道路機構の給与は1.4倍 国と比べ、国交省調査(共同通信)
独立行政法人の役員の報酬等及び職員の給与の水準(日本高速道路保有・債務返済機構)
これはまた中途半端に書いて混乱させるのが十八番な共同通信らしい記事。
ぶっちゃけ、数字だけ見ると異様な感じはするが、役職構成を見てぶったまげた。こりゃ高くなるわ。85人の職員の構成を1つの部を基準に平均する(つまり単純に部長の人数で割る)とこんな感じになる。
・部長:1人
・課長:1人
・課長代理:2人(2.22人)
・係長:4人(3.56人)
・係員:2人(1.67人)
すげえ、係長がヒラっていう状況があるのか!
役員も無駄に多いし!
とはいえ、こんな給与状況になっている=職員構成になっている状況も理解できないわけではない。そもそも保有機構は、旧六公団が分割民営化(首都高・阪高から出向している人なんているのかな)されてできあがったもので、業務の特殊性を考えても兵隊の人数が多いわけがない。しかも出元の給与水準もそこそこ高いし、そこからさらに肩書きがご立派な人がくるわけだから、そりゃ平均給与も高くなるといういう話。
要は、その分に見合った仕事をしてくれりゃいいんです。意味不明に多い役員を含めてさ。その、「つうかこの人員構成で何やってるの?」まで詰め切れないところに、記者の甘さと保有機構の説明能力の甘さがある気がする。「そもそも高給な構成になる環境なんです」って今どきそんな環境ねえよ。みたいな。
ラスパイレス指数の算出方法(総務省・PDFファイル)