山交バス山形―仙台間を800円に値上げへ(読売新聞)
山形の経済:山交バス、山形-仙台間の路線バスを片道50円値上げ /山形(毎日新聞)
意外かもしれませんが、YahooやGoogleの検索でこのblogに来る人の中でいちばんの人気は1年以上前のエントリー「富士交通が高速バス・山形-仙台線から撤退」です。「富士交通 仙台」とかそういうキーワードが多いんです。
で、そのエントリーの中でずいぶん高いテンションで
> これで「燃料の価格が」などと言って値上げしたら、マイカーで仙台行くぞ、こら。
と書いたのだけど、まさにそのとおりの理由で値上げすることが決まりました。共同運行の宮城交通も値上げの方針で調整中とのこと。そりゃまあそうでしょう。「同一路線で運賃が違うのは、利用客に説明がつかない」って言ったんだから。
確かに、燃料価格の高騰は今年前半に痛いほど味わったので(と言っても運送業の社長さんとかにくらべれば微々たるものだけど)、理由はよくわかるのだけど、どうにも「もともと対抗値下げで下げていたので」とか「取れるところから」的な雰囲気はぬぐえない。納得しきれない部分はあるけど、いたしかたないのかなという気はする。うーん、そういう考えが寡占業者を増長させちゃうんだろうか。車で行くぞ、って言ったけどたぶん利用するだろうしね。うーん。
運賃のほか、回数券も値上げするんだって。でも値上げ前に購入した分はその後も引き続きつかえるそうなので、ある程度買いだめしたほうがいいのかな。定期運賃はそのまま。
ちなみに、読売新聞から引用すると、
> 山交バスでは「このままでは車両点検などにも支障をきたすので、安全確保のためにも了解いただきたい」と話している。
とのこと。「燃料費の高騰でアップアップです→安全確保の予算を削りそうです→それって乗客のみなさんも困るでしょ?」という意味不明な論理で乗客を脅さないでください。