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2005年05月 アーカイブ

2005年05月01日

山形道・山形JCT附近で衝突事故 死者3人重軽傷者5人

山形道事故、死者3人重軽傷5人に(山形新聞)
県内で事故相次ぐ(読売新聞)

まず、亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

記憶が確かなら、県内の高速道路の事故としては2003年9月に山形道・月山IC~西川ICで発生した事故(死者4人)以来の痛ましい出来事になる。山新の記事の中に図で示されているが、ハンドル操作を誤ったことが、大惨事につながったように見える。

山形新聞より

ここから先は私の想像なのだが、事故の原因について考えてみる。軽自動車のほうは、もともと庄内方面に行こうとしてらしく、『事故前に「道に迷ったようだ」と妻に話していたという。』(山形新聞より)ことから、どうにか庄内方面に引き返そうと考えていたのだろう。どこから山形道を上り方面に走り出したのかわからないが、寒河江ICを越えて山形JCTにさしかかる。「ここならもしかしたら方向転換できるかも」あるいは「ここで降りて庄内方面に引き返そう」と思ったのだろうか、JCTの減速車線に入ろうとするも、直後に右ハンドルを切ってワゴン車に衝突する。おそらく、JCTに進入しようとして途中で気が変わったのだろうけど、急にハンドルを戻したため、このような結果になってしまったのではないだろうか。

『県警は「車外放出を防ぐため後部座席でもシートベルトは必ず着用して欲しい」と話す。』(読売新聞より)とあるが、「それにしても」という思いはぬぐえない。あ、もちろんシートベルトはしっかりしてくださいね。後部座席の人は、油断しやすい上に、運転席と違って瞬間的な危険の察知ができないので。で、話題を戻すと、たとえば、JCTにおける方向表示は混乱しないようなものだったのか、テーパー長は適切なのか、そういったことも検証しないといけないよね。高速道路なんてのは、初めて通る人だってわんさかいるわけだし。

六十里越街道復興の今後の計画まとまる

六十里越街道復興の今後の計画まとまる(山形新聞)

なにやら先日から西川町の志津温泉が熱いですよ。
志津温泉の景観整備のほか、遊歩道の整備も行うそうです。歩いてる人なんていたっけか。山菜を摘む地元の人しか見たことないような気がするけど。
ひなびた温泉地なので、やり方しだいによっては化けるような気がしなくもないです。

2005年05月06日

そういや二輪車のETCはどうなった

二輪車ETCの試行運用について(国土交通省)

ETCの使用を待ち望んでいるライダーの皆さん、ゆっくりですが、導入に向けて進みつつあるようですよ。
全然関係ないけど、連休中にR348で追突しかけたライダーさんごめん。
そして「プロライダー」を「プロバイダー」って読んだ私、逝ってよし。

ETC車載器リース制度がスタート

ETC車載器リース制度実施中!(ORSE・財団法人道路システム高度化推進機構)

昨年の12月に「ETC車載器をお手ごろ価格でリース 国交省が05年度から」というエントリーを書いたが、知らぬ間に制度が始まっていた。
だから、こういうプレスリリースは上手くやれっての。


12月に書いた際には、具体的なシステムとして、

> ・利用者は、取り付け費用+月額数百円程度のリース料で、トータルの支出は1万3,000円程度
> ・支払いは、ETCカードのクレジットカードから引き落とし
> ・リース期間は最長3年間で、利用者が期間を選べる
> ・もちろん、リースが終わったら(つまり一定額を払いきれば)利用者のものになる
> ・2005年度の早い時期に受付開始、100万台程度を予定

と書いたが、具体的にはちょっと違うようだ。例によってHPから読み取れる部分を私が羅列するだけなので、実際にこの制度を利用しようと思っている人は、いちばん上のリンク先から飛んでよく読むことをお勧めする。

まず、費用については、原則として「車載器導入に関するリース・割賦・クレジット払いのうち5250円分を助成する」ということ。私がイメージしていた、「全国一律で、どこかがどばっと定額のリースシステムを構築する」というのが妄想だったらしい。
よって、当然、車載器を取り付ける店によって支払方式もまちまちなので、詳しくは「リース制度取扱店」を見ていただきたい。
ま、概ね12月に書いたような金額なんですけどね。

その他、ほとんど12月に書いたようなのと一緒なんだけど、微妙に異なるのは制度が利用できる台数と期間。延長されるかもしれないけど、今年の9月いっぱいまでだって。しかも先着70万台なので、いっぱいになったらそこで打ち止め。延長されるかも、と書いたのは、「リース制度受付状況」によれば、4/28から5/5までの1週間に受け付けた件数は、23件。うは。
もっとも、大型連休中というのもあるし、これからというのも考えられるけど、どうもやはり全国一律のリースシステムを作れなかったことや、メリットの打ち出し方(5250円の助成って言われても、それだけじゃ他の助成制度と大差ないよ)に問題がある気がしてならない。

そして、何より困ったのはこのシステムが利用できる店の少なさ。全国で僅かに11件だよ。北海道・東北・北陸・中国・九州はゼロだよ。これ今後増えるのかなあ。

乗用車がガードレールに激突し炎上・大破、女性大けが 山形道

車がガードレールに激突し大破、女性大けが-山形道(山形新聞)

危なっ。
というか、それで腕の骨折だけで済んだというのは、むしろ不幸中の幸いだったと言うべきかと。

2005年05月18日

月山IC付近で法面が崩れかける

月山IC近くの法面崩れかける(朝日新聞)
山形自動車道月山IC付近の切り土のり面の変状発生について(日本道路公団東北支社)

10日に発生した変状を12日に発表するというのはいかがなものよ。

そして、「法面」の読み方が「のりめん」というのも初めて知った。要するにどこの部分のことですか、と公団の知り合いに聞いたところ、
・平地で土を盛っている部分では、盛っている土の斜面
・山などで、土を削っている部分では、削られた斜面
「つまり、手を加えてできた斜面の部分ってこと?」「うん」
だそうな。


発生後すぐに、計器による監視と土嚢による安全確保を行っているが、16日には
山形自動車道(西川IC~月山IC間)の片側交互通行規制について(日本道路公団東北支社)
ということで、21日にかけて、防護柵を設置する工事を発表した。

この作業による片側通行規制範囲は、月山湖PAすぎ(81.3KP)から月山ICまで。最大で15分程度の待ち合わせがあるとのこと。何かの本で読んだけど、去年の月山道路での斜面崩落の時に、この前後の山は崩れやすい土質っていう話だそうだ。この程度の我慢なら、斜面崩落するよりはいくらかマシね。

それよりいくらか不満なのが、プレスリリースに地図くらい載せろと。
今回の現場は、ここ(マピオン)
現場もさることながら、規制範囲の地図くらいつけないと、規制の直前とかで追突事故なんかがおきたって知らないぞ。

寒河江SAでも割引通行料金の表示に対応 20日から

ETC時間帯割引の料金表示について(日本道路公団東北支社)

以前、「27日からETC割引後の料金表示に対応」というエントリーを書いた際に、
> 今回のシステム変更で残された「スマートICを利用した際の表示」の対応は、
> 5月下旬までの予定。一日も早い対応に期待。
と書いたが、寒河江SAをはじめとする東北のスマートICでの料金表示は、20日までに全て対応されるとのこと。

ところがこの記事で驚いたのは、酒田区間って未対応ってこと。
走っていて割引が実感できるというのは、けっこう嬉しいことだと思うから、早期に対応したほうがいいと思うんだけどなあ。

ETC利用率が40%を突破

ETC利用率が40%を突破!(国土交通省)

お上は気楽だなと思う反面、4割と言う数字が少し眉唾物。はたして県内の料金所で4割使っているかな?その割には、都心部で利用率が異様に高いかと言えばそうでもない。やっぱり田舎でもけっこう使う人が増えているんだろうか。


ここで利用率が高まると、次のような考えが出てくる。
・ETCレーンの活用について
・収益について

レーンについては、山形県内では大部分が1:1。山形蔵王ICでもETC1に対して、有人が2あるいは3だろう。ところが、ETC利用者が増えると、レーンの増設という問題が出てくる。県内ではさほど問題にはならないだろうが、料金所の本線からの合流部分でにありがちな「ETCレーンを目指す車によるクロス」は怖い。仙台に行く時に仙台宮城ICを利用するが、仙台南方面から降りてきて、レーンに向かうとき、泉ICのほうから降りてきた車と接触しかけてヒヤリとなる。まして、その車がETCをつけているかどうか、減速するかどうかなんて外見では区別できないから怖いよね。

そして、今のところETC車が優遇されている料金制度はどうなるんだという話。割引の対象となる車は増えるが、そのことが全体の交通量の増加に直接繋がるかと言えば、答えは「NO」だ。極端なことを言えば、減益になる。もちろん、ETC導入によるコストの節減の方が大きければ問題ないだろうが、そうもいくまい。このあとの利用率が、料金制度を見直すほどになっていくのかわからないが、気になるところだ。

2005年05月19日

「やまがた夏のエコスタイル・キャンペーン」推進委、「ノーマイカー通勤日」を提唱

MOTTAINAI・やまがた:「ノーマイカー通勤日を」--夏のエコ推進委 /山形(毎日新聞)

試しに、去年の取組み内容を見てみた。
平成16年度 やまがた夏のエコスタイル・キャンペーン(山形県)

> 1 重点取組み項目
> (1)執務室、会議室の冷房温度を28℃に設定
> (2)ノーネクタイなど暑さをしのぎやすい服装の奨励

うわあ、ノーネクタイ→過ごしやすい→冷房の設定温度を下げずに済む→省エネルギー
という小学生が絶対思いつかないような回りくどい考え方に乾杯だ
尾花沢の雪冷房システムぐらい豪快な解決策を入れてみてはどうだろう。まずは率先して松山の県庁から。県庁の裏手の駐車場を少し潰してさ。ノーマイカー通勤の促進にもなるし、冷房も押さえられるし。

って書いたところで、県庁裏手の駐車場は慢性的なスペース不足なことを思い出した。雪の塊なんか置いた日には県民から怒号の嵐だ。むしろ、あの駐車場問題を解決するために、こんなマイカー通勤抑制の案を出したんじゃないかという気すらするね。

それはそれとして、ノーマイカー通勤というのは割と賛成。とはいえ、代わりに何で通うのよ?というのはあるので、例えば期間中バスの本数を増やすよう要請するとか、シフトしやすい環境作りも提言してくれると嬉しいな。

県道酒田松山線旧道導く標識1年書き換えず

県道酒田松山線旧道導く標識1年書き換えず(朝日新聞)

記事のサブインデックス「この道はどこへ行く道」というのもいいんだか悪いんだか微妙だ。
何しろ、旧道とは言え酒田へは通じるのだから。

ちょっと場所がわかりにくいので、地図を載せてみる。平成16年の6月に開通した新しい道路なので、まだマピオンなどには載っていない。やってはいけないことだが、砂越バイパスを勝手に赤線で加筆してみた。問題の標識がある場所が、十字のポイントになる。

平田町大字砂越附近

この砂越バイパスによって、県道がJR羽越本線をオーバークロスする際のボトルネックを解消する効果が期待できるのは間違いない。写真で見る限り、かなりいい道路だ。
主要地方道 酒田松山線「砂越バイパス」開通(山形県庄内総合支庁)

一般的には、開通と同時に周辺の案内標識も直すべきもの。砂越バイパスの例では、酒田側では直接旧道から分岐する形なのだが、平田側ではちょっと外れた場所までの開通になっていることから、これは当然案内標識のことも考えねばならないはずでしょう。現地を見ていないからなんとも言えないけれど、酒田側から砂越バイパスを抜けてきて、町道にタッチする手前にはきっと、「←遊佐 →平田・松山・R47」みたいな案内標識を作ったはず。そのときの発注に含められなかったのかなあ。件の交差点の改修工事に含めるよりもよっぽど効率的だったと思う。はからずも、案内標識ひとつで、交通量が増えたり減ったりするといういい例になったわけだ。

それにしても、あれを直すのに10万円というのは高いんだろうか安いんだろうか。

2005年05月20日

交通安全で異世代交流 金山町で寿大学開講

交通安全で異世代交流 金山町で寿大学開講(朝日新聞)

そうそう、じい様ばあ様って昔からその地域を見ているから、どこが危ないとかをよく知っているんだよね。子や孫にそういうのが伝わるのはいいことだよね。

と思ったら、全然違うじゃないか!
「高齢者が次の世代を担う若者に、文化や(ryを伝承する」みたいな意味で「寿大学」かと思ったら、高齢者が受講するのか。それにしても、「ちょっと一杯が・・・・・・ドカーンの巻き」これは見てみたいかも。
いずれにせよ、高齢者が巻き込まれる事故の比率は依然として高い数字で推移しているので、「ちょっと一杯が」に関らず、こういう催しが広まって、事故が減ったらいいと思った。

県道路公社ほか3公社の理事長に初の民間人

地方3公社の新理事長に初の民間人(読売新聞)
県土木部所管3公社の理事長に尾原氏(男山酒造社長)(山形新聞)

今年の1月をもって統合された(実質はまるっきり統合という風には至っていないらしいが)土地開発公社、住宅供給公社、道路公社のトップに男山酒造の尾原儀助社長が就任とのこと。なんか出羽桜酒造の社長もこういうことやってなかったっけ?

ここ十年くらいの間に、公共事業が減り、住宅市場も一段落し、西吾妻や鳥海といった有料道路も償還を迎え、規模の縮小と効率化が求められている折、単にトップが変わるだけではなくて、新しい役割を担っていって欲しいものです。いや、いらないって思ったら無くしちゃってもいいと思うけどさ。

それにしても、道路公社のHPを見て驚いたのは、霞城セントラルの中にある駐車場って、道路公社がやっているんだね。おまけに道路公社が管理しているからなのか「路線名:市道城南50号線」ってなってる。なんか、無理矢理というか不思議な感じがするね。

2005年05月21日

中心街100円循環バス1日乗車券 発売1ヶ月で売上は30枚

売上たった30枚 山形「循環バス」フリー券1カ月(産経新聞)

1ヶ月前の「山形市内循環バス1日乗車券を300円で発売」というのを書いたが、心配したことがそのまま出ていて、あちゃあという感じ。

> フリー乗車券の販売を代行する山交バス案内センターは
> 「買い物で利用する人は、三回以上乗車する必要がないので売れていない」という。

そりゃそうだろ。そもそも1日乗車券なんていうものは、明らかに非定期利用者が対象と相場が決まっている。もっとも、100円で売り出せば話は別だろうけど。
記者発表がGWの1週間前だったから、連休期間中の売上が一日一ケタというのも大目に見てもよさそうな気がするが、夏コケたら考え直した方がいいと思う。

2005年05月25日

女性はね連絡先告げ立ち去る→電話したら別人

道交法違反:該当者に電話すると別人・・・ 女性はね連絡先告げ立ち去る/山形(毎日新聞)

こんなこともあるもんなんだ。
右足の骨が折れていて気付かなかったこの人もすごいけど、はねた側の男性が故意に偽りの連絡先を教えていたのだとしたら、とんだ頭の回転だ。気が動転して違う連絡先を教えたのかもしれないが、警察を呼ばずに去ったあたりに、「もしや?」という気がしなくもない。とはいえ、私も似たような状況で二度ほど車にぶつけられたことがあるけど、あまりに何もなさそうな場合、呼ばないこともあるけどね。特にぶつけられた側が大丈夫な場合。

ところが、こういう状況になった場合、被害者としては泣きそうな話になる。どうしたらいいだろうか。
幸いにも高校の同期に警察官がいるので聞いてみた。経理の担当だけど。

自分がぶつけられた場合、相手の連絡先を聞くのはもちろんのこと、「車のナンバープレートを控えることが大切」だという。極端な話、今回のように違う連絡先を教えられることもあるし、免許証とかを見せられても、名前や住所などの情報が多すぎて、覚えきれない場合もある。あ、メモ帳とか常に携帯しているひとなら問題ないのだろうけど。その点、ナンバープレートは10程度の文字しかないし、きょうび携帯電話のカメラで簡単に控えられる。ユニークな情報だし、警察の手にかかれば一発で相手がわかる。「プレートを偽造していたらお手上げじゃないか?」と言ったら、「それはそれで、その件でも捕まえるよ」とのこと。やるな、経理担当。

2005年05月31日

R13・R112の4ヶ所に「デンジャーゾーン」設定へ 名称・色を公募

国道4カ所の事故多発地区をカラー舗装-名称や色を公募(山形新聞)
「デンジャーゾーン舗装(仮称)」の試行実施について(国土交通省・山形河川国道事務所)

以前、「事故多発地帯をカラー舗装 ~ 「デンジャー・ゾーン」を設定へ」というエントリーでも取り上げた「デンジャーゾーン」がついに動き始めましたよ。これで、どんな名称が飛び出してくるかが非常に楽しみだね。「魔の~」とか「死の~」とかいかめしいのがついたらどうしようなどと、無駄に心配してしまうぞ。

そういや、雪はどうするんだという心配を前にしたが、R13やR112ならしっかり除雪するだろうから問題ないな。むしろ、毎年カラー舗装する必要がありそうな気がする。それ以前に、雪道全てが「デンジャーゾーン」なわけだが。

山新の記事や国交省のページを見てもいまいち場所がわからない人にためにリンク。ていうか、半角カナなんて使うなよ、国交省!
・R13新庄市山屋:山形クボタの交差点
・R112西川町海味:JAさがえ西村山西川支所附近
・R112鶴岡市宝田:このへん
・R112鶴岡市大字茅原草見鶴:このへん

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