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ロケ地巡りその1

おおよそ、ストーリー(黒字)に沿って進み、ところどころ無駄な解説(茶字)が入ります。で、最後にロケ地の場所を書くことにします。

東北の片田舎にある山河高校(*1)が映画の舞台。野球部の応援に向かう吹奏楽部と、吹奏楽部へ弁当を届ける業者がすれ違うところから物語が発展する。
校庭で立ちつくす弁当屋を、補習授業ほったらかしで見ていた友子が見つける。補習をサボる言い訳にと、弁当屋に代わってみんなで球場まで持って行くことになる。

物語の重要な場面が続くこの学校は、高畠町にある県立高畠高校。実はこの校舎が使われるのも今年限りになってしまう。来年以降は、現在建設が進んでいる新校舎に移転することになっており、今回の映画はよい記念になったのではないだろうか。

(04/09/18撮影)
↑グラウンド入口から見た校舎

(04/09/18撮影)
↑友子が校庭を見下ろしていた教室

同じ補習に参加していた総勢13人で、電車に乗って一路球場へ。

この映画に登場する列車のシーンは、全て山形鉄道フラワー長井線。映画にあわせて「スウィングガールズ・トレイン」が運行されているが、ここではそれには触れずにおこう。ここで、2両編成の列車が田園地帯を走り抜けるシーン(*2)が挿入されている。予告編の頭でも使われている長閑な風景は、長井市の白兎駅付近のもの。なお、車内で弁当をパクつく場面も、車窓の風景を見る限りこの付近。
なお、タイトルが映し出される列車の全面かぶりつき状態の映像(*2-1)も、羽前成田から白兎にかけて。よく見ていると、ちょうどタイトルが出ている頃に、画面左手にT字路の黄色い看板と、線路側にだけあるガードレールに気付くはず。

(04/11/23撮影)
↑インサートされた田園地帯を走る山形鉄道

(04/11/21撮影)
↑実際んとこ、この前後であまり風景は変わりません。

いつしかみんな寝てしまい、直美が「降りるとこ、この駅(*3)だっけぇ?」と言ったときには時既に遅し。次の駅(*4)で降りてみれば、次の下りまで1時間!しょうがないので、歩いて戻ることにする。

降りる駅は、山形鉄道の赤湯駅。ホームを歩く学生達に隠れて、山形鉄道のホームである4番線のプレートが見える。同じように車内からの映像も(恐らく)そう。終着駅なんだから閉められるはずが...というのは無粋な話。さらに話はワープして、降り立った駅は南陽市郊外にある梨郷駅。タイミングによっては、本当に戻りの電車まで1時間あったりするから要注意だ(長井09:08→09:27梨郷11:14→長井11:33)。

(04/09/23撮影)
↑赤湯駅に到着した山形鉄道の列車

(04/09/23撮影)
↑直美が向かいで居眠りしていた友子に話しかける場面。しかし、本当にマイペースな子だな。

(04/09/24撮影)
↑梨郷駅に到着したシーンをマネして。ちなみに時刻表をのぞき込むシーンがあるが、実際にはホームには無い。

しばらく線路(*5)を歩いていると、なぜか背後から列車がやってくる。時刻表読み間違えかよ。田んぼにダイブしてどうにかやり過ごしたが、案の定泥だらけ。

梨郷駅からおりはた駅に向かって歩く形になる。美白云々の話が出る頃に、後ろに見える送電線の鉄塔が目印。しばらくおりはた駅方向に歩いてから電車に気付くのだが、実際に近くに立ってみたが(マネしないで下さい)、線路から田までって結構離れている。流石若者、跳躍力が違う。ちなみに、エンドロールの「LOVE」を歌いながら13人が線路を歩くという、実に楽しそうに写っている写真もこのあたりで撮ったもの。いい写真ですよね。

(04/10/10撮影)
↑「田んぼの水でも飲め」というのはこのあたり。やはり1/2キロポストは目立つ。右後ろの骨だけになったビニールハウスも目印。

(04/10/10撮影)
↑歩き始めた13人が写る場面。そうか、美白か。

(04/10/10撮影)
↑けっこうスピード出てる。田んぼにはまるくらいで済んでよかったよかった。

(04/10/10撮影)
↑友子が大あわてで弁当のおかずを拾う場面。左後ろの二本棒がポイント。なんか前後のシーンで場所がおかしい気がするけど気にしない。

(04/9/24撮影)
↑13人が明るく元気よく収まっている場面。可哀想に、目をつむっている子がいましたね。

泥まみれになった制服を川(*6)で洗い、ガールズは球場に向かう。(以下、その2で)

この川で洗濯(桃太郎かよ)の場面が、最初どこだかさっぱりわからなかったのだけど、義弟があっさり謎を解いてくれた。後ろに写っている鉄橋は、山形鉄道ではなく米坂線の鬼面川鉄橋とのこと。そりゃ気が付かないや。
ということは日を改めて鬼面川のシーンを撮ったのかと思ったら、パンフによれば上からレインコートを羽織って移動したとのこと。いやまいったまいった。なお、同じ様な構図で見てみると、水量の関係からか水無川に見える。これのために石でも積んで流れを変えたか、頭首工を開けてもらったのかな。何やら鉄橋に向かって左の方から水が流れてたようにも見えたから、大道具さんが頑張ったか。

(04/9/24撮影)
↑映画の中で使われたのは、おそらくこのあたり。

(04/9/20撮影)
↑上の場所から少し移動すると、けっこう急な流れになる。

●場所(地図は、地図編などで)

(*1):山形県立高畠高校
住所:東置賜郡高畠町大字高畠
交通:米沢南陽道路南陽高畠ICからR113,R399で約4km

(*2)(*2-1):白兎駅付近
住所:長井市大字五十川あるいは長井市大字勧進代
交通:長井市街から県道9号線で約5km

(*3):赤湯駅
住所:南陽市郡山
交通:米沢南陽道路南陽高畠ICからR113で約4km

(*4):梨郷駅
住所:南陽市竹原
交通:米沢南陽道路南陽高畠ICからR113で約10km

(*5):梨郷駅付近の線路
住所:南陽市和田あるいは南陽市羽付
交通:米沢南陽道路南陽高畠ICからR113で約9km

(*6):鬼面川鉄橋
住所:米沢市塩井町塩野
交通:米沢市街からR287で約5km