案内標識を回転式に-新庄まつりの山車、頭上悠々と(山形新聞)
標識 回ります(朝日新聞)
新庄まつり:山車のスムーズな運行に一役 支柱回転式の案内標識を2基設置 /山形(毎日新聞)
山車との接触防止 山形県最上総合支庁、回転式標識を設置(河北新報)
「標識が回転する」というのを聞いて、まず思いついたのは、案内標識の板の部分が前後方向に回転するというもの。山車が当たっても勢いのまま押される格好で回るのかと思った。そんな訳ないな。突風が吹いたらくるくる回りそうだもんな。
次に考えたのは、標識の上部だけ首を振るように回るというもの。ところがこれも違うらしい。なんと人の腰の高さのあたりに大きな棒を差し込み、それを二人がかりで回すというもの。朝日新聞によると、
> 支柱の下部に回転部分があり、専用の大型ドライバーで回すと、
> 表示板が90度回転する仕組みになっている。
> 宮城県の標識メーカーへの特注品で、1基約100万円という。
だってさ。
(左が朝日新聞、右が山形新聞)
新庄まつりの山車は、あの通りの狭さゆえに勇壮感と臨場感が増すのだけれど、この標識の改良でいっそう躍動感が増すことになるのかな。もっともパレードのいちばんの妨げになっているのは電線でしょう。山車がひっかかりそうな場所では、前を行く人が長いさすまたのようなもので電線を上げて山車を通す。それも風物詩ではあるけれど、あれも格好悪いからどうにかしてほしい。
と思ったら、山形新聞によると、
> 同支庁建設部は「08年度までには電線の地中化工事も完了する予定で、
> より良い環境で山車パレードができるようになる」と話している。
とのこと。これはちょっと楽しみだね。
==追記==
河北新報の記事にあったこの画像いいな。合成して作ったやつだそうだけど、「標識が90度回転する」というイメージはこれがいちばんわかりやすい。