いつまでも、Keep on going, Girls!

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作業日誌

あとがきのつもり


これだけ映画館に足を運んだ映画はなかったし、今後も大事にしたいと思う映画もなかった気がする。この映画への想いというか、見終わった後に映画に対して言いたいことは、最も単純な日本語で書くと「ありがとう」に近いものになるのだけど、はたしてそれだけかな、その5文字で自分は満足できるのかな。それで、「どうしたもんかなあ」を考え続けてこんなサイト作って、気がついたら4ヶ月も経っていた。そんな感じ。最後なので、このサイトのまとめみたいなものと、改めて映画についてお話します。まとめ、って言ってまとまってないんだけどさ。

2004年の12月27日、「現実と虚構の橋渡しを成す音楽っていうのはすごいね。」と勢いだけで書いたけど、私がしたかったこともそういうことなのかと思い始めてます。あの演奏と同列に書いてよいのかわからないけれどね。
以前、blogの方

ロケ地探しやロケ地巡りに意味などない。(略)映画の作り手にとっては、ロケ地というのはあくまでロケ地であって、高畠高校もフィルムに収まった瞬間からそこは山河高校なのである。寸分たがわず存在していても、高畠高校と山河高校は違うものなのですよ。スクリーンに映し出されるもの以上のことは、映画にとって「そこにないもの」と同然と言っても過言ではないのではないだろうか。

と、偉そうに書いた。マジで偉そうだ。
最初に書いた「映画の感動からやってくる衝動」は、どう反映すればよいのだろう。回数を重ねることか、同じ風景に触れることか、はたまた同じ感動を誰かと分かち合うことか。どれも正解なのだろうけど、逆にどれもしっくりこない。それはあくまで現実の中であって、虚構とは一線を画すものだもの。現実でどう時間をかけても、フィルムに収まった奇跡の一瞬へは追いつけない。
実際のところ、楽しみ方は人それぞれなので、何度も映画館で感動することも、集うこともよいことだと思う。逆もまたしかり。

スクリーンの中とは違う、ロケ地という現実を楽しみたい人のために橋渡しをしたかった、そんな不遜な気持ちが、たぶんこのサイトをここまで持ってきた理由の5%くらいあったはず。残りは勢いと...勢いだけだな。(彼女たちの演奏と比べること自体がナンセンスなのだけど)彼女たちの演奏が果たした役割の1/100くらいでもいいから、置賜の風景が現実と虚構の橋渡しをなしてくれれば、そしてこのへっぽこサイトがさらにその1/100くらいでもいいから役に立ってくれれば幸いです。

想い出と経験は、フィルムや写真や18人の胸の内に。どういう形になるかわからないけれど、また違う魅力を見せてくれることを願います。そして、置賜の街並みも日々刻々と変化していくことでしょう。「いつまでも変わらない風景でいて」とは望みません。明日はまた別の顔で多くの人を魅了してください。どうか、

いつまでも、Keep on going, Girls, a Boy, and a Director!

6月30日

ものづくりに終わりはなくとも、「一段落」というのはあるわけで。「いつまでも、Keep on going, Girls!」として、ロケ地を探したり、よくわからんまとめをしたりというのも公式サイトに合わせて今日で一段落です。というか、1月には上に書いたように「あとがき」まで書いているし。オーバーランが長すぎるんです、そもそも。
このサイトは私の趣味の延長みたいなもので、違うな、完全に趣味の範囲内のものなので、偏った内容で多方面にご迷惑をおかけしたり、気分を害することも多々あったと思いますが、どうかひらにご容赦を。
不思議なもので、ロケが行われたポイントに立つごとに、虚構と現実の乖離を感じずにはいられませんでした。何度も「寸分たがわず存在していても違うもの」と書いたけど、まさにそのとおり。同じ風景を見ても、あの世界には追いつけないという切なさを感じるんです。それゆえに、やれ「聖地」などと綴る人たちの感じ方というのがどうにも解せないのだけど、それはまた人それぞれだから仕方ないね。
私はこの風景たちに想い出を預け、これでおしまいにするのだけど、このサイトは残していくつもりです。ご意見ご感想ご要望、その他ありとあらゆる指摘事項とお年玉は、メールにて。yamagata@s77.xrea.comもしくは、jazz@yaru.beまで(アットマークは半角に)。

6月28日

週末から断続的に高畠高校の部分を鋭意作成中。30日の公式サイト更新終了に間に合うように作成する予定です。自分でエンドを決めないと、ずるずるといってしまいそうだからね。作るものを作ってすぱっとやめたいと思います。冷たいようですが、そもそもそういう人が作っているのです。フォーラムで上映しているけど行っていません。意固地になっているわけでもなく、自分に酔いしれているつもりもないけれど、そうじゃないんだろうなという気がして。
このサイトも部分部分であちこち直してます。特に言い回しとか。指摘もありましたので、なるべく柔らかいものにしようかと思います。

6月24日

かなり久しぶりに公式BBSを見る。しんどいなこれは。そんな中、例のロウ人形に関する書き込み。

↑映画館で販売しているパンフレットの竹中直人さんのコメントでは、つづらぬきというロウ人形の喫茶店となっていますが、本当にどこかにあるのがなー?
詳しいロケ地マップを作られた方の「やまがたあんな道、こんな街:ロウ人形喫茶「つづらぬき」を探せ!(その2) 」では、見つからなかったようです、竹中さんに聞くしかねぇーがなこりゃ!

言い訳すると、見つからないんじゃなくって、探してないんだ!最低の言い訳だな、こりゃ。すいません、ぶっちゃけ竹中氏の空想の産物だと勝手に処理していました。

さらに超閑話休題。先の連休のあたりで「最後くらいこっちから何かサプライズを仕掛けてみたい」と書いたけど、うんまあ、なんとなくうまくいったような気がしなくもないっていう感じみたいです。やはり親父の言うような「頭を使う無駄遣い」という境地には達していないみたい。
ちなみに、高畠楽器ジョイランチ米久保産婦人科ヘアーサロン石川。全て違うお店から、違う名前で。ていうか、架空の住所と名前でもお金をしっかり振り込めば配達してくれるのね。惜しいのは、ヘアーサロン石川の分だけ祝い札が写ってない。あれがいちばん必死こいて考えたんですけど。そして配達完了のメールにあった「リハーサル中でしたので、会場にいらした女性の方にお渡ししておきました」という一文。ほとんど同時多発テロ状態だったかもしれない。「また花かよ!」みたいな。会場の方々、「矢口史(ry」の皆さま、たいへん申し訳ありませんでした。今度からはもう少し頭を使って無駄遣いをします。今度があるのかよ。

6月6日

高畠高校の先生から、ご丁寧にもメールを頂く。ありがとうございます。近いうちに丸々アップします。というか、写真にまったく手をつけていないので、今の状態だと何もリマインドしない、超無機質な図面だけのページなので。
メールでびっくりしたのは、28日の公開の際に「その席上、本校校長から「どうぞ」という返事をする予定でございました。セレモニーが終わったあとお探ししたのですが、お会いできませんでした。」という内容。そんなわかりやすい風体なのか?もしや本名連呼して探したんじゃないだろうか。それは怖いな。

5月29日

公式サイトでも2ちゃんねるでも祝われなかった、山形を無理矢理「大都会」と呼ばせた武田裕子アナの35回目の誕生日を勝手に祝います。ていうか、県民としてあれはけっこう顰蹙な行為だが。

5月28日

結局何のリアクションもないまま見学の日を迎える。やむを得ないとはいえ、グラウンドにだだだぁと車が止まっている光景は微妙だ。
思いのほかいろいろなところまで見られることができて、感謝の極みです。逆にどこまで撮ったほうがいいのか悩んでしまうくらいだぞ。これが7月から解体工事が始まり跡形もなくなるというのは、やはりぐっと迫るものがある。映画のファンもさることながら、高校のOBOGらしき人も大勢いて、特に卒業して間もない年齢の集団がわらわらいたのが印象的だった。後半は、あえて映画から離れて一校舎とのお別れという視点でもう一回り。OBが書いたのかな、黒板の落書きに、強い意志を感じた。
ちなみに、いちばん驚いたのは、小野校長先生が4月1日付で異動されていたということ。そりゃメールも届かないというのもなんとなくわかった気がする。少し拍子抜けだ。やはり、ロケ地も人も変わってゆくものなんだなあと思いました。ありきたりなまとめ方ですが。

5月7日

3月11日に「未だに猪は笊籬なんじゃないかと思ってる」と書いたが、雪も消えたので思い出したように出かける。DVDのメイキングの中にある猪の場面の撮影風景を見たもんだから、ハナから笊籬じゃないと分かっていても一応見に行く。やっぱり違うし。だって、こっちの方が広い松林なんだもの。
DVDではなお恐ろしいことに、猪の頭に落下するため釣られるシーンの撮影風景も映っている。何が恐ろしいかと言うと、横の電柱との位置関係を考えれば、木そのものを特定することが可能だ。あはは。なんか「ああここか」って感じ。道を挟んで反対側だから移動しやすいってのもあったのだろうけど、スクリーンで見たときと違って小さく感じる林でちょっと驚きだ。写真撮ってたら通りがかった地元のおじさんに呼び止められた。「林の写真を撮ってるんですけど」「林?ハハハハハ」。いやいや、怪しさ充分だよな、そりゃ。

5月某日

行ってきました、スウィングガールズ列車とロケ地バスツアー。前者は九分九厘ネタとして、後者は校舎に入りたいがためだ。バスツアー2500円のうち、2400円分は校舎入場料と言っても過言ではない。実に誤った価値観だ。
さて、スウィングガールズ列車だが、とりあえず乗っている人の波動が濃い。濃いというか怖い。ふむ。皆さんいいカメラ持ってるなあと思いました。私なんか第一信組さんの屋上に上ったとき、「それで撮るの?」的なことを言われたくらいヘタレ装備ですから。しかもほぼ手ぶら。おかげで終日借りてきた猫。さて、列車だけど地元の人にしてみるとちょっと微妙な感じかも。遠くから来た人にとっては感慨もひとしおだったのかもしれないね。ああ、前言撤回。地元の人とか遠来の人とかという線引きはおかしいな。
ともかくバスツアー。校舎外観と音楽室、そして補習を受けていたシーンの旧1年2組教室のみということで、ちょっと考え込む。それだけでもだいぶ頑張ったことが想像できるので、贅沢は敵だな。ちょっと不完全燃焼のまま、さようなら。どうも一定以上の人は多くを求めすぎてよくないな、と反省しきり。
ツアーについても少し書く。方々で、山形の人は律儀だとか親切だとか高評価を受けているけど、ことロケ地の案内に関してはけっこうアバウト。下に書いたように高畠高校も割と適当。そしてこのサイトもかなり適当。で、ツアーの説明も案外適当だったのでビビった。そういや、運転手さんが斬新な経路で進んだのは驚いた。
校舎を解体する際に、部分部分を切り出して、どこかに保存するとかしないとかという話があるんだそうだが、そんなツギハギで残したり、違うガラスを切り出して飾るくらいなら、いっそ忘却の彼方に消し去ってしまえと思ってしまうんだが極端なんだろうか。

5月5日

やばい。作ったやつをもとに本編見直していたら、笑いが止まらない。愕然とするはずが、なんかもう笑うしかない。例えば、パートごとに分かれて「A列車で行こう」を練習するシーンだけど、高畠高校のロケ地解説ではみんな同じ部屋ということになっているが、どうみてもおかしいし、そもそも3シーンともその部屋じゃないだろっていうお話。他にも、3階とされている場所の窓の向こうに2階建ての校舎の壁が見えていたり(屋根じゃねえのかよ!)、ほころびが多い。
同じ場面を別アングルで捕らえていると見せかけてまったく別の場所で撮るというような、撮影上のフェイクならまだしも、ロケ地解説で「ここです」と示されている情報がフェイクというのはちょっとキツい。図面上で見てこっちじゃないか、と考えるのには限界があって、やっぱり現場に立ってみないとなんとも言えない部分もある。
いや、そんなことより、テキストも平面図も手直しが必要っていう方が重要なんだが。それ以前に、チェックかけだしたら、3時間たった今もまだ映画が終わっていないんだが。うっひょう。

5月4日

よっしゃ、テキスト打ち終了っと。
あとは、高畠高校側からの返事待ちと現場を見てって感じだね。とりあえず、本編見てシーンの抜けが無いかどうかチェックしないといけないわけだが。ああ、結局バスツアーの人には間に合わなかったね。ごめんなさい。

5月3日

半分泣きそうになりながら作ってます。なんか高畠高校内部の見学って音楽室だけらしいですよ。ホントかね。
平面図の画像貼り付けと、対応するページまでは完成。あとは、対応するロケ地解説をひたすらテキスト打ちすりゃ形にはなるわけだ。というか、一定以上見た人や勘のいい人なら今の状態でもいいんでないでしょうか。とかなんとか言って作業から逃げようとしているわけだが。
ぶっちゃけたところ、他人の家の間取りの話なので、水泡に帰すこともありうるわけで、それはそれでやむを得ない訳で。

5月1日

全国の皆さん、大変お待たせしました。結局できませんでした。って、おい。
目論見としては、おおよそ以下のような構成にしたかったのですよ。

高畠高校(旧校舎)敷地全図(平面図)→(全図から選んで)校舎等の俯瞰図→(そこからさらに選んで)撮影ポイントの入った校舎等の平面図

極端なことを言ってしまえば、二次元ながらも立体的に高畠高校の旧校舎を保存するような形。当然のことながら、使わなくなった校舎とは言え、教室の配置図なんてのは公にするべきものじゃないので、校内に関して言えば、
・ロケ地として高畠高校旧校舎を紹介すること。
・高畠高校(たぶん校長先生か教頭先生)が作成したロケ地解説を転載すること。
・高畠高校内の見取り図を載せること。
・高畠高校内の写真を載せること。
これらの許可を得る必要はあるよね。で、今日の段階で敷地全図+全体平面図くらいしかできていないので、高畠高校側にも見てもらうに見てもらえない状況です。とりあえず方向性だけ見てもらい、もし可能ならばこの連休中にサイトを作成、おっかけで一般公開できたらなと思います。正直な話、5日までの見学ツアー参加者がこれを見られる確率は、ほぼゼロだね。申し訳ないです。
高畠高校側が、例の図面と解説のA3紙を用意してくれてるんじゃないかという、淡い淡い期待はしているんだけど。

4月10日

高畠高校の見取り図は、平面図上ではほぼ完成。肉付けというか、どういう風にロケ地の見取り図としてまとめるか考えないといけないけど。

4月9日

花粉症のカミさんをほったらかして米沢・高畠へ。使われなくなってから高畠高校に来たのは初めてじゃないかな。怒られるかなと思ったけど、正面から堂々と入って来客用のスペースに停めて、一周する。あまりに静かで、あまりに厳かだったので、グラウンドの隅に立ってしばらく眺めていた。時折、見学か撮影に来たと思われる県外ナンバー車が停まったけど、挨拶のタイミングをはかりかねて、ずっと校舎を見ていた。たぶん、相当変な人に思われたと思う。

4月7日

さて、おいたま応援サイトの掲示板にもちょろっと書いたのですが、どうやら山形鉄道さんの「スウィングガールズ列車オプションバスツアー」で、高畠高校校舎内の見学ができそうです。満を持して校舎内に乗り込みたいと思います。
昨年、結局乗れなかったスウィングガールズ列車がどうこうよりも、田んぼ落ち地点がどうこうよりも(というか、畦道歩かせる気なのかなあ)、高畠高校だ。それまでに高校の図面はできあがるんだろうか。見知らぬ人と一緒に移動して見学というのは、既にこちらがどきどきだ。どうかよろしくお願いします。何をどうよろしくするのか謎だが。

3月26日

山形市内は、今日も雪が舞っています。あたかも、来形する監督たちを出迎えるかのごとく、しんしんと降り続いています。
なんて(ry
と二番煎じしたところで、朝一番で米沢まで行って23日に気付いた点が直っているかをお節介にも見に行く。おお、よかったよかった。東宝の人が来るかどうか知らないし、間違ってたところでブチ切れるとは思えないけど、なんとなくほっとする。12時までいようかと思ったけど、かなり混んできたので早々に帰る。

山河高校の見取り図なんだが、どこまで凝るかで非常に悩む。基になる図面がけっこうアバウトな作りで、どこまで手を加えていいのかも悩む。とりあえず、平面オンリー平面に傾斜傾斜図に外壁と天井とやってみたのだけど、どれがいちばん見やすいんだろう。ここにさらに部屋の名前(「音楽室」とか)や、説明のための記号が入るというのを考えると、平面図が無難なのかな。立体感を出す必要性も、ほとんどの人にとっては無いといえば無いし。壁と天井でやめるくらいなら、屋根まで作れという話だが、本校舎の出っ張りを書くのが非常にめんどい。CAD持ってこい、CAD。こっちは既に階段の立体化でお手上げなんだから。階段は平面図そのままでよくって、屋根もなしにして、外壁と天井パターンにしようかな。外付け階段書きたいからなあ。

3月24日

高畠まで行って、「高畠高校の屋上を撮影せよ!」を完結させる。いつも以上にグダグダな終わり方。

ぶったまげたことに、Disk2に鈴木家と小澤先生の家が出てる。しかもお宅の方のフルネームが出ているので、その気になれば場所は一瞬でわかる。というか、小澤先生の家もお宅の名前と「母屋じゃない」ってところで、全て一本につながるところが怖い。いやいや、それより、2月11日の件を思い出して、おいおいおいおいおいおいおい、と思った。あれでたぶんお宅訪問者が続出しかねないぞ。
ちなみに、小澤先生の家の入口の場面は、通りに面した母屋とかではないので、少なくともこのサイトでは永遠にお蔵入り。交渉してもいいとは思うんですが、一般の方にとってはその時点で既にご迷惑かと思いますので。

3月23日

天気がいまいちなので電話で確認したところ、「もやでよく見えません」とのことだったので、明日に予定変更する。うああ仕事がああ。
米沢の仕事ついでにWonder GOOに立ち寄って例のイノシシを見る。せっかくだから、イノシシの写真でも撮ろうかと思ったら、横の説明書きに「東映さんからお借りしたものです」という言葉が。と、東映?

ライブCD「スウィング・ガールズ・ライブ!!」が届く。なんで中途半端なところに中黒が入っているんだ、これ。感想とか書いてたら、またこのファイルが重くなるので、一呼吸置いてから書きます。が、無粋なことに歌詞カードの誤りに気付いてしまった。

×E is even more than any one that you adore can
○E is even more than anyone that you adore can

割とどうでもいい話。少なくとも、過去に「Girls」のスペルを間違えた人間が、ここぞとばかりに書く話ではないね。

3月20日

ごく稀に、ロケ地の案内のお願いとか、具体的にどう行ったらいいのかの質問みたいなメールが来ます。で、最大限お応えします。もちろん、置賜のタクシー会社にお金落としていってほしいというのもある。でも、遠方から来る人に軽く話して「あとはご自由に」というのも、なんかすごく中途半端じゃない。やっぱり、ちゃんと応対して、山形にいいイメージをを持ってもらって帰っていただきたいわけです。
が、さすがに私も働いていて、それでもってこんな道楽サイトやったり、カミさんと生活したりしているわけなので、平日のご案内は無理です。学生さんなのかなあ。

3月16日

仕事そっちのけで、山河高校書いてます。作業中の画面の状況はこちら!
すいません、調子に乗りました。これじゃ何がなんだかだね。

3月11日

DVDレンタル開始記念ということで、ようやく重い腰を上げて作業する。相変わらず何か言われないと動かない男だ。ちなみに、レンタルはしませんのでよろしく。チキンなので八文字屋のイベントも行かないのでよろしく。誰によろしくなんだか。
というわけで、2/11と17撮影分をアップする。ていうか数枚しかないんですが。これで写真の追加はほぼ間違いなくこれで終了。未だに猪は笊籬なんじゃないかと思ってるんで、春先にまたちょこちょこいじるかもしれないけど。
しかし、それにしても冬場面の写真が多いこと多いこと。それまでにあたるその1〜その4がだいたい12,3枚なのに対して、その5だけで35枚もあるぞ。しかも若干傾向が偏り気味だ。気にするな気にするな。
そういや高畠高校の屋上はどうなった。気にするな気にするな。

3月1日

オリコンによれば、Def Techの1stアルバム『Def Tech』が6週目でトップ10入り。何が言いたいかというと、邦楽アルバムチャートの集計を300位までにした2002年12月以降で、初登場200位圏外からその後トップ10入りしたアルバムってこれで2作目なんだって。で、その記念すべき1作目が『「スウィングガールズ」オリジナルサウンドトラック』ってわけ(初登場259位→最高位10位)だ。へええ。

2月27日

11日と17日に撮影した画像をさっさとアップしないといけないのだが、遅々として進まない。あたかもこのサイトを終えるのを身体が拒否しているかの如くに。というのは嘘で、時間がないだけ。高畠高校のマップも作りたいんだけど、いかんせん時間がないのです。
「できる、絶対できるって信じてないね」
ごめん。

2月21日

公式サイトのレポートにある誤字脱字にみなさん厳しいので、私も厳しく指摘しよう。米沢駅ホームにあるロケ地紹介の看板だが、今すぐ補修するか、山河高校で国語を補習してくるべきだと思う。

2月14日

メールを何通かいただきました。ありがとうございます。こんな「あとがき」を書いて一ヶ月たつのにダラダラ続けるサイトですいません。しかも、掲示板もなく何か言うにはメールしかない中で、素性も知れぬ私にメールを送るというのは割と勇気がいるような気がするのですが、本当にありがとうございます。
11日の一件について、うちのカミさんは「そんな影響力ないから。思ったより見られてないもんだから」とフォローしてくれました。たぶんフォローする気はさらさら無い。
ネット上では、ぽろっと出たことがすぐに伝播するというのは珍しいことではない。しかし、仮に鈴木家の位置が既に広範囲に知れ渡ってしまっているとして、ネットの力であるとか、時間が撒き戻せないこととかで、「しょうがない」なんて言えない。まして、サイトの役割や社会的要請がどうだとか、利用目的や利用価値がどうだとか、そんなものは免罪符になり得ませんもの。自分の趣味に大義名分をかぶせるのはよくないね。
大なり小なりまずい部分は他にもあるわけで。鉄道敷での画像がちらほらあるし、田んぼであっても私有地には違いない。マナーとお約束は守るもの。安っぽい言い訳で責めから逃げるのは、どんな立場でもよくないよね。

ということを考えました。例えば、「この田んぼは他人の土地だから、稲刈り後であっても入るのはよくないな」と思って、畔から足を踏み入れるのを思いとどまった人がいるとする。そんな人から指摘された場合、ぶっちゃけた話、私は何も言えないね。

2月11日

「前の日にどかっと降って朝からピーカン」という撮影にはもってこいの状態。除雪が始まる前にあちこち回る。鈴木家の撮影があったお宅の前で、タクシーでロケ地を巡っているという東京の方と会った。こういう方とお会いするたびに、自分が同じ立場だったらどうだろうと考えて、その行動力とエネルギーに頭が下がります。
さて実はこのとき、たまたま鈴木家のご主人が雪かきをしていて、お話を聞くことができた。と、いうより前述の東京の方に割り込んだ。鬼がおるよ、鬼が。撮影の苦労話とかより焦ったのは、「矢口監督に、うちだってわからないようにお願いしたんだけど」という非常に衝撃的な言葉。「このあいだ、DVDの収録の話がどうの」とかいうのが霞むよ。いや、それ監督は悪くないから。いやむしろ、ええと、皆まで言うな、皆まで言うな。

ショックは結構大きいですよ。鈴木家のロケがあったお宅はやはり一般のお宅ですから、これまでも配慮はしたつもり。家の前の道路とかの写真こそ載せているものの、一度たりとも住所とか映画以上の背景情報も載せたつもりはない。が、映画で一瞬しか映らない背景も、Webでは半永久になる。もしかすると、実はすごいわかりやすい情報が画像に写っていて、私が気付いていないだけかもしれない。いずれにせよ、影響がまったくないとは言えないよね。
別に鈴木家が悪いというわけじゃなくて、そういう現実もあるということ。米沢や置賜を聖地だなんだと形容するのは勝手にどうぞとかねてから思ってましたが、当たり前だけど、地元置賜24万人が等しく盛り上がっているわけではないわけで。なんというか、いろいろ考えさせられました。

2月9日

29日30日の分の写真をアップする。雪をまとった高畠高校の写真は、引き伸ばして見ても割と夏と近いものがあって、少し安心した。

1月30日

昨日よりは雲が多いけど、雪まではいかないという、白兎のあたりを撮るには実にいい天気。午後から出かけたら、少し風も出てきて不安は隠せない。やはりというかなんというか、既に何度も先客が来ていたらしく、そこかしこに足跡があった。
普段の行いが悪いのか、列車が来る直前からかなりの地吹雪。焦ってシャッター切ったら激しくずれてるし。素人丸出しじゃないか。

1月29日

朝からいい天気。よっしゃ、高畠高校撮るなら今日しかないよね。
ほぼ希望通りの雪景色で、思ったよりもいい写真が撮れる。今にも雪合戦が始まるような気さえする。惜しいのは、グラウンドのあちらこちらに、通るために雪かきした形跡があるところか。こればっかりは学校としてしょうがないことなのだけど。

1月25日

白状すると、今日の今日まで公式掲示板でレスをもらっていたことに気付きませんでした。
余りにも長すぎるのは仕様です。他人の役に立つために昇華させるより、自分の中のものを消化する部分の方が強いからかもしれません。ううむ、反省。なお、プリントアウトもお持ち帰りもがしがしやってしまって構いません。ただ、上にも書いたようによそ様のことを全く考えていないので、印刷して綺麗に出るかとか、地図が一枚に収まるのかはわかりません。

ええと。今しがた、米沢市部分の地図を印刷したら、一枚に収まらなかったし!ユーザビリティもへったくれもないね!
たぶん、のべアクセス数はこの映画の関係のサイトの中でも格段に少ないはず。こんなサイトを見てくださる皆さんに感謝です。光栄です。以上。

1月16日

なんじゃこりゃ!という雪。笑ったのが(不謹慎な)、ポストの前の通りが冠水していたこと。投雪された塊が、水路を塞いでしまったらしく、ものすごい勢いで道路に溢れてきている。ほとんど流氷状態だな。生で見たことないけど。
昨日、忘れていたフレンドリープラザの正面の写真を撮る。除雪していないと、何がなにやらさっぱりだな。今年の雪の量からすると、そういう小細工は無理っぽいけど。白鷹の交差点で小一時間粘ってから帰る。

1月15日

下で〆ておいて翌日に書くなって言われそうだ。フレンドリープラザに音楽祭のチケットを買いに行きがてら、雪の影響が少なそうな冬場面の場所を何ヶ所か撮る。微妙だ。高畠高校の横に車を停めてしばらく待ってみたけど青空が見える気配は無い。
午後になってから空模様が怪しくなったので、白鷹長井の方に足を伸ばす。そういえばチケットを買っていなかったので、フレンドリープラザ経由だ。白兎駅の近くで列車が停まった時の遠景、マジでどうやって撮影しよう。田んぼは一面の雪原になっているし、映画のように荒天だと、九分九厘向こうの山はガスに覆われるだろうし。

1月14日

ついに冬編の撮影開始だ。撮影するより下見という感じであっちこっち回る。先週末ではほとんど雪が期待できていなかったのだけど、今日は逆に多すぎだ。とはいえ、場所によって雪の状況はバラバラ。総じて、ドカ雪が降った反動で(一部を除き)道路は猛除雪、おかげで道端や屋根は雪だらけってところか。個人的メモを書いておくと、コケる道→轍で路面が見えている反面、道端に雪ありすぎ。ポスト→走ってくる道は歩道に雪ありすぎ。友子の家の前→なぜか道が完璧に除雪されている。松川橋→橋げたの直下まで雪が吹き込んでいるし、すぐ横には上からの投雪が飛んでいる。アズム舘→歩道からの雪の切れ目が映画と違っている。おまけに駐車場は完璧な除雪。白兎駅近く→ぶっちゃけた話、入れない。フレンドリープラザ→当たり前だけど、あの方向には除雪しておらず、入れない。荒砥の交差点→行くの忘れた。
てなとこか?本当に大丈夫か、これ?

さて、山形での最終上映の話。最後の上映だけど、初めて見たと思われる人が半分くらいはいたんじゃないかな。ソラリス4は、前のほうの席こそ敬遠されるも通路のパイプ椅子まで人が埋まる状態に。おいおい、あと1ヶ月くらいいけたんと違いますか?
これで最後なんだからと思って、しっかり見なきゃと思って座っていたけど、なぜかわからないけど途中からまともに見られなくなりそうだった。どうかこのままずっと続いてと思ったけど、エンドロールはやっぱりやってきた。会場が明るくなる刹那、拍手しかけたけど、今日の客層を考えたら手が止まってしまった。
これだけ回数を重ねた映画は間違いなく初めて。図らずも17回も見てしまったし、お台場まで行ってしまった。何やってんだか、と思う。かかったお金も半端じゃない。それら全てを等価で価値に変換するほどアホではないけれど、この映画からもらった何か:priceless
それが言いたかっただけじゃないっての。

昨年末、ビッグバンド「スウィングガールズ」が活動に終止符を打ったように、今日の上映をもってこのサイトの活動も一段落とします。もっとも、冬場面の写真への差し替えや、高畠高校の地図の件もありますので、今後も不定期に更新することはあると思います。山形県内の映画館の方々、18週間お疲れ様でした。そして、たまたまここにたどり着いてしまった方や、探し物をしているうちに踏んでしまった方、いないと思いますが関係者の方々、18週間分の駄文失礼しました。

1月11日

リンクのページを少し修正する。アルタミラのページも、気付いたら内容が次の映画のものに変わってたわけで。

1月10日

夜になって公式掲示板で難しい宿題が出る。出るというより、勝手に受け取る。「つづらぬき」の話は続きそうなのでblogの方で

1月8日

4日にも書いたけど、高畠高校の屋上を狙うため現地に向かう。ずいぶんとイレギュラーかつアホな企画なので、blogの方に書きました

1月5日

公開初日からのロングラン上映劇場による耐久レースは、山形ソラリス・イオンシネマ三川の一騎打ちとなったわけだが、ついに「最後まで頑張った劇場」が決定した。「出る杭には出る杭で対抗」する村山・ソラリスか、「出る杭は抜けるまで出せ」という庄内のイオンシネマ三川かという、他県人からすればどうでもいい争い。イオンシネマは14日16時20分からが最後、ソラリスは14日19時からが最終上映ということで、これで本当に終わってしまうのだなという感じ。18週間、お疲れさまでした。え、休映した日があるから連続じゃないだろとか野暮なことは言うなって。

12月28日

こりゃ深夜になるかと思っていたけど、うちのカミさんがとんでもないスピードで東北道を走ってくれたので、どうにか今日のうちに到着。途中で「TV LIFE」の首都圏版をゲット。あんまり書くとカミさんに蹴られるのでこの辺で。
昨日の挨拶の中で、何人かが公式サイトのBBSを見ているという話をしていた。ありゃ。ここに辿り着く可能性も数千万分の一くらいはあるので、「まずいね」という話をカミさんにしたら、「いらぬ心配だし」と言われた。そんなもんだよね。ここ見て気分悪くされたら申し訳ないしね。

12月27日

24〜25日は蔵王で、27〜28日は東京という二段構えの家族サービスは、ともすれば体調を崩して終わりになりかねない。まして28日はぎりぎりまで遊ぶなら、29日の仕事納めも休めばよかったっていう話だなこりゃ。
というわけでコンサートの話なのですが、既にここを何度か見た方はお分かりのとおり、平気でネタバレする人です。「それは困る」という方は、年明けのテレビ放送を待つか、DVDの予約を。むしろ今すぐ。みたいな。

第一部はこんな感じ。(いよいよネタバレ)
(笠井アナ登場MC、スクリーンに映画オープニングが流れる中、ミッキーらスタンバイ)
1-1:ミッキー吉野+斎藤ノブ+山口れお&オルジアブラスアンサンブル!
1-1-1:Take a train ride(サントラ#1)
1-1-2:Through the window(サントラ#3)
1-1-3:Falling in Blue(サントラ#4)
1-1-4:Platanus Garden(サントラ#5)
1-1-5:Keep on going, Girls !(サントラ#6)
1-1-6:Stay away from me(サントラ#7)
1-1-7:That's what it is !(サントラ#12)
1-1-8:Reminding Sorrows(サントラ#13)
(笠井アナMC、VOJA登場)
1-2:ミッキー吉野+斎藤ノブ+山口れお&オルジアブラスアンサンブル with VOJA
1-2-1:What a wonderful world(サントラ#20)
(笠井アナMC、ミッキーらが退場、スクリーンに工場シーンが写る中、兄弟がスタンバイ)
1-3:工場のフォークデュオ
1-3-1:失恋してもラヴィン・ユー(サントラ#22)
(笠井アナMC、矢口監督登壇、4人でトーク後兄弟は退場し、監督と笠井アナのトークの後、スウィングレディースら登場)
1-4:矢口史靖とスウィングレディース&ジェントルマン with 岸本ひろし
1-4-1:茶色の小瓶
(笠井アナMCで終了)

とりあえず、スクリーンに高畠高校が映ったときに胸がいっぱいになって、生演奏の「Take a train ride」が聴こえてきたときは泣きそうになった。というか涙は出た。カミさんにどつかれたけどしょうがない。男の癖に辛気臭いって言われてもしょうがない。スクリーンからステージに視線を移しても、音楽が映画の景色を呼び起こした。生を受けて四半世紀、山形県に産まれて本当によかったと思った。
「Keep on going, Girls !」で号泣するんじゃないかと思ってたけど、「アコースティックなメロディに管楽器が加わるとこうなるのか」という演奏に聞きほれていました。「映画あってのサントラ」というのはわかるのだけど、どの曲を取ってもいい曲だし、映画の場面場面を思い起こさせるいい曲だと改めて思った。そりゃ回数見たからだろって言われるとどうしようもない。ところで、何人もいたのにパンフには「ジェントルマン」ってあるんだけど、なんででしょう。

第二部はこんな感じ。(相変わらずネタバレ)
(笠井アナ登場MC、菅原大吉登場、トークの後司会交代、17人が登場)
2-1:スウィングガールズ アンド ア ボーイ
2-1-1:A列車で行こう(サントラ#2 ソロ:金?(Tp))
2-1-2:アップタイト(各パートソロ)
(サックスパート、挨拶)
2-1-3:イン・ザ・ムード(サントラ#11 ソロ:中村(As)・根本(Ts)・辰巳(Tb)・長嶋(Tp)・あべ(Tp))
(トランペットパート、トロンボーンパート、挨拶)
2-1-4:オーバー・ザ・レインボー
(リズムセクション、挨拶)
2-1-5:キャラバンの到着(ソロ:平岡(P))
(笠井アナMC、監督登壇し挨拶、上野から矢口監督への手紙)
2-1-6:ムーンライト・セレナーデ(サントラ#16 ソロ:関根(G)・水田(B))
2-1-7:メキシカン・フライヤー(サントラ#17 ソロ:豊島(Dr))
2-1-8:シング・シング・シング(サントラ#18 ソロ:中澤(Tb)・貫地谷(Tp)・平岡(P)・上野(Ts))
(17人、退場するもアンコール、上野に促されて矢口監督も加わる)
2-2:スウィングガールズ アンド ア ボーイ with 矢口史靖
2-2-1:A列車で行こう(サントラ#2 ソロ:金?(Tp))
(「もう一曲」の声に応え、17人は楽器を置きにゆき、今日参加した全ての人が登壇、つなぎで監督、水田、前原が挨拶)
2-3:スウィングガールズオールスターズ(勝手に命名)
2-3-1:L-O-V-E
(笠井アナMCで終了)

曲順はこれで間違いないと思う。でも間に挟まれた小粋なセレモニーの順序や、ソロを吹いたのが誰かというので私とカミさんとの話が合わない。2-1-3あたりから2-1-5あたりまで。胸いっぱいでいっぱいいっぱいで。ま、いっか。間違ってたら言ってください。既に間違いが前提の話ですので、クレームはつけないで。むしろ17人に対して、間違っていたらごめんなさい、皆さん。
あえて17人の書いたけど、やっぱり17人で彼女たちは構成されていたんだなと今日思った。カメラが回っていないところでも、誰かが欠けていたとして今日の舞台まで辿り着けただろうか。カミさんも今日のトロンボーンは高く評価してました。って、あなた木管だったでしょうに。
映画の中で彼女たちの音楽がいくつものわだかまりをといていったように、音がでなかったらとか、音が観客の手拍子に負けたらとか、むしろ客のノリは、と始まる前に心配していたことはすべて杞憂に終わった感じ。
私がここでさっぱりまとまらず連ねて書いてきた彼女たちへの思いを、逆に矢口監督への思いとしてストレートに手紙にしていたことも、よかった。映画の内と外で二度フィナーレに、両方とも余計なエピローグがないのが逆に印象に残る。自分たちで、自分たちの演奏で幕を降ろすところがこの映画のよさなのかもしれない。
笠井アナが「皆さんが映画の中へ飛び込んでください」と言っていたのが全てだったかもしれない。そこでもうやられた。彼女たちが銀幕から出てきたのもそうだけど、逆に私たちが飛び込んでいったというのもあるのか。現実と虚構の橋渡しを成す音楽っていうのはすごいね。
やっぱりさっぱりまとまりませんが、今宵、We meet Girls, Girls meet Jazz!!! てことで。

12月26日

今晩から上京するというのに、午後からタスパークホテルへ。最終日だしね。なんか商工会議所の寄り合いみたいな雰囲気だったけど。
隣にいたスーツの2人が「先生、先生」と呼ばれているので、どこの県議かと思っていたら高畠高校の校長先生と教頭先生だった。慌てた慌てた。ミーハーなのでサインをもらおうと思ったけど、恐縮されてしまい、それを見てこちらが恐縮する。言いたかった2つのことのうち、お礼の言葉と見取り図の話はすることができた。でも、本当に言わないといけなかった「勝手に入ってすいませんでした」は軽くしか言えなかったよ。たぶん、フェンスからちょこっと入っただけくらいに思われたんだろうな。
撮影期間中の話を隣で聞きながら、はたしてコーヒー程度のお金でいいのかというくらい面白い。さすが学校の先生というか、人の見方が違うね。誰がよく泣いていたとか、だけど次の日はどうだったとか。誰が打ち上げで泥酔してたとかそういうのもあったけど。話を聞いている間、後ろのプロジェクタから聴こえてきた「キャラバンの到着」がいつまでも頭に残り、不覚にも泣きそうになった。

12月24日

録画しておいた特番を見る。おおよそ世間の皆さんと同じ、反応や感想だこりゃ。「17人」と銘打つ割に、番組の作り方に何か腑に落ちないところがあるのは、逆に言えば映画がより17人を際立たせていたということなのかな。そして、何度も書いておいて成長がないのだけど、彼女たちが銀幕を出てくることが、しかも映画のプロモーションとしてではなくコンサートとして出てくることが、お互いにとって本当にいいことなのかわからなくなってくる。メイキング番組で幾度も出てくるフレンドリープラザの控え室のシーン。矢口監督が貫地谷に対して「これは映画だから。演奏会じゃないから」。今度は逆だ。演奏会であって映画じゃない。でも、ひっかかっているのは演奏の成否じゃなく、演奏会としての成否じゃないと思う。配役の17人ではなく素の17人として演奏する彼女たちが、フィクションではなくノンフィクションとして演奏する彼女たちが、矢口史靖のメガホンのもとではなく矢口史靖のサックスと一緒に演奏する彼女たちが、どうかラストシーンと同じ笑顔で終わることができるよう心底願う。一文長っ。

12月19日

DVD発売情報&27日のチケット&フォトスタンドと、何から何までやってくる一日。
午前中、長井まで行って田んぼの写真を撮って帰る。午後を使って地図を直すつもりが、肝心なところで再起動する有様。やる気なくなるっての。しょうがないので、デスクトップ用壁紙第5弾、高畠高校を作る。まあ、作るもへったくれもない作業ですが。その1には、物の見事に余計な文字が入っています。
その1(413KB)・その2(326KB)

12月13日

2,3日前に、「地図編の米沢市のやつから飛ぶリンクが切れてます」というメールを頂いた。xreaには「リクエスト不成功レポート」というリンク切れ警告の機能があって、以前から何人もの人が「リンク切れてるよ!」状態になっているのは気付いていました。すいません、すいません、本当にすいません。
いくら面倒くさがり屋の私でも、需要があるのに希望に応えないわけにはいきません。前置きが長くなりましたが、米沢市分も完成です。皆さまたいへんお待たせいたしました。これで安心して映画が見られるってもんです。
直すところあるんだけど。

12月11日

映画は高畠高校の全景から入るが、絵コンテ集を見るとその前に山河の街の全景が入る予定だったようだ。絵コンテによれば、そのシーンの候補に上がっていたのが左沢の楯山公園。県内の多くの人が、いや村山地方の大多数の人が、絵コンテだけで場所がピンポイントでわかるくらいメジャーな場所だぞ。確かに、最上川ビューポイントの一つだし、雄大な最上川の大カーブと街並みが入るという利点はある。でもその自然も人工物も置賜とはまったく異なる雰囲気になっている気がしてならない。夏になったら思いのほか木々の枝が伸びていてやめたそうだが、仮にそうでなかったとしても、村山の景色を差し込まないでよかったと思う。
で、私の地域の話が出てきたのはこの映画でも初めての出来事なので、撮ってきた

12月9日

ようやく本の類いを揃えました。とりあえず一通り読んでみて思ったのは、「はじめっからこれ読んでればいがったんじゃね?」ということ。絵コンテ集なんか、ご丁寧にも部分部分で場所を書いてくれているではないか。公式ガイドブックやオフィシャルブック(どう違うんだよ)には写真が豊富に載っていて、記憶だけが頼りの数ヶ月間が切なくなるね。まあ、あえて指摘するとすれば、絵コンテ集で羽前成田と間違えて羽前中山っていう記述があったことか。それじゃ上山だよ。

11月27日

カミさんは倒れるわ会社から呼び出されるわで悲惨な休日。会社から公式サイトを一通り見たら、けっこうな確率で篩にかけられているみたい。
夜になって家に戻ったら2通ばかりメールが届いていた。一通はTaKaMaさんから。11月20日に、私が「県内4劇場全部で見たことになる」と書いたことについて。

新庄の「シネマ・アベージュ」でも10月頭まで上映していましたよ
見てないでしょ

はい。見ていません。べ、別に県内全劇場で見る目的も理由もないからいいんですよ、と。

11月21日

しまった。昨日、作業日誌的なことを書くのを忘れてた。
まず、しつこくこだわっている、エンディングのLOVEの場面、エンドロールの場面から切り抜いたものがパンフなんかの画像と書いたけど、逆だね。もっとも、画像にしたって斜めに傾けて撮るわけがないから、切り抜いてまた切り抜いて、かな。さらに気づいたのは、その1の画像も壁紙も、田んぼ一枚分後ろから撮っているね。撮影しているカメラの違いがあるから、背景を基準に撮るとやむをえない部分はあるんだけど。
オープニングに挿入される山形鉄道が走り去っていくシーン。県道の北側か南側かで悩み、ふらふら確定していないのだけど、やっぱり北側のような気がしてきた。タイトルの場面と走り去るシーンがほぼ一緒の場所だとしたら、タイトル場面で右側すぐに見える畑が走り去っていくときに見えないのはおかしいような気がする。

11月18日

矢口監督が県メルマガに寄稿した文章を8日の文章に引用したが、その件での県とのやりとりが一段落する。私としてはいちばん困ってしまう落ち着きどころだったのだけど、やはり他人の文章を引用するんだから、しかも執筆者が発行者と違う訳だからしょうがないね。矢口監督サイドと調整があったようで、サイドというのがどのあたりかわからないけど、県にも矢口監督サイドにも大変ご迷惑をおかけしたなと思います。
誰も気付いていない恐れがあるけど、地図編をバージョンアップする。細かい修正もそうだけど、記号を踏むと別画面でちょっとしたページが開くようにした。例によって件数の少ないところからやりはじめたので、米沢川西あたりはまだだけど。

11月13日

いつの間にか、おいたま応援サイトからメールが来ていた。そういえば、ここの名前を「いつまでも、Keep on going, Girls!」にしていたことを思い出した。
同じように県からも、8日にメルマガから引用した矢口監督の文章について返事が。ははぁ、やはりリンク程度にとどめておけばよかったか。あえて「転載」と言わず「引用」と書いたのだが、やはり著名な方の文章ともなれば、しかるべき対処が必要なようです。やっぱり。

11月8日

山形県のメールマガジン「いま、山形から・・・」の第55号に、矢口監督が『映画の中の山形弁』として寄せている。
矢口監督の人柄もさることながら、こだわりも滲み出てくる気がする。「なぜ山形なのか」「どう山形を描くのか」という思いは、感嘆するしかないのだが、やはり「ジャズやるべ♪」でこだわりきれなかったところに、思わずニヤリとしてしまうね。

さて、そんな矢口監督が県民に対して一言。

 既に映画をご覧になった地元の方なら気付いたと思いますが、見慣れた景色が出てきたかと思えば、角を曲がった途端に隣町へとジャンプしたりして、地理的にはかなり大胆な嘘があちこち登場します。
 ストーリー上必要な、そして景色のいい場所を選んで撮影しているので、必然的にそういうことになってしまいます。けれど、そこは“映画の嘘”ということで、許してやって下さい。
 案外、全国で映画を観てくれている人はああいう町が実在するんだ、と思ってくれるものです。なのでこれは地元の人にしか分からないヒミツの味わい方、ということでそれも含めて楽しんで頂ければ幸いです。

“映画の嘘”というのは、言わば魔法の調味料だから否定しないよ。大歓迎ですよ。だけど、私はその魔法を解きにかかっているのかもしれない。ごめん矢口監督。と、ここまで書いておいて、もし矢口監督がここを見ても「そんなんじゃ全然問題にもならないよ」ってニヤリとされ返される気がしてきた。

11月6日

天気予報によれば好天に恵まれるとのことで、早起きして撮りなおしに出かける。この時期、ありとあらゆる場所が霧に包まれるので、心配していたのだが、予想通りに。いや予想以上に。例えば、オープニングに挿入される田園風景の場所で、スウィングガールズ列車のA列車(荒砥を08:48に出るやつ)を待っていたんだが、こんな感じのように、場所があっているのかどうかもわからない。なんだこれは。「ホワイトアウト」のロケ地巡りか。列車に乗っていた人も複雑だったのではなかろうか。

ついでなので、この期に及んで初の訪問となる長井市のTASパークホテル。置賜でのロケの期間中、出演者やスタッフが逗留したこともあり、ロケの模様やグッズなどが展示・販売されているという場所。驚いたのは、撮影の様子や合間の絵が見事に残っていて、ある種、サイドストーリーよりもサイドストーリーっぽい。って、CS見られないから見たことないんだけど。中でもいちばん驚いたのは、恐らく高畠高校の教諭と思われる人が書いた、高畠高校内での撮影の様子や裏話を克明に記したA3版の2枚紙。そんなこと書いていいのかよ、という話や全ての撮影場所の詳細、おまけに見取り図まで載ってる。思わず「写真撮っていいですか」と聞いてしまったが、聞かれた方も、まさかあれを撮るとは思わなかったんだろうな。ちゃんとした形に整形して公開するかどうかは、聞いてみてからだな。まあ公開するとしても、来年以降になっちゃうだろうね。まずいもんね。

最後に、3日に「なんとなくわかりそう」とか書いてしまった電車の停まる場所。背後の山から言っても、例によって白兎駅のあたりだとは思うんだけど、さっぱりわからない。同じように、弥生先生が迎えに来て、会場まで移動する車内から見える景色(インサートされるバスが走っている場面ではなく)も、R287畔藤バイパスだとは思うんだけど、該当する看板がなかったりで難航。いや、もはやそれなんかロケ地と呼べるかどうかも怪しいけど。

デスクトップ用スウィングガールズロケ地壁紙
※今回、手ぶらで行って記憶だけで撮影したので、微妙にアングルが違います。許して。
※サイズ(全部1024×768)がどうのとか、コントラストがどうのとか、他の場所がどうのという話はメールか何かで。
制服を洗う河原:元画像(641KB)・その1(506KB)・その2(679KB)・その3(506KB)
「LOVE」を歌って歩く線路:元画像(843KB)・その1(652KB)・その2(864KB)・その3(652KB)
友子がSaxを練習する河原:元画像(558KB)・その1(418KB)・その2(587KB)・その3(417KB)
Saxを練習する友子を拓雄側から:元画像(612KB)・その1(537KB)・その2(743KB)・その3(541KB)

面倒だから、壁紙によくある余計な文言(ここのURLとかさ)は全部カット!

11月2日

仕事の山が越えたので、残業もせずにレイトショーへ。ソラリス4ということで、いよいよまずいかと思ったが、蓋を開けてみればほぼ満席だ。休前日だからか。
そういえば2ちゃんねるの方で、昨日あたりまでだったか、作品内での時系列の話が出ていた。まあ確かに、あれを実際の山形の高校野球とか雪の降り始める時期に重ねると、一瞬で破綻するかもしれないなと思った。修理工場の兄弟が11月らしからぬ軽装だったりするのは、気合ってことでどうにかなるけど、木々の緑を見ると季節がわけわからなくなるよね。パチンコ屋の前の田んぼじゃ稲が綺麗な緑色。自然は雄弁ということか。けどまあ舞台設定が完全に米沢になされているわけじゃなし、フィクションの域にそういうものを持ち込むのは無粋だよね。と、ロケ地回って思った。移動の場面もなしに、次の瞬間いきなり直線で15km以上も動いても、映画として美しければよいのではないですか。

10月31日

ソラリスで見る映画についてカミさんとの意見が真っ二つに分かれたので、「隠し剣鬼の爪」「いま、会いにゆきます」の3本立てで見るという強行日程に。さすがにこの時期になると、メインスクリーンではなくソラリス2になったけど、20人ちょっといたのかな。日曜のレイトショーでこの人数は多いのか少ないのかわからん。劇場のスケジュールによれば、来月19日までは確定、以降「※終了日はお問い合わせ下さい。」とのこと。よく見れば、終了日未定。悪く見れば、19日以降は客の入り次第でいつだって終わりかねないということか。まいったな。なんか2ちゃんねるによれば、貫地谷が「17回見るべき」とかって言ったらしい。竹中直人っぽく困ると、いや参ったな。
まだ撮り直しがあるし、何よりもうじき雪が降ってくる中で冬のシーンを見られないというのは残念のきわみ。もっとも、撮り直しのことを考えると、雪が降る前に行かないといけないんだよな。夏のシーンで使われた場所は、今のうちじゃないと取り返しがつかなくなる。

10月23日

気付いたら、おいたま応援サイトからメールをいただいていた。ありがとうございます。「リンクはお好きなように」と書いていますが、丁寧にメールでいただいたら、そりゃ丁寧に返すっていうもんです。

10月17日

米沢・川西・長井の南半分を描く。これで大方は網羅できたことになるか。そういえば、公式サイトにリンクを貼るときに、アルタミラピクチャーズにメールを送らないといけないので、私も送っている。そのメールの中で「公式サイトより早く、しかもよくできたロケマップ作ります」などと大見得切ったが、公約の前半部分はどうにか達成できたらしい。後半は、知らない。誰も知らない。
長井の北半分は、確認しなければならないところがあるので、後回しに。よく考えたら、マツタケ山がぶどうまつたけライン沿いだったら、さらにもう一枚作らないといけないな。
白鷹の畔藤バイパスの現場がどうやら違うらしい。あそこは自信があったんだけど。

10月14日

マツタケ山が、ぶどうまつたけラインの沿線だという「おいたま応援サイト」の情報に焦る。そして気がつけばロケマップも少し公開されているじゃないか。よし、みんなそっちに行け(おい)!
地図より先に、上の五線譜仕立てのタイトルアイコンが完成。世の中の需要をまったく無視したサイトです。

10月11日

堀川町の路地だけを撮って帰るつもりが、またもマツタケ山探し。ロケ地の特徴として、「思っているよりも広範囲で撮影している」「思っているよりも米沢市内での撮影が多い」という、探す方にしてみれば迷惑な法則があるような気がする。それに則り、しかも昨日書いたように人の手が入っていそうな場所、さらにそんなに撮影が面倒でない場所ということで、市内西部の御成山公園と大森山公園まで行くことにする。御成山公園は急だったなあ。欲張って上っていったら、市内が一望できて切なくなる。大森山公園は逆にみんなそれっぽく見えてしょうがない。要するに、見つかってない。

10月3日

どうせ中身はコピーで済ますので(おい)、無駄にアイコンとか作ってしまう。それができれば後は簡単なので、半日で完成した。いいのか、こんなので。
何が恐ろしいって、その数時間後にはアクセスがあって、「タイトルのgif画像がリンク切れです」とかメールが来ることだ。ここは恐ろしいインターネッツですね。と。
なお、当然ながらリンク切れではなく、作ってないだけ。

10月2日

今週のアクセス数が先週の数倍に、転送量が数十倍になる。それまでが過疎すぎたというだけか。となると、ごちゃごちゃしたblogの中で行ったりきたりというのは忍びないし、どうでもいいことにこだわる性質なので、別ページにまとめることにした。とは言っても、コピー・アンド・ペースト。
夜になって4回目。サントラ、パンフに続き公式本をゲット。偉そうなサイト作ってる割には、この程度のハマり具合でごめんなさい。

9月29日

blogでいちおうの完成を見る。こんなもんか。

9月26日

blogの方で、ロケ地ガイドもどきを書き始める。表現が拙いからストーリーを追って書くしかしょうがない。こんなのでいいのか、と自問自答しながら作り始めるが、そのうち自分の思うままに書くようになる。文体が途中からおかしいのはそのせい。

9月23日

いよいよと言うより、やっとという感じだが、フラワー長井線に乗る。なかなか山形鉄道って乗る機会がないもの、前回乗ったのって、もしかしたら国鉄時代かもしれない。
もしかしたら似たような人がいるかもしれない、そんな不安を抱えつつ揺られて梨郷駅へ。宮内から女子高生も乗ってきていたが、乗り過ごしたわけでもないようで、梨郷で降りたのは私一人。
最初、鮎貝とかあっちの方だと思っていたのだけど、この辺りも悪くないな。集落も適度に写るし、雰囲気もいい。この日撮った写真の大半が撮りなおしの憂き目にあったんだけど。

9月22日

3回目を見た。3回目にして初めて、エンドロールの最中に一人だけ出て行くのを見た。出て行った人がダメだとか言うつもりは毛頭ないが、逆にそういう人が印象に残るというのがこの映画のすごいところかもしれない。

ちなみに勝手に認定した、置賜方言の上手さランキング。台詞が多いほど不利という話はある。
良江>直美>>(越えられない壁)>>友子≧拓雄(関口は台詞少ないし、ほとんど方言が必要ない台詞だし)
良江を演じた貫地谷しほり、東京出身とは思えないほどに会得していた気がする。もっとも、庄内生まれ村山在住が置賜方言を語っても説得力がないし、映画だもの重箱の隅をつつけばきりがない。世間的には上野&本仮屋(NHK朝ドラコンビ)の評価が高いが、彼女ももっと注目されてもいいだろうけどなあ。

9月20日

初週の興行成績6位というのは低すぎないか。香取慎吾の忍者物より下というのが解せないが、公開館数から考えれば無理もないか。全国で150ちょいしかないらしい。もったいなさすぎだ。そして初週にもっとも多くの人が見ていた映画館が、山形ソラリスというのを聞いて爆笑。単館映画かよ。ローカルな香りが強いとはいえ、全国に通用する映画のはずだぞ。

天気もいいので、撮り直しも兼ねて市内をまわる。ずっと探していた友子の自宅を発見した時は、叫びそうになった。タウンページとゼンリンで絞っていくというアホみたいな作業が報われた瞬間。こうして打つと、なおアホっぽいな。

9月19日

カミさんの実家の関係で夕方から白鷹へ。吹奏楽部のバスとすれ違った交差点を通って長井の方へ。オープニングにも登場する山の景色を押さえるべくロケハンだ。とにかく西置賜はさっぱりわからないので、ひたすら撮った。ここで使っているものの3倍くらいあるんじゃないかな。たとえば、上の山にしたって、こんな有様だ。無駄に手間だけがかかってる。まあこのサイト自体が前からそんなもんだったが。

9月18日

寝坊してから、カミさん乗せて米沢方面に向かう。高畠高校をグラウンドの外から撮っていたら、県外ナンバーの車が同じように写真を撮っていた。やるな。デジカメの設定をミスってしまい、この時の写真だけ妙にサイズが大きい。
とりあえず思いついた場所をたどる。高畠町役場は当たり前だが鍵がかかっていた。そりゃそうだよな、土曜だもんな。守衛さんにわけを話して中の写真を撮らせてもらった。さすがに表彰状授与のあったと思われる町長室に乗り込む勇気はない。
はっきりとわかるのが、エビスヤ・公園・楽器屋・パチンコ屋・サティ・野球場くらいしかないので、早くも持ち駒がなくなる。あらかじめゼンリンで目星をつけていた、堀立川の合流部がビンゴなので、ことのほか嬉しい。川西フレンドリープラザ経由で長井方面へ。記憶が乏しいので、今泉駅(赤湯駅と間違えて)や時庭駅(梨郷駅と間違えて)の写真も撮った。
2回目は2回目で斬新な発見があるし、なにより飽きがこない。私の人生も、ここまで細部に凝ってみたい。

9月17日

HP移転後、どう考えてもネタ不足+以前のネタをアップするのが面倒くさいという理由で、ロケ地探訪を思いつく。興奮冷め遣らぬうちがよいのでリストアップしてみたが、いかんせん「ロケ地巡りをする」という前提で見ていたはずがなかったのと、置賜での土地勘不足から先が思いやられる。

9月12日

どうせならということで、ワーナーマイカルシネマズ米沢で見ることにした。始まる前はカミさんがノリノリ、見終わったら私がノリノリだ。恐るべし矢口。

9月11日

同じ山形県内でも、村山地方にいるからかあまり広報されてなかったような気がした。気がついたら公開初日って感じ。夜半に、同じ高校の奴から電話がかかってきて、猛烈に薦められる。危うくストーリーまでばらされそうになったので、「村八分にすっぞ」と言ってしまったが、郷里を出たのは私のほう。そして、今やここで堂々のネタバラし。

いつだったか忘れた

「『ウォーターボーイズ』の監督が、山形を舞台にして映画を撮るらしい」というのを最初に聞いたのは、いつだったっけか。そのうち、なんとなくどんな映画なのかがわかってきて、女子高生のジャズバンドというのを知ったのは今年の梅雨くらいだっけか。「へぇへぇへぇへぇへぇ(5へぇ)」程度の驚きだったけど、元ブラバンのカミさんは、目を輝かせてたのを覚えている。
まだ監督の下の名前は読めなかった。