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道路4公団が民営化してました

東日本高速道路株式会社

民営化の日が土曜日ということで、すっかりとりあげるのを忘れていたけど、日本道路公団など道路関係4公団が民営化しました。県内ニュースではほとんど取り上げられていなかったけど、なんかイベントやってたらしいですよ。

そして、いちばん上が新しい会社(と言っても分割民営化後、山形県を管轄する東日本のやつだけだけど)のHPです。んー、まだまだこれからって言う感じかな。何より、以前の道路公団時代のURLがそのままだと開けないと言うのは、不都合ありまくりなんですが、このサイトでは。

民営化して、すぐに何かが変わるのかというと、まあ普通に考えて利用者にとっては看板の架け替え程度にしか移らないのだけど、実はさりげに重要な変化もありました。


矢本石巻など10線バイパス型指定 個別償還など検討(河北新報)

利用者にとって、ちょっと響いてくるのがこれ。いわゆる「高速道路」と(見た目はほぼ一緒だけど)違う「一般有料道路」について、扱いに変化があったんですね。これまでの考え方では、

---
一般有料道路は、毎年の収支差で建設費の償還を進めるという点では高速道路と同じですが、高速道路が全国料金プール制であるのに対し、道路別に償還を進める個別採算制を採っているという点と損失補てん引当金制度があるという点で違いがあります。
---(以上、日本道路公団「営業中一般有料道路の収支状況(平成16年度)」より)

という考えで、要するに有料道路ごとに独立採算を採って償還をするというしくみ。ところが、民営化するにあたって、一般有料道路を「バイパス型」「ネットワーク型」という2つに分類した。前者は、今の国道を補完する役割なので、これまでどおりの償還もしくは、地元自治体への売却を行う。しかし、後者については、その他の高速道路と一体化し、ネットワークの一部として将来活用する予定があることから、独立して償還をせず、高速道路事業全体の中に組み込んで、最大45年以内という償還期間をもって償還するというものになる。

さて、かいつまんで山形県民にとって変化したことを書くと、こうなる。
・日本道路公団が民営化した。
・会社の名前は「東日本高速道路株式会社(ひがしにほんこうそくどうろかぶしきがいしゃ)」だ。
・でも、普通に走る分にはこれまでといっしょ。

・米沢南陽道路は「ネットワーク型」に入れられた。
・ということは、平成39年(22年後)に無料開放予定だったはずだけど、最長で平成62年(45年後)まで料金収受が続くのですね。

てな感じ。以下は想像というか憶測で書きます。
・現在、一般有料道路は「償還期間や交通量etcを勘案して個別に料金を定める」はずだけど、ネットワーク型になったことで、高速道路と同じような料金体系になるのかな?
・ということは、ざくっと計算すると、現行普通車300円が、400円になるよ。(km単価24.6円の現行体系で計算)
・というか、ETCのマイレージも同じように50円1Pにしてくださいよ。

うーん。どうなっていくんだろうね。

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2005年10月03日 14:59に投稿されたエントリーのページです。

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