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山形市など2市2町の合併問題、斎藤知事が「英断」促す

山形など4市町合併問題 推進へ「英断」促す 県知事(河北新報)
市町村合併:山形市周辺「今が英断の時」--斎藤知事答弁 /山形(毎日新聞)

どうも知事はこの関連の問題について空回りしているような気がしてならない。
> 斎藤知事は、平成の大合併により、山形市の人口規模が、
> 県庁所在地として全国42位に下がったことを指摘。
> 「合併して中核市になれば発展の可能性が広がり、
> 隣の仙台市と一緒に東北をリードする役割を担える」と期待感を表明した。

あまり「中核市」について詳しくないのだけど、県の業務をとりあえず市に振りたい、上山などの傾いた市への県の業務を山形市に任せたい、そんな思惑があるような気がしてならない。そもそも合併って「隣の仙台市と一緒に東北をリードする役割を担える」ようになるような魔法のようなシステムなんだろうか。

そして微妙に見え隠れする「他県に遅れるな」的な精神。青森は06年10月に、秋田は97年4月に、福島は郡山といわきが既に中核市に指定されている。盛岡も来年4月目標で動いている。政令指定市仙台を擁する宮城を除けば、東北6県で中核市が存在しないのは山形だけになる。そんなことも影響しているんだじゃないだろうか。隣の芝を見ても、自宅の芝はよくならないと言うのに。

そもそも、全国42位でも身の丈にあってればいいような気がするし、ようは県庁所在地の人口が問題なのではなく都市圏域人口や圏域内の活力が問題なような気がする。そんなに大きくなりたきゃ、そんなに仙台を意識したけりゃ、県都が仙台に合併されればいいんだよ。地図と数字の上だけで中核市や大都市を作ろうとする魂胆にはまことに閉口する。

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2007年06月26日 10:07に投稿されたエントリーのページです。

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