県知事選、三つどもえの戦い確定(山形新聞)
まったく触れないわけにいかないので書いておく。
思うに今回の選挙には三つくらい意味があるのではないですか。まず、3期12年にわたる高橋県政の是非を問うということと、普段何気なく暮らしている県民が今一度考えねばならなくなったということ。これは、一日の大半を仙台市で過ごしているお父さんも、買物の大半を仙台市で行っているお姉さんもだ。
また、「県知事とは何か」というのが問われている選挙でもあるような気がするのですね。県知事は誰かが言っていましたが一国一城の主です。しかも県民が直接選ぶ主です。どこぞのアホ県議が「首相は国会議員が選ぶのだから、県知事だって県議の意見がどうこう」などと言ったそうだが、とりあえず中学校の公民からやり直してください。県議と県知事のねじれ現象は珍しいことではない。そうしたときに、告示前に県選出の国会議員や各自治体の首長、県議市議などが流れを作ってしまっているのはどういうことなんだろうか。99万有権者のうち、わずか0.1%程度の人間の支持表明によって、やれ県議vs国会議員だの衆院選の代理戦争だの、12年前の報復だのというのは、どうでもいいこと。99万有権者が己の意思と判断によって、今後4年間が決まることを願う。
で、最後に、三者三様の出馬表明の仕方なんですが、もうちょっとまともな立候補理由で立つ人はいないのでしょうか。これはもう次の選挙に向けての県民の宿題だと思う。