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ETC利用率が50%を突破!の「ほんとかね」

ETC利用率が50%を突破!~最近のETCの利用状況について~(国土交通省)

今日の国土交通省の発表によると、9/30~10/6におけるETC利用率が、週平均としては初めて50%を突破したとそうだ。首都高に至っては、60%を超えているという。ほんとかね。
でも、回りの状況を見ても、高速道路を通っている車の半分以上にETCがついているとは思えないよね。職場の同僚や近所の人の車を見て、搭載している車が50%を超えていたら、かなりすごい環境にいると思う。

これが、ETC普及率のトリックとも言うべき面白い点。そもそも高速道路は、言うなれば鉄道で言うグリーン車のようなものだから(極論だけど)、ユーザはけっこう偏るもの。交通センサスの結果を見ても、車種構成を見ると、乗用車:(バス+貨物)はほぼ1:1という。つまり、高速道路を利用する車は、商用車が多いということ。暴論だけど、交通台数の半分が営業車・貨物車だった場合、それらが全部ETCを載せてしまえば、マイカーにまったく普及していなくても50%になるという。つまり、「ETC利用台数の増加」≠「身の回りの車でのETC普及率の増加」なわけ。

さて、春先にすったもんだした別納プレートの廃止以降、営業用の車でのETC普及は急速に進んだ。それが、この1年で倍以上に普及した最大の理由だと思うけど、今度はハイカの廃止もあるから、ここからますます普及していく、いや普及せざるを得なくなっていくのかもしれないね。

これがますます加速していくと、料金所渋滞の解消も期待されるけど、ETCレーンの増加→人が収受するレーンの減少→人件費コストカットっていうのも出てくるらしい。結局、誤進入への対応やメンテもあるから、後者もそんなに期待できそうにないんだけど。

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2005年10月12日 16:28に投稿されたエントリーのページです。

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