秋田人に問う/あゆかわのぼるさん(朝日新聞)
お隣秋田県の記事なんですが、これは山形にも言えることだと思う。山形に、豊かな観光資源、人的資源、天然資源があるかどうかは別として、ハードに対する意識に比べてソフトに対する意識が少しばかり弱いんじゃないかな。あくまで主観ですよ。あえて、客観っぽい話をするとすれば、山形空港の凋落っぷりと言えばいいかな。新幹線に取られたんじゃなくって、仙台空港に取られたというのが哀しすぎることこの上ない。
こんなblogを書いている柄(仕事柄、とも言う)、この記事にあるような大会にもたまに行くけど、そのたびに首長さんとか地元の商工会のなんとかさんの意識に驚かされる。ハードが整備されれば街が豊かになるという恒等式は存在しないのに、ハードの後進県だからか、先進県のまやかし(単に整備された頃の景気だと思うんだが)にやられてしまっている。
何度も書いている「スポイト効果」にしても、どうにも理解しているセンセイが少ないようで。今必死に建設が進められている東北中央道の福島から米沢にかけての区間の決起大会でも、山形県側のソフトの充実に触れた人は米沢の安部市長一人しかいなかったぞ。米沢の安部市長は、市長として正直イマイチだと思うのだけど、この点に関してのみ私は評価するんです。米沢と福島が車で30分強で結ばれると言うのは、「米沢の商圏に福島が入る」のではなく、「福島の商圏に米沢が入る」ことなのだから、危機感なしの人から先にやられていくと思うよ。
これに関して、今回の総選挙の候補者の主張を見ても、やっぱりイマイチなんですよねえ。