が吹いたらくるくる回りそうだもんな。

次に考えたのは、標識の上部だけ首を振るように回るというもの。ところがこれも違うらしい。なんと人の腰の高さのあたりに大きな棒を差し込み、それを二人がかりで回すというもの。朝日新聞によると、
> 支柱の下部に回転部分があり、専用の大型ドライバーで回すと、
> 表示板が90度回転する仕組みになっている。
> 宮城県の標識メーカーへの特注品で、1基約100万円という。
だってさ。

朝日新聞より 山形新聞より
(左が朝日新聞、右が山形新聞)

新庄まつりの山車は、あの通りの狭さゆえに勇壮感と臨場感が増すのだけれど、この標識の改良でいっそう躍動感が増すことになるのかな。もっともパレードのいちばんの妨げになっているのは電線でしょう。山車がひっかかりそうな場所では、前を行く人が長いさすまたのようなもので電線を上げて山車を通す。それも風物詩ではあるけれど、あれも格好悪いからどうにかしてほしい。

と思ったら、山形新聞によると、
> 同支庁建設部は「08年度までには電線の地中化工事も完了する予定で、
> より良い環境で山車パレードができるようになる」と話している。
とのこと。これはちょっと楽しみだね。

==追記==
河北新報
河北新報の記事にあったこの画像いいな。合成して作ったやつだそうだけど、「標識が90度回転する」というイメージはこれがいちばんわかりやすい。

2007年06月11日

街並みから探る、羽州街道の魅力-交流会金山大会

街並みから探る、羽州街道の魅力-交流会金山大会(山形新聞)

> 金山型住宅などが並ぶ美しい街並みを見てもらおうと「町なか散歩」を企画。
> 参加者は「町並み案内人」のガイドを受けながら町中心部を流れる大堰(おおぜき)や、
> 大正時代の旧金山郵便局を修復再生した「交流サロンぽすと」などを巡った。
> 福島県桑折町から来た渋谷浩一さん(46)は
> 「金山には郷愁を誘われる素晴らしい街並みがある。ぜひまちづくりの参考にしたい」
> と話していた。

金山は良いよね。このブログでも金山町はイチオシです。

2007年11月15日

国土交通省が「道路の中期計画(素案)」を公表

県境2区間「2車線」に 道路整備中期計画 見直しも日沿道に見通し 国交省素案(荘内日報)
「道路の中期計画(素案)」の公表及び第3回問いかけの実施等について(国土交通省・道路局)

世間的には、「道路特定財源を確保したいがために高速道路などの大型公共事業を推進した内容」と叩かれているようだけど、必ずしも高速交通ネットワークだけに特化したものではないので、そこらへんはマスコミが一枚上手。というか、国交省のサイトでむやみやたらに重いpdfを見たけれど、わかりにくすぎ。いくら一つの道路が複数の目的を果たすとはいえ、目的ごとに予算を振るとどういった規模の事業がどのくらいあるのかが巧みに隠されてしまう。これは国土交通省が上手いとも言えなくも無いけれど、正直言ってこのご時世にそんなテクニックを使うほうがおばかさんだ。

さて、県内の高速交通ネットワークを見てみると、これまで宙に浮いていた日本海沿岸東北道の2区間(朝日~温海と酒田~象潟)に一定の道筋がついたことが特筆すべき点の一つ。また、庄内側ほどではないが事業計画が定まっていなかった東北中央道の新庄北(新庄北道路北端)から金山(主寝坂道路南端)までと及位(主寝坂道路北端)から上院内(院内道路南端)までについても一定のお墨付きが得られた形だ。

さて、踊って煽るマスコミと同様に(だってバリアフリーとかの項目って詳細に書いてくれないんだもの)高速交通ネットワークについて特化して筆を進める。今回行われたのは、高規格幹線道路(四全総の負の遺産とも言う)の14,000kmの高速交通網のうち、未供用区間のある2,900kmについて、道路公団民営化の議論の際と同様に(これがどうかなとも思う)費用対便益を産出して、グループ1:現計画で新規整備、グループ2:2車線で新規整備、グループ3:現道の活用や構造・規格の見直しという風に3つに分けるもの。もっとも、グループ1になったからといって即座に建設が行われるというものではない。何しろこれは中期的な計画における優先順位のしかも案の段階だ。とはいえ、グループ2よりもグループ1のほうが、コストに対する国民の利益が上であることは確か、とすれば早期に着工開通になるとはもはや自明の理だ。かたや、グループ3になった事業はどうかといえば、現在の道路を活用する程度のコストで将来的な利用をまかなえるという判断をなされたわけで、それ相応の規模となる事業が行われるのだろうな、あるいは他の事業よりも優先度が低いのだろうなというのはわかる。

ところが、国交省がこの判定の正しさに自ら疑問符をつけてしまったのは、なんと事業延長の70%にあたる2,038kmが、費用対便益が1.2を超えるというグループ1になってしまい、グループ2,3はそれぞれ14%、16%という結果になってしまったということ。これでは確かに建設ありきの議論という謗りは免れ得ないだろう。

ところがそれでも苦戦するのが山形のぶつ切り高速交通網だ。高規格観戦道路網で県境をまたぐ5区間のうち、実に4区間が未供用なのだから、山形は県内交通だけで充分なんじゃないかと思われても仕方ない。
県内残件区間のうち庄内の2区間を見てみると、
○朝日~温海
・4車線時将来計画交通量:10,400~11,900台
・4車線時費用対便益:1.16
・2車線時将来計画交通量:9,100~9,600台
・2車線時費用対便益:1.23
○酒田~象潟
・4車線将来計画交通量:9,800~10,900台
・4車線費用対便益:1.13
・2車線時将来計画交通量:9,600~10,400台
・2車線時費用対便益:1.38
と、4車線整備時は微妙に1.2に届かずグループ2に。もっとも荘内日報はこれでも「2車線での高速道路整備」という未来予想図が描けたと評価している。そもそもこの交通量もかなりきわどいように思えるので、青写真で終わるのではないかと本気で危惧。

さて、尾花沢から秋田県境にかけてはどうだろう。既に一部供用あるいは供用予定が決まっている尾花沢新庄道路や新庄北道路、主寝坂道路は除く
○新庄北~金山
・2車線時将来計画交通量:6,800~8,900台
・2車線時費用対便益:1.39
○及位~上院内
・4車線時将来計画交通量:6,200台
・4車線時費用対便益:1.16
・2車線時将来計画交通量:6,100台
・2車線時費用対便益:1.46
と、新庄~金山は現計画通りのグループ1になったのだけど、そもそも現計画が2車線なので、結局及位~院内と同じく2車線計画の予定に。

まあ、実際問題として現国道の存在を考えれば新しくできる高規格道路が4車線である必要もないと思える区間がほとんど、というか全部なだけに、計画自体は決してインパクトは大きくない。しかも、このランク分けが必ずしも事業の進捗に影響するかどうかが不透明なだけに、手放しでは喜べない。むしろ、昨今の道路特定財源叩きの流れを鑑みれば、これが万一道路特定財源の削減になった場合、グループ2だからといって先行きがどうなるか一気にわからなくなってしまいそうだね。

2008年02月26日

「連携は前進の手段」大崎―最上・庄内地域間交流語る

「連携は前進の手段」大崎―最上・庄内地域間交流語る 新庄(河北新報)

> 山形県最上総合支庁などが組織する
> 「最上・庄内両地域間活性化委員会」(座長・柴田洋雄山形大名誉教授)が25日、
> 新庄市内であり、国道47号を軸にした
> 宮城県大崎地域と山形県最上・庄内地域の広域連携などについて議論した。

最近なにかと元気な話題の少ない最上だけに、これはぜひとも盛り上げていってほしいところ。

> 佐藤氏は「広域連携を進めていくには、核となる大崎市や新庄市が
> パワーアップした上で連携を強化することが大切だ」と強調。
> 鈴木氏は「新庄市は東京や県都中心の意識から脱却し、
> 鉄道や道路のターミナルだという認識を持ってはどうか」と提案した。
> 柴田氏は「連携は無いものを補うのではなく、前に進むための手段」とし、
> 「連携の意味を考え直せば、開発が遅れていても最先端の地域になりうる」と総括した。

河北新報の鈴木山形総局長の言葉はなかなか意味深なところ。
広域連携って何かを一極集中させたり、逆に全てに多くのものを撒くものでもないからね。
新庄が最上の中心都市であることは間違いない。それ以外の地域から見られることだけを意識するのではなく、新幹線の終着駅という面と、南北と東西に走るR13・R47と奥羽線・陸羽線の経由地としての役割があることをもう一度見直せば、地域全体の底上げにつながるのではないか、と直感的に思った。あくまで直感的に。

2008年03月14日

主寝坂道路が3月30日に全線開通

主寝坂道路が30日全線開通 あい路区間が解消(山形新聞)
国土交通省 山形河川国道事務所が進めてきました、山形県最上郡金山町地内の一般国道13号「主寝坂道路(延長4,900m)」が3月30日(日)午後3時に開通します。(国土交通省山形河川国道事務所)

金山町飛ノ森から真室川町及位まで、R13のバイパスとして、ひいては東北中央道に並行する自動車専用道路として建設が進められてきた主寝坂道路が、いよいよ3月30日に全通する。

場所については、記事の写真や国土交通省山形河川国道事務所のサイトを見てほしいのだけど、この区間の国道13号線は、もともと幅の狭い箇所(例えば旧道の主寝坂トンネルなど)や峠道、ヘアピンカーブがあり、幹線道路としての機能が弱い部分があった。このため、高規格な自動車専用道路を建設しこれら構造の問題を解消するとともに、間の集落において通過交通を転換するため、全長9.9kmの主寝坂道路が計画された。

このうち、北側の5.0kmについては、既に平成17年11月に暫定2車線で開通している。これについては、過去に「主寝坂(しゅねざか)道路を通ってみよう」などで書いているとおり。

今回、南側4.9kmが開通するということで、中田のヘアピンカーブなども通らなくなってしまうのは少し残念だけれど、安全で走行性のよい道路ができるというのは、(特に冬場は)嬉しいことだ。

山形新聞より

2008年03月17日

セントラル自動車の宮城進出でなぜか盛り上がる山形県議会

山形県議会、インフラ整備論活況 セントラル自の宮城進出で(河北新報)

> 県議は工場の誘致効果を港湾、道路、鉄道などの社会基盤整備につなげることを主張。
> 「財政難」の一言で封印されてきた大型公共工事をめぐる議論が、
> 隣県への自動車産業集積という「大義名分」を得て、久々に活況を呈した形だ。

馬鹿ばっかり。

> 「好機到来」とばかりに、老朽化した酒田港の改修、宮城県北と新庄、酒田をつなぐ
> 国道47号の高規格化、JR陸羽西線の強化など、数十年来の懸案事項が一気に噴き出した。

隣県宮城にセントラル自動車が来たことによって、その輸送のためにインフラを整備という発想がまず不思議だ。一つは、仮にセントラル自動車の製品が酒田港から輸出されるとして、山形県は完全に通り道になるというのに、それを疑問に思わない点。また、それ以外の人の流れや物流をまったく考慮せずにとりあえず東西軸を整備することを疑問に思わない点だ。

はたして、これらを整備することが県民の利益となるのだろうか。県議会でがやがややる人は、まずそのことを考えてほしいものです。上に掲げた事業のうち、県単事業なんていかほどあるの?国にしろJRにしろが本来やるべきところを「通過するだけの山形県にも少しは享受する利益があるよね」ということで「相応の負担」を求められるのが関の山。はたしてそれが「トヨタの利益」になるのか「県民に利益」になるのか、しっかり考えてほしい。そう考えると、知事の

> 壮大なインフラ整備を思い描く議会に対し、斎藤弘知事は
> 「酒田港が日本海側の物流拠点になるよう国に特段の配慮を求める」と、
> 控えめな答弁に終始した。

という返答はいたって冷静で確かなもの。
県がするべきことは何なのか。道路を整備して最上の労働力が宮城に奪われるくらいなら、むしろセントラル自動車に対抗する産業の一つでも拵えてほしいと思うんですが。

2008年07月04日

R458、通行止めを知らずにUターンする県外客が後を絶たず

“酷道”458号、Uターンする県外客続出 通行止め分からず(山形新聞)

むしろ、自分だったら寒河江側から肘折温泉には行かないなあ。舟形から最上川渡って国道に出て行くパターン。

どうもR458のこの区間ってバイクの人や秘境っぽいのが好きな人しか行かないイメージがある。けっこう反響があるというのは何やら意外な感じだ。
って、山形新聞も今さら記事にするなよな。

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