●音楽室→A
音楽室は、本校ロケでは一番と使われた校舎ですが、夏休みの補習のうち、一番最初の授業シーンは音楽室で撮影されました。多目的A教室本校舎3階から見下ろす形でとられています。
なお、多目的A教室から音楽室を見下ろす形でのシーンはもう一つあります。伊丹弥生先生(白石美帆さん)が、小澤忠彦先生(竹中直人さん)にお礼を言う場面です。
●1年2組教室→B
ア:冒頭の授業シーンその2
日本史の補習授業はこの教室で撮影されました。
当初、エキストラ担当の方からは、1分ほど授業をしてくださいということでしたが、実際カメラが回っていたのは12秒だったそうです。カメラがレールからはずれるなどのハプニングがありました。
方言担当の、眞島秀和さんから、「先生もっと訛って」とアドバイスされましたが、緊張すると方言も話せないものだと思いました。
教科書とか授業内容などに事前の指示があり、学習プリントなども用意しましたが、映画を見る限りにおいては、さっぱり写っていません。
なお、小道具についていえば、音楽室の賞状とか音楽部のファイルの背表紙まで、「山河高校」になっていました。すごいこだわりだと思います。
撮影が終わってくると、監督から「映画見ている人は、プロがやっていると思ってみますから・・・」と声をかけてもらいました。
イ:小澤先生の数学教室
小澤先生の数学の補習授業。エキストラの生徒は主に1年2組(当時)の生徒でしたが、スウィングガールズのメンバーが大人びていて、とても同級生という雰囲気はありませんでした。数学の授業はとても難しい内容だったようで、事前に板書内容等の確認の問い合わせがあったそうです。
主役の鈴木友子(上野樹里さん)が、グラウンドの吹奏楽部のバスを眺めて「いいなあ」とつぶやいたのもこのクラスからです。
●1年3組教室→C
補習シーンの3つ目が撮影されました。あまりストレートに山形とわからないようと1度書いた板書を書き直したそうですが、映画で黒板は写っていません。
●音楽室前廊下
ア:補習に行こうとする鈴木友子らグループを拓雄が呼び止めて、「(食中毒の)責任をとって吹奏楽をやれ」と迫るシーン。→D
イ:音楽室の棚から転げ落ちたジャズのレコードがころころ転がっていくシーン。→E
●美術室→F
ア:転がってきたレコードを、野球部の井上がグラブでキャッチして、レコードを追いかけてきた拓雄に説教するシーン。(原文のまま)
イ:美術室は、俳優さんたちの控え室になっていました。
●美術室からの外の階段→G
関口香織(本仮屋さん)が、メンバーに先駆けてトロンボーンの音を出せるようになったシーン。あきらめかけていたメンバーの気持ちを引き留めることに。(原文のまま)
●保健室前廊下→H
個人的には、本校のシーンでは一番好きなシーンです。夏休みが終わって、友子が斉藤良江(貫地谷さん)を見かけるシーン。お互い言葉をかけたくて果たせずのところ。良江が眼帯をゴミ箱に捨てるのもここにあるゴミ箱。
(高畠高校作成の「スウィングガールズ ロケマップ」より)