【道路緊急ダイヤル#9910】を12月1日より、開設(国土交通省東北地方整備局・記者発表)
道路の瑕疵、といえば文系のその手の人が国会賠償法の関係で必ずかじる話。そんな小難しい話はさておき、実際に道路を利用するユーザとしても、道路上の危険物や路面や路肩の損傷なんかは、自分のみを脅かしかねない危険なもの。
12月から、道路の通行に支障となる異状を発見した場合、緊急通報できる短縮番号が開設された。
使い方は至って簡単、固定電話も携帯電話も「#9910」を押せばOK(一部を除く)。そのあとは案内の指示に従えば担当部署に直で通報できるというわけ。ここで言う担当部署というのは、たとえば高速道路なら東北の管制センターだし、直轄国道の国道維持事務所とかになる。
これは以外と便利かもしれないね。一つは、直で通報できるので、「危ないな」と気づいてから対応されるまでが早くなるかもしれないこと。例えば路肩にコンクリブロックが落ちていたとして、自分で気づいてもほったらかしていたら、もしかすると次の日にトラックがはねて自分を直撃するかもしれない。もちろん、それは道路管理者がしっかりするべきなんだけど、自分の使う道を自分の電話で安全にできるならそれにこしたことはない。
もう一つは、「誰がいつ瑕疵を指摘した」というのがはっきりするので、管理者の対応いかんによっては、責任が追求できるというところ。これは、国なんかもかなりしっかりしないといけないんじゃないかな。
とはいえこのシステム、県道などの道路および県管理の国道は対象外。その他注意事項もいくつかあるので(ex.交通事故は警察へ、など)、いちどリンク先のチラシを見てみてください。っていうか、チラシをスキャンしたやつを載せるなよ国土交通省。