東日本高速、過積載で事故を起こした運輸会社と運転手を刑事告発(Auto Gallery Net)
東北道加須市南篠崎トレーラー事故に係る告発~ 車両制限令違反車両による事故(3月6日発生) ~(NEXCO東日本)
直接、山形の話とは関係ないのだけど、ちょっと「おっ」と思ったのでメモ。
ニュースの流れを整理すると、こんな感じだろうか。
○東北道で過積載の大型トレーラーが中央分離帯を突破
積載物を路上へ散乱させて、東北道を5時間にわたって通行止めに
↓
○そもそも過積載での走行は道路法47条2項違反
↓
○しかも、これまで何度も過積載で注意していたのに・・・
↓
○運転手を道路法102条(47条2項違反者に100万円以下の罰金)で、運転手の所属する会社を道路法105条(法人は、その従業者が102条該当の行為をしたときは、法人にも同じ罰金)で刑事告発
というもの。
あまり詳しく調べてことはないけれど、これまでって過積載による事故であっても、通常通り「現状復旧にかかった金額の請求(原因者負担金制度・道路法58条)」はあっても、刑事事件に発展することは稀だった(というか無かったかも)はず。
これが、法にのっとり刑事告発に至ったということは、一つは道路を管理する会社として、過積載が高速道路の安全な通行に悪影響を与えるということを、すべてのドライバーに今一度思い出してほしいということもあるだろう。そして、いち民間企業として、言うなれば自社の営業活動を法令違反によって妨げられた(東北道を5時間止めたらいくらの損失になるんだろう)ことに対し、厳粛な態度で臨むという姿勢のアピールもあるだろう。
いずれにせよ、ドライバーは安全に走行するために、ルールを守って走らないとね。
ちなみに、NEXCO東日本のHPにある
> 当該車両を計測所へ誘導し、重量や高さ、幅などの諸元の計測や、
> 積荷の確認を行います。
っていうこの計測所。身近なところでは山形道の山形北ICの内側(料金所に入って、本線分岐の手前左側)にあるよね。大きな体重計みたいなものがあって気になっていたのだけど、あれがこの計測所だそうです。