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2005年04月 アーカイブ

2005年04月01日

寒河江市内のR112、高屋~皿沼間が4車線化され利用開始

国道112号高屋-皿沼間が4車線化、利用開始・寒河江(山形新聞)

記事にもあるけど、最大のボトルネックになっているのは最上川の長崎大橋。ここの渋滞が解消されれば、ずっと使いやすくなるはず。まあ、完成しちゃったら、寒河江ICを使う人がガクンと減るような気がしなくもないんだけどね。

県内の駐車禁止区間が半分に

駐車禁止区間が半分に(読売新聞)

山形県警が、県内の国道・県道の駐車禁止区間を抜本的に見直し、その結果駐車禁止区間の延長が、半減したという話。確かに、「ここに駐車する車なんていねえよ」という所や、「ここに駐車してもあまり困らない」というような場所はあったような気がする。郊外の道路って路肩の広いところが多いしね。ま、そんな郊外の道路では、そういうのを気にして走ってないけどね。

これによって、県内の国道総延長の約6割に設定されていた駐車禁止は約3割に、同じく県道の3割にあったものが15%にそれぞれ半減した。もっとも、上に書いたように「そもそも設定に疑問な郊外の道路を指定から外した」というだけのものなので、市街地ではほとんど変わっていないと思う。
県警は、これによって市街地での取締りを集中して取り組みたいと言っているけど、そんなの前からでもできたでしょうに。郊外の道路で駐禁切ってるのなんて見たことないですよ。

2005年04月02日

旧「別納割引」利用者のETC接触事故、2300件発生

ETCのバー接触事故2300件、システム修正(読売新聞)
ETC障害:接触2300件に--急きょ、カード期限延長(毎日新聞)

どっちが悪いかと言われれば、そりゃ使えないカードでレーンに突っ込んだドライバーだろう。でも、更新前カードが大量に残っているなら、期限切れのカードでレーンに入る車が大量に出てくることくらい公団もわかっていたろうに。

2005年04月03日

西吾妻スカイバレーの除雪作業、始まる

西吾妻スカイバレー:除雪作業、始まる /山形(毎日新聞)

県内各所の県境峠越えの中でも急勾配と急カーブの続く西吾妻スカイバレー。ここの除雪は大変だろうなあ。ふと思ったんだが、やっぱり福島県側は福島県が除雪してるのかな。
なお、開通はゴールデンウィーク頃になってしまうとのこと。

2005年04月04日

ETCマイレージサービスに登録してみた

というわけで、ETCを取り付けても通勤には使わないし、深夜もめったに走らない私。
「割引されなきゃ意味ないよ」ということで、4月1日から正式にスタートした、「ETCマイレージサービス」に登録することにした。「面倒くさそう」「どうやってやればいいの?」という人も多いと思うので、ネット上での手順をここにメモしておきます。

「ETCマイレージサービスって何?」という人は、「ETCマイレージサービス サービス概要」まで。もっともこのリンク先もいまいち分かりづらいので、簡潔に書くと、

・事前登録をしたETC利用者がETCで高速道路を利用すると、50円あたり1ポイント(一般有料道路は100円あたり1ポイント)のポイントがつく
・一定額貯まったポイントは無料通行分として還元(つまり、ETC利用で割引される他のサービスとは違う)

注意事項とかいろいろあるけど、詳細はホームページで。

(1)必要なもの
(1-1)既にETCを利用していた人
・ETC車載器管理番号
・ETCカード
・車のナンバー(4桁)がわかるもの

(1-2)まだETCを利用したことがない人
・まずETCカードを作る
・ETC車載器を買い、セットアップを行う
・その上で、(1-1)を手元に揃える。

「車載器管理番号って何だよ」と思う人が多数いるはず。もしあれば、ETC車載器セットアップ証明書あるいは取扱説明書を見ると、5桁-8桁-6桁の番号を見つけることができるはず。私のように、既にそんなものがこの世にないという人は、セットアップしたお店(カーショップなど)に電話で問い合わせることも可能だ。私の場合、取り付けた日付(○月ころ、でOKだった)・車種・名前で調べてくれました。

以上3つの数字(ETC車載器管理番号・ETCカード番号・車のナンバー)を押さえたところで、「ETCマイレージサービス」のサイトへGoだ。

(2)登録の仕方
実は取り立てて説明するほどの作業はない。上のリンク先から「新規登録の方」へ進み(既に前払サービスを行っている人は、その下のリンクです)、利用約款を読み、必要事項を入れるだけだ。わからなくなったら「ご質問(Q&A)」もあるので、それなりに便利。

ちなみに、この登録作業、途中で「戻る」ボタンを押してしまったり、30分以上経過すると次に進めなくなってしまい最初からやり直さないといけなくなるため、手が空いたときに必要なものを全て揃えた上で一気に作業することをお勧めします。というか、私は他の仕事の合間にやってたら30分以上かかってしまい、やり直しを食らった。

(3)登録が終わったら
することは何もありません。やってみたら、けっこう簡単に終わってむしろ残念なくらいです。
1週間くらいすると、利用状況の確認などがネット上でできるIDとパスワードが、登録した際に入力した住所に送られてきます。がっちり保管しましょう。
ネット上で登録をすると、その日の分からポイントが貯まります。ポイントの有効期限は翌年度いっぱいまでなので、ご利用は計画的かつ戦略的に。

【後日談】
IDとパスワードが郵送で送られてきた。案外速かった。でも、これを使ってポイントが調べられるのが6/20以降というのは遅すぎやしないかい?(04/09)

余目署で「署長の何でも相談日」始まる

【みちのく生活情報】★署長の何でも相談日(サンケイスポーツ)

> 警察への要望や苦情など、町民の相談を受け付ける『署長の何でも相談日』を設けた。
今日から毎週月曜の午後だそうです。
例えば山形署で同じことをやった場合、はたして行くだろうか。と考えると、大成功の予感もするし、大失敗の予感もする。漫画の『警察署長』(と言うよりドラマ『こちら本池上署』と言ったほうがよいか)のようにはいかないだろうなあ。

2005年04月05日

ナンバープレートを盗んだ疑いで2人を逮捕 新庄署

ナンバープレートを盗んだ疑い(朝日新聞)

大規模窃盗団→偽造ナンバーで大跋扈
そんなイメージで記事を読んだら、

> 乗っていた外車が大分ナンバーで「地元ナンバーに換えたかった」と話し、
> 盗んだものをつけていたという。

山形ナンバー・庄内ナンバーにそんな魅力を感じないんですが。

東北中央道 栗子トンネルの一部を着工へ

栗子トンネル一部に着工へ 道路公団(朝日新聞)
東北中央道:栗子トンネルの避難坑、今年度中に着工 /山形(毎日新聞)

東北中央道のうち福島と米沢を結ぶ区間の最大の山場である、栗子峠越えのトンネル工事(ただし避難坑の工事)が始まった。

「避難坑って何よ?」ということで調べたところ、国土交通省中部地方整備局の「道に関するQ&A」にイラスト入りの解説が。なるほど。長大トンネルの場合、こうした避難経路の確保に加えて、先にそういうのを掘ることによって、トンネル本体の工事をスムーズにするってわけか。

それにしても、避難坑を先に掘りきってから本体を掘るなんてことはしないと思うけど、この避難坑に4年弱もかけると、本体が貫通するのっていつになるんだい?

予想外の低調 楽天試合観戦用シャトルバスの削減決定

早くも利用者数に不安? シャトルバス削減決定 山交バス(読売新聞)

うわ、恥ずかし。

> ファン交流イベントには「モーニング娘。」が参加するとあって、
> 球団側からも事前に10台を要請されていただけに、山交バスは「完全に予想が外れた」と言う。
モーニング娘。の影響がどうだというのはさておき、山交バスの関係者なら、

> 来場者のほとんどがマイカーを利用。
> バスの利用者は60人に1人にとどまった計算になる。
ということくらい安易に想像できただろうに。何年、山形でヒイヒイ言いながらバスを走らせているんですか。そりゃ隣に駐車場があるんだったら、中山までは車で行くってのさ。

しかし、モーニング娘。のおかげか何か知らないけど、二軍のイベントに3,000人も集まったっていうのは、予想外に喜ばしい。モンテと食い合わなければいいんですが。

2005年04月07日

「山形統計ランキング2005」が発表される

山形県民は家族思い? 同居人数、共働き世帯が全国一(山形新聞)
山形統計ランキング集(県総合政策室統計企画課)

毎年毎年見るたびに、「なんでこんなものまとめているんだ」という思いが1/3と、「なんでこんな微妙な項目で1位になっているんだ」という思いが1/3と、「なんかトリビア」な思いが1/3の、『山形統計ランキング』の2005年度版が発表された。


相変わらずの傾向として、「昔ながらの家族携帯」という一語に尽きる。1世帯平均人数1位(山形3.25人/平均2.67人 以下同様)もそうだし、65歳以上の親族のいる世帯割合1位(49.75%/32.16%)、共働き世帯割合1位(42.92%/28.09%)あたりを見てもそう。

さらにその傾向に拍車をかけたのが、少子高齢化だ。生産年齢人口割合は45位(61.6%/66.9%)、老年人口指数は4位(39.9/28.5)と高位につける。それでも、必ずしも老人の一人暮らしに繋がらないところが山形らしさと言えばそうなのかもしれないけどね。ちなみに、不思議なことに、合計特殊出生率は全国6位(1.49/1.29)らしいですよ。人口自然増加率は43位(-0.12%/0.13%)なのにね。

笑うに笑えないのが、経済面でのランキング。1人あたり県民所得39位(244.6万円/297.1万円)はギリギリ許せるとして、県内総生産額・県民総所得[名目・実質]・県民所得の前年度比伸び率が45~46位は泣けてくるね。もっとも、天候不順とかで農業が大打撃を受けた年は、必然的にそうなってしまうと思うけどさ。サービス産業などの第3次産業への就業者割合は全国46位(54.1%/64.3%)だそうだ。むしろ半分以上いたことに驚いた。ちなみに、東京を100とした時の消費者物価指数は全国12位(93.7/90.8)みたいです。へえ、田舎は物価が安いというわけではないのか。県民所得を考えると、どう考えても分が悪いな。

着工新設持ち家住宅の床面積という実にわかりにくい部門で1位(171.8平米/135.8平米)なのを全面に押し出すのは、持ち家住宅の延べ面積で4位(163.7平米/122.7平米)なんだからだと思う。この部門では、今や富山県が強いもの。山形も、あっちこっちのニュータウンが一段落したらどうなるんだろう。ちなみに、住宅の敷地面積は2位(419平米/122.7平米)だとか。まあ田舎の農家集落だと1000平米以上なんてざらだけどな。

おっと忘れてた。「あんな道、こんな街」的なランキングにも触れておく。
・1平米あたりの道路実延長で46位(1.67km/3.14km)
・主要道路実延長における舗装率で45位(91.5%/96.2%)
いや、道路があればいいってもんじゃないし、これらの数字から「まだまだだな」なんて道路族みたいな結論を出すつもりはなけどさ。

最後に、わけのわからないぶっちぎり方で、全国のトップランクにある部門を紹介しておこう。
・人口10万人あたりの理容・美容所数で2位(438.1ヶ所/273.6ヶ所)
・人口100万人あたりの公民館数で3位(486.5ヶ所/140.8ヶ所)
・可住地100万平方キロあたりの一般病院数47位(1.9/6.7)
 でも一般病院の100病床あたり看護師・准看護師数は1位(57.2人/50.1人)
・出産数10万あたりの妊娠・分娩及び産じょくによる死亡率2位(18.5/7.6)
・人口10万人あたりの消防ポンプ車数1位(223.7台/74.4台)

【後日談】
山銀においてあるフリーぺーパーの中で、この統計についてもう少しまともに取り上げている記事があったので、読むとよりいっそう楽しめそうな気がします。(04/10)

2005年04月17日

県総合交通安全センター&アクセス県道が完成

県総合交通安全センターが完成~天童市高擶(山形新聞)

立谷川沿いの県運転免許センターが廃止され、新たに県総合交通安全センターに移転するそうです。
旧免許センターは4/28に最後の業務を行い、5/2からは新しい総合交通安全センターで業務が再開されるとのこと。

しかし、記事の写真を見ると、とにかく大きいな。今の場所のものがボロいだけに、差が歴然としている。もっとも、そんなたいそうなものを作る必要があるのかどうかという話はあるけど。
ちなみに、
総合交通安全センターの開業について
を見ると、免許更新作業(というか、普通の人にとってこの施設を利用する目的は、筆記試験かこれしかないのだが)がずいぶんしやすくなるみたい。
まず平日の更新受付時間が拡大される。また、これまで休日に申請すると、後日警察署で受け取るか郵送を待つしかなかったのだが、即日交付に切り替わる。ん?急に即日交付が可能になった理由ってなんだ。ま、便利になるからいいけど。

これにあわせて、山形市内方面から北に伸びてくる県道山形羽入線、国道13号線から伸びてくる県道天道寒河江線の両道も開通した。両道ともこれまでの県道のバイパス的役割が大きく、田園地帯を直線で貫くいい道だ。山形羽入線なんか、下手すると隣の東北中央道よりも走りやすいかもしれないな。

施設も新しいし、アクセス道路も新しいとあって、手元の地図ではどこにあるのかわからんぞ。
遠方からの人は、国道13号線から天道寒河江線を使っていくのがいいと思う。これまでの免許センターに行くときに曲がる交差点(免許センター入口)を、これまでと逆方向に曲がって西に向かえばOKということで。バスはどうなるんだろ。前と違って、新しい交通安全センター周辺には何も無いからバス通るのかなあ。通らないと若者が試験受けに行くのが相当大変なわけだが。

2005年04月20日

山形市内循環バス1日乗車券を300円で発売

山形市内循環バス1日乗車券を発売(朝日新聞)

もっぱら買い物客や学生、老人に利用されている、山形市中心部のワンコイン循環バスが、利用者拡大を狙って動き出した。
記事によれば、16年度の利用者が前年度比で約3%減ったことから、一日乗車券の導入で観光客の利用拡大を狙うという。

なるほど、確かに山形では他にない約10分ヘッドの間隔(仙台との高速バスはあるけど)といい、ワンコインで乗れる料金設定といい、商工会議所は割と力を入れているよね。ただ、山形特有の一方通行の憂き目にあって逆ルートのバスが運行できなかったり、七日町通りのタクシーに悩まされたりと、乗る側にしてもいまいち有効活用されていないような感がある。交通事情全体から見て、もっと市民が使いやすいようなバスだといいのかもしれませんね。パークアンドライドの導入とか、けっこう面白いかもしれない。

もっとも、この一日乗車券だけど、市民にしてみれば一日に三回もバスに乗るかと言われるとなかなか難しいところがあるので、観光客にどれだけ浸透するかだろうね。そもそも、こんな循環バスがあるということも知られているかどうか怪しいのだから。

なお、バス停の位置などは、山形商工会議所の「中心街100円循環バス」のサイトに、PDF版と、GIF版あり。

GWの渋滞予測 山形県内の高速道路は10km以上の渋滞なし

GW:山形自動車道は10キロ以上なし--高速道路の渋滞予測 /山形(毎日新聞)

そりゃ、そうだよな。
むしろ、下旬のさくらんぼ渋滞の方が強烈だ。

さて、ここで10kmの渋滞と言われてもピンと来ないので、無理矢理に10kmの渋滞が発生したことにして、その長さを想像してみよう。要するに、山形の高速で「10km」を想像してみる。

(1)山形道の場合
・笹谷トンネル3つ分(3.38km×3)・・・ブルーだ。笹谷トンネルまるまる渋滞しているだけでもブルーなのに、3つ分。
・山形蔵王ICから山形JCTまで(11.0km)・・・あれ?これならそんなに遠くなさそうな気がするんだけど。
・寒河江SAから西川ICまで(11.1km)・・・わかんないけど、なんとなく長そう。

(2)山形道酒田区間の場合
・湯殿山ICから庄内あさひICまで(9.9km)・・・これはけっこう辛い気がする。
・櫛引PAから鶴岡ICまで(10.8km)・・・景色変わらないからなお辛いような。

(3)東北中央道の場合
・山形上山ICから山形中央ICまで(10.4km)・・・ああ、下道で行くな。こりゃ。

一般道でも置き換えてみる
(4)R13の場合
・米沢市花沢から高畠町糠野目まで・・・おいおい、糠野目橋の渋滞で困ってしまうのに、その距離かよ。
・南陽市赤湯バイパス終点から上山市羽前中山駅前まで・・・あながち渋滞しないとは言えない、R13の代替路が無いアキレス腱区間
・山形市飯田から山形北IC入口まで・・・考えただけで泣きそうになるな。
・尾花沢市R347交差点から尾花沢新庄道路入口まで・・・絶対渋滞なんかしないっつうの。

(5)R7の場合
・鶴岡市中野京田から三川ジャスコまで・・・冬に渋滞したら遭難しかねない。
・酒田ICから酒田市宮海まで・・・あの道路が渋滞するというのもすごい話だぞ。

普段平気に走っている10kmも、その距離の「渋滞」と考えると急に長く感じてしまう気がする。それと同時に、災害でも起きない限りそんな渋滞起きっこない、とも思えてくる。ねえ。

2005年04月21日

ガソリン高速がお買い得  というのは本当か

ガソリン高速がお買い得(朝日新聞)

これまでに何度か取り上げた、「高速道路SAPAでのガソリン価格」と「市中価格」の価格差のお話だ。前月の市中価格を参考にSAPAの上限価格が設定されるから、今の時期のように市中価格が急騰している時期は、SAPAの価格の上昇が遅れるため、結果としてSAPAの価格の方が安くなる。

さて、ここで消費者として考えなければならないのは、SAPAで給油したほうが本当に安いのか、ということだ。

記事によれば、山形道寒河江SAのレギュラーガソリンは1リットルあたり117円となっている。また、市中価格は同様に120.6円。セルフかフルか、あるいは会員か非会員かなどでばらばらだろうが、この数字を使って考えたい。また、車の種類もさまざまだが、面倒この上ないので、普通車・レギュラーガソリン・満タンが60リットルで考えることにする。早い話が、うちの車で考える。

小学生の問題として考えると、1リットルあたり120.6-117=3.6円だけSAPAが安いから、満タンに換算すると、216円安くなるわけだ。そう考えると微々たるものだな。

ここでネックになるのは、高速道路のSAPAにしかないということと、県内のSAPAガソリンスタンドは寒河江SAにしかないということだ。まさか遊佐や真室川から寒河江SAに給油しに行く人はいないだろう。というか、寒河江市内からでも相当のメリットが無いと行かないし。ここでメリットがあるとすれば、先にあげた216円だ。いちばん近い寒河江ICから山形道に入り、寒河江SAで給油し、スマートICで下りる。これがもっとも最短ルートだし、「わざわざ」感が少ない。

ハイウェイナビゲータで調べると、同ルートは、
寒河江→寒河江SA 2分 2分 250円 150円(通勤) 2.9km
とな。深夜割引の表示もあったけど、深夜割引される時間帯にガソリンスタンドは営業していないからカットした。

つまりあれだ、わざわざ寒河江SAで給油するために高速に乗ろうとする場合は、寒河江IC→寒河江SA→給油→スマートICから出るルートを通勤割引される時間帯に走る場合に限る、ということだ。それ以外だと、寒河江SAに行くだけで節約分をチャラにしてしまう。
また、寒河江SAに行くことによるガソリンの消費や時間的ロスも考えないと上手くない。いや、そこまで考えてガソリンスタンドを選ぶ人がいるかどうか疑問だが、そういう無駄なことを一所懸命考えるサイトだからしょうがない。
使用する車の燃費を1リットルあたり10km、タンクに入っているガソリンは120.6円で入れたものとする(市中価格に設定)と、「ガソリンを入れに行く経費」として、1kmあたり12.06円かかる。既に216円-150円=66円分しか節約できていないので、いつも入れているスタンドとの距離の差が、往復で66/12.06=5.47kmを超えると、「入れに行ったら赤字」になる。

これらを総合すると、いつも行っているスタンドの料金を1リットルあたりx円とし、寒河江SAまで行くことによって延びる距離をykmとすると、
((x-117)*60-150)/(x/10)≧y
が成り立たないといけない。面倒くさいので展開する。
((x-117)*60-150)/0.1x≧y
((x-117)*60-150)/x≧0.1y
((60x-7020)-150)/x≧0.1y
(60x-7170)/x≧0.1y
60-7170/x≧0.1y
600x-71700≧xy
71700≦600x-xy
71700≦x(600-y)
ですか?
展開したつもりが逆にわかりにくくなったけど、そういうxy条件でないと、わざわざ入れに行く必要はない。と。

まあもっとも、こんなことはハナから分かってて書いていたんですが、
普通に考えて、「高速乗ったついでに給油する」「ちょっと入れるには早いけど高速乗ったからついでに入れていく」「高速乗ったついでだからいつもより多く入れる」程度で、充分問題ないと思うんだけどね。
「わざわざ高速乗ってでも行った方がはるかに安い」なんて料金設定をしたら、それはそれで尊敬に値する出来事だけどさ。

ちなみに、寒河江SAのスマートICから入って、給油してからさりげなくまたスマートICから出たら、高速料金はゼロになるんじゃない?
と不埒な想像で、ハイウェイガイド仙台に聞いてみたところ「出られません」とのこと。やっぱりか。

「東北「道の駅」スタンプラリー2005」が23日からスタート

「東北「道の駅」スタンプラリー2005」を開催します(東北道の駅)

東北6県で115ヶ所もある道の駅。いったい誰が完走するんだと思ったら、前回は同僚が見事に達成してしまった。どんな職場なんだか。私は「やまがた温泉ラリー44」のレベルでお手上げだ。

なお、全部回らなくても、一定の条件を満たせば抽選で各賞がもらえるとのこと。それでも、努力賞にしたって、最低20ヶ所回らないといけないのか...。がんばれ、超がんばれ。

27日からETC割引後の料金表示に対応

ETC時間帯割引後の料金をETC車載器などでお知らせ!!(日本道路公団)

深夜割引や通勤割引など、ETC利用による割引が浸透しかけているが、いまいち割引感が分かりづらかったのは、この料金表示に対応されていないのも一因だと思う。例えば、通勤割引時間帯に、寒河江ICから山形北ICまで乗る。山形北ICで出るときに、レーン右の電光掲示板に表示されるのは、「普通  \450」だ(いわゆる通常料金)。本当に割引されたのかと不安になる。

また、ネット上での照会サービスでも即時には反映されず、(処理中)などと書かれるのがほとんどだった。車載器も割引前の料金を表示する。
そういった中で「多くのお客様からご要望を受けておりました(リンク先より抜粋)」システム変更に、ようやく対応できたことは、歓迎すべきこと。

まだまだ課題はあって、今回のシステム変更で残された「スマートICを利用した際の表示」「有人レーンでETCカードによる支払を行った際の表示」の対応は、それぞれ5月下旬と9月末までの予定。一日も早い対応に期待。

2005年04月22日

夜間通行止めめぐり地元と県が初協議 西川町の県道月山志津線

夜間通行止めめぐり地元と県が初協議-県道月山志津線(山形新聞)

冬は雪がすごすぎて道路がふさがり、春になってからようやく開業するスキー場、というほかに類を見ない月山スキー場だが、今年は「5月になっても『凍結の危険があるので』」ということで注目を集めそうだ。

正味な話、あれだけ雪が残っていて、しかもこの時期独特の寒暖の激しさもあるから、昼融解・夜凍結というシナリオは描けなくもない。
そういった意味では、事故を未然に防ぐという県の言い分もわからなくはない。とはいえ、春スキーの客にとっては最大のかきいれ時だし、唯一の交通手段なのだから、ここを通行止めされるのは痛い。例えば仙台の人が、金曜の退勤後に姥沢のロッヂを目指すとして、志津温泉を通る頃には通行止めだ。山形からだって、支度が終わってなかったり、出発が遅れればアウトになる可能性がある。
おまけに7時から早朝営業ってのをやるらしいんだが、志津温泉に泊まっている人は、その時間まで通行止め区間の手前で足止めを食う。
もっとも、それで影響を受ける人というのは、地元が言うほど多いのかという疑問はあるのだが、落としどころが難しそうだ。たぶん、ホントに凍ることあるだろうし。

厄介なのが、昨年までは通行止めと言いつつもフリーの状態だったということだ。県にしてみれば「もともと通行止めだったじゃん」という話。地元にしてみれば、「じゃあ危険を放置してきたのか」「去年まで何もおきなかったじゃないか」という、お互いに分が悪い状況。

行くとしても日帰りしかないので、どっちでもいいのですが(おい)、もうちょっといいニュースで志津や月山の話が広まればいいんだけどね。

蔵王エコーラインが半年ぶりに開通 蔵王観光のシーズンスタート

蔵王エコーライン:半年ぶり開通 本格的観光シーズン到来(毎日新聞)

へえ、あそこ県道だったんだ。
あそこを抜けて遠刈田に行ったりすることもなく、また癪なことにいわゆる「蔵王のお釜」は宮城県側にあるので、あまり利用しないのだけど。
むしろ、「半年ぶり開通」ということは、差引すると半年しか通れない道路ということ。改めて山形県を囲む山々の厳しさを見た気がします。

なお、山開きが行われたとはいえ、標高の高いところはしばらく寒いです。ましてガスった日には、下界と同じ服装では車から出られませんのでお気をつけて。

出羽三山と道路

かつて、今は亡きうちのじい様に「出羽三山って何?」と聞いたら「羽黒山・双葉山・前田山」と答えて、学校で大恥をかいた記憶があるが、言うまでも無く「月山・羽黒山・湯殿山」のことである。

という前フリはさておき、同僚から小粋なクイズを出されたのでメモがてら書いておく。

月山道路・羽黒山道路・湯殿山道路という、出羽三山の名前を冠した道路の中で、
Q1:有料道路でないのはどれ?
Q2:冬期間閉鎖されるのはどれ?
Q3:国道と接続していないのはどれ?

というもの。ぶっちゃけ、1つ間違えた。

A1:月山道路(そもそも湯殿山道路は、「湯殿山有料道路」が正式名称)
A2:湯殿山道路(11月~4月は通行止め)
A3:羽黒山道路(月山道路・湯殿山道路は、R112に接続。月山道路自体がR112自専道の通称だし)

尾花沢市の雪冷房システム

なんでも、日本の三大豪雪地帯というのがあって、出羽・尾花沢というのは飛騨高山、越後高田とタメを張るほどの豪雪地帯らしい。うん、確かに本州の平地ではそうかもしれないね。
それにしても、花笠発祥の地とか、スイカの名産地に比べると、いかばかりかマイナスイメージの強いアピールポイントだな。

さて、そんな尾花沢市が、豪雪を活用しようと数年前から始めているのが雪冷房システムだ。
雪冷房システムの実験2002(尾花沢市役所)
早い話が、冬の間に多すぎる雪をかき集めておき、夏になったらその冷気を使って冷房にしてしまおうという、現代版雪室ってわけだ。頭がいいのか悪いのかよくわからんぞ。

というわけで、実物を見てみたいので行ってみた。


やってきました尾花沢市役所。何度か来たことはあったのだけど、庁舎西側の雪貯蔵スペースを注意して見たのは初めて。

雪室全景(04/22撮影)

でけえ。
なんでも高さ7m、重さは140tあるそうな。おいおい琴の若何人分だよ、って話だ。

ちなみ、中のほうをのぞいてみると、こういう風に、中の冷気を取り込んでいる。
冷気の出口(04/22撮影)

もちろん、この雪山を作るにも、溶けないように何重にもおよぶ保温体制も、冷気を送るシステムにもお金はかかる。トータルで見て、はたして東北電力の電気代とどちらがいいかという話もあるけれど、邪魔者になりがちな雪を夏まで使うというのは、画期的なアイディアだと思ったよ。
言うまでもなく、環境にやさしいというのであれば、上に書いたような作業にかかる環境負荷も考えて比較しないといけないんだけど、そこはまだ調査が終わっていないみたい。

いずれにせよ、  我 が 家 で こ れ は で き な い な あ 。

2005年04月24日

開通式の30分後もう閉鎖 蔵王エコーライン

開通式の30分後もう閉鎖蔵王エコーライン(朝日新聞)

相手が天気とは言え、笑える。

海開き→冷夏
山開き→土砂崩れ
みたいなものか。

2005年04月27日

ようやく春、西吾妻スカイバレーが開通

ようやく春、西吾妻スカイバレーが開通(山形新聞)

西吾妻スカイバレーの除雪作業、始まる」から3週間あまり、ようやく西吾妻スカイバレーが開通です。大峠道路のおかげですっかり陰が薄い山岳ルートだけど、春から夏にかけて、人出があるんだろうな。

昼は眺望を楽しむ人たちで。夜は峠を攻める人たちで。

> 今年は雪が多く、路肩で雪崩が発生している個所もあり、一部片側交互通行になっている。
これはすごいなと思ったけど。逆に言えば、暖かくなるこの先しばらくは、注意が必要ってことだよな。同じく、雪が溶けて夜間に凍る恐れがあるのでこちらも注意だ。おかげで、来月15日までは夜間通行止めとのこと。大峠道路をご利用ください。

高速道路のガソリンスタンドが5月1日から値上げ レギュラーで+5円

高速道路等の給油所における石油製品販売価格の上限価格を改定します(日本道路公団)

まあ、「ガソリン高速がお買い得  というのは本当か」を書いてた頃からうすうす感じていたけど、やっぱり市中価格の変化に合わせて、SAPAのガソリン価格が値上がりします。
市中平均価格と同じ程度になるね。(市中はセルフを含めた金額なので、フルサービスだとほぼ同額になる)

どうしても気になる人は、4月の残り数日のうちに高速道路に乗る機会が合ったら迷わず満タンにしておくべきでしょう。

2005年04月28日

「ロケ地山形」売り込みへ・山形FC設立総会

「ロケ地山形」売り込みへ・山形FC設立総会(山形新聞)

いや、正直すまんかった。

「おしん…だよね?」酒田観光の目玉に、2代目「おしん像」が登場

おしん…だよね酒田観光の目玉に「像」再び(朝日新聞)

放送から既に22年。放送当時幼稚園児だった私が、ここでこんな偉そうなことを書き連ねるほどに時間が経過したとは言え、日本のみならずアジア各国においても「おしん」の知名度は高い。
山形で「おしん」ゆかりの地と言えば、最上川だったり、銀山温泉だったり、この酒田だったりと、割と分散している気がするが、逆に言えば、「巡る楽しみ」というのも生まれてくるのかもしれないね。とりわけ酒田ってこういう取組みに一歩引くようなイメージがあるから、これが起爆剤になってくれればと思います。

古きよき風情を残す山居倉庫と、現代の「夢の倶楽」が共存するように、新しい「おしん像」がドラマの中の風景と現代とを橋渡ししてくれればと思います。

最後に、正直な感想として、    「 似 て な い 」 

県道月山志津線、夜間通行止め解除に

月山の県道 きょう規制解除(読売新聞)

つい先週、「夜間通行止めめぐり地元と県が初協議 西川町の県道月山志津線」というのを書いたが、先の記事にもあったように早期に決着をみた。

安全を確保したい県と、通行を確保したい地元のせめぎあいの結果、
・地元住民が夜間に3回巡回する。
・凍結時は、県が速やかに通行止めにする。
・県も巡回を強化し、雪崩などが予想される場合も通行止めにする。
などで合意したとのこと。「安全はタダじゃない」じゃないけれど、道路も本来タダではないのですよ。それは公道全てに言えることで、これもある種受益者負担ってことなんだろうね。3回も見回りする労力を注ぐほど交通量があるんだろうか、「24時間通行可」を守る必要があるんだろうか、有料道路における公共性と採算性の問題に通じるところがある気がしてならない。

2005年04月29日

鳥海山にも春到来、ブルーラインが開通

鳥海山にも春到来、ブルーラインが開通(山形新聞)

昨年も思ったんだけど、ここ数日この関係のネタばかり。(笑

それにしても、あちこちの開通式の様子をテレビで見ると、なんか似たような人が先頭にいるような気がしてならない。

さくらんぼの花

東根のあたりではさくらんぼの花が見頃を迎えています。
見るものかどうかは微妙なところですが。

たぶん佐藤錦の花(04/29撮影)

特に県外の方に驚かれるのは、その色もさることながら、ソメイヨシノと違って葉と花が同時に見られるということ。
小さく白い花が、一かたまりになって咲くのは、ソメイヨシノとは違った美しさがあります。もっとも、その前に摘蕾と言う間引きの作業があるのですが、そこまで書くのは他のサイトに譲ります。(ていうか、うちはサクランボ農家じゃないので詳しく書けない)
なんだかんだ言って、やっぱりサクランボは手間暇と金のかかる果物です。今年は盗難が起きないといいなあ。

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