なぜか上山の秋の風物詩になっている全国かかし祭り。要するに、「かかし」が山ほど並べられている祭りなんです。よそから来る人にどんな祭りかと聞かれても、こう答えるしかない。しかも、全国と冠しているけど、全国から寄せられているとはちょっと思えない。
よくある一般的な案山子と違って、世相を反映したようなシュールな作りが楽しみなんだけど、どうも近年は「おいおい、それってカカシなのかよ」というようなものが多くて困る。今年もあったよ、どう見ても立て看板だろっていう作品が。
ちなみに、いちばん今年っぽかったのが、こちら。遠く離れていてもやっぱり「愛・地球博」
奇をてらいすぎてかかしっぽくなくなるんであれば(演歌歌手の等身大広告みたいな作品もあったぞ)、「そもそも案山子というのはね」的に、いわゆる農業教育の一環として作る小学生たちの作品のほうが、いくらか健全だ。
そして、個人的な希望としては、ぜひぜひ優秀作品は来年のカセ鳥の衣装に採用してほしいんですが、ダメですかやっぱり。