« 「山形のみちの通信簿」を読んでみる | メイン | 日本道路公団の16年度決算と道路別収支状況 »

道路4公団、ハイウェイカードの販売・使用終了へ

ハイウェイカードの販売を9月15日をもって終了します(日本道路公団ほか・プレスリリース)
ハイウェイカードの廃止について(日本道路公団)

来た。いつかは来るだろうと思っていたが、まさか民営化前にケリをつけにくるとは思わなかった。
確認しておくと、
●ハイウェイカード(全券種)の販売は、平成17年9月15日(木)いっぱい(つまり24時)まで
●ハイウェイカード(全券種)の使用は、平成18年3月31日(金)いっぱい(つまり24時)まで
ということ。

しかも当面はETC前払割引への付け替えだけが可能というから恐ろしい。あのね、既にETC前払割引使っている人はハイカなんてそんなにもってないですよ。今ハイカ使っている人はETCなんか持っていないんだから、さくっと現金にしたいに決まってるじゃないですか。と。

ちなみに、そもそも今現在ハイカ利用者ってどのくらいいるのかなと思って聞いてみたところ、県内の高速道路利用台数に占めるハイカ支払いの割合って、10%台の前半だそうです。ETCの利用云々より、やはり現金利用者が多い(30%~40%くらい)とのこと。もっとも、これは県内に限った話ではなく、東北の高速道路全般で似たような傾向だとか。ちなみに、米沢南陽道路に至っては、ハイカ利用者って5%程度だそうです。そりゃ、他にハイカ使わないだろうからなあ。裏面に300円だけ使った履歴が続くんだろうなあ。

さてさて、じゃあハイカを持っている人はどうしたらいいのかと言うと、今の段階では3通りの方法がある。

(1)ETC前払割引の前払金に付け替える
 まず、ETCを持っていない人は、取り付けて諸手続きを踏むこと。ついでに前払割引の手続きも併せて行ったほうが吉なことは言うまでも無い。
 さて、前払割引までやってしまえば、あとは付け替えるだけだが、これが非常に面倒くさい。詳細については、
ハイウェイカードの廃止について(日本道路公団)
ハイウェイカード残額ETC前払割引付替えについて(日本道路公団)
を見てほしいのだが、
 →付替申込書を上のサイトから印刷し、必要事項を埋める
 →申込書と残高が残っているハイカを持って、最寄の料金所事務室(実際にお金の受け渡しをする料金所ブースではなく、建物のほう)へ持っていく
という手順を踏む必要がある。確かにハイカも金券なので、郵送を嫌がるのはなんとなくわかるが、少し面倒くさい。

(2)現金に払い戻しする
 実際に行うのは来年の3月以降(予定)だそうだが、この方法もある。なにやらこちらの方が簡単なような気もするが、以下の点に注意してほしい
・計算の関係で、ETC前払割引に付け替えるよりも金額が減る(ある種やむをえないが)
・結局料金所に持っていく手間は変わらないと思われる
・その際、持っていくものが増えると思う(銀行の口座番号が確認できるものや印鑑など)
このようなことが予想される。というか、払い戻し額算出の式を見る限り、いちばん上は確定的だ。

(3)金券ショップに持ち込む
 何、これも解説しろってか

結局、どう処理するかは皆さんの考えで変わると思うが、どうにも不便な感じはぬぐえない。同じ手間をかけるなら、ETC前払割引に移行するもよし、かたくなにETCを拒んで現金払い戻しもよし。というか、そもそも年度内に全額使ってしまえばいいような気もするけど。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yamagata.s77.xrea.com/mt-tb.cgi/202

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2005年08月15日 12:08に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「「山形のみちの通信簿」を読んでみる」です。

次の投稿は「日本道路公団の16年度決算と道路別収支状況」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type