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富士交通が高速バス・山形-仙台線から撤退

山形-仙台線の高速バス、富士交通が撤退へ(山形新聞)
富士交通高速バス仙台線来月9日で路線撤退 社長「競合と体力差、規制緩和意味ない」(産経新聞)
富士交通山形~仙台間高速バス撤退(朝日新聞)

「やっぱりか」という感じ。山交にガチンコを挑み、結果として安くなったのもよいし、さすが観光バス企業とあってサービスも山交・宮城交通に比べて格段によかった。しかし挑んだ相手が悪すぎ。民事再生法の話が出たときは、最初に切るのは山形だよなと思ったが、本当にそうなってしまった。
対抗値下げをしてきたことによる純粋な敗北に加えて、原油価格の暴騰も響いたと記事には書いてあるが、少し見通しが甘かったのではないかという気もするぞ。

山交らが対抗値下げをした時に、「同一路線で運賃が違うのは、利用客に説明がつかない」という詭弁を吐いたが、たぶん利用者の半数は「いきなり値下げができたことの説明がつかない」と思ったろうな。これで「燃料の価格が」などと言って値上げしたら、マイカーで仙台行くぞ、こら。

しかし、これを見ているとヤマト運輸と郵政公社の民業圧迫がどうのこうのというのは、なんだかなあという気になるな。

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2004年10月27日 11:47に投稿されたエントリーのページです。

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